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アライヘルメット、4輪ヘルメット新製品発表・展示会開催

GPV-R RO 8859(4輪ツーリングカー用) SKV-R RO 8878(カート専用)

 5月30日、31日にGPR全日本カート選手権が鈴鹿サーキット南コースで開催され、その初日ブリーフィングルームで、まさに満を持してGP-6S、SK-6シリーズの後継モデルGPV-R RO 8859(4輪ツーリングカー用、以下GPV-R)とSKV-R RO 8878(カート専用、以下、SKV-R)が公式の場に姿を現した。

 GP-6シリーズが2011年1月に発売され、2016年にスネルSA2015とFIA8859規格に対応したモデルとして8859にアップデートされて、実に15年もの長きにわたってこのシリーズは販売され続けてきた。それは同時に信頼の証でもあったわけだ。

 その後継GPV-RとSKV-Rの特長は端的に言えば安全性と快適性のさらなる向上である。写真を見ればすぐ気づくが、厳しい規格の用件を満たしながら衝撃を「かわす性能」の卵型の帽体をさらに進化させ、シールドの左右端がこれまでのものとは逆向きのアールとなっていて、下方にシールド取り付け用ネジ穴部分を設定した、アライの特許であるVASシールドシステムを四輪でも採用し、これまでよりも最上部が25㎜も下がり、帽体とシールドのフラッシュサーフェス化による衝撃を「かわす性能」も大きく向上している。そして、開口部は8mm下方にまで拡張され、視界領域が広がるとともにコクピットでの計器類の視認性も向上している。

 さらに顕著な変更点はシールドのロック方式である。万一の救護の際に左右どちらからでもアクセスできるように開発されたセンターロック方式はGPV-Rロックシステムといい、強い衝撃を受けてもロック状態は維持されつつ、解除は片手で簡単に行えるようになっている。

 また、内装が抗菌消臭効果のある生地で微調整可能なシステムパッドになり、調整の他洗濯、交換が容易で通気性も向上している。これは思った以上に大切で、会場に同席したアライのアンバサダー山本尚貴選手や、松田次生選手、佐藤蓮選手も口を揃えて高評価を述べていた。

 もうひとつ、シールドを上げると両方の頬部分に新たに「Arai」のロゴが追加されるようになった。小さな部分で性能とは関係ないが、アライの新たな主張として大きな注目点だ。後継モデルというもののほぼオールニューモデルと言っていいだろう。

 最後に価格はGPV-Rが¥98,000(税込¥107,800)、SKV-Rは¥67,000(税込¥73,700)」となっている。

 余談であるが、本当に久しぶりにアライのサービスバスを見てバイクレース撮影が出発点であった者として懐かしさより安心感が戻ってきたことを付け加えておく。

西コースパドックの展示・サービステント

発表会場の様子

発表会で説明する執行役員の阿部氏

両頬端のパッドに追加されたAraiロゴ

ロックシステムの開発を担当した開発部の魚谷氏

新型ヘルメットを手にする、松田次生、山本尚貴、佐藤蓮選手

翌日のレースで新型を着用する松田選手

翌日のレースで新型を着用する佐藤選手

Text: Atsushi BESSHO
Photo: Atsushi BESSHO
Arai Helmet, Ltd.
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Forumula Beat

第5戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・酒井翔太「思い通りのレース展開で進んでくれた」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージ FG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「スタートは難なくクリアして、ちょっと危なかったのですが、でもしっかり1周目から守り切ることができました。その後も自分のペースちゃんと走れていたので、金井選手を離せたかな、という印象です。(描いた通りのレース?)そうですね、思い通りのレース展開で進んでくれたので、よかったなと思います」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「順位としては2位だったのですが、クルマも大幅な変更をして『こちらの方がいいかな』というデータ取りはできたので、次につながるような、いいレースにはなったと思います」

3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)

決勝3位のKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

 「村上君とバトルできるぞと楽しみにしていたのですが。後ろ見たらいなくなっていたので(苦笑)。体力と相談しながらペースを落として、恥ずかしながら3位狙いで走りました。(体力は持った?)ラップタイムを1秒落とすと身体が楽ですね」

4位 村上太晟(ファーストガレージ FG108)

決勝4位の村上太晟(ファーストガレージ FG108)

 「スタートはエンストしてしまいました。前回のスタートでタイヤひっかき過ぎたので、それを修正しようとして、今度は(回転を)落としすぎてしまって。結局スタートと同じ順位に戻ってこられました。今まで以上にプッシュして走れたので、よかったです。(先輩のKAMIKAZEがバトルしたかったようだが?)そこまでは届かなくて、最近ミスが多いので、そこは直したいです」」

5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)ジェントルマンクラス優勝

決勝5位、ジェントルマンクラス優勝の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「クラス1位なので、よかったです。村上君がエンストしてしまって、後ろから来たのですが、トップ(酒井)が来たのかと思って譲ったら村上君で(苦笑)失敗しました。同じようなカラーリングなので判らなかったです。でも楽しめました」

6位 富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)

決勝6位、ジェントルマンクラス2位の富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)

 「今日は2回ともスタートを失敗してしまいました。伊澤さんが奥様と田村さんとクルマを仕上げてくれて、決勝のグリッドに立てて、2回とも完走できたので、よかったなと思います。僕はお金がないドライバーなのですが、幸いなことによい影響を与えてくれているのではないかと思います。今日は(仲間が)いっぱい見に来てくれたので、完走できてよかったです」

7位 大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

決勝7位の大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

 「(第2コーナーでのスピンは?)アウトから長嶋さんに被せていって、芝に入ってしまって、そのまま回りました(苦笑)。そこからエンジンかかって再スタートできたのでよかったです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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Forumula Beat

第5戦筑波決勝 酒井翔太に敵なし、ポール・ツー・ウインの完勝

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2026年Formula Beat(F-Beat)地方選手権シリーズ第5戦決勝が5月31日(日)に筑波サーキットで開催され、ポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がスタートでトップに立つとそのまま2位以下を引き離して序盤から快走、18周で2位の金井亮忠(チームNATS 正義 001)に4.316秒の差をつけて優勝した。

 第5戦決勝は予定より20分遅れて午後2時17分フォーメーションラップ開始。すっかり初夏の気候の筑波サーキットは気温31.6度、路面温度54.1度となっている。パドックで聞いたところではタイヤに高負荷がかかる高速コーナーが少ない筑波ではタイヤの負担はそれほどではなく、むしろドライバーにとって厳しいだろうとのこと。

 今回の大会は2レースなので、タイヤが1台あたり2セット使用可能となっている。第4戦では全車が予選で使用したタイヤを使っていたが、第5戦では選択が分かれた。新品タイヤを投入したのが、酒井、大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)、富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)の3台。第4戦を走ったユーズドタイヤを継続利用するのが中村祥貴(ファーストガレージ FG108)、KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)、村上太晟(ファーストガレージ FG108)、長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)の4台。そして金井は事前に皮むきしておいた新品タイヤを履いている。タイヤの持ちを考えれば継続使用でもライフの問題はなく、スタート直後はウォームアップが早いので有利。しかし後半になってもタレが少ないのは新品タイヤの方。そうした意味ではスクラブ済みの金井の新品タイヤが一番有利そうだというパドックの声。一方新品タイヤでも酒井はインラップやフォーメーションラップで十分ウォームアップできるだろうとの意見も。

 なお第4戦7位フィニッシュだった松本隆行(SHOUEI☆ミスト)は第5戦欠場とのことで8台がグリッドに並んでレーススタート。

オープニングラップの先頭集団

 第4戦ではスタートに失敗して金井の後塵を拝した酒井だが、今回はきれいにスタート。イン側からホールショットを奪う。2位金井、3位KAMIKIAZEと続くが4番グリッドの村上はエンジンストールして大きく出遅れる。全車が出た後に押し掛けで村上は動き出し当然ながら最後尾からレーススタート。第1コーナーでは6番手スタートの大蔦がアウトから5番手長嶋に襲い掛かるがここは長嶋がポジションを守る。

 オープニングラップを終えてトップ酒井は2位金井に0.987秒の差。3位KAMIKAZEはそこから2.877秒差と早くも酒井と金井の一騎打ちの状態に。4位長嶋、5位大蔦と、6位富澤。最下位に落ちた村上はトップから27秒のビハインド。

 3周目に酒井は早くも金井に2.275秒の差。第4戦と同じくこの2台のペースが飛びぬけており、3位KAMIKAZEはそこから7秒以上遅れている。見どころはスタートを大失敗した村上のリカバリで、3周目に早くも中村を捉えて7位に挽回。ラップタイムも56秒台とトップ2台に続くペース。

 酒井は5周目に53秒817と今回のファステストラップを出すとややペースを抑えるが、それでも金井との差はじわじわひろがり6周目に3.691秒まで拡大。

長嶋重登と大蔦健太の争い

 後方では順位が動かない中で、長嶋と大蔦の4位争いが勃発。6周目に0.278秒差となると勢いは明らかに大蔦が上で7周目に突入。第1コーナーで大蔦がオーバーテイクを仕掛けて前に出るがスピン。大蔦によるとアウト側の芝に乗ってグリップを失ったとのこと。第2コーナーの真ん中で止まってしまうが、幸いすぐに再スタートを切ってレースに復帰する。後続の富澤、村上がその脇を通過していき、大蔦7位にドロップ。村上はこの周に富澤を仕留めて5位まで進出。

 後方の混乱をよそに酒井は4.872秒までリードを拡大して独走状態。トップスピードも時速201キロと群を抜いている。第4戦では酒井と同様時速200キロが出ていた金井は時速197キロ台、セッティングを変えてきたか?

 レースは後半戦に入り、酒井はややペースを抑えたか10周目に5.156秒差まで金井を離すと、11周目、12周目と5秒台で間合いをキープ。後続も動きがない膠着状態の中、台風の目はやはり村上で、5位に上がると10秒以上あった4位長嶋とのギャップを12周目に4.007秒まで削り取る。ラップタイムも55秒台で長嶋より1.8秒速く14周目には1.412秒差まで迫る。

 15周目、トップ酒井と2位金井は5.576秒の差。3位KAMIKAZEはそこから30秒以上離されている。そしてこの周に村上は長嶋も捉えて4位までポジションをを戻す。

 酒井は僅かにペースを落としてファイナルラップに入る。もはや彼を脅かす者はなくそのままフィニッシュラインを通過。ポール・ツー・ウインの完勝を飾った。2位4.316秒差で金井、3位KAMIKAZEは44秒差、4位村上57秒差とここまでが同一周回で、5位長嶋、6位富澤、7位大蔦が1周遅れ、8位中村2周遅れで完走した。

 ポディウムに戻ってヘルメットを脱いだ酒井はレースを走り切ったとは思えないような落ち着いた表情で表彰台に上がる。最近のサーキットでは珍しくスパークリングファイトがアルコール飲料で行われるため、未成年の彼は勝利の美酒を味わうことはできず苦笑いで振りまいた。

 F-Beat第6戦/第7戦は7月18日/19日にスポーツランドSUGOで行われる。全15戦で行われる2026年シースンはまだ序盤戦ともいえる。

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位はKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

決勝4位は村上太晟(ファーストガレージ FG108)

決勝5位、ジェントルマンクラス優勝はは長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

決勝6位は富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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Forumula Beat

第5戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第2戦 -RIJ- (2026/05/31) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 Formula Beat Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1816'23.780--
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1816'28.096 4.316 4.316
39KAMIKAZEファーストガレージRD04W
SYNERGY RD04W
1817'08.56944.78940.473
448村上 太晟ファーストガレージ FG108
FG108
1817'21.27557.49512.706
563G1長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1716'27.6811Lap 1Lap
636G2富澤 もぐら柏南同窓会公認車ハンマーR疾風
疾風
1716'48.6781Lap 20.997
731大蔦 健太MYST☆ダイヤ設備
MYST KK-ZS
1717'00.3181Lap 11.640
83G3中村 祥貴ファーストガレージFG108
FG108
1616'44.9462Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
-76GG-松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 53.817 (5/18) 136.515 km/h
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Forumula Beat

第4戦筑波決勝ドライバーコメント 3位・KAMIKAZE「次は体力との勝負だと思います」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージ FG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「スタートで2速がはじかれてしまって、立ち上がれなかったのですが。でも金井さんはスタートの出足早かったので(2速に)入っていても抜かれていたかもという印象でした。筑波は前に出られたら抜けるところが少ないので、なんとか一発で抜けるところを探して、第2コーナーでうまく合わせられたので。そこはよかったと思います。前に出てからはペースがあったですし、次のレースも同じような展開になる感じなので、しっかりスタート決めて押さえて、自分のペースで走れればと思っています」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「スタートはうまく決まって前に出られたのですが、なかなかペースも上がらず、でした。このタイム差で18周ブロックし続けるのはきついかな、というところですかね。いろいろセット変更したのがあまりいい方向に行かなかったので、それも踏まえて、もう1レースあるので、アジャストしたいと思っています」

3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)

決勝3位のKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

 「(村上が迫っていたが?)岡山もあんな感じで、もっと後ろに(迫って)来ていたのですが、ここは僕のホームコースでもあって、昨日も一昨日も練習していて。村上君は今日ぶっつけ本番できているので、その差の分だと思います。体力的には不安でしたよ。10周目まではよかったのですが『残りL8』と(サインが)出ているのを見て『まだ8周もあるのか』と(笑)。次のレースもあるので体力を温存していました。次は体力との勝負だと思います(苦笑)」

4位 村上太晟(ファーストガレージ FG108)

決勝4位の村上太晟(ファーストガレージ FG108)

 「温度が高ったのかリヤが流れている感じで、タイムが出しづらい状況でした。リヤが暴れているので最終コーナーとかカウンター当てながら曲がっている感じでした。リヤをうまくコントロールできずに、滑らすとタイヤがいたむので、それを抑えられなくて(前と)差が開いていった感じです」

5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)ジェントルマンクラストップ

決勝5位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「順当に行きまししたね、前は見えなかったです(苦笑)。31号車若い子なので、抑えられてよかったです。ずっと(後ろに)見えていました。いつ来るかなと思って、楽しかったです。次も行けそうな気がします」」

6位 大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

決勝6位の大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

 「スタートを完全にミスしました。その後はがんばったのですが、長嶋さんに追いつけそうで追いつけなかったので、次はがんばって抜きます」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE
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Forumula Beat

第4戦筑波決勝 酒井翔太がスタートミスから挽回で優勝

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2026年Formula Beat(F-Beat)地方選手権シリーズ第4戦決勝が5月31日(日)に筑波サーキットで開催され、ポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がスタートで金井亮忠(チームNATS 正義 001)の先行を許すも3周目にトップを奪い返すと、そこから一気に引き離して4.521秒の差で優勝した。

 筑波サーキットで6年ぶり開催の決勝は午前10時55分にフォーメーションラップ開始。晴天に恵まれたコースは温度がぐんぐん上がり、既に気温28.9度、路面温度45.8度と厳しいコンデション。2レース行われる本大会では2セットのタイヤが使えるが、全車予選で使ったユーズドタイヤを投入している。予選でクラッシュした富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)はノーズとフロントイウングを交換しただけで修復が完了、7番グリッドにつけると18周の決勝がスタートした。

決勝がスタートした

 ポールシッター酒井の蹴り出しがやや弱く、ホールショットを決めたのはフロントロウ2番手スタートの金井で、第1コーナーへの加速で酒井の前に出るとトップでターンイン。3番グリッドKAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)、4番手村上太晟(ファーストガレージ FG108)とグリッド順にレース開始。後方では8番手スタートの松本隆行(SHOUEI☆ミスト)が加速で富澤の前に出ると、第1コーナーアウト側から6番手大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)に仕掛けて前に出る。しかし大蔦は最終コーナーでアウトから松本に並びかけてサイド・バイ・サイドでコーナリング、コントロールライン上では0.000秒差、そこから前に出て6位のポジションを奪い返す。

 トップに立った金井に対して酒井はプレッシャーをかけるが金井も動じず、オープニングラップで0.307秒の差。2周目も酒井は金井のテールに張り付いてチャンスを伺うが、金井もスキを見せない。3位KAMIKAZEはこの2台からすでに3秒以上離されて、後方0.363秒差に村上が迫っている。

 0.296秒差で入った3周目、酒井は満を侍したかのようにテール・ツー・ノーズで金井を追うと、第1ヘアピンのブレーキングでアウトから仕掛けて大外刈りでオーバーテイク。トップの座を奪い返すと一気に差をひろげていく。3周目を終えると早くも0.747秒の差。

 4周目に酒井はセクター1で全体ベストを出すと2位金井との差を拡大。金井もセクター2で全体ベストを粘っているが、その差は0.869秒にひろがる。酒井は5周目もセクター1、2、3と全体ベストを刻むと54秒000とここまでの最速ラップで金井との差は1.198秒。後方で接戦なのはKAMIKAZEと村上の3位争いが0.594秒差、GGクラス松本とGクラス富澤の7位争いが0.461秒差だ。

 酒井は7周目に53秒889、8周目に53秒861と最速ラップを更新し続けて金井を2.310秒差に突き放す。この2台のペースが群を抜いており、3位KAMIKAZEは金井から9.308秒の差、以下村上~長嶋~大蔦~松本~富澤~中村祥貴(ファーストガレージ FG108)と続く。

 レースは折り返しの9周目。酒井は早くもバックマーカーに追いつき中村をラップ遅れにする。そのため僅かにタイムをロスして金井が1.927秒差とマージンを削り取るが、続く10周目に酒井は53秒792とこの日のファステストラップをマークして、再び金井を2.537秒後方へと追いやる。

