D1 GRAND PRIX

D1:第2戦鈴鹿 単走優勝は斎藤太吾! 総合優勝は末永直登! 上野高広は総合4位入賞でランキングトップ!

 5月26日(土)~27日(日)の2日間「2013グランツーリスモD1グランプリ第2戦鈴鹿サーキット」が、快晴の三重県鈴鹿サーキットに2日間合計15,088人の観衆を集めて開催された。

 昨年から審査が1-2コーナーを抜ける区間で行われ、D1GPシリーズ随一の高速進入が見られる大会となり、上位選手は200km/hを超えるスピードから大迫力のドリフトを見せた。

 27日(日)午前中に行われた単走決勝では、前日の予選では調子が上がらなかった斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)が、完璧な走りをみせ1本目、2本目ともに100点*を超える高得点を叩きだし優勝した。

 また午後に行われた追走トーナメントでは、ランキング首位の古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)、ランキング3位の川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)がエンジンブローで早々に敗退。決勝は、この日単走1位の斎藤太吾と単走2位の末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)の対戦となった。1本目先行の斎藤は、末永(直)にアドバンテージを取られ、2本目はやや強引に末永のマシンとの差を詰めようと攻めた走りを見せたが、 末永(直)をプッシュしコースアウトさせてしまう。これにより末永(直)が優勝を飾った。

 尚、ポイントランキングは、追走で準決勝まで勝ち進んだ上野高広(TEAM VERTEX)が トップとなった。

  • 今シリーズの採点方法はDOSSの得点に審判員が加減・減点するため、100点を超えるケースがある。
【5月25日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 高速進入から1コーナースタンド前へ飛び込む鈴鹿のコースレイアウトでは、マシンの振り出し位置の見極めが重要なポイントとなった。振り出しが手前すぎると1コーナーの奥までドリフトが届かず車速が落ちて減点となり、逆に奥すぎるとコース内でドリフトを収めきれずコースアウトで減点となるため、好位置で振り出すことが求められた。

 予選では、この距離感を合わせきれず減点される選手が多かったが、距離感を合わせ、すばやくドリフトの体勢を整えて飛び込み、タイミングよくアクセルを踏んで立ち上がる走りができた選手は高く評価された。

 昨年に続き予選トップ通過をねらっていた唄和也(GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo. & B-west)は98.80をマーク。しかし内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)が、やや奥めで振り出しつつ一気に大きな角度をつけた絶妙の距離感で、唄の得点を1.11上回る99.91をマークし、予選トップ通過を果たした。

【5月26日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝

 単走の走行順は、まず予選通過者から走行し、最後にランキング上位(シード)選手の登場となる。その中で、先頭走者の村山悌啓(激☆村山(仮))は 98.95 の高得点をマークしたが、次に走行した斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)が段違いの進入スピードから距離を合わせて102.77の高得点をマークする。続いて、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)も、高い車速から綺麗にラインをトレースし、102.07という斎藤に迫る得点をマーク。さらに前日の予選をトップ通過した内海もキレのいい振りから走りをまとめて、100点超えをマーク。しかし、その後走行した選手は100点台を取ることができなかった。1本目、2本目とも100点を超える完璧な走りをみせた斎藤が単走優勝を果たした。

 尚、D1シリーズ随一の高速ドリフトでエンジンブローやミッションなどを消耗し、単走敗退者の半数以上が走行不能となったため、マイナー追走戦は行われなかった。

斎藤太吾選手コメント
d1_r02-01.jpg  前日は久々の予選だったので、守りすぎましたが、今日はクルマのセッティングも仕上がって、不安がなくなったので、単走優勝も狙えるくらいの気持ちでいました。単走1本目は、乗っていても決まった手ごたえがあったので、2本目は1本目より振り出しを奥にして、勢いをつけて攻めて走りました。振り出しで姿勢も決まり、距離も合ったので、気持ちいい走りができました。満足です。
【5月26日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)

 ベスト16では、ランキング首位の古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が2本目にエンジンブローで敗退。川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)も織戸学(DRIVE M7 MAX ORIDO RACING)との再戦でエンジンブローが起きてため敗退。ベスト8では上野高広(TEAM VERTEX)と時田雅義(GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R)が再戦2回の接戦を演じたが勝負がつかず、最後は先行時のDOSSの得点の差で上野の勝利が決まった。

 ベスト4に勝ち上がったのは、斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)、上野、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)、内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)。内海以外は大排気量 6 気筒車だ。 まず斎藤と上野が対戦。1本目の先行時に斎藤は229km/hというこの日最高の進入速度を記録する。それによくついていった上野だったが、審査席前でスピンをし、斎藤に大きくアドバンテージがついた。2本目も斎藤はミスなく走り、斎藤が決勝へ進出した。準決勝もう1組の対戦は末永(直)vs 内海。1本目は後追いの内海が2コーナーで離され、末永(直)にアドバンテージ。2本目も後追いの末永(直)はきれいにマシンを合わせ、末永(直)が勝利。決勝へとコマを進めた。

 上野と内海の対戦となった3位決定戦は、内海の同時振り出しからの追走が決まり、内海が勝った。

 決勝は斎藤vs末永(直)。1本目、先行の斎藤は1コーナーに飛び込んでからマシンがふらつき姿勢が安定した走りができず、末永(直)にアドバンテージがついた。2本は後追いとなった斎藤が、やや強引に末永(直)との差を詰めようとしたものの、最後は末永(直)をプッシュし、コースアウトさせてしまう。これにより末永(直)の優勝が決まった。

d1_r02-02.jpg

末永直登選手コメント
d1_r02-03.jpg  前回の舞洲大会からマシンに乗る機会がほとんどなかったのですが、 マイカーで、鈴鹿に近いコースであるエビスの西コースで練習をしたり、DVDで昨年の熊久保選手の走りを何度もみてイメージづくりをしてきたので、それが当たったかなと思います。本番では、チームが一生懸命、無線で的確なアドバイスをくれたので、自分はアドバイス通りに最後まで集中力を切らさず、ミスをしないようにこだわって走りました。
株式会社D1コーポレーション
PRESS INFORMATON


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