全日本F3選手権第9戦、第10戦の公式予選が7月8日、鈴鹿サーキットで行われ、#10塚越広大(Honda TEAM無限)が2戦連続でポールポジションを獲得した。
フォーミュラニッポン第4戦の公式予選1回目の終了から15分後、F3第9戦の公式予選が始まった。
前回の鈴鹿ラウンドで初優勝を達成した#2伊沢拓也が走り出しから好調で、開始早々からトップに立った。
2番手に#3ジョニー・リード、3番手には塚越はつけている。
塚越は2回目のアタックで1分58秒197とタイムを縮めてトップに立った。
#36大嶋和也も残り5分のところで3番手に上がってきたが、すぐに#4ロベルト・ストレイトが大嶋を上回る。更に#33石浦宏明も4番手と好調ぶりを見せ付けた。
トップの塚越はその後も区間ベストを更新しながらアタックを続行する。結局西コースでペースを落とし、タイムアップはならなかったが、今季3回目のポールポジションの座は守りきった。
一方、ランキングトップで3連勝中の#1エイドリアン・スーティルは振るわず、8番手に終わった。
10分間のインターバルを経て、第10戦の公式予選が開始された。
塚越は最初のアタックでいきなり57秒台を叩き出して来た。1分57秒600だ。
伊沢も負けじと57秒950で食い下がる。
しかし塚越は57秒474とタイムを縮め、伊沢の追撃を許さない。
結局このタイムがこのセッションのベストとなり、塚越は第9戦に続いてポールポジションを獲得してみせた。
3番手以下は58秒台の僅差で攻防が繰り広げられ、最終的に#14マルコ・アスマーが3番手、大嶋が4番手となった。
スーティルはここでも振るわず、7番手からスタートすることとなった。
F3第9戦の決勝は今日午後4時10分から12周、第10戦は明日午後1時から17周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR