Japanese F3

全日本F3第8戦岡山決勝 スーティル、独走で3連勝!!

060618_sutil_s 岡山国際サーキットで開催されている全日本F3選手権の第8戦決勝は、ポールシッターの#1エイドリアン・スーティル(DHG TOM'S F305)がまたしても圧倒的な速さで後続をぶっちぎって今季4勝目を挙げた。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:5,875人)

スーティルの独走が止まらない。
昨日の雨とはうって変わって、強い日差しの照りつける岡山での第8戦をポールポジションからスタートしたスーティルは、1コーナーにトップで飛び込むと、またしても序盤からハイペースで後続を突き放しにかかる。

060618_asmer_s 2位には予選4番手からオープニングラップでジャンプアップしてきた#14マルコ・アスマーがつけ、懸命にスーティルを追うが、レースを折り返すまでに早くも5秒以上の差をつけられてしまった。
スーティルはレース後半にはアスマーとの間隔を見ながらペースをコントロールする余裕すら見せて25周を独走状態で走りきり、今季4度目の、そしてもてぎラウンドの第6戦から3戦連続の勝利を挙げ、ポイントランキングでも独走状態に入った。

060618_carbone_s 3位にはアスマーのチームメイト、ベテランの#12ファビオ・カルボーンが入り、昨年ここで連勝しているスリーボンドが今年も2つの表彰台を獲得することとなった。
レース終盤には3番手スタートながら出遅れた#10塚越広大と、後方グリッドから順位を上げてきた#2伊沢拓也がカルボーンの背後を脅かすが、最後までカルボーンが3位の座を守りきった。

セカンドグリッドからスタートした#3ジョニー・リードは2番手のまま1コーナーに飛び込むが、ヘアピンでアスマー、カルボーンに相次いで抜かれ、その後には塚越にも先行されて5位に落ちた後、後方から追い上げてきた伊沢と3周目のヘアピンで接触してしまう。
伊沢はすぐにコースに戻ったが、リードはパドック裏のストレートでクルマを止めてレースを終えることとなってしまった。

次戦は7月8-9日。真夏の鈴鹿サーキットでの戦いだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI



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