全日本F3選手権第11戦は5日、オートポリスで決勝が行われポールポジションからスタートした大嶋和也が14周を走り切り優勝した。2位にはロベルト・ストレイト(INING)、3位には伊沢拓也(戸田)が入った。
フォーミュラ・ニッポン2回目の予選で赤旗が提示された関係で、予定より10分遅れの午後3時40分からフォーメーションラップが始まった。天候は曇りのまま。
スタートを制したのはポールポジションの大嶋和也(TOM'S)。2位には伊沢拓也(戸田)をかわしたロベルト・ストレイト(INGING)が上がってきた。3位は伊沢。4位はファビオ・カルボーン(ThreeBond)、5位にジョニー・リード(INGING)、6位にエイドリアンスーティル(TOM'S)。7位にはまたもスタートを失敗した予選4位の塚越広大(無限)がつけている。
大嶋は、徐々に2位との差を広げ始め、2秒あたり離したところで1,2位の差はこう着状態となる。3位の伊沢はトップ2台についてゆくことができず、10周過ぎにはトップから10秒近く離されてしまった。
結局、上位陣の順位はこのままでレースは終了。大嶋は危なげないレース運びで最後は2位を3秒近く離して優勝。2位にはストレイトが、3位にはトップから13秒近く遅れて伊沢拓也が入った。ポイントリーダーのスーティルは6位。大嶋は第2戦以来の優勝となった。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: FMOTOR