全日本F3選手権第6大会(第11戦、第12戦)の予選は第11戦、第12戦とも大嶋和也(TOM'S)がポールポジションを獲得した。
フォーミュラ・ニッポンでの赤旗により予選終了時間が伸びたもののF3予選は予定通り午前11時5分から第11戦が、10分のインターバルを置いて11時30分より第12戦の予選がそれぞれ15分にわたり行われた。
第11戦の予選開始時刻になってもコースインするドライバーは現れない。ようやく開始10分過ぎから各車がコースイン。塚越広大(無限)が1'43.151を出しトップタイムをマーク。しかし、終了直前ここ数戦振るわなかった大嶋和也(TOM'S)が1'42.356と驚異的なタイムを叩き出しトップに躍り出た。その後、伊沢拓也(戸田)が42.842で2位に、3位には43.058でロベルト・ストレイト(INGING)が上がり塚越は4位に落ちた。大嶋のタイムは2位以下を0.5秒近く離すもの。ここ九州に来てようやく本来の実力を発揮してきたようだ。
ポイントリーダーのエイドリアン・スーティル(TOM'S)は6位と振るわなかった。この第11戦の決勝は本日午後3時30分より14周にて行われる。
第11戦に引き続き行われた第12戦の予選も開始直後にコースインするドライバーは無く、終了5分前から予選争いが行われた。11戦の予選と同じくまずは、塚越広大(無限)が1'42.629で予選をリードする。2位には43.158で伊沢拓也(戸田)が、3位にはファビオ・カルボーン(ThreeBond)が付けた。
しかし終了間際ロベルト・ストレイト(INGING)が42.416でトップに立つと、さらにそのタイムを上回ったのはまたしても大嶋和也(TOM'S)だった。今度は僅差ながら1'42.257でストレイトをうっちゃり2戦連続のポールシッターとなった。
2位にはその逆転を許したストレイトが入り、3位には若干タイムアップを果たしたもののトップには届かなかった塚越が入った。
4位はポイントリーダーのエイドリアン・スーティル(TOM'S)。トップ3とのタイム差も僅かで決勝では怖い存在になりそうだ。その第12戦決勝は明日5日、午後12時50分より20周にわたって争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: FMOTOR