 ここからは酒井が金井との差をじわじわと拡大。12周目3.842秒、14周目4.905秒と危なげないレース運びを見せる。3位以下ははるか後方、3位KAMIKAZEでも酒井からは21秒以上離されていて、レースは淡々と進んでいく。

 酒井は13周目以降53秒台のペースを維持して金井に6.442秒の差をつけてファイナルラップへ。最後はさすがに3秒ちかくペースを落として余裕のチェカードフラッグ、優勝した。

 2位金井、スタートで魅せたが最速ラップ54秒台で酒井に差をつけられた。以下3位KAMIKAZE、4位村上、5位長嶋はGクラスのトップ。6位大蔦、7位唯一のGGクラス松本、8位富澤はGクラス2番手、最後尾9位の中村がGクラス3番手という結果に。

 F-Beat第5戦決勝はこの後午後1時55分開始予定。トップに立ってからは他を圧倒した酒井が連勝するか、短いインターバルの間に金井が学生たちと共に逆転の目を見つけるかどうか。

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位はKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

決勝4位は村上太晟(ファーストガレージ FG108)

決勝5位、ジェントルマンクラス優勝は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

決勝6位は大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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Forumula Beat

第4戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第2戦 -RIJ- (2026/05/31) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 Formula Beat Round 4 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1816'22.279--
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1816'26.800 4.521 4.521
39KAMIKAZEファーストガレージRD04W
SYNERGY RD04W
1816'50.81828.53924.018
448村上 太晟ファーストガレージ FG108
FG108
1816'52.34630.067 1.528
563G1長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1817'17.76155.48225.415
631大蔦 健太MYST☆ダイヤ設備
MYST KK-ZS
1716'23.3621Lap 1Lap
776GG1松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1717'05.8001Lap 42.438
836G2富澤 もぐら柏南同窓会公認車ハンマーR疾風
疾風
1717'05.9591Lap 0.159
93G3中村 祥貴ファーストガレージFG108
FG108
1717'17.2201Lap 11.261
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 53.792 (10/18) 136.860 km/h
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Forumula Beat

第4戦、第5戦筑波公式予選ドライバーコメント 第4戦、第5戦5位・長嶋重登「あと数周ほしかったですね」

第4戦/第5戦ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ FG108)

第4戦、第5戦ともポールポジションの酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「もうちょっと行ける感じはあったのですが、シフトがたまに落ちなことがあったので、そこは決勝までに原因見つけられればなと思っています。金井さんは序盤アタックしていなかったのかもしれないですが、そんなにペースが上がっていなかったので。でも決勝では近いだろうなと思うので、しっかりミスなく走れたらなと思います」

第4戦/第5戦2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

第4戦、第5戦とも予選2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「タイムを見られなかったので、どのくらい酒井君と差があるかはわかっていなかったです。順位だけは見られて、ずっと2番だったので、とにかく頑張りました(笑)。ちょっと届かなかったですね。昨日(トラブルで)走れなかったのが大きくて、セットアップを詰め切れていないので、レースではセットの変更もして、もって(前に)迫れるようにしたいと思います」

第4戦/第5戦3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)

第4戦、第5戦とも予選3位のKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

 「昨年までジェントルマンクラスにいて、今年はチャンピオンクラスなので、若手と一緒に戦わなくてはいけないので。筑波サーキットで1秒以上の差がついているので、もう少し練習を重ねてついて行けるように。F-Beatでは54秒台で走れたのが今回初めてなので、もう少し上があるなと感じです。ドライバーとクルマを鍛えていけば、53秒台に入るのではないかな、と思っています」

第4戦/第5戦4位 村上太晟(ファーストガレージ FG108)

第4戦、第5戦とも予選4位の村上太晟(ファーストガレージ FG108)

 「クルマが第1コーナーでものすごくアンダー(ステア)で、それにアジャストしようと作業したりしたのですが、そこに時間を費やしてしまって、タイムが上がらなかったです。セッティングは理想に近づいてきているのですが、まだ1コーナーが気になります」

第4戦/第5戦5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)ジェントルマンクラストップ

第4戦、第5戦とも予選5位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「あと数周ほしかったですね。昨日の練習ではもうちょっと速かったから。筑波をフォーミュラで走るのは初めてで、ポルシェとかで走っていますが、全然違うので。でも筑波は走り慣れているので、面白いです。レースでは1台くらいは上を喰いたいですね」

第4戦/第5戦6位 大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

第4戦、第5戦とも予選6位の大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

 「上とは僅差ですね。長嶋さんとコンマ2、3くらいなので。決勝ではスタートでがんばります。ふだんハコでは筑波を走っていますが、フォーミュラだと初めてなので、この金土日と調整している感じです。(筑波を)走り慣れているので、うまくやれたかなと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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Forumula Beat

第4戦、第5戦筑波公式予選 酒井翔太が2戦ともにポールポジションを獲得

第4戦、第5戦ともポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2026年Formula Beat(F-Beat)地方選手権シリーズ第4戦/第5戦公式予選が5月31日(日)に筑波サーキットで開催され、ベストタイムによる第4戦、セカンドベストによる第5戦それぞれのポールポジションを酒井翔太(ファーストガレージ FG108)が獲得した。

 前回筑波でこのクラスのレースがあったのは2020年、まだJAF-F4と呼ばれていた時代で実に6年ぶり。F-Beatとしては初開催ということになる。今回のエントリーは9台、その中で4人が筑波の経験者で、KAMIKAZE(ファーストガレージ Rd04W)、富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)、松本隆行(SHOUEI☆ミスト)が2020年。金井亮忠(チームNATS 正義 001)が2019年に出場していた。一方2009年生まれの村上太晟(ファーストガレージ FG108)は当時小学生だ。

 予選は午前8時20分コースオープン。気温24.7度、路面温度32.1度のドライコンディションだ。金井を先頭に20分間の予選がスタート。

 まずは計測3周目に酒井が54秒350のトップタイム。2番手金井56秒981、3番手村上太晟(ファーストガレージ FG108)57秒295と酒井が一人突出したタイムを出すと、続く周回では53秒866とトップタイムを削り取る。ちなみに2019年の予選では55秒がポールポジション争いのタイム。そしてこのカテゴリーが「F4」と呼ばれていた頃のコースレコードが2006年の54秒397秒だ。今回は前日の練習走行でトップグループが54秒台で周回しており、ニュータイヤを投入する予選でトップは53秒台に入るだろうという声が聞かれていた。2番手金井55秒870、3番手にはKAMIKAZEの56秒331、4番手57秒295の村上太晟(ファーストガレージ FG108)、5番手は富澤57秒495、6番手長嶋重登(ミスト☆T.U.CGROUP)57秒703。長嶋のマシンはメタリックの車体に「快獣ブースカ」の絵柄が名物だ。

 6分経過、金井は自己ベストを55秒212まで短縮するが酒井とは1.346秒の大差がある。その酒井はここでピットイン、タイヤの内圧調整だったとのこと。3番手KAMIKAZEが55秒460をマークした直後に赤旗が提示。富澤が第1ヘアピンで単独クラッシュ。モニターを見ると1ヘアに向かってブレーキングを行うところでタイヤがロックアップ、ターンインできずにアウト側のスポンジバリアにまっすぐ刺さってしまった。富澤のマシンはフロントウイングが大きく曲がってしまっているが、スポンジバリアから引き出されると自走でパドックに戻った。チームによると減速時のシフトロックによるもので、ドライバーはいたって元気だそうだ。

 残り時間10分から予選再開。この時点でトップ酒井、2番手金井、3番手KAMIKAZE、4番手村上、5番手富澤はクラッシュしたものの、ジェントルマンクラス(Gクラス)のトップ、6番手Gクラス2位の長嶋、7番手グランドジェントルマンクラス(GGクラス)トップの松本隆行(SHOUEI☆ミスト)、8番手大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)、9番手Gクラス3位の中村祥貴(ファーストガレージ FG108)の順。

 まずは残り時間8分に金井が54秒636と自己ベスト更新、酒井とは0.770秒差とするが、酒井はセクター1、3と全体ベストを出して53秒663とトップタイムを押し上げると、残り時間7分に金井が54秒404と再び酒井と0.741秒の差。後続でポジションを上げたのが大蔦で58秒771の7番手、さらに長嶋が57秒096とクラッシュ前の富澤を上回り5番手へ。

 残り6分、酒井はセクター1、2と再び全体ベストを出して53秒518。金井も53秒台に入れて53秒999、酒井と0.481秒差。KAMIKAZEに続く村上も56秒093まで自己ベストを短縮するが4番手変わらず。大蔦57秒264で6番手へ進出すると続く周回で56秒823と長嶋を上回り5番手へ。

 残り4分20秒、金井は53秒998と0.001秒を削り取ると、続いてセクター1、2、3で自己ベストを出して53秒758。酒井と0.240秒差。いつも予選では後半にペースが上がってくる金井なので、どこまで酒井に迫れるか。KAMIKAZEは55秒123、村上55秒709とそれぞれ自己ベストを更新するが3~4番手変わらず。

 残り2分40秒、金井はふたたびセクター1で自己ベストを出すと53秒616、ついに酒井と0.098秒差まで接近。金井のマシンは前日のフリー走行でミッショントラブルに見舞われて、学生たちと深夜までミッション交換作業を行ったそうだが、その甲斐あって調子よく走っている。短い筑波で酒井と金井だけがトップスピード時速200キロに達している。後方では長嶋が56秒342と大蔦を逆転、5番手を奪い返す。

 ここでチェッカードフラッグが振られて予選終了。金井は終盤酒井に肉薄するも2番手で酒井の第4戦ポールポジションが確定、金井2番手。3番手KAMIKAZE、4番手村上とファーストガレージの先輩後輩がセカンドロウに並び、3列目にGクラストップの長嶋と大蔦、エントラントこそ違うが同じMYSTのメンテナンスで実質的にチームメイトの二人が並ぶ。クラッシュした富澤が7番手。約2時間後のレースに間に合うか? 8番手唯一のGGクラス松本、9番手中村というスターティンググリッドとなった。

 各自のセカンドベストタイムで決定する第5戦のグリッドは53秒620の酒井がポールポジション。0.138秒差の53秒758で金井がフロントロウに並ぶ、以下KAMIKAZE~村上~長嶋~大蔦~富澤~松本~中村、と第4戦とまったく同じグリッド順となった。

 F-Beat第4戦決勝は午前10時55分、同じく第5戦決勝は午後1時55分にそれぞれ開始予定。予選タイムで3番手以下を大きく引き離した酒井と金井の一騎打ちが予想される。

第4戦、第5戦とも予選2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

第4戦、第5戦とも予選3位はKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

第4戦、第5戦とも予選4位は村上太晟(ファーストガレージ FG108)

第4戦、第5戦とも予選5位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

第4戦、第5戦とも予選6位は大蔦健太(MYST☆ダイヤ設備)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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Forumula Beat

第5戦筑波公式予選結果

筑波チャレンジクラブマンレース第2戦 -RIJ- (2026/05/31) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 Formula Beat Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
53.620--137.300
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
53.758 0.138 0.138136.947
39KAMIKAZEファーストガレージRD04W
SYNERGY RD04W
55.123 1.503 1.365133.556
448村上 太晟ファーストガレージ FG108
FG108
55.307 1.687 0.184133.112
563G1長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
56.415 2.795 1.108130.497
631大蔦 健太MYST☆ダイヤ設備
MYST KK-ZS
56.551 2.931 0.136130.183
736G2富澤 もぐら柏南同窓会公認車ハンマーR疾風
疾風
57.960 4.340 1.409127.019
876GG1松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
58.218 4.598 0.258126.456
93G3中村 祥貴ファーストガレージFG108
FG108
58.731 5.111 0.513125.351
---- 以上基準タイム(130% - 1'10.417)予選通過 ----
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Forumula Beat

第4戦筑波公式予選結果

筑波チャレンジクラブマンレース第2戦 -RIJ- (2026/05/31) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 Formula Beat Round 4 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
53.518--137.561
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
53.616 0.098 0.098137.310
39KAMIKAZEファーストガレージRD04W
SYNERGY RD04W
54.845 1.327 1.229134.233
448村上 太晟ファーストガレージ FG108
FG108
55.268 1.750 0.423133.205
563G1長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
56.342 2.824 1.074130.666
631大蔦 健太MYST☆ダイヤ設備
MYST KK-ZS
56.526 3.008 0.184130.241
736G2富澤 もぐら柏南同窓会公認車ハンマーR疾風
疾風
57.495 3.977 0.969128.046
876GG1松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
58.149 4.631 0.654126.606
93G3中村 祥貴ファーストガレージFG108
FG108
58.627 5.109 0.478125.574
---- 以上基準タイム(130% - 1'10.190)予選通過 ----
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コラム

ハンマー伊澤のフロム・ザ・コックピットLAP5「遠い昔に聞いた、スピードの声」

LAP5 「遠い昔に聞いた、スピードの声」

ハンマー伊澤

今でも覚えている。

35年ほど前だっただろうか、筑波サーキットで行われていたプロダクションカーの耐久レース。そのデモランで走ったF3000マシンが、目の前をものすごいスピードと音で駆け抜けていった。
ドライブしていたのは、確かロス・チーバーだったと記憶している。

ただ速かった、というだけではない。 あれは、何か別のものだった。
姿も、音も、空気の震え方も、全部ひっくるめて一気に来た。

目の前を通り過ぎた、その瞬間である。 なぜか涙が出た。
自分でも、何に打たれたのか、うまく説明できない。
感動という言葉でも少し違う気がする。
もっと剥き出しで、もっと直に来るものだった。
あのとき確かに、ただの「車」ではない何かが、目の前を通り過ぎていったのである。

最近のモータースポーツの流れを見ていると、思うことがある。
環境問題。 カーボンニュートラル。 エコ。
時代は確かに、そちらへ向かっている。 それは否定できない。
モータースポーツも、その流れの外にはいない。
そこに背を向けて済む話ではないし、環境への配慮を笑うつもりもない。
現代を生きている以上、その課題とは向き合うしかない。

だが、それでも思うのである。
耳を劈くようなエンジン&エキゾーストサウンドは、決して懐古主義ではない。
昔は良かった、というだけの話ではない。
ただ騒がしいものをありがたがっているのでもない。
そこを雑に片づけられると、違うだろう、と言いたくなる。

速さと音がひとつになったとき、人は理屈を越えた何かを感じる。
スピードと音の組み合わせに、魂が騒ぐ。

それは、気分の問題だけではない。
機械が限界へ向かっていること。
回転が上がっていくこと。
いまこの瞬間にエネルギーが解き放たれていること。
そういうものを、人は音で受け取っている。
目だけでは足りない。 耳で浴びて、身体で受けて、はじめて速さが実体を持つ。
私はそう思っている。

2014年、F1が自然吸気V8からV6ターボハイブリッドに変わったとき、セバスチャン・ベッテルは「パドックが社交ダンスの場になってしまった」と嘆いた。
あの言葉は、今も印象に残っている。
単に音量の話ではなかったのだと思う。
現場から、大事なものが抜け落ちた。
そういう感覚だったのではないか。

マシンが全身で吠えている感じ。
サーキット全体が緊張を帯びる感じ。
音が空気を支配していた、あの時代。
あれは数字の説明だけでは埋まらない種類のものだったはずである。

モータースポーツにおける音は、単なる付随物ではない。
それは速度の気配であり、回転の昂ぶりであり、人&マシンが限界へ向かっていることを耳で知るための現実でもある。
視覚だけでは足りない。 あの音があるからこそ、人は速さを身体で理解できる。
音は演出ではないく、速さの一部なのである。

私は、静かであることが、正義だとは思わない。
もちろん、環境への配慮は必要である。
そこから目を背けるつもりはない。
だが一方で、人の感性を震わせるものまで、あっさり切り捨ててよいとは、まったくもって思わない。

モータースポーツは、単に速さを競うだけの装置ではない。 人&マシンの限界と、人の感情の震えとを、同時に見つめる文化でもある。
その中で音が果たしてきた役割は、小さいどころか、かなり大きいはずだ。
音には、数字では置き換えられない説得力がある。

ストレートを通過するマシンを目で追っている時の、音圧レベルの変化。
コーナー進入時のダウンシフトの弾けるような音。
立ち上がりでまた重厚な音に変化していく時の、張り詰めるようなあの変化。
ただ聞いているだけなのに、こちらの内臓までつかまれるような感じになることがある。
観客席にいても、ピットにいても、音は身体に直接届く。

だから音が薄くなるというのは、ただ静かになるというだけではない。
モータースポーツが持っていた生々しさが、少し薄くなるということでもあるのだと思う。

疾風改に積んでいる2ZZエンジンは、排気量こそライバルより小さいが、高回転型のエンジンである。
このエンジンの価値は、数字だけでは語り切れない。
上まで回したときに現れる、あの抜けのいい音。
あれは、ただ回っているというだけではない。
マシンが自らの資質を露わにしていく瞬間の声のようなものである。

回転上昇とともに音が変わり、鋭さを増し、機械の内側にある性格そのものが剥き出しになっていく。
高回転型のエンジンには、高回転型のエンジンにしかない鳴き方がある。
その魅力は、排気量の数字だけでは決まらない。

だから、ただ走ればいいとは思っていない。
速ければそれでいい、という話でもない。
エキゾーストも工夫し、観る者の感性を刺激するようなサウンドに仕上げたいと思う。

1800ccの4気筒エンジンでは、たかが知れていると思われるかもしれない。
それはそうかもしれない。
昔の大排気量多気筒エンジンの、シンフォニーのような重厚な音は望めない。
だが、無いなら無いなりにに、出せる世界がある。

