スーパー耐久シリーズ2004 第7戦 「SUGOスーパー耐久レース」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■開催月日:2004年10月2-3日 ■開催場所:スポーツランドSUGO ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ 2台のインプレッサ、荒れたレースで 総合トップを走るパフォーマンスを見せる! しかしタイトル奪回はならず スーパー耐久シリーズ第7戦が、10月2~3日スポーツランドSUGOで開催され、2台の インプレッサが総合トップを快走するパフォーマンスを見せ、吉田寿博/清水和夫 組の#2FUJITSUBO IMPREZAがクラス3位、また小泉和寛/菊地靖組の#86 hpi・racing IMPREZAはクラス4位でゴールした。しかし残念ながらタイトルの奪回はならなかっ た。 予選日の2日は朝から秋晴れながら、気温は午前中に30℃近くまで達した。 決勝のグリッドを決めるグリッド予選。15時40分から20分間の全クラスが走行でき る混走枠で、2台のインプレッサはタイムアタックを行った。#86インプレッサの菊 地は1分31秒698でクラス2位/総合11位、#2インプレッサの吉田はクラス4位/総合17 位となった。クラスポールは#11ランサーで総合5位だった。 3日決勝日の朝は完全ウェットコンディションで、これは終日続くことになった。 13時32分、セーフティカー(SC)が先導したままレースはスタート、5周終了でSCが 離れると本格的なレースがスタートした。 ところがバックストレートで、クラス3位の#26ランサーがコースアウトしてリタイ ア。これらの車両を排除するためにSCランとなった。 10周終了でリスタートとなると#86インプレッサの菊地が1コーナーやヘアピンで#11 ランサーに並びかけスタンドを沸かす。しかし逆転までには至らない。いっぽう#2 インプレッサの吉田は、雨にもたつくフェアレディZを次々にかわし13周目では総 合7位に浮上して、クラストップ争いに加わろうとしていった。#86インプレッサの 菊地は21周目に#1 1ランサーをついに捕らえて逆転、クラストップに躍り出た。 レースのキーとなったのは、折り返し点近い48周目に導入された3回目のSCラン。 ここで総合トップのポルシェや#11ランサーがピットインして、#86インプレッサが 総合トップ、さらに#2インプレッサも総合2位となった。 52周終了でリスタートが切られると、2台のインプレッサはタンデム走行で総合1-2 を走行し、スバルファンを歓喜させた。56周で#86インプレッサがピットイン。こ れで#2インプレッサの吉田が総合トップに。 吉田は#11ランサーとの差を25秒から38秒まで広げたが、その後は逆に27秒差まで 縮められ71周でピットイン。ドライバーを交代してコースへ復帰したが、既に#11 ランサーは48秒前を走行していた。 後半、雨は多少弱くなりコース上の水の量も少なくなった。このためタイヤを交換 していないインプレッサは不利な状況になり、#86インプレッサは92周目に4位にド ロップ。さらに#2インプレッサも終盤104周目で3位となり、そのままの順位でチェッ カー。クラス優勝した#11ランサーが最終戦を待たずにチャンピオンを獲得するこ とになった。 残念ながら王座奪回ならなかった#2インプレッサだが、シリーズ2位の#20ランサー がエンジントラブルで8位に沈んだこともあり、これでシリーズランキング2位となっ た。 ■決勝結果:クラス2 Pos. No. Driver Car Name Laps 1 #11 中谷明彦/木下隆之 アドバンテージFromA MR 107 2 #6 冨桝朋広/関 豊 ファルケン☆ランサーMR 106 3 #2 吉田寿博/清水和夫 FUJITSUBO IMPREZA 106 4 #86 小泉和寛/菊地 靖 hpi・racing IMPREZA 106 5 #16 川口正敬/井田雅彦 ディクセルADVANランサー 103 6 #30 関根基司/川島 修 RSオガワADVANランサー 103 7 #12 竹島徹/脇田一樹/島田和樹 Qs'インテークMプロエボVIII 99 8 #20 小川日出生/福山英朗/砂子塾長 RSオガワADVANランサー 82 ◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。 [スバルモータースポーツマガジン]