全日本GT選手権

JGTC 第1戦 GT選手権inTI 決勝 優勝記者会見

GT500クラス優勝 ザナヴィニスモZ

本山 哲
 「めちゃくちゃ嬉しいです。2位かなと思ってたので、あの状況から激変するなんて信じられない気分です。レース序盤は混乱した状況でペナルティをもらいましたけど、クルマの調子がすごくよかったし、走る限りはあきらめない気持ちを持ってたのがこの結果になったと思います。ペナルティのときはショックを受けましたけど、序盤ですしレースは長いのであきらめなければ2、3ポイントでも多く獲得できると思っていました。今年、シーズンオフからNISMOに速い新しいZを作ってもらえてテストも順調にきてますし、去年できなかった開幕戦優勝をまず第一の目標としてきたんでそれが達成できたことは本当に嬉しいです。相棒がリチャードに代わって2人のコンビネーションが強力だというのが証明でき、リチャードに感謝しています。去年もこういう形でスタートしたかったんですけどね。今シーズンは、去年の経験を生かしながら組み立てていくと同時にとにくかく二人で常に速く走って細かい作戦を立てずに思いっきり行きたいと思います」

リチャード・ライアン
 「39号車のペナルティを無線で聞いたときは、果たして本当なのか確信できなくて、とくかく気を抜かないように、油断しないように、実際どうなるかは最後にならないとわからないので、とりあえずプッシュしようと思って走っていました。今週はクルマに乗ったらすごく速かったし、最初から自信が持てました。本山選手も速い選手で2人とも速いペースで走ることができます。自分のスティントになってからは最初は無理してタイヤに負担をかけないように心がけたんですけど、終盤に向けてプッシュしていってこのペースで行けば残り数周では39号車に追いつけると思いました。今年本山選手と一緒に走ることがわかった時点から今年のチームはすごく強いと思っていましたし、新しいZも最初に乗ったときから速かったので、この2人とこのクルマがあれば常にトップ4に絡めると思っていました。今日の勝利でチャンピオンへの目標を掲げることができると思います。次戦の菅生ですが、去年本山選手はウエイトを積んでとても速かったし、今年のクルマは去年よりいいということがわかっているので、日本一のドライバーと一緒に乗ってるわけですから、どういう状況であっても表彰台を狙えると思っています」

GT300クラス優勝 JIM Gainer アドバンF360

田中 哲也
 「今年は2台体制になったんですけどこの状態までもってきてくれたチームオーナーの田中さんに感謝しています。スタッフも新しくなって水曜日からみんな集まって顔合わせしたんですけど、この勝利でみんなの努力が報われました。スタート時、300の前のほうはみんなスリックでしたね。あの状況でスリックというのは楽ではなかったですが、回りも同じ状況ですからその中で頑張って前にいければ固めのタイヤを選んでる我々は、その後ライフ的には有利になると思ってました。あそこが頑張りどころでしたね。ガライヤ、Zと三つ巴の争いでしたが、争うよりも間隔を空けてハイペースを保ち、後半勝負をしようと思っていました。後ろのガライヤもそう思ってたみたいです。レース終盤、余郷選手を待ってたときは去年いろんなことがあったので最後の一周まで安心できませんでした。余郷さんは去年の開幕戦も勝っていますし、いつも安定して走っているので感謝したいです。実はぼくたちのクルマは去年から重いんです。次のレースまでに軽量化できるので、次のレースで積むウエイトに対して今回とほぼ同じ車重になるんです。なので次回も今回と同じパフォーマンスが見せられると思います。この点有利ですので、今年は何も考えずにがんがん行こうと思います。今年から2台体制になって、11号車はトラブルが多かったんですが、その中でも10号車のセッティングとか参考にできるので2台になって3倍くらい有利になった感じですね。燃費が悪いですし、300にはM-TECさんもいますのでそんなに簡単にはいかないと思いますが」

余郷 敦
 「チームが変わって、オーナー、監督、関係者のみなさんにこういう勝てるチーム体制、マシンを与えてくださって感謝します。オーナーのほうから開幕は絶対に勝てという話も出ていました。イッパツの速さだと予選ではそれなりになっていますが、コンスタントラップとか満タンのフィーリングがすごくいいんです。このチームは初めてですが、去年の話とか聞いてるとあちこち改善して今年のマシンも去年のフィードバックをかけてすごくよくなっているので、速くなる要素はいっぱいもってると思います。燃費の問題があってピットで稼がないといけないので、リアだけ交換してフロントをかばいながら走っていたんですが、最後のほうはアンダーがきつくなってタイヤをいたわりながら走るという部分に気をつかました。次回も田中選手に10秒くらい差をつけて帰ってきてもらって、ぼくが後ろを見て走れるようになればいいなと思います。今年は勝てるだけ勝ちたいですね」



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