切れ味のある音。
上で抜けるような甲高い音。
ただ耳に届くだけではなく、胸に刺さる音。
そういうものは、まだ作れると思っている。

こういった部分にも創意工夫ができるのが、フォーミュラビートの美点の一つだ。

見た者、聞いた者の心に、何かを残すマシンにしたい。
ただ速かった、で終わるのではなく、 「あの音は忘れられない」 そう思ってもらえるようにしたい。

速さだけでなく、音でもまた、人の心を震わせるマシンでありたいのである。
あの日、筑波でF3000を見て、なぜ涙が出たのか。
いま振り返れば、それはスピードそのものに打たれたのではない。
速さと音がひとつになって、感性に触れ、魂に訴えかけてきたからだと思う。
目の前を通り過ぎたのはF3000マシンだったが、自分の中に残ったのは、それ以上の何かだった。

速さへの憧れ。
フォーミュラカーへの畏れ。
人の感情を揺さぶるものとしてのモータースポーツの力。
そういうものを、一度に浴びたのだと思う。

だからこそ、音は懐古ではない。
ただ昔を恋しがるための記憶ではない。

今なおモータースポーツが人の魂を揺さぶりうる、その理由のひとつなのである。

2026/05/23

HAMMER RACING HP:https://www.hammer-izawa.com/

VITA筑波

第2戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・川福健太「あの(2台の)間に行けるというイメージは思い描いていた」

優勝 川福健太(東京IRC従業員募集中vivoVITA)

 「スタート決めて前が少しでもミスしたらあの(2台の)間に行けるというイメージは、ずっと思い描いていました。ただイン側がちょっと寄ってきて、アウト側も寄ってきたので、その間が1台通れるかどうかで、僕も怖くて。でも空いているうちにいけ、と何とかそこを抜けてトップの後ろまで行けたので予定通りでしたね。後はトップの人も焦っている感じがあったので、1周目でまだ向こうがふらついているところで。第2ヘアピンで行くふりをして向こうにブロックさせて、僕は逆に立ち上がり重視で、バックストレートでイン側にねじ込んで。向こうも僕の1台分ぎりぎりしか残してくれなくて最終コーナーをインベタで飛び込む感じになってしまって、向こうもアウトから被せるように粘ってきて並走で立ち上がって。でもそこをうまく立ち上がれたらあとは外側の方が不利なので、その時点で『これはいける』と思いました。筑波でこんなにうまく行くとは思っていなかったので、自分でもびっくりでした。オープニングラップは自分も緊張しましたし、サイド・バイ・サイドでコツコツ当たりながら、なかなかしびれる走りで、お互い楽しかったと思います」

2位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

 「スタートがあまりよくなかったというか、まわりがよかったみたいで。川福さんに前に行かれて、後は順番通り並んで、前がけっこうバトルしていたのでちょっと下がったところで様子を見ていたら(前の)二人がちょっと当たってしまっていなくなったので、結果的に2位になりました。僕はまっすぐ走っていただけかもしれません。自分が想定していたよりも上のポジションで維持できたので、よかったと思います」

3位 藤原晃輝(エースラインズVita)

 「前のクルマに第1コーナーで抑えられたので、そのまま後ろについて行こうと思っていたら、ラッキーで順位上がったのですが。後ろから佐藤さんが追い上げてきていたのは分かっていたので、ペースを落とさず頑張っていました。プレッシャーは感じましたね(笑)。前をずっと追いかけていたのですが、西濱さんには追いつけなかったです。今までのレース歴で表彰台は初めてです」

4位 佐藤孝洋(Tipo ETA VITA01)

 「たなぼたで4番手につけて、そこからもっと行けるかなと思ったのですが。その後は防戦一方で、厳しかったです。クルマにあまりスピードがないので、厳しい部分がありました。あとは守り切るしかないな、と思っていました。1コーナーでちょっと接触もありましたが何とか守り切れてゴールできたので、よかったと思います」

5位 中島正之(ビーンズスポーツVITA 2号車)

 「前の方が何台かつぶれた結果なので、たなぼたではありましたが。自分としてはなかなか仕事の都合で練習に来られなくて、3月の耐久に出て次にこのクルマ乗ったのが今日、ということで練習もしていない中ではベストな感じで走れたと思います。クルマは最初ちょっとアンダー気味だったので、メカニックに人にちょっと調整をしてもらったら、決勝はすごく乗りやすくなって、前のクルマについていけました。次はできれば表彰台に乗りたいと思います」

6位 四條健(Raise UP VITA01)

 「夢中で走っていて何位かわからなかったです。1周目で2台抜けて前に出られたので、絶対負けないぞと思ったのですが、やはりベテランの方に差されてしまって。あとは後半後ろに抜かれないように気を付けながら走っていました。バトルはとても楽しかったです。次の機会があれば頑張りたいと思います」

Text: Junichi SEKINE
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VITA筑波

第2戦筑波決勝 川福健太が注文通りの立ち合いでトップ奪回、2周目からは一人旅で優勝を飾る

優勝して手を振る佐藤孝洋(Tipo ETA VITA01)

 VITA筑波シリーズ第2戦決勝は5月24日(日)に行われ、ペナルティで4番手スタートとなった川福健太(東京IRC従業員募集中vivoVITA)がオープニングラップで一気にトップに立つと後続を突き放し大差で優勝した。

 決勝は12時38分スタート。予選が終わるころから晴れ間がのぞき始め、コースイン時にはすっきりと晴れ上がり、気温も22.9度、路面温度40.6度まで上昇したドライコンディションでレーススタート。

決勝がスタートした

 川福が公約通りロケットスタートを決めると第1コーナーへの加速で2番手オオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)3番手西濱康行(ETA白波ワークスVITA)の間にノーズをねじ込む。インに西濱、中央に川福、アウトにオオサワという3ワイドで第1コーナーに向けて加速すると、勢いに勝る川福が抜け出してターンイン、2位に上がる。第1コーナーでは西濱とオオサワによるサイド・バイ・サイドの3位争いが展開し、アウトからかぶせたオオサワが前に出る。5位藤原晃輝(エースラインズVita)に続いて中島正之(ビーンズスポーツVITA 2号車)が佐藤孝洋(Tipo ETA VITA01)のインを差して僅かに先行するが、S字で佐藤が逆に差し返して6位のポジションを守る。さらに後方では、8番手スタートの土屋伊津季(ディープレーシングVITA)に対して今回VITAレースデビューの四條健(Raise UP VITA01)が第1コーナーで見事なオーバーテイク。8位へと順位を上げる。

 2位に上がった川福はトップ柿沼一峰(pt恵比寿 制動屋 NUTEC vita)のテールに張り付いてダンロップコーナーを通過。第2ヘアピンをタイトに旋回すると柿沼の右サイドに並びかけてバックストレートを加速。そのままイン側を抑えて最終コーナーへ。両車譲らずサイド・バイ・サイドでターンすると川福が前で立ち上がりメインストレートへ。オープニングラップで早くもトップの座を奪い取る。2位柿沼。3位7オオサワ、4位西濱、5位藤原、6位佐藤に続いて四條が中島も仕留めて7位で続いてオープニングラップを終了した。

 2周目の第1コーナーでは柿沼がアウトから川福に仕掛ける。このバトルの間にオオサワが接近。第2コーナーで柿沼のインを突くとS字でオーバーテイク、2位に上がる。しかし続く3周目、今度は柿沼が逆襲。第1コーナーでインからオオサワに並びかけるが両者接触。柿沼はダメージがあった模様で第2コーナー出口のグリーンにストップしてしまう。オオサワは5位まで順位を落としたものの走り続けている。2位に西濱、3位藤原、4位佐藤とそれぞれ順位を上げる。6位には4四條。

 これでトップ川福のポジションは安泰になり3周目を終えて2位西濱に2.724秒の差をつけると、毎ラップ0.5~0.8秒程度ずつ間合いをひろげていく。後方で緊張が増しているのが5位オオサワと6位中島の間で、5周目に1.284秒あった差が6周目には0.547秒差、7周目0.387秒差とじわじわ接近。しかしオオサワもペースを上げて8周目、9周目とギャップをひろげなおす。

 トップ川福はペースを緩めることなく11周目に1分3秒149とこの日のファステストラップを叩き出して2位西濱との差を8.681秒までひろげて一人旅状態。西濱と藤原は単独走行だが、佐藤を先頭とする4位グループは、オオサワが0.192秒差、中島が0.530秒差と依然として接近戦だ。しかし続く12周目にオオサワがスローダウン、ゆっくりとピットに戻る。確認したところ佐藤とのバトルでスピンした模様だ。これで中島5位、四條6位。

 ファイナルラップ、川福は勝利を確信したか僅かにペースダウン。それでも2位西濱に10.408秒の大差をつけてフィニッシュラインを通過。予選でコースレコードのトップタイムを出しながら走路外走行で降格したものの、圧倒的ともいえる速さで優勝を飾った。

 これで川福は昨年の筑波最終戦に続いてスプリントレースは連勝。さらに今シーズンここまでもてぎSUGOシリーズ3連勝、5月9日に行われた富士のFCR-VITAでも優勝しており、これで今年出場したレースで5連勝ということになった。

 筑波VITAシリーズ第3戦は3カ月のインターバルを置いて8月30日(日)開催予定。今回圧倒的に速かった川福が昨年の兒島弘訓と同様にシリーズを席巻するか。新たなライバルが現れるか注目だ。

佐藤孝洋と柿沼一峰の争い

佐藤孝洋(Tipo ETA VITA01)とオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)の争い

スピンするオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)

優勝は佐藤孝洋(Tipo ETA VITA01)

決勝2位は西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

決勝3位は藤原晃輝(エースラインズVita)

決勝4位は佐藤孝洋(Tipo ETA VITA01)

決勝5位は中島正之(ビーンズスポーツVITA 2号車)

決勝6位は四條健(Raise UP VITA01)

ゴールシーン

優勝した川福健太

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE
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VITA筑波

第2戦筑波公式予選ドライバーコメント 4位・川福健太「筑波で3グリッドダウンというのは手痛い」

ポールポジション 柿沼一峰(pt恵比寿 制動屋 NUTEC vita)1分2秒721

 「決勝に対してタイヤを温存しておこうと思ったので、1周だけアタックしてやめたので、悪くないタイムかなと思います。もっと走ればもう少しテイム出たかもしれないですが、あくまでも決勝用にタイヤを温存して。後続ともコンマ5秒離れていたから、いいだろうということで」

2位 オオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)1分3秒215

 「一生懸命走った結果だと思います、いっぱいいっぱいだったけれど。自分としては出し切ったタイムですね。1分2秒台がまだ練習でも出ていないので、新品タイヤでもそれほどタイムが上がらないので、そのあたりの使い方をもっと勉強しないとですね。決勝はがんばります」

3位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)1分3秒356

 「コンディションは悪くなかったと思います。タイムはこんなものかと。頑張ったのですが、今の実力がこれくらいなのでしょうね。これ以上は出る感じがしなかったです。決勝はひとつでも順位を上げられるようにがんばります」

4位 川福健太(東京IRC従業員募集中vivoVITA)1分2秒492(コースレコード)

※予選直後

 「昨日のコンディションでいいタイム出ていたので。今日も変わらないと思ったので、ニュータイヤを履いて一周まとめられればぎりぎりで(コースレコード)出るかな、というのは計算上あったので、それは狙っていました。去年の最終戦で出したレコードを開幕戦で抜かれていたので、今シーズンのどこかで抜き返したいと思っていたので、それを出せてよかったです」

※降格後

 「筑波で3グリッドダウンというのは手痛いですね。抜けない筑波で『やってしまったな』と思います。記録が残ったところでアタックをやめてしまえばよかったのですが、コースレコードというのが頭にあって、ぎりぎり更新できていたのが分かっていなくて。そこからレコード更新を狙ってさらにアタックし続けて、きわどいところを狙って自分でも2回(走路外走行を)やってしまったかな、と思っていたのですが、大丈夫だろうと思っていた1回も判定ではだめだったということで。決勝はスタートで何とか前の2台は早々に抜きたいなと思いますが、筑波は相手が抜かせないとなったら、ペース差があっても抜くのは大変なので。最初に2台を攻略して、自分とペースが変わらないトップが逃げないうちに背後に行ければ、そこからは長い周回数を使って攻略する感じで。相手も僕が早いうちに背後に来るか、なかなか上がれないでその間に作ったマージンで逃げ切るか、そういう勝負になると思います。最近バトルして勝ったというのがないので、今回は追い上げてバトルしてぎりぎり勝つ、そういうレースがしたいと思います」

5位 藤原晃輝(エースラインズVita)1分3秒410

 「筑波が初めてだったので、探り探り、いろんな人に聞きながら練習してきたのですが。細かいところが詰められなかったです。それでもスリップストリームを使いながら走れたのでよかったです。決勝は前を追いかけて、ポジションアップできるようにがんばります」

6位 佐藤孝洋選手(Tipo ETA VITA01)1分3秒837

 「タイムは昨日より上がっているので、新品タイヤの効果はあったのかなと思います(笑)。あとは朝だったというのもあって、気温は昨日より低いので、調子としてはいいと思います。決勝は(前の)集団についていけるように、ひとつでもポジション上げられるように走りたいなと思います」

Text: Junichi SEKINE
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VITA筑波

第2戦筑波公式予選 川福健太がレコード更新のトップタイムもペナルティで降格、柿沼一峰がポールポジション

予選2位は柿沼一峰(pt恵比寿 制動屋 NUTEC vita)

 VITA筑波シリーズ第2戦予選は5月24日(日)に行われ、川福健太(東京IRC従業員募集中vivoVITA)が3月のコースレコードを0.001秒更新するトップタイムを出したが、走路外走行3回のペナルティで3グリッド降格となり、2番手タイムを出した柿沼一峰(pt恵比寿 制動屋 NUTEC vita)がポールポジションを獲得した。

 3月の開幕戦が2時間耐久だったため、今期初の筑波でのスプリントレースとなる第2戦には14台のエントリーが集まった。

 予選は午前8時20分コースオープン。朝から曇り空が広がる筑波サーキットは気温16.7度、路面温度24。4度のドライコンディションだ。中島正之(ビーンズスポーツVITA 2号車)を先頭にコースインすると15分間のタイムアタックが開始された。

 ウオームアップを終えて計測3周目、川福が1分3秒277でトップに立つと続く周回で2秒849と早くも1分2秒台に入れる。2番手オオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)の3秒215、3番手西濱康行(ETA白波ワークスVITA)3秒356、以下4番手佐藤孝洋(Tipo ETA VITA01)、5番手土屋伊津季(ディープレーシングVITA)、6番手今回VITAデビュー戦の四條健(Raise UP VITA01)と続く。

 残り時間9分、藤原晃輝(エースラインズVita)が1分3秒670で4番手に浮上。

 残り時間8分、川福はトップタイムを1分2秒511まで短縮。徳升広平が3月の第1戦でマークした2秒493のコースレコードに0.018秒差まで迫る。後方では中島が3秒841で6番手に浮上。

 残り時間6分40秒、ここまで中団に埋もれていた柿沼が1分2秒912をマークして2番手に浮上すると、その直後にコントロールラインを通過した川福のタイムは2秒492。レコードタイムを0.001秒更新するコースレコードだ。

 残り4分、柿沼は2番手タイムを1分2秒721まで短縮するもトップ川福とは0.299秒の差。このあたりで各車タイムが頭打ちになり、15分間の予選は終了した。

 トップタイムは川福、しかし走路外走行複数回のペナルティが課されてスターティンググリッド3つ降格の裁定。柿沼がポールポジションにつくこととなった。以下2番手オオサワ、3番手西濱、4番手川福、5番手藤原、6番手佐藤というトップ6になった。

 決勝は12時38分スタート予定。最速タイムの川福が4番グリッドから逆襲を見せるか。抜きどころが少ないと言われる筑波で前3台をいかに攻略するか注目だ。

予選6位は佐藤孝洋(Tipo ETA VITA01)

ポールポジションは川福健太(東京IRC従業員募集中vivo VITA)

予選4位は西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

予選3位はオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)

予選5位は藤原晃輝(エースラインズVita)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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VITA岡山

第2戦岡山決勝ドライバーズコメント 優勝・MAKOTO「フェアなバトルだった」

優勝 MAKOTO(まこと君グラホ号テックワールド)

 「中島選手がフェアにバトルをしてくれたので、抜くとしてもフェアに抜こうと思っていました。それができて、楽しくぶつからずに終われたので良かったです。後半のセットにしていたので、最初に抜かれる可能性はゼロじゃないと思っていましたし、抜かれても終盤まで食らいついていけば最後に抜ける可能性はあると思っていました。最後になればなるほど走れるようになりましたし、後半中島選手はきつそうでした。ヘアピンでアウトからは抜けそうになかったので、アトウッドの立ち上がりからインに行くしかないと思っていました。それがたまたまうまくいきました」

決勝2位 中島僚斗(&GたつばんレッカーANGLE TMR)

 「1周めに行くしかないと思っていて、トップに出ることができました。最初はペースがめちゃ良かったんですが、途中からめちゃクルマが苦しくなってきました。アトウッドでMAKOTO選手の進入スピードが違ったので、そこの立ち上がりでスリップにつかれて、横に並ばれるというのが何周も続いていました。守りに入りすぎて、どんどんきつくなりました。絶対行かさないと思っていましたが、最後の周、1コーナーで間違えました。あそこで、MAKOTOさんをアウトに寄らせてしまったので、2コーナーでクロスを取られて並ばれ、アトウッドでインを刺されました。レースIQが低いですね。もっと精進します」

決勝3位 下垣和也(TraceーVITA☆SOUEISHA)

 「面白いレースでした。今日は路面温度が高いのでタイヤの内圧の変化が序盤と後半で大きかった感じです。ぼくは終盤、競れるようにトラクション寄りのセットにしていたので、それがうまくはまった感じです。ファステストラップも取れたので良かったです」

決勝4位 吉田郷史(OkaShoMoty's制動屋VITA)

 「スタートは前戦よりよくて、ぱっと行けました。後半、上位はタイヤがずるずるでペースが上がってなくて、こちらのタイヤが残ってたのか、そこで追いつけました。後半バックストレートで3位に上がりましたが、抜けきれずに抜き返されました。VITAは旧型をたまに乗っていましたが、今年から乗せてもらって2戦目です。前回はマシントラブルで止まってしまいました」

決勝5位 長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA)

 「クリーンなレースで面白かったです。この3人(下垣、清水)仲間で、同じような感じですが、下垣選手が速かったので次はいわさなあかんと思っています。次は頑張ります」

決勝6位/トロフィークラス優勝 清水康友(ENDLESS☆カーブテイックTrace)

 「今年からトロフィーに変わって2戦目で優勝できました。序盤ペースはよかったですが、トップについていこうとしてタイヤのマネジメントが追いつかずに、3位を走っていましたが、3台くらいに抜かれました。でも、自分的には満足できるレースでした」

決勝7位 菅田政宏(SimGoyaテックワールドNUTEC)

 「予選3位からスタートが決まって。真後ろに清水選手がいました。1周は走れましたが、アトウッドの立ち上がりで3速から4速でシフトミスし、ばさっと抜かれました。ミッション壊れたのか、なんでだろ、なんでだろと、ミスしちゃだめだと思ってたら、また3速から4速でミスして、抜かれました。メンタルめちゃ弱いんです。清水選手は後半2ラップふらふらだったので、抜こうと思ってましたが、抜かせてくれなかったです」

Text: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第2戦岡山決勝 MAKOTOがポールトゥウィンで初優勝

 VITA岡山シリーズ第2戦は5月17日、岡山国際サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートしたMAKOTO(まこと君グラホ号テックワールド)が、スタートで2位に後退するもファイナルラップで抜き返し、初優勝を飾った。

 この日、岡山国際サーキットのある美作市は早朝11度と冷え込んだが、日が昇ると徐々に気温は上昇、最高気温32度を記録し真夏日となった。決勝はこの高温の中、午後2時15分、31台が参加してフォーメーションラップが始まり、1周を回りグリッドに整列。シグナルブラックアウトでスタートが切られた。

 上位陣は予選順のまま1コーナへ向かう。トップに立ったポールポジションのMAKOTO(まこと君グラホ号テックワールド)の背後には予選2位の中島僚斗(&GたつばんレッカーANGLE TMR)がモスSからアトウッドにかけて、ピタリとつき隙をうかがう。バックストレートでは中島がMAKOTOに並びかけ、ヘアピンから併走。リボルバーで中島がトップに立った。

 1周目、トップで戻ってきたのは中島、2位がMAKOTOで、3位に菅田政宏(SimGoyaテックワールドNUTEC)、4位に清水康友(ENDLESS☆カーブテイックTrace)、5位に長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA)、6位に下垣和也(TraceーVITA☆SOUEISHA)、7位にT.SHUTO(JETGROUP☆LBJ)と続く。

 2周目、3位を走っていた菅田がアトウッド立ち上がりでシフトミス。3位に清水が、4位に長田が、5位に下垣が繰り上がり、菅田は6位に落ちた。

 3周目、5位を走る下垣は好調だ。このレースのファステストラップとなる1分45秒624をたたき出すと、前を走る長田を捉え4位に浮上した。

 4周目、6位を走る菅田が再び同じアトウッド立ち上がりでシフトミス。ペナルティーで予選10位からの追い上げとなった吉田郷史(OkaShoMoty's制動屋VITA)は2周目に8位、3周目には7位、この周、菅田のミスに乗じて6位まで浮上した。

 5周目、トップ中島と2位MAKOTOは0秒2差。3位の清水はペースが上がらず、下垣にパスされ4位に落ちた。5位には長田が、6位には吉田が、7位には菅田が、8位にはT.SHUTOが、9位には三宅永泰(TOY'S MS制動屋VITA)が、10位には中西亮平(BASIS RACING☆NAMS)が続く。

 6周目、この周あたりからトップ中島と2位MAKOTOとの差は0秒1となる。6位を走る吉田は長田も捉え5位に、翌7周目には4位の清水をも捉えて4位まで上がってきた。

 後半、2位のMAKOTOは、アトウッド立ち上がりから、ペースの上がらないトップ中島に何度も並びかけるシーンが見られるがパスするまでには至らない。

 トップ中島はMAKOTOを押させるのに防戦一方。このため7周目には3位の下垣が追いつきトップ争いは3台となった。また、4位を走っていた清水はタイヤが消耗しペースが上がらず苦しい。吉田、長田にかわされ6位まで順位を落とした。

 9周目、さらにトップ3台の争いに、吉田、長田が加わり、トップ争いは5台となった。

 ファイナルラップの10周目、トップ争いは最終局面へ。2位のMAKTOは1コーナーでアウトから中島に並べかけると、ウィリアムコーナーではクロスラインでインを取る。このままモスSで並びかけ、アトウッドではインから立ち上がることに成功。このままヘアピンではインから中島に先行しついにトップを奪い返した。3位の下垣は、バックストレートで4位の吉田の先行を許すが、ヘアピンでは抜き返し順位は変わることはなかった。

 レースは10周を回って終了。優勝はMAKOTOで初優勝。自他共に認める練習の虫がついにVITAの頂点に立った。また、VITAではここまで萬雲塾(TMR)チームのドライバーが連戦連勝だったが、ついにテックワールドのMAKOTOが土をつけた。

 2位には中島が、3位には下垣が、4位には吉田が、5位には長田が、6位には清水が、7位には菅田が、8位にはT.SHUTOが、9位には三宅が、10位には中西が入った。

 トロフィークラスだが、同クラス登録の下垣が総合で3位に入ったため対象外。そのため優勝は総合6位の清水、2位総合8位のT.SHUTO、3位総合11位の藺牟田政治(恵比寿JOKER制動屋Moty's)となった。

 レース後、トップMAKOTOがレコノサンスラップ中にスロー走行したため審議対象となったが、おとがめは無し。結果が変わることはなかった。

 今回、全31台がすべて10周を走って完走。全員ノーペナルティーでVITA岡山シリーズが、レベルの高いフェアなレースであることを印象づける結果となった。

 2戦を終わってVITA岡山シリーズのランキングは、前戦優勝で今回2位に入った中島が27ポイントでトップ。2位に16ポイントで菅田が、3位に今回優勝のMAKOTOが15ポイントでつけ、4位長田14ポイント、5位下垣11ポイントと続いている。

 トロフィークラスは混戦だ。木村、清水が23ポイントでトップに並び、3位に22ポイントと1ポイント差で藺牟田がつけている。

 VITA岡山シリーズ第3戦は、岡山チャレンジカップレース第3戦で6月28日に予選、決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第2戦岡山決勝結果

岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2026/05/17) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 VITA岡山シリーズ Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135MAKOTOまこと君グラホ号テックワールド
1017'51.982--
2219中島 僚斗&GたつばんレッカーANGLE TMR
1017'52.594 0.612 0.612
35下垣 和也TraceーVITA☆SOUEISHA
1017'52.925 0.943 0.331
477吉田 郷史OkaShoMoty's制動屋VITA
1017'53.217 1.235 0.292
546長田 茂久TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA
1017'54.015 2.033 0.798
675Trophy1清水 康友ENDLESS☆カーブテイックTrace
1017'55.085 3.103 1.070
737菅田 政宏SimGoyaテックワールドNUTEC
1017'55.404 3.422 0.319
891Trophy2T.SHUTOJETGROUP☆LBJ
1017'55.731 3.749 0.327
910三宅 永泰TOY'S MS制動屋VITA
1017'57.650 5.668 1.919
1066中西 亮平BASIS RACING☆NAMS
1017'59.022 7.040 1.372
114Trophy3藺牟田 政治恵比寿JOKER制動屋Moty's
1018'01.463 9.481 2.441
1261Trophy4木村 一廊KOO′ON with ABBEY
1018'01.656 9.674 0.193
1318西尾 卓真MACARS RACING TEAM
1018'02.48910.507 0.833
14320西尾 光芳エス☆コンプリート320 VITA
1018'03.32711.345 0.838
1578Trophy5TAKE chanMoty's恵比寿VITA制動屋
1018'06.79914.817 3.472
1653Trophy6寺西 央SHILD Moty's制動屋FS
1018'07.48215.500 0.683
17999Trophy7松本 匡史m・dent with萬雲塾VITA
1018'09.00517.023 1.523
1884吉田 和成日本リアルエステートwithハラタテ
1018'09.82317.841 0.818
1956Trophy8安芸 芳和EXCEEDレイブロスVITA
1018'10.89018.908 1.067
20510Trophy9後藤 武史モレキュール萬雲塾TMR
1018'11.86519.883 0.975
2157Trophy10武連 良治TBR RAYBROS VITA
1018'12.91220.930 1.047
2263神頭 政志SHINSEI motor sport
1018'13.30621.324 0.394
2322Trophy11片山 剛SHINSE VITA
1018'13.71221.730 0.406
24105Trophy12吉村 雅一ヨシムラオートVITA
1018'14.40722.425 0.695
25279Trophy13松尾 和哉FOGAミサワタイヤFS
1018'14.89522.913 0.488
2683Trophy14齋藤 隆ThreewideRacing
1018'37.61645.63422.721
2721Trophy15汐崎 幸司
1018'37.80745.825 0.191
28777UEDA TOMOKOPHONIX TMR萬雲塾
1018'45.27153.289 7.464
2980Trophy16森村 彰博恵比寿B※RIGHT制動屋-VITA
1018'45.70353.721 0.432
3036Trophy17戸田 淳也Vita
1018'46.09554.113 0.392
31331Trophy18丸野 哲郎ナオチエVITA
1018'51.60059.618 5.505
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 5 下垣和也(TraceーVITA☆SOUEISHA) 1'45.624 km/h (3/10)
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VITA岡山

第2戦岡山公式予選ドライバーコメント PP・MAKOTO「タイヤのいいときに走れた」

ポールポジション MAKOTO(まこと君グラホ号テックワールド)

 「2周走ってアタックしましたが、まずは1周ゆっくり走って、そこそこのタイムを出そうと走ったときがベストタイムでした。次の周の方が走りは良かったんですが、ほとんど同じタイムだったので、タイヤがいいときに走れたんだと思います。ポールポジションは初めてですが、去年VITA of ASIAのリバースグリッドでポールポジションだったことがあったので、その感覚で頑張りたいと思います」

予選2位 中島僚斗(&GたつばんレッカーANGLE TMR)

 「予定ではアウトラップで全部抜いて、1周タイヤを暖めて、3周目に行こうと思ってたんですが、抜ききれず、みなさんもアタックに入っているし、タイヤのおいしいところで前に人がいて、アタックラップでは最期の方がきつかったです。タイムは想定より遅くて、もっと行けるつもりでした。決勝は、絶対抜きます。ロング的には行けるので、スタートでしっかり抜いて優勝します」

予選3位 菅田政宏(SimGoyaテックワールドNUTEC)

 「遅くアタックしたのは、ピットが位置的に悪くて、場所取りで確実に単独でクリアが取れる場所を探したからです。クリアも取れタイヤも来てアタックできました。決勝は行きますよ。前の2台の様子をみつつ、あわよくば優勝です。でもメンタルめちゃくちゃ弱いんです」

予選4位/トロフィークラス1位 清水康友(ENDLESS☆カーブテイックTrace)

 「久しぶりにいいところで予選を終えられました。ちょっと位置取りに失敗して、アタック周に絡んだので予選の戦略は失敗でした。決勝は、今回はロングの練習をかなりしたので、その成果を出したいと思います。トロフィークラスにこだわらず、総合の表彰台を狙っていきます」

予選5位 長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA)

 「行き切れんかった感じです。ただ行き切ったらとっちらかって逆にタイムが落ちたかも知れません。限界がまだつかみ切れていないですね。昨日の練習の感じだと10番前後かなと思ってたので良かったです。決勝はクリーンなレースをしたいです。それだけです」

予選6位/トロフィークラス2位 下垣和也(TraceーVITA☆SOUEISHA)

 「チーム3人(長田、清水)とほぼ同タイムで予定どおりです。まとめられないところはありましたが、僕的には上出来です。決勝はトロフィークラスで1-2が取れたらと思っています」

Text: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第2戦岡山公式予選 MAKOTOが初ポールポジションを獲得

 VITA岡山シリーズ第2戦は5月17日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、MAKOTO(まこと君グラホ号テックワールド)が初ポールポジションを獲得した。

 VITA岡山シリーズ第2戦は、第1戦の2月22日から約3ヶ月おいて、岡山国際サーキットで、ワンデーレースとして予選・決勝が行われた。エントリーは31台(うちトロフィークラス19台/50歳以上のドライバーで要申請)と第1戦の25台より増加した。

 午前9時28分、決勝のグリッドを決める公式予選が15分間で行われた。岡山国際サーキットのある美作地方は早朝より雲一つ無い快晴で、絶好のレース日和に恵まれた。

 まずは残り11分あたり、中島僚斗(&GたつばんレッカーANGLE TMR)が1分44秒699でトップに立つ。2位以下はまだ中島より1秒以上遅い。

 残り9分、今年からトロフィークラスとなった清水康友(ENDLESS☆カーブテイックTrace)が1分45秒105で2位に上がってきた。

 残り8分、ここでMAKOTO(まこと君グラホ号テックワールド)が1分43秒817と大幅にタイムを更新、トップに立った。中島も44秒075までタイムを縮めるも2位に後退。清水が44秒446で3位に、4位に松本匡史(m・dent with萬雲塾VITA)が、5位に長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA)が、6位に菅田政宏(SimGoyaテックワールドNUTEC)が続く。

 残り6分、MAKOTOはさらにタイムを更新すべくアタックを続行。43秒台に入れるもわずかに及ばず、しかしトップのまま。2位の中島もタイムを1分44秒000まで縮めるも43秒台に入れることができず、2位は変わらず。3位も清水のまま。4位にはタイムを44秒462まで更新した長田が、5位に下垣和也(TraceーVITA☆SOUEISHA)が44秒494で上がり、菅田は6位と順位は変わらず。

 残り3分、ここでVITA2戦目の吉田郷史(OkaShoMoty's制動屋VITA)が1分44秒224で、一気に3位に食い込んできた。清水、長田、下垣が4-5-6位と順位を落とす。

 残り1分、8位まで後退していた菅田が1分44秒237で一気に4位まで浮上。清水、長田、下垣は5-6-7位と後退した。

 そしてチェッカー。MAKOTOが唯一43秒台に入るタイムで初ポールポジションを獲得。一歩及ばなかった中島が悔しい2位となった。

 3位と大健闘だった吉田だが、ペナルティーでベストタイムを抹消され8位に後退。3位にはVITA参戦2戦目で第1戦決勝2位に入った菅田が、4位には清水が、5位には長田が、6位には下垣が繰り上がった。

 以下、7位T.SHUTO(JETGROUP☆LBJ)、前述の通り8位吉田、9位松本、10位三宅永泰(TOY'S MS制動屋VITA)と続いている。

 さらに予選終了後、正式発表された結果では、8位吉田と9位松本がピットロード速度違反で決勝のグリッドが2つ降格となった。よって、7位までのグリッド位置は変わらないが、8位に三宅が、9位に木村一廊(KOO'ON with ABBEY)が、10位が吉田となっている。

 決勝は、午後2時15分より10周での争いとなる。気温も上がり熱い戦いが繰り広げられることは必至。ポールポジションからスタートするMAKOTOの初優勝がなるかに注目したい。また、VITA参戦2戦目にもかかわらず、上位に食い込む活躍を見せる、ともにパーティーレース出身の菅田と吉田にも注目だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
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VITA岡山

第2戦岡山公式予選結果

岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2026/05/17) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2026 VITA岡山シリーズ Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
135MAKOTOまこと君グラホ号テックワールド
1'43.817--128.407
2219中島 僚斗&GたつばんレッカーANGLE TMR
1'44.000 0.183 0.183128.181
337菅田 政宏SimGoyaテックワールドNUTEC
1'44.237 0.420 0.237127.889
475Trophy1清水 康友ENDLESS☆カーブテイックTrace
1'44.446 0.629 0.209127.633
546長田 茂久TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA
1'44.462 0.645 0.016127.614
65Trophy2下垣 和也TraceーVITA☆SOUEISHA
1'44.494 0.677 0.032127.575
791Trophy3T.SHUTOJETGROUP☆LBJ
1'44.573 0.756 0.079127.478
8*77吉田 郷史OkaShoMoty's制動屋VITA
1'44.635 0.818 0.062127.403
9*999Trophy4松本 匡史m・dent with萬雲塾VITA
1'44.712 0.895 0.077127.309
1010三宅 永泰TOY'S MS制動屋VITA
1'44.817 1.000 0.105127.182
1161Trophy5木村 一廊KOO′ON with ABBEY
1'45.014 1.197 0.197126.943
1266中西 亮平BASIS RACING☆NAMS
1'45.016 1.199 0.002126.941
1384吉田 和成日本リアルエステートwithハラタテ
1'45.034 1.217 0.018126.919
144Trophy6藺牟田 政治恵比寿JOKER制動屋Moty's
1'45.160 1.343 0.126126.767
1518西尾 卓真MACARS RACING TEAM
1'45.320 1.503 0.160126.574
1678Trophy7TAKE chanMoty's恵比寿VITA制動屋
1'45.393 1.576 0.073126.487
1756Trophy8安芸 芳和EXCEEDレイブロスVITA
1'45.431 1.614 0.038126.441
18320西尾 光芳エス☆コンプリート320 VITA
1'45.456 1.639 0.025126.411
19*53Trophy9寺西 央SHILD Moty's制動屋FS
1'45.461 1.644 0.005126.405
2057Trophy10武連 良治TBR RAYBROS VITA
1'45.471 1.654 0.010126.393
2122Trophy11片山 剛SHINSE VITA
1'45.505 1.688 0.034126.352
22510Trophy12後藤 武史モレキュール萬雲塾TMR
1'45.546 1.729 0.041126.303
2363神頭 政志SHINSEI motor sport
1'45.655 1.838 0.109126.173
24105Trophy13吉村 雅一ヨシムラオートVITA
1'46.139 2.322 0.484125.598
25279Trophy14松尾 和哉FOGAミサワタイヤFS
1'46.643 2.826 0.504125.004
2680Trophy15森村 彰博恵比寿B※RIGHT制動屋-VITA
1'47.432 3.615 0.789124.086
2736Trophy16戸田 淳也Vita
1'47.568 3.751 0.136123.929
2883Trophy17齋藤 隆ThreewideRacing
1'47.645 3.828 0.077123.840
2921Trophy18汐崎 幸司SURE STYLE☆萬雲塾☆TMR1'48.449 4.632 0.804122.922
30*777UEDA TOMOKOPHONIX TMR萬雲塾
1'48.599 4.782 0.150122.753
31331Trophy19丸野 哲郎ナオチエVITA
1'48.891 5.074 0.292122.423
---- 以上基準タイム予選通過(130% - 2'15.244)予選通過 ----
  • CarNo. 777は、岡山国際サーキット4輪一般競技規則第8章40条1(ピットレーン速度)違反により、2グリッド降格とする。
  • CarNo. 53は、岡山国際サーキット4輪一般競技規則第8章40条1(ピットレーン速度)違反により、2グリッド降格とする。
  • CarNo. 77は、岡山国際サーキット4輪一般競技規則第8章40条1(ピットレーン速度)違反により、2グリッド降格とする。
  • CarNo. 999は、岡山国際サーキット4輪一般競技規則第8章40条1(ピットレーン速度)違反により、2グリッド降格とする。
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FJ1500筑波・富士 | S-FJ筑波・富士

第3戦筑波決勝ドライバーコメント FJ1500:3位・鈴木大翔「課題は予選」 S-FJ:3位・須藤叶多「実力で取れた3位ではない」

【FJ1500】

優勝 酒井翔太(FJ1500)

FJ1500:優勝した酒井翔太(ファーストガレージKK-F)

 「1周目からSCが出る展開だったので、すごく荒れているなという感じがありました。SC明けも雨が降ってきていて、最後も赤旗で終わってしまって、なんとも言えないですね。それでもSC明けは自分のペースで走れたので、そこはよかったです。雨と言っても(レースに)影響のあるほどではなかったので、そこはしっかりと」

2位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

FJ1500:決勝2位の光山勇正(Fガレージ丸和精密KK-F)

 「スタートはうまく行ったのですが、それ以外はよくなかったですね。ペースがずっと上がらなくて、雨がちょっと落ちてきたときに自分の中で気になってしまって。そこで突っ込みとか気にしてしまって、ペースが上げられなかったです」

3位 鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

FJ1500:決勝3位の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

 「悔しいですね、それしかないです。課題は予選なのかなと思います。決勝では筑波ということもあって、抜き方も自分がまだよくわかっていないので、前についていけても(抜けない)。予選でしくじらないようにしないといけないですね。次は予選を決めて、酒井君に勝てるように、がんばりたいです」

【スーパーFJ】

優勝 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

S-FJ:優勝した切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

 「オイル旗が出ていて、けっこう光山君に詰まった感じになってしまったのですが、とりあえずランキング的にも(2位を)引き離すことができたと思うのでよかったと思います。次の富士は2連戦なので、ここで連勝して、チャンピオンに近づきたいと思います」

2位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

S-FJ:決勝2位の内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

 「ひさしぶりの表彰台です。ペース自体もよかったですし結果にも納得しています。これをきっかけに次のレースでもいい走りができたらなと思います」

3位 須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動屋)

S-FJ:決勝3位の須藤叶多(ELEVレーシングKKSII制動屋)

 「1周目の第2ヘアピンで相田君とぶつかってしまって、申し訳ない感じです。実力で取れた3位という感じではないので、次はもっと内容のいいレースをしたいと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE
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第3戦筑波決勝 FJ1500は酒井翔太、S-FJは切替悠喜がそれぞれ連勝

FJ1500:優勝は酒井翔太(FJ1500)

S-FJ:優勝は切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

 2026年スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500筑波・富士選手権シリーズ第3戦決勝が5月24日(日)に筑波サーキット開催され、スタート直後にクラッシュが連続する荒れた展開の中、FJ1500は酒井翔太(FJ1500)が第2戦に続く連勝、S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)が開幕から負け知らずの3連勝をそれぞれ飾った。

 決勝は午後1時46分フォーメーションラップ開始。8台のS-FJと5台のFJ1500がグリッドに向かうが、ここでなんと予選2番手、フロントロウの村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)がピットを離れることができない。後で聞いたところタイヤをとめるスタッドボルトのトラブルだったとのこと。チームが懸命に対処を試みるが動き出すことができず、村上はDNS(Did Not Start)となってしまった。気温24.1度、路面温度44.3度のドライコンディションだが、筑波山の方向から雨雲が押し寄せており降雨の可能性もある。チームはタイヤの内圧を18周のどのタイミングに合わせるかが難しい。

決勝のスタートシーン

 村上の2番グリッドが空いた状態で12台が整列してレーススタート。ポールシッター酒井の加速がやや鈍く、3番手スタートの光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)が後ろにつかえたような形になり、逆に4番グリッドから加速がよかった鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)が光山に被せるように第1コーナーへ進入する。3列目のS-FJ2台、切替と秋山健也(スーパーウィンズKKS2)はグリッド通りに加速したが、その後方、7番手スタートの相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)、8番手須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動屋)、9番手内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)というS-FJの3台は3ワイドになって第1コーナーへとアプローチ。イン側相田、アウト側須藤に挟まれた中央の内藤がコーナー出口で抜け出し全体6位にポジションアップするが、S字で相田が差し返す。

 集団はS字を抜けて第1ヘアピンへのブレーキングポイントへと飛び込むがここでアクシデントが発生。秋山が姿勢を乱してスピン。アウト側のスポンジバリアに刺さってしまう。秋山はダメージがなかった模様で自力でバリアから抜け出すとレースに復帰。

 場内が秋山に注目している中で第2のアクシデント。第2ヘアピンでイン側に相田、アウト側でFJ1500マスターズクラスの山本龍(お先にどうぞ☆KK-F)がそれぞれ停止、グリーンで動けない状態に。レース後の関係者の話を総合すると、まず相田と須藤が第2ヘアピン旋回中に接触。相田のマシンがスピンし、これに後続の山本が巻き込まれたようだ。

レースは途中セーフティーカーが導入された

 ここでSC(セーフティカー)が投入される。この時点での順位は

  • 酒井(FJ1500/全体1位)
  • 光山(FJ1500 2位)
  • 切替(S-FJ1位)
  • 鈴木(FJ1500 3位)
  • 内藤(S-FJ2位)
  • 須藤(S-FJ3位)
  • 安西柊馬(ELEVレーシング10V ED)(S-FJ4位)
  • ジュン(アラロッサ・コヤマG10VED)(S-FJ5位/マスターズクラストップ)
  • デワン クリストファー(InfernoR.KK-SII)(S-FJ6位)
  • 秋山(S-FJ7位/マスターズクラス2位)

 さっそく2台のマシンの回収作業が始まるが、相田のマシンは右リヤタイヤがサスペンションごと千切れてフロアが着地している状態で、フォークリフトを使って持ち上げる作業が難航。2台の回収が完了したのはSCランが7周目に入った時点で、8周目にSCが退き9周目からレースが再開。コースの一部では小雨が降り出したようだが路面を濡らすほどではない。

 レース折り返しの9周目、リスタートで酒井はバックストレートから加速してコントロールラインを通過。光山との間合いを広げながら第1コーナーへ。後続もポジション通りにターンしていく。トップ酒井は早くも2位光山に1.779秒の差をつけて9周目終了。SCランの間に後れを挽回したのが秋山で、さっそくデワン クリストファーとジュンを仕留めて全体8番手、S-FJ5位まで上がってくる。デワンはエンジンが不調のようで、パラついた音を出しながらメインストレートを通過、ラップタイムも1分7秒台まで落ちている。

 10周目、酒井は58秒646とこの日のファステストラップで光山との差を2.518秒に拡大。全体3番手切替に対してFJ1500の鈴木が接近、0.404秒差に迫る。酒井はさらにギャップを拡げて13周目には4.152秒差。そして秋山がコントロールライン上で安西に並びかけてオーバーテイク、全体7位、S-FJ4位まで進出。次なるターゲットは須藤だがここは8秒以上の差があり表彰台までは厳しそうだ。

 逃げ切りを図る酒井はその後もコンマ数秒ずつ光山を引き離し17周目で5.515秒差と独走状態でファイナルラップ突入。しかしここで周回遅れまで落ちていたデワンがメインストレートでクラッシュ。スポンジバリヤに突っ込んだ状態でストップしてしまう。デワンにダメージは無かったようですぐにマシンから降りるがバリアが散乱。悪いことに位置がちょうどコントロールライン上で、計時システムにも支障が出たということで直ちに赤旗が提示。レースはここで終了ということになった。

 トップ酒井以下6番手須藤までが18周目を終えた状態でレースは打ち切られたが、レース結果は16周目終了時の結果をもってリザルトとすることが宣言された。FJ1500優勝は全体トップの酒井、全体2番手の光山がFJ1500の2位、全体3番手の切替がS-FJ優勝、これで開幕3連勝だ。全体4番手の鈴木がFJ1500の3位、以下S-FJ2位の内藤、S-FJ3位の須藤という結果となり、今年レースデビューの須藤が初、前田代表率いるELEV Racing Dreamとしては久々の表彰台を獲得した。

 秋山はS-FJの表彰台は逃したがマスターズクラスで優勝、クラス2位は全体9番手のジュンとなった。

 筑波/富士S-FJ/FJ1500選手権、第4戦/第5戦は6月21日に舞台を富士スピードウェイに移して行われる。ストレートでのスリップストリーム合戦が名物の富士で、S-FJとFJ1500の力関係がどう変化するか注目だ。

FJ1500:決勝2位は光山勇正(Fガレージ丸和精密KK-F)

FJ1500:決勝3位は鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)

S-FJ:決勝2位は内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

S-FJ:決勝3位は須藤叶多(ELEVレーシングKKSII制動屋)

FJ1500の表彰式

S-FJの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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第3戦筑波決勝結果

MAY RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2026/05/24) Final Race Weather:Cloudy/Rain Course:Dry
2026 筑波・富士FJ1500/スーパFJ選手権シリーズ Round 3 筑波サーキット 2.045km

PosNoMClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
155FJ15001酒井 翔太FJ1500
MYST KK-F
1622'34.771--
277FJ15002光山 勇正Fガレージ丸和精密KK-F
MYST KK-F
1622'39.731 4.960 4.960
351S-FJ1切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋
MYST KK-S2
1622'40.263 5.492 0.532
414FJ15003鈴木 大翔ZAP SPEED KK-F
MYST KK-F
1622'40.538 5.767 0.275
522S-FJ2内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
1622'45.10310.332 4.565
672S-FJ3須藤 叶多ELEVレーシングKKSII制動屋
MYST KK-S2
1622'45.57210.801 0.469
73MS-FJ4秋山 健也スーパーウィンズKKS2 ED
MYST KK-S2
1622'55.82921.05810.257
891S-FJ5安西 柊馬ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
1622'58.30223.531 2.473
966MS-FJ6ジュンアラロッサ・コヤマG 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1623'24.45349.68226.151
1013S-FJ7クリストファー・デワンInfernoR KK-SII
MYST KK-S2
1522'51.1371Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 14 Laps)完走 ----
-87MFJ1500-山本 龍お先にどうぞ☆KK-F
MYST KK-F
0-16Laps15Laps
-15S-FJ-相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
0-16Laps-
-48FJ1500-村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
-d.n.s--
  • Fastest Lap(FJ1500): CarNo. 55 酒井翔太(FJ1500) 58.646 (10/16) 125.533 km/h
  • Fastest Lap(S-FJ): CarNo. 51 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋) 59.125 (15/16) 124.516 km/h
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第3戦筑波予選ドライバーコメント FJ1500:2位・村上太晟「決勝は1コーナーを決めていく」 S-FJ:3位・相田有羽音「金曜日の理想的な走りが再現できていない」

【FJ1500】

ポールポジション 酒井翔太(FJ1500)57秒746 コースレコード

FJ1500:ポールポジションの酒井翔太(FJ1500)

 「前回に比べて路面温度が低かったので、序盤にタイム出ていたのですが。後半路面温度が上がってきたせいなのかタイヤが急にたれてしまって、ベストタイムが出る状況ではなかったなと思います。決勝は普通に走って、序盤からスピードはあると思うので、スタートを決めて普通に走っていれば勝てるというレース(展開)になるので、そこはミスなく走ればと思っています」

2位 村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)58秒119(+0.373秒)

FJ1500:予選2位の村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

 「コンディションはすごくよくて、路面温度もそこそこあって、気温的にもタイムが出やすい状況でしたが、あとコンマ2から3くらい詰めないといけないので、それを見つけたいと思います。決勝は1コーナーを決めていく感じで。予選はそこでミスが多かったので、コンマ1秒とかロスしていたので」

3位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)58秒163(+0.417秒)

FJ1500:予選3位の光山勇正(Fガレージ丸和精密KK-F)

 「昨日の練習から今日の予選の間でセッティングを変えて良くなりました。58秒1が出たときはいい感じだったのですが、終盤は第1コーナーとかでミスが目立って、最後まで出し切れなかったです。もしかしたらもう少しタイムを縮められていたかもしれません」

【スーパーFJ】

ポールポジション 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)58秒244

S-FJ:ポールポジションの切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

 「あまり納得ないってなくて、マシンのバランスが崩れていたのですが、そこに合わせなければいけなかったのに合わせられなかった自分が問題です。よくはなってきているのですが、求めているところまでまだ行ってないのが悔しい予選でした。決勝に向けてはマシンとドライビングの両方で改善していきます。S-FJの優勝が最低限で、その上でFJ1500を喰いたいですね」

2位 秋山健也(スーパーウィンズKKS2)58秒601(+0.357秒)

S-FJ:予選2位の秋山健也(スーパーウィンズKKS2 ED)

 「最後の方で少し(タイムを)上げられたので、何とか2番手に行きましたが、トップとは離れていますね。そこが大きいかなというのが決勝に向けては厳しいところです」

3位 相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)58秒676(+0.432秒)

S-FJ:予選3位の相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

 「秋山さんにやられてしまったのはしょうがないというか。昨日の練習からあまり調子がよくなくて、セッティングの問題なのか、うまく合わせきれない状況で、ちょっと苦戦が続いています。予選に合わせて調整したのですが、タイムの伸びもなかったです。決勝に向けてまた調整したいと思います。金曜日の練習は雨が降った状態で、その時のクルマのローテーションは理想的だったのですが、昨日(土曜日)から気温や路面のラバーの乗り具合が変わって、いい挙動が出なくなっていて、今日も金曜日の理想的な走りが再現できていないです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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第3戦筑波公式予選 FJ1500は酒井翔太、S-FJは切替悠喜がポールポジションを獲得

FJ1500:ポールポジションは酒井翔太(FJ1500)

S-FJ:ポールポジションは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

 2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第3戦公式予選が5月24日(日)に筑波サーキット開催され、FJ1500は酒井翔太(FJ1500)、S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)とファーストガレージ勢がそれぞれポールポジションを獲得した。

 5月5日の第2戦から3週間のインターバルで開催の第3戦。短い期間にマシンと腕を磨いてきたかはタイムとなって現れる。

 20分間の予選は定刻の午前9時ちょうどにコースオープン。筑波シリーズは規定によって前戦の成績順にコースインの為、第2戦総合トップのFJ1500酒井を先頭に13台がコースインする。筑波サーキットは朝から曇り空、予報では雨の可能性もあったが今のところ雨の気配はなく、むしろ晴れ間が見えつつある。気温18.4度、路面温度26.4度と絶好のドライコンディションだ。

 まずは3分が経過し計測2周目。酒井が58秒215のトップタイム。2番手FJ1500の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)58秒760、3番手FJ1500の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)59秒163、全体4番手にS-FJのトップの内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)の59秒415、さらに5番手S-FJ2位の相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)59秒624、6番手S-FJ3位の秋山健也(スーパーウィンズKKS2)59秒633。秋山はマスターズクラスのトップでもある。

 残り時間14分、トップ酒井のタイムは57秒825。第2戦の予選で自身が出した57秒778のFJ1500レコードタイムに早くも迫る。2番手光山は自己ベストを58秒450まで短縮するが、直後にFJ1500の村上太晟(ファーストガレージ BLAU KK-F)が58秒419で上回り光山は3番手にドロップ。4番手に切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)が58秒538で上がってS-FJのトップ。鈴木を挟んで58秒976の相田がS-FJ2位につける。残り時間13分になると切替が58秒350と村上、光山のFJ1500勢を上回り総合2番手へ。

 残り11分、村上が58秒305の2番手タイム。さらに鈴木が58秒307と村上に0.002秒差の3番手。切替はFJ1500勢に追い落とされ総合4番手に落ちるが58秒341はS-FJのトップを守っており、S-FJ2位の相田は58秒676で切替と0.335秒の差。S-FJ3位秋山は相田と0.060秒差だ。

 残り9分、酒井はセクター1、3とベストタイムを出して57秒746とコースレコードを更新する。2番手には光山が58秒163で上がり村上3番手、鈴木4番手にダウン。さらに残り7分に切替が58秒275と光山に続き全体3番手、FJ1500勢の中に割って入ってくる。

 しかしFJ1500勢はさらにタイムを削り取り、残り6分に村上が58秒119で全体2番手へ。光山3番手、切替4番手。

 残り5分を切って各車タイムが頭打ちになってきた中で、S-FJの須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動屋)が58秒893まで自己ベストを更新して内藤からS-FJ4位のポジションを奪う。全体では8番手。一方秋山が58秒601で相田を逆転、S-FJ2位へと上がる。残り2分30秒、鈴木が58秒239で切替を上回り、これで上位4台がFJ1500となる。FJ1500の残り1台、マスターズクラスの山本龍(お先にどうぞ☆KK-F)は全体10位につけている。

 20分が経過しチェッカードフラッグが振られ予選終了。酒井は57秒746のレコードタイムで全体トップ。村上が0.373秒差の58秒119でフロントロウに並び、セカンドロウに58秒163の光山と58秒239の鈴木、とここまでFJ1500勢がつける。3列目は58秒244でS-FJトップの切替と58秒601の秋山、シーズン2年目の若手とFJ1600時代からの超ベテランが並んだ。

 スーパーFJ/FJ1500の決勝は午後1時40分開始予定。FJ1500は上位3台を占めたファーストガレージ勢に鈴木がどう切り込むか。S-FJは連勝中の切替を今シーズン好調の秋山が止めるかに注目だ。

FJ1500:予選2位は村上太晟(ファーストガレージBLAU KK-F)

FJ1500:予選3位は光山勇正(Fガレージ丸和精密KK-F)

S-FJ:予選2位は秋山健也(スーパーウィンズKKS2 ED)

S-FJ:予選3位は相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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第3戦筑波公式予選結果

MAY RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2026/05/24) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2026 筑波・富士FJ1500/スーパFJ選手権シリーズ Round 3 筑波サーキット 2.045km

PosMClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
155FJ15001酒井 翔太FJ1500
MYST KK-F
R57.746--127.489
248FJ15002村上 太晟ファーストガレージBLAU KK-F
MYST KK-F
58.119 0.373 0.373126.671
377FJ15003光山 勇正Fガレージ丸和精密KK-F
MYST KK-F
58.163 0.417 0.044126.575
414FJ15004鈴木 大翔ZAP SPEED KK-F
MYST KK-F
58.239 0.493 0.076126.410
551S-FJ1切替 悠喜ファーストガレージRSD制動屋
MYST KK-S2
58.244 0.498 0.005126.399
63MS-FJ2秋山 健也スーパーウィンズKKS2 ED
MYST KK-S2
58.601 0.855 0.357125.629
715S-FJ3相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.676 0.930 0.075125.469
872S-FJ4須藤 叶多ELEVレーシングKKSII制動屋
MYST KK-S2
58.736 0.990 0.060125.341
922S-FJ5内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
58.945 1.199 0.209124.896
1087MFJ15005山本 龍お先にどうぞ☆KK-F
MYST KK-F
58.976 1.230 0.031124.830
1191S-FJ6安西 柊馬ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
59.763 2.017 0.787123.187
1213S-FJ7クリストファー・デワンInfernoR KK-SII
MYST KK-S2
1'01.084 3.338 1.321120.523
1366MS-FJ8ジュンアラロッサ・コヤマG 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'03.419 5.673 2.335116.085
---- 以上基準タイム(130% - F1500: 1'15.412 / S-FJ: 1'16.059)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(57'778)を更新した。
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SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿決勝会見 福住仁嶺「モリゾウオーナーからどんなご褒美が待ってるかなと」

第5戦優勝 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

決勝記者会見:優勝した福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

 「自分自身にとって久しぶりの優勝ですし、ルーキーレーシングにとって、今日が初ポールで初優勝です。そもそも今シーズンのチームとしての目標は表彰台でしたが、それを開幕戦で成し遂げることができて、第5戦にしてポールと優勝を勝ち取ることができたので、個人的にも嬉しいんですけども、チームの皆さんにとって素敵な日になったんじゃないかなと思うので、おめでとうございますという気持ちでいっぱいです」

 「最初はかなり早めにタイヤを替えようかなと考えたんですが、先に牧野選手が動いて、坪井選手も早めに動いたところで、そこにつられて動かない選択をチームがしたので、僕はそれに従って引っ張る方向に変えて走りました。予想してたよりも早く牧野選手のペースが落ちてきて、坪井選手のペースが速いから頑張ろうっていう無線をいただいて、自分なりに結構頑張って走りました。ペースは悪くないけど、(岩佐)歩夢に比べるとちょっと悪いのか、少しずつ追いつかれたので、このままだと後半きついんじゃないかなと予想しました、歩夢が動いた後に僕も動いて、確実に前でコースに戻れるように作戦を考えてもらって、戻ったものはいいんですけども、ずっとペースがきつくて、追われる展開になり、プレッシャーも感じていました。1回抜かれたタイミングで諦めかけましたが、僕らはレスダウンフォースで車を作ってきたので、結果的にそのセットアップのおかげで、ああいうレース展開に持ってました。最後はギリギリでしたが優勝できてよかったです」

 「僕も無限から始まりダンデライアン、スリーボンド、KCMGとたくさんのチームを経験してきましたが、どのチームもすごくファミリーなチームでいいですし、このルーキーレーシングも、本当にチーム力というか、組織として、すごく出来上がっているチームかなと感じています。僕は1年目ですが本当に優勝したいっていう、思いが伝わってくるし、そのためにはどうしたらいいのかを、本当に人一倍考えてくれているところもあるので、その期待に応えないといけないというプレッシャーもあったし、みんなの気持ちが一丸となれたからこそ、この1勝があると思うので、本当にチームのおかげです。モリゾウオーナーとはまだ話していませんが、どんなご褒美が待ってるのかなと思います。後で連絡します(笑)」

第5戦決勝2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

決勝記者会見:2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

 「昨日のレースも、去年も、常に基本的にトップレベルのレーススペースがあるのは自信がありました。第1スティントで3番手に落ちてしまったのがちょっと痛かったですが、早めに牧野選手が入って、クリーンエアーができたので、そこから自分のペースで走って、前の福住選手に追いついていって、後方の太田選手との差を少しずつ広げることができました。ただ勝負は前半っていうよりもタイヤ交換の後だったと思います。福住選手はレスダンフォース仕様で直線が結構速いなっていう印象で、OTSこっちが使っても意外と抜きづらくて、130Rの手前ギリギリで抜けたような感じでした。僕としては完璧にやりきったっていうわけではなく、細かいところで何かしらベターなレースができた可能性っていうのはあると思うので、そこら辺はこれからしっかりと分析して、今後につなげたいなと思います」

 「本当に最後の数周に関してはレースらしいレースをできたんじゃないかなと思うんですけど、まあ悔しい結果ですね」

 「ポイントは大事ですけど、自分たちとしては常に勝ちを狙って戦ってるんで、だから今日みたいな戦い方をできたわけです。チャンピオンシップというよりも早く勝たないといけない感じです。今年はまだ1勝できてませんし。常に速さがある中で、勝ちにつなげられてないんで、しっかりと勝ちにつなげれるように、次の富士までにしっかりと成長して、勝ちを狙いたいと思います」

第5戦決勝3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見:3位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「昨日と同じでだいぶ満足してます。最終盤前の2人を追い上げていって、2台まとめて抜くのかなっていうふうに見ている側が期待されてるだろうなと思ってましたし、僕もそれ狙ってました。ちょっと距離を空けて2台が戦っているのを見て、何か起きるかもしれないし、OTをお互い使い合って、2台とも使えないところで自分が使えるようにかなり残していたので、勝てなかったことは悔しいですけど、抜けない鈴鹿で。9位から3位まで上がれたことで、ペースもそうだし、勝負強さも今回見せれたと思うので、楽しかったですね。最終コーナーも飛び出しそうになったし、1コーナーもすごいギリギリだったし、本当に痺れるレースでした」

 「(福住選手は)今年中には絶対に勝つだろうなと思っていました。僕は彼のことを本当に天才だと思っているし、リスペクトしているので、絶対勝つだろうなと思ってましたが、ただこんなレースで勝つのかっていうね。持ってるなというか、普通に1位から行って逃げ切って勝つレースになるって僕は思ってたんですが、ああやって1回抜かれて、それを抜き返して勝つっていう、あんなかっこいい勝ち方をするのかと。僕も真後ろでもうね、なんかちょっと感動しました。僕も去年富士で勝った時はああいう感じで、すごいレース展開で勝てた時はすごい嬉しかったし、それがチームとしての初優勝、ああいう形で決められたっていうのは本当に最高の最高だと思いますね」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち:

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿決勝 熾烈なOTSの応酬を制し、福住仁嶺が今季初優勝!!

優勝した福住仁嶺と石浦宏明監督(NTT docomo Business ROOKIE)

 2026年NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝が5月24日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)がレース終盤の息詰まる接戦を制し、今季初優勝。そしてNTT docomo Business ROOKIEに創設以来初の勝利をもたらした。

(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:金曜日4,000人/土曜日13,000人/日曜日16,000人)

 第5戦決勝は午後2時45分より31周で行われた。スタート時の気温は25℃、路面温度は40℃まで上昇している。

決勝のスタートシーン

 スタートでトップに立ったのはポールの福住。予選2位の岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、予選3位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23 )と続き、4番手に予選5位の坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)。予選4位の野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)は5番手に退き、予選8位の小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が6番手にジャンプアップしてきた。

 しかし予選9位からスタートした太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23 )がサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 )そして小林利徠斗を次々に抜き去って6番手でコントロールラインに戻ってきた。

 しかしその後方で、アステモシケインでザック・オサリバン(WECARS IMPUL with SDG SF23)がスピン。これを回避しようとした大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)が野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)に追突するアクシデントが発生。大湯の車はフロントウィングにダメージを負い、コース状にパーツが散乱したことにより、2周目からセーフティーカーが導入される。

 パーツ回収ののちセーフティーカーは4周目にピットイン。5周目からレースが再開されると、すかさず牧野が1コーナーで岩佐のインに飛び込み2番手に浮上。後方では太田がインから野村を抜いて5番手に上がってきた。

 さらに牧野はオーバーテイクシステム(OTS)を使って福住を追う。後方では阪口も野村を抜いてきた。

 6周終わって福住のリードは2秒297

 7周目のスプーンで太田がオーバーラン、すかさず阪口がシケインでアウトから太田を抜くが、すかさず太田も8周目の1コーナーでOTSを使ってインから抜き返した。

 8周終わって福住のリードは4秒008。ここからタイヤ交換が可能となり、牧野、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、小林利徠斗、野尻、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH SF23)、大湯がピットイン。9周目には野村、松下信治(DELiGHTWORKS SF23)がピットインしてきた。

 そして11周目に坪井がピットイン。牧野の前でピットアウトしたものの、あっという間に抜き去られた。

 13周終わって福住のリードは4秒052。タイヤ交換を終えた中では最上位の牧野とは39秒501の差。ペースの伸び悩む牧野に自己ベストで坪井が接近すると、14周目のアステモシケインでアウトから牧野をパス。ファステストを更新して福住との差を38秒644とする。まだタイヤ交換を終えていない福住と2番手岩佐とは3秒803の差だ。

 21周目に漸く岩佐と阪口がピットイン。岩佐は坪井の前でコースへ。みるみる追いつく坪井。岩佐は坪井を従えたままヘアピンを立ち上がる。スプーンで坪井が岩佐のアウトに飛び込むが、ここで痛恨のオーバーラン。

 そして22周目。ついにトップの福住がピットイン。太田もそれに続き、岩佐の前でコースに戻った。

 23周目の逆バンクで岩佐が半ば強引に太田のインをこじ開け、福住に次ぐ7番手に。この時点ではまだ小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC SF23 )、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、ルーク・ブラウニング(REALIZE Corporation KONDO SF23 )、ロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK SF23)そして小出峻(ThreeBond SF23 )の5台はタイヤ交換を終えていなかった。

 23周終わりで佐藤と小出がようやくピットイン。これで福住は4番手。岩佐、太田、坪井と続いて阪口が8番手だ。

 25周目にスタネックがピットイン。可夢偉とブラウニングはまだ入らない。福住と岩佐は0秒398、岩佐と太田は0秒965

 26周目の130Rで岩佐がついにOTSを使ってアウトから福住を抜き去った。後方では野村が佐藤を抜いて11番手に。

 しかし福住も27周目にOTSを使って岩佐を追い上げ、ホームストレートでアウトから抜き返す。

 岩佐は28周目にOTSを使ってアウトから福住に並びかけるが、1コーナーでインを守った福住が先行を許さない。ここで小林可夢偉がピットイン。

 29周目のスプーンから太田がOTSを作動。ホームストレートで岩佐のアウトに並びかけるが、岩佐も巧みなラインどりでこれを退ける。ブラウニングはようやくここでピットへ。福住が再びトップに返り咲いた。

 いよいよファイナルラップ。岩佐のOTSは残り24秒。太田は残り54秒そしてトップの福住は僅か3秒だ。岩佐はヘアピン立ち上がりからOTSを作動。太田もNIPPOコーナーからOTSを使って追い上げを図る。

 しかしトップの福住仁嶺は残り3秒のOTSをバックストレートで使い切って2台のホンダ勢の追撃を退け、ルーキーレーシングに初の勝利をもたらした。

 2位に終わった岩佐歩夢との差はわずか0秒240。3位の太田格之進と岩佐の差も0秒380だった。

 奇しくもこの日は1989年に全日本F3000選手権でチャンピオンを獲得し、トヨタのエースとして全日本スポーツプロトタイプ選手権や世界スポーツカー選手権でも活躍した小河等さんの命日。トヨタエンジンで戦う福住が因縁の地鈴鹿でNTT docomo Business ROOKIEにチーム創設以来初の勝利をもたらしたのも何かの縁かもしれない。

 全日本スーパーフォーミュラ選手権はこのあと6月30日と7月1日の両日、富士スピードウェイにて公式テストを実施し、同じ富士で7月18−19日に第6戦、第7戦そして延期となっていた第3戦の決勝を行う。

優勝は福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)

決勝2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝3位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23 )

決勝4位は阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 )

決勝5位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

決勝6位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23 )

トップでゴールする福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 SUPER FORMULA Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
114福住 仁嶺NTT docomo Business ROOKIE SF23
NTT docomo Business ROOKIE
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3155'58.747--
21岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
3155'58.987 0.240 0.240
36太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3155'59.367 0.620 0.380
438阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'03.623 4.876 4.256
536坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'06.956 8.209 3.333
65牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3156'09.70210.955 2.746
737サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'10.65311.906 0.951
865イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3156'11.09612.349 0.443
964佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3156'11.33012.583 0.234
107小林 可夢偉KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'12.32313.576 0.993
1116野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
3156'15.82817.081 3.505
1222松下 信治DELiGHTWORKS SF23
DELiGHTWORKS RACING
Honda M-TEC HR-417E
3156'16.91618.169 1.088
1350野村 勇斗San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
3156'17.66918.922 0.753
143ルーク・ブラウニングREALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'27.99929.25210.330
1597ロマン・スタネックナビクルBuzz MK SF23
ナビクルBuzz MK Racing
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'30.55131.804 2.552
168山下 健太KCMG Cayman SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'31.59932.852 1.048
1739大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'40.49341.746 8.894
1812小出 峻ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
3156'42.17243.425 1.679
199野中 誠太KCMG Elyse SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'42.32343.576 0.151
2019ザック・オサリバンWECARS IMPUL with SDG SF23
TEAM IMPUL
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'44.42345.676 2.100
2110ジュジュHAZANA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDO Triple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
3156'48.54549.798 4.122
2253チャーリー・ブルツTEAM GOH SF23
TEAM GOH
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3156'51.46252.715 2.917
2328小林 利徠斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
3157'28.0481'29.30136.586
---- 以上規定周回数(90% - 27 Laps)完走 ----
-4笹原 右京REALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1436'24.78017Laps17Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 7 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC SF23 ) 1'39.864 (31/31) 209.337 km/h
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SUPER FORMULA

第5戦公式予選 福住仁嶺が岩佐歩夢を抑えてポール獲得

ポールポジションを獲得した福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

 5月23日、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の第5戦の公式予選が鈴鹿サーキットで行われ、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)が、今季4戦中3戦でポールを奪っている岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)を抑えてポールポジションを獲得した。

 昨日の不安定な天候から一転、第5戦が行われる日曜日は好天に恵まれた。気温が上がり日も差してくるなか、予選が始まった。

■Q1グループA

 午前10時25分、グループAの公式予選Q1が始まった。

 昨日は主力選手のコースオフなど波乱含みの予選だったが、このグループは順調に進んだ。2番目にアタックに入った野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が1分38秒055をマーク。昨日よりタイムは伸びないようだが、38秒台前半がカットラインになると思われた。

 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が、1分37秒994と野尻のタイムを上回ると、終了間際にアタックした牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)も1分38秒051とほんの僅か野尻を上回り、この二人が1、2位。そして、3位の野尻に続いたのが、昨日はアタックのタイミングを外してしまった小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)。ようやく本領発揮といったところだ。

 昨日優勝のサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)も6位ながらQ1通過を果たし、4強といわれるチームが順当にQ2に進んだ。Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree SF23)はトラブルでアタックできなかった。

 順位:佐藤-牧野-野尻-利徠斗-阪口-フェネストラズ/山下-松下-スタネック-笹原-ブルツ-Juju

■Q1 グループB

 このグループはトップとなった岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)を筆頭に、6位までが1分37秒台に入れ、グループAよりも大幅にタイムが向上した。

 通過者は、こちらもトップ4チームは順当に通過。2位太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、3位イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、そして坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)は6位ながらも37秒台に入れた。

 その坪井を、期待のルーキー・野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)が上回り、この6人がQ2進出。好調の小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)は7位で涙をのんだ。

 順位:岩佐-太田-フラガ-野村-福住-坪井/可夢偉-小出-オサリバン-大湯-野中-ブラウニング

■Q2

 Q2への進出は、4強の無限、ダンディライアン、トムス、ナカジマが2台ずつ。ここに、ルーキー、セルモ、TGM、B-Maxが1台ずつという結果になった。

 気温、路面温度が上がり、グループAよりBの方がタイムの向上が見られたこともあって、各チーム、更なるタイムアップを狙って、クルマに微調整を加えて臨んだ。しかし、思ったようにタイムが伸びず、結果として走路外走行のペナルティを受ける選手が多くなり、セッション終了後に順位が大きく動いた。

 その筆頭が3位のタイムを出していたフラガと5位だった野尻。フラガは10位、野尻は12位へ降格。また、ポール争いに絡むと思われた太田もアタック中にコースを少し外れタイムを出せなかった。

 この波乱のなかでポールの座を奪ったのは福住。鈴鹿ではチーム無限、ダンディライアンが圧倒的な強さを誇っていたが、トヨタエンジンを搭載する福住がその牙城を崩した。

 2位は岩佐、3位は牧野、4位には昨日に続いて3列目に並ぶことになった野村と続いた。

 順位:福住-岩佐-牧野-野村-坪井-阪口-フェネストラズ-利徠斗-太田-フラガ-佐藤-野尻

 決勝は、本日の午後2時45分から31周で争われる。

ポールポジションは福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)

予選2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選3位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23 )

予選4位は野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)

予選5位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

予選6位は阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 )

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA LIGHTS

第9戦鈴鹿決勝記者会見 優勝・梅垣清「引き続き自分の課題に向き合っていく」

優勝 梅垣清(TOM'S)

決勝記者会見:優勝した梅垣清(TOM\'S)

 「スタートを決めることができ、後ろを徐々に離すことができました。途中SCが入ってアクシャイ選手とのギャップが縮まって、彼のペースも悪くないので、不安はありました。自分のドライビングに集中して、暑い中でもマシンバランスも良かったので、なんとか逃げ切れることができ、良かったです」

 「3連勝の要因は予選でWポールを取れたことだと思っています。練習の時は3、4番手でうまく組み合わなかったんですが、トムスの皆さんがクルマを仕上げてくださいました。課題だったスタートや決勝のペースも改善できたので、今回の優勝につながったと思います」

 「ポイントランキングはトップに立ちましたが、まだ僅差なので、引き続き自分の課題に向き合って、クリアしていきたいと思います。自分自身、岡山は苦手なので、データーやオンボードを確認して、また優勝できるように頑張ります」

2位 アクシャイ・ボーラ(TOM'S)

決勝記者会見:2位のアクシャイ・ボーラ(TOM\'S)

 「午前中のレースは表彰台に乗れるポテンシャルはありましたが、ぼくのミスも含めてタイミングが悪かったです。今日のレースは1周目に前に出ようとトライしましたが、だめで、安定した走りをキープしました。後半はインサイドを走って、芝生を走ったとこともありましたが、それがうまくいきました。ペースのいい週末でした。チームもいいパッケージを用意してくれたので、感謝したいと思います」

 「SCはチャンスでした。ハイスピードコーナーも多くてタイヤに負担がかかるので、SC中はタイヤをクールダウンして、リスタートに臨みました。ペダルのタイミングが遅かったのか、前にはたどり着かず、2位のポジションをキープしました」

 「岡山は初めてのサーキットなので、チャレンジングです。そのための準備をシミュレーターを使ったり、チームと話をしていきたいと思います」

3位 鈴木斗輝哉(TOM'S)

決勝記者会見:3位の鈴木斗輝哉(TOM\'S)

 「スタートが8番手で、運もあって実力で取った3位じゃないので、内容的には満足していません。トップのドライバーとのパフーマンスの差は大きいと思っています。単純にスピードがないので、岡山までに克服していくのは難しいと思いますが、予選を含めてパフォーマンスを上げられればいいと思います」

 「前回大会に出ていなくて、ぼくは2大会目になるので、経験値も周りより少ないです。タイヤの使い方だったり、クルマの使い方だったり、新しい発見があってつかめたので、次の岡山が本領を発揮できると思います。岡山は相性がよくてリージョナルでも優勝しているので、ライツで走ったことはないですが、今回の発見をつなげれば自ずと結果は出てくると思います」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第9戦鈴鹿決勝 梅垣清が3戦連続ポール・トゥ・ウィンを達成し、ポイントリーダーに

優勝した梅垣清(TOM\'S)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第9戦の決勝が5月24日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした梅垣清(モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL)がここでも勝ち、3戦連続のポール・トゥ・ウィンを達成した。

 第9戦決勝は午後1時より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

決勝がスタートした

 ホールショットはポールの梅垣。新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)が予選3位から2番手にジャンプアップ。3番手に予選2位のエヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)が続く。

 その後方では予選6位の卜部和久(DELiGHTWORKS)がスプーンカーブでアウトから予選5位の佐藤凛太郎(B-MAX ENGINEERING 324)を抜いて5番手に。これで1周を終えた時点の順位は梅垣、新原、ジルテール、アクシャイ・ボーラ(PONOS Racing TOM'S SFL)、卜部、佐藤、鈴木斗輝哉(モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL)、オスカー・ブルツ(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)となり、最後尾スタートの三井優介(DELiGHTWORKS)は8番手まで上がってきた。

 続いて8位スタートの鈴木が2周目の2コーナーでインから佐藤をパス、この周のアステモシケインでジルテールがインから新原をパスして2番手を奪い返す。

レースは序盤3台が絡むアクシデントが発生した

 ところが3周目の1コーナーでジルテール、新原、ボーラ、卜部が4ワイド状態になり、ジルテールと新原が接触、これに大外の卜部が巻き込まれる多重クラッシュが発生、ここでセーフティーカーが導入される。

 一番内側にいたボーラは難を逃れたことにより、順位は梅垣、ボーラ、鈴木、佐藤、ブルツ、三井、熊谷憲太(LMcorsa OTG 320)となる。

 セーフティーカーは6周目にピットイン。7周目からレースは再開となる。すかさずブルツが1コーナーで佐藤にアウトから並びかけ、S字で抜き去って4番手に浮上した。鈴木もボーラの背後からプレッシャーをかけるが、こちらはポジションアップならず。

 続いて8周目の1コーナーで三井も佐藤のアウトに並びかけるが、ここは佐藤が押さえ込んだ。

 トップの梅垣はファステストを更新し続けるハイペースで逃げ、10周を終えた時点で1秒351のリードを築く。

 それを追うボーラと鈴木はこう着状態に。5番手の佐藤は4番手のブルツを僅差で追う。三井も離れずについていく。

 結局、レースは梅垣清が2位以下に1秒137差をつけて12周の戦いを制し、今週末を3連勝で締め括った。

 2位にアクシャイ・ボーラが続き今季初の表彰台、鈴木斗輝哉が3位で第8戦に続いて2戦連続で表彰台を獲得した。これによりトムス勢が2戦連続で表彰台を独占することに。

 さらにオスカー・ブルツもファイナルラップで佐藤を仕留め、トムス勢が1-2-3-4フィニッシュを達成した。

 これにより梅垣はシリーズポイントを61とし、今回ノーポイントに終わったジルテールを抜いてランキングトップに躍り出た。

 次戦の舞台は岡山国際サーキット。6月13-14日に第10戦、第11戦そして第12戦が行われる。

優勝は梅垣清(モビリティ中京TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝2位はアクシャイ・ボーラ(PONOS Racing TOM\'S SFL)

決勝3位は鈴木斗輝哉(モビリティ中京TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝4位はオスカー・ブルツ(PONOS Racing TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝5位は佐藤凛太郎(B-MAX ENGINEERING 324)

決勝6位は卜部和久(DELiGHTWORKS)

マスタークラス優勝はケン・アレックス(BUZZ RACING)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第9戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 9 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135梅垣 清モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1228'05.917--
237アクシャイ・ボーラPONOS Racing TOM'S SFL
TOM'S
1228'07.054 1.137 1.137
338鈴木 斗輝哉モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1228'07.878 1.961 0.824
436オスカー・ブルツPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1228'09.045 3.128 1.167
526佐藤 凛太郎B-MAX ENGINEERING 324
B-MAX ENGINEERING
1228'09.162 3.245 0.117
63三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1228'09.522 3.605 0.360
760熊谷 憲太LMcorsa OTG 320
LM corsa
1228'12.265 6.348 2.743
86M1ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1228'26.38120.46414.116
930M2DRAGONB-MAX ENGINEERING 324
B-MAX ENGINEERING
1228'27.46721.550 1.086
---- 以上規定周回数(90% - 10 Lapas)完走 ----
-50新原 光太郎HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
23'50.95510Laps10Laps
-2卜部 和久DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
23'51.20010Laps 0.245
-1エヴァン・ジルテールART Grand Prix with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
23'55.77810Laps 4.578
  • Fastest Lap: CarNo. 35 梅垣清(モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL) 1'53.586 (10/12) 184.047 km/h
  • CarNo. 1は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条(走路外追い越し)により、タイムペナルティー5秒を科した。
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SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿予選上位3人のコメント 福住仁嶺「存分にこの状況を楽しみたい」

第5戦ポールポジション 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

予選記者会見:ポールポジションを獲得した福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)

 「Q1では久しぶりのB組になりました。毎回車のポテンシャルは悪くないけどトップには少し届かないなという感じで、今回も5番手でQ2に進むことができました。そこからQ2に向けて、ちょっと時間がタイトだったんですけど車のセット変更をしました」

 「通常ならアウトインを挟んでから、ニュータイヤに替えるんですが、それをする時間もなかったので、作業を優先して、最初からニュータイヤを嵌めてQ2に行きました。セット変更もいい方向に進んだのかなと思いましたし、大きくコンディションが変わったことで、自分たちにも風が向いたのかなと思って。短い時間の中でコミュニケーションを取りあって、しっかりと車を作り上げたという点で、チーム力が上がってきたなという証拠が今の結果につながったかなと思います」

 「1番前からスタートできるのは2年ぶりですし、鈴鹿においてはかなり久しぶりなので、存分にこの状況を楽しみたいなと思いますし、決勝のペースが非常に大事になってくるので、昨日の課題をしっかりと改善して、今日のレースに活かせればなと思います」

第4戦予選2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

予選記者会見:2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

 「昨日からさらに改善には挑んだんですけども、マシンフィールが別に特に悪いわけではなく、単純にパフォーマンス不足というか。自分自身もドライバーとしては、昨日よりはいいパフォーマンス出せて、 Q2ではいいアタックができたんですけど、こういう結果で。単純に負けましたというか、今の自分たちのパフォーマンス、今日のパフォーマンスは2番手だったのかなというふうに思いますね」

 「昨日のロングラン、ファーストスティントでは結構いいものがあったと思うんで、そこからさらに改善に挑んで、自分たちのレースができれば、しっかりと頂点を取れると思うんで、自分たちのレーしっかりとまたやりたいと思います」

第5戦予選3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

予選記者会見:3位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「昨日のレースがうまくいかなくて、予選もタイムを出してなかったので。(タイムは)4番手でしたけど、繰り上がりで3位になり、これが僕にとっても今シーズン初ポイントです。今年本当に苦戦している中で、ちゃんと前から決勝レースをスタートできることになったので、落ち着いていろんなことができると思うので、今日の決勝もいつもどおりじゃないんですけど、普段のレースができたらなと思っています」

 「目標はもちろん優勝です」

予選フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5決勝上位3人のコメント 洞地遼大「ペースには自信があった」

レース5優勝 洞地遼大(PONOS RACING)

優勝した洞地遼⼤(PONOS RACING)

 「スタートは昨日も失敗っていうか、昨日はギヤを入れてませんでした。今日もスタート失敗しましたが、ペースはめっちゃ良かったんで、次回以降はスタートしっかり決めてレースしたいと思います。ペースがめっちゃ良かったんで、絶対コース内で大宮選手を抜けるなと思ってたんですけど、大宮くんもなかなかブロックがうまくて。そのあと1回抜き返せれてすごい嬉しかったです。あとは自分のペースで逃げ切るだけだったんで」

 「リスタートでちょっとタイヤ冷やしすぎちゃって、武藤選手にセクター1で追いつかれちゃったんですけど、自分はセク3、4が彼より速いんでそこはもう自信は全然あって、逃げ切ろうった感じでした」

レース5決勝2位 武藤雅奈(TOM'S TGR-DC)

決勝2位の武藤雅奈(TOM\'S TGR-DC )

 「まだまだ自分でもスタートの面で詰められるところがいっぱいあるんですけど、そこを次に向けてしっかり練習していきます。レースペースに関しては昨日から悪くなかったです。洞地選手が本当に速かったんですけど、前回の自分と比べたらすごい接近してました。大きなミスがなかったことは良かったです。ただヘアピンでのミスがすごい多くて、オーバーテイクするのに必要な組み立ての部分ですごい難しかったです。そこでトップと離れちゃったのかなと思います。なので次回に向けては抜くための組み立て方っていうのをしっかり意識したいです」

 「洞地選手のリスタートがすごい上手くて、あそこでついていけてればワンチャンスあったかもしれない。あそこで抜けなかったからだいぶ悔しいです」

レース5決勝3位 三浦柚貴(TOM'S TGR-DC)

決勝3位の三浦柚貴(TOM\'S TGR-DC)

 「めっちゃ悔しいですね。ペースも悪いし、レースも悪いし、ちょっとトラブルもずっとあって、それがすごく気になってました。エンジンが息つきするんですけど、車のせいにしても仕方ないんで。自分のペースが悪いんで、それを踏まえて次のレースを優勝したいなと思ってます。もてぎは別に好きでもなく嫌いでもなく、得意でもないんですが。車もドライバーも全部合わせて優勝したいなと思ってます」

 「(序盤大宮選手に追いついたが)あそこでもう行くしかないっていう感じに思ってたんですが、行き過ぎてしまいました。そういう経験ももまだまだです」

マスタークラスレース4優勝 AKITA(ABBEY RACING)

マスタークラス優勝のAKITA(ABBEY RACING)

 「確かに予選は自分でも結構上出来だったかなと思いますけど、決勝の5位は結構運もあったかなっていう感じで。やっぱり最初から課題としてた、タイヤが冷えてる時のペースの悪さがなかなか克服できなくて。オープニングとSC明けとかのタイヤがちょっと冷えてる状態の時に、前と間ができてしまって、結局その間隔をずっと維持するみたいなレースになっちゃいました。もっと前についてちゃんとスリップ使って、その集団で戦っていけるようにしたいです。次のもてぎは多少無茶してもバラバラにはならないんで、そこで克服したいなと思います。もてぎではフルプッシュして、最悪回っても大丈夫なんで、頑張ります」

 「シリーズランキング6位になるとJAFの表彰式に行けるんで、それを目標にしてるんですよ。今回はかわいそうですけど(下野)璃央ちゃんがノーポイントだったんで、ちょっといい感じに来たんじゃないかなと思って頑張りたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2026 SUPER FORMULA Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
114B福住 仁嶺NTT docomo Business ROOKIE SF23
NTT docomo Business ROOKIE
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'37.605--214.182
21B岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
1'37.765 0.160 0.160213.831
35A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.914 0.309 0.149213.506
450B野村 勇斗San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'38.047 0.442 0.133213.216
536B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.094 0.489 0.047213.114
638A阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.133 0.528 0.039213.029
737Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.465 0.860 0.332212.311
828A小林 利徠斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'39.357 1.752 0.892210.405
96B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'44.017 6.412 4.660200.979
1065Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'52.27414.669 8.257186.198
1164A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'52.72515.120 0.451185.453
1216A野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
2'00.39222.787 7.667173.643
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5決勝 洞地遼⼤が2勝目 マスタークラスはAKITAが開幕から5連勝

セーフティー後のリスタート

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は5月24日、鈴鹿サーキットでレース5の決勝を行い、予選2位からスタートした洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)が6周目にトップに立つとそのまま逃げ切り今季2勝目を飾った。マスタークラスはAKITA(ACR Formula R)が開幕から無傷の5連勝を達成した。

 決勝は午前9時30分にフォーメーションラップが始まった。天候は曇りで昨日に比べ暖かい。17台(うちマスタークラス9台)が出走し、1周を回りグリッドオン。シグナルブラックアウトでスタートが切られた。

 スタートでは、ポールポジション・大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が蹴り出しはよかったものの加速で伸びず、好スタートを切った予選3位の三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)が1コーナーで並びかける。ここは大宮が三浦を抑えてトップを守った。3位には予選2位の洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)がつけ、4位に奥本隼士(Rn-sports F111/3)、5位に武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR)、6位にマスタークラスのAKITA(ACR Formula R)が続く。

 その後方では、予選8位の下野璃央(Dr.Dry F111)とその真後ろ、同10位のリシュエンユ(TLM by Z.SPEED F111/3)が接触。下野はスタートできず、グリッドにとどまったため、早くもセーフティーカー(SC)が導入された。

 SCは2周を回って退き、レースは3周目から再開される。1コーナーでは三浦がオーバーラン。洞地が2位に上がり三浦は3位に落ちた。また、武藤が奥本をパスし4位に上がってきた。

 4周目から大宮と三浦のトップ争いが白熱。三浦が1コーナーで仕掛けるが大宮もトップを譲らない。しかしここから三浦のエンジンが不調となり、5周目の1コーナーで武藤にパスされ三浦は3位に落ちた。武藤はここからトップの大宮に狙いを定める。

 6周目、2位洞地は1コーナーで大宮を捉えてトップに浮上。その大宮はペースが上がらない。逆バンクで武藤に、スプーンで三浦にパスされ4位までドロップした。

 7周目、大宮のエンジンが吹けなくなり、スローダウン。S字入り口でマシンを止めたため、ここで2度目のSCが導入された。

 SC運用中、8周目の順位はトップ洞地、2位武藤、3位三浦、4位奥本、5位リンチェンファ(RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3)、6位AKITAだ。

 SCは9周を回って退き、レースは10周目から再開された。ここからトップ洞地はペースアップ。11周目にはこのレースのファステストラップ1分56秒350をたたき出し、2位武藤を突き放す。3位三浦を挟んで、4位奥本と5位リンも接近戦だ。

 レースは12周を回って終了。洞地が優勝し、2位に武藤、3位に三浦が入った。4位争いはシケインで仕掛けたリンが奥本に接触しクラッシュ。スポット参戦の奥本が4位を守りゴールした。

 5位にはマスタークラス5連勝のAKITAが、6位にはマスタークラス2位の⾚松昌⼀朗(GIGS Ride with Eagle Sports)が入った。予選16位からスタートした鳥羽豊(AIWIN F111/3)は徐々に順位を上げ、11周目には前を走る植田正幸(Rn-sports F111/3)を抜き去り7位、マスタークラス3位に入った。

 ドライバーズランキングではこの大会、2位、3位に入った三浦がポイントを101と伸ばし首位を堅持。2位には洞地が90ポイントで、3位には武藤が70ポイントで、4位には大宮が63ポイントでつけている。

 マスタークラスは5連勝のAKITAが125ポイントの満点で、2位鳥羽の79ポイントを大きく離し独走状態となっている。

 次大会は栃木県のモビリティーリゾートもてぎに舞台を移し、6月27日、28日に第3戦レース6、レース7が行われる。

オープニングラップのシケイン

洞地遼⼤と大宮賢人の争い

優勝は洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)

決勝2位は武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM\'S TGR-DC FR)

決勝3位は三浦柚貴(PONOS RACING TOM\'S TGR-DC FR)

決勝4位は奥本隼士(Rn-sports F111/3)

決勝5位、マスタークラス優勝はAKITA(ACR Formula R)

決勝6位、マスタークラス2位は⾚松昌⼀朗(GIGS Ride with Eagle Sports)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第5戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

Aグループ

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2026 SUPER FORMULA Round 5 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
164佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.994--213.331
25牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.051 0.057 0.057213.207
316野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
1'38.055 0.061 0.004213.199
428小林 利徠斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.110 0.116 0.055213.079
538阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.132 0.138 0.022213.031
637サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.264 0.270 0.132212.745
---- 以上Q2進出 ----
78山下 健太KCMG Cayman SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.270 0.276 0.006212.732
822松下 信治DELiGHTWORKS SF23
DELiGHTWORKS RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.341 0.347 0.071212.579
997ロマン・スタネックナビクルBuzz MK SF23
ナビクルBuzz MK Racing
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.578 0.584 0.237212.068
104笹原 右京REALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.596 0.602 0.018212.029
1153チャーリー・ブルツTEAM GOH SF23
TEAM GOH
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.833 0.839 0.237211.520
---- 以上基準タイム(107% - 1'44.853)予選通過 ----
-10ジュジュHAZANA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDO Triple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'50.84312.84912.010188.602

Bグループ

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2026 SUPER FORMULA Round 5 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
1'37.501--214.410
26太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.587 0.086 0.086214.221
365イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.610 0.109 0.023214.171
450野村 勇斗San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.724 0.223 0.114213.921
514福住 仁嶺NTT docomo Business ROOKIE SF23
NTT docomo Business ROOKIE
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'37.769 0.268 0.045213.822
636坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'37.991 0.490 0.222213.338
---- 以上Q2進出 ----
77小林 可夢偉KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'38.258 0.757 0.267212.758
812小出 峻ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.466 0.965 0.208212.309
919ザック・オサリバンWECARS IMPUL with SDG SF23
TEAM IMPUL
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'43.242 5.741 4.776202.487
---- 以上基準タイム(107% - 1'44.326)予選通過 ----
-39大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'44.588 7.087 1.346199.881
-3ルーク・ブラウニングREALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'45.418 7.917 0.830198.308
-9野中 誠太KCMG Elyse SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1'47.491 9.990 2.073194.483
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース5決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
145洞地 遼⼤PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1329'49.435--
238武藤 雅奈マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR
TOM'S TGR-DC
1329'51.263 1.828 1.828
337三浦 柚貴PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR
TOM'S TGR-DC
1329'53.478 4.043 2.215
410奥本 隼士Rn-sports F111/3
Rn-sports
1329'57.220 7.785 3.742
544M1AKITAACR Formula R
ABBEY RACING
1329'58.858 9.423 1.638
640M2⾚松 昌⼀朗GIGS Ride with Eagle Sports
イーグルスポーツ
1330'00.45811.023 1.600
713M3鳥羽 豊AIWIN F111/3
AIWIN
1330'01.76312.328 1.305
811M4植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1330'03.13513.700 1.372
946M5入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1330'04.63815.203 1.503
1018M6YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1330'12.96323.528 8.325
1160M7セイメイRUNUP × SOL F111/3
TOMEI SPORTS
1330'32.12942.69419.166
1223M8YUGOS2R Racing
N-SPEED
1330'33.98144.546 1.852
13*36M9ポール・ウォンSKYMOTORSPORTS F111/3
SKY MOTORSPORTS
1330'47.71858.28313.737
1448リン チェンファRAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORTS
1227'59.2181Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ----
-54大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
613'14.9787Laps6Laps
-86下野 璃央Dr.Dry F111
Dr.Dry Racing Team
01'00.00013Laps6Laps
-88リ シュエンユTLM by Z.SPEED F111/3
Team LeMans
01'00.10013Laps 0.100
  • Fastest Lap: CarNo. 45 洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3) 1'56.360 (11/13) 179.660 km/h
  • CarNo. 36は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.10(SC中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER FORMULA LIGHTS

第8戦鈴鹿決勝上位3人のコメント 梅垣清「自分の100%を出し切れたと思う」

第8戦優勝 梅垣清(TOM'S)

決勝記者会見:梅垣清(TOM\'S)

 「スタートダッシュを決めることができて、そこからは逃げる方向にフォーカスを当てて、とにかくミスなく走ることに集中しました。昨日と同様にタイヤのグレーニングも起きてしまっている中で、タイヤをケアしながら走るようにしていました。最後は鈴木選手が若干後ろから迫ってきていて、約1秒ラップぐらいペースが違ったんですけれども、連続優勝することができてうれしく思います」

 「課題があったスタートに対しては、クラッチミートなどは多分ちゃんとできているとは思うので、今は100%出し切れたのかなと思います。ただ、周りにもっと速い選手がいたかもしれないので、そこはデータを見て復習したいなと思います」

 「ポイント差もちゃんと詰めることができました、昨日、今日とペースが悪くないので、午後に向けてもしっかりスタートを決め、速さをちゃんと出し切れるように、まずはドライビングに集中して、車はチームトムスの皆さんが仕上げてくださっているので、そこにうまくアジャストして、午後も優勝したいなと思います」

第8戦決勝2位 鈴木斗輝哉(TOM'S)

決勝記者会見:鈴木斗輝哉(TOM\'S)

 「今シーズン初表彰台です。富士大会から課題だった予選の順位については正直まだまだ克服できていなくて、後方からのスタートになりました。昨日は最後尾グリッドからレースペース良く、中盤6番手ぐらいまでポジション上げたんですが、最後自分の詰めが甘くて接触があり、ポジションを落としてしまいました。それが今回のレースは課題だったスタートもよく、その後の位置取りもポジションを落とさず、スタート自体はすごい成長できたレースだったかなというふうには思っています。その後は前半のペースが悪くて、アクシャイ選手に抜かれてしまいましたが、自分のペースを取り戻してからは冷静に順位を上げていくことができたので、すごい良かったかなと思っています」

 「第1レースのレースペースがすごい良かったので、第2レースのレースペースもすごいいいだろうなというので、他者がグレイニングですごい苦戦している中、自分のタイヤはそこまで心配する必要はなく、車もすごいいい車を仕上げてくださったので、その分後半のレースペースも今回はすごく良かったので、次の第2戦、第3レースに向けてすごい自信になるレースでしたね」

「ニュータイヤだったのでかなりのアドバンテージがあったのかなと思っています。ただ、昨日、周りがニュータイヤの中で自分ユーズドタイヤだったんですけど、その中でも前半のペースも、後半のペースもニューと変わらず、後半は逆に僕の方が周りよりちょっと速いかなぐらいだったので、レースではかなり強いのかなっていうふうには思っています」

 「やっと表彰台に上がれて本当に一安心っていうのが率直な感想ですし、かなり苦戦してきた中でのこの2位は本当に価値ある表彰台だと思います。今回のレースウィークはかなりの収穫がありましたから、それを第3レースにまた活かしたらいいかなというふうに思っています」

第7戦決勝3位 オスカー・ブルツ(TOM'S)

決勝記者会見:オスカー・ブルツ(TOM\'S)

 「スーパーフォーミュラライツで初の表彰台を獲得できて本当に嬉しいです。昨日のレースもスタートは悪くはなかったんですが、後半で接触があってペナルティをもらうことになりました。本当にがっかりした1日になり、フラストレーションも溜まりましたが、もう切り替えて、今日のレースに集中しよう、頑張ろうと。昨日も車がすごく良く、ペースも良かったので、そのままのその調子を今日も再現させて、いい結果を出したいというふうには思いました。今回はトムスが1、2、3と表彰台に上がることができて本当に嬉しく思います。チームに聞いたんですが、 3年ぶりの表彰台独占だったということで、僕もこの中に入ることができて本当に光栄に思います。とにかくスーパーハッピーですね」

 「次のレースは11位からのスタートとなります。後ろからのスタートですが、前の方にいける自信もありますし、できるだけいいレースを続けて頑張っていきたいと思います」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第8戦鈴鹿決勝 トムス表彰台独占! 梅垣清、連勝でタイトル争いに加わる

トムスが1-3を独占

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第8戦の決勝が、5月24日、鈴鹿サーキットで行われ、ポールスタートの梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が、一度もトップを譲ることなく完璧なレースで第7戦に続く連勝。表彰台はトムス勢が独占した。

 マスタークラスは、KEN ALEX(BUZZ RACING)が、独走で優勝。こちらも昨日に続く連勝となった。

 午前8時20分、今大会2レース目となる第8戦のスタートを迎えた。天候は曇りだが、徐々に暖かくなってきている。

 昨日の第7戦で初優勝を遂げた梅垣がポール、その横には新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)が並び、梅垣の後ろには、昨日のレースで痛いリタイアを喫した三井優介(DELiGHTWORKS)。ポイントリーダーとなったエヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)は、3列目6番グリッドからのスタートだ。

 オープニングラップの順位は、グリッド順に梅垣、新原、三井、ニュータイヤを履く鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、アクシャイ・ボーラ(PONOS Racing TOM'S SFL)と続いた。

 トップの梅垣は、1分53秒台前半のタイムで新原以下を引き離していき、5周目には4秒という大きなマージンを築く。この頃から2位新原のペースが落ちはじめ、6周目1コーナーで三井に先行を許すと、その後もズルズルと後退してしまった。

 折り返しの6周を終えた順位は、梅垣、三井、鈴木、アクシャイ・ボーラ(PONOS Racing TOM'S SFL)、新原、佐藤凜太郎(B-MAX ENGINEERING 324)。ジルテールは7位とペースが上がらず苦しんている。

 8周目の1コーナーで、鈴木が三井をかわして2位へ上がると、その周のシケインで、三井、ボーラ、佐藤の3車が競り合うように進入したところで、三井にボーラが接触。2台はたまらずスピン。三井は昨日のレースに続いて、シケインが鬼門となってしまった。

 終盤の見せ場は、シケインのアクシデントで3位、4位に上がった佐藤とオスカー・ブルツ(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)の初表彰台争い。残り2周を切った11周目にブルツが仕掛け、S字での並走を制して佐藤の前に出る。

 これでトップ3は、梅垣、鈴木、ブルツとなり、このままフィニッシュを迎えた。トムス勢は3年ぶりとなる1-2-3でフィニッシュ。

 連勝を飾った梅垣はポイント争いでも急浮上。ジルテールが最終周に7位に下がり、三井とともにノーポイントに終わったことで、ジルテール52p、梅垣50p、三井47pと、タイトルは三者がほぼ横並びとなった。

 マスタークラスは、スタートでDRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)が動けず。1周目からALEXが逃げ、清水康弘(ART TASTE RACING 324)が追う展開となったが、清水のペースが徐々に落ちていき、ALEXが序盤から独走し第7戦に続いて連勝を飾った。

 大きく遅れていたDRAGONは、諦めずに前を追い続け、最終周に清水を1コーナーで捕らえて2位フィニッシュ。

 第9戦の決勝は、本日午後1時から12周で行われる。

決勝がスタートした

優勝は梅垣清(モビリティ中京TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝2位は鈴木斗輝哉(モビリティ中京TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝3位はオスカー・ブルツ(PONOS Racing TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝4位は佐藤凛太郎(B-MAX ENGINEERING 324)

決勝5位は卜部和久(DELiGHTWORKS)

決勝6位は熊谷憲太(LMcorsa OTG 320)

マスタークラス優勝はケン・アレックス(BUZZ RACING)

優勝した梅垣清(TOM\'S)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第8戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/24) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 8 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135梅垣 清モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1222'53.229--
238鈴木 斗輝哉モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1222'55.481 2.252 2.252
336オスカー・ブルツPONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1223'00.770 7.541 5.289
426佐藤 凛太郎B-MAX ENGINEERING 324
B-MAX ENGINEERING
1223'01.039 7.810 0.269
52卜部 和久DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1223'05.55312.324 4.514
660熊谷 憲太LMcorsa OTG 320
LM corsa
1223'06.02912.800 0.476
71エヴァン・ジルテールART Grand Prix with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1223'06.08012.851 0.051
850新原 光太郎HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1223'10.87717.648 4.797
93三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1223'12.74519.516 1.868
10*37アクシャイ・ボーラPONOS Racing TOM'S SFL
TOM'S
1223'20.33527.106 7.590
116M1ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1223'27.22633.997 6.891
1230M2DRAGONB-MAX ENGINEERING 324
B-MAX ENGINEERING
1223'52.57059.34125.344
138M3清水 康弘ART TASTE RACING 324
ART TASTE RACING
1223'55.1821'01.953 2.612
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. CarNo. 35 梅垣清(モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL) 1'53.211 (3/12) 184.657 km/h
  • CarNo. 37は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第15条1.1(危険なドライブ行為)により、タイムペナルティー5秒を科した。
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SUPER FORMULA

第4戦決勝 雨に翻弄されたレースをサッシャ・フェネストラズが制する

優勝はサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM\'S SF23)

 5月23日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の決勝が、鈴鹿サーキットで行われ、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)が、雨に翻弄されたレースを大逆転で制した。

 午後2時45分、今にも泣き出しそうな空のもと、スタートを迎えた。

決勝がスタートした

 フロントローに並んだ、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)と野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)のチーム無限コンビは順当にスタートを切ったものの、3番グリッドの野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)はホイールスピンで出遅れ、8番グリッドの小出峻(ThreeBond SF23)はスタートできずにピットへ。

 タイヤ交換の許される8周までは、岩佐、野尻、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)のオーダーでレースは進むが、ここからレースが動く。

 上位陣では、3位の福住、7位の太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が早くもタイヤ交換を行う。5位の佐藤もピットに入ってくるが、トラブルのようでそのままクルマをガレージへ入れてしまった。

 10周過ぎから、怒涛の追い上げを見せたのは、早めのタイヤ交換を見送った野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)。トップを上回るペースで追い上げ、先行する阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)を捕らえて2位の野尻に迫った。野村は16周目にタイヤ交換を行うがここでタイムロスし、後退してしまった。

 もう一人、ファステストタイムを更新しながら追い上げたのが、9周目にタイヤ交換を行った太田。ピットインしているため位置としては中団だったが、タイヤ交換組では福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)とともにハイペースで走り、上位陣のピット作業を待った。

 ここまでは、ステイアウトを選択した岩佐、野尻の無限の二人と、早めにピットに入った太田の戦いとなっていた。しかし、両チームの作戦に狂いが生じ始めたのが、19周目に130Rで起きた野中誠太(KCMG Elyse SF23)のクラッシュと、セーフティカー(SC)ラン中に降り出した雨だった。

 ピット作業を済ませていなかったクルマは、SCの出たタイミングで一斉にピットに滑り込んだが、この頃から僅かながら雨が降り出した。雨雲レーダーには映らないほどの雨雲だったが、確実に路面を濡らしていった。

 特に西コースはスリックタイヤで走るのは困難な状態になり、22周目にリスタートを迎えると、フラガが2コーナーで、名手・野尻がダンロップコーナーでコースアウト。再びSCが導入されると、上位陣はこぞってピットに入ってレインタイヤに交換した。

 一方、中団以降の選手は、半ばギャンブルとも言える判断をしてコースに留まり、SCの後に続く車列は、スリック組とレインタイヤ組にくっきり分かれた。

 しかし、天のいたずらか、5周のSCの間に雨は止み、路面は乾いていった。

 これで、リスタート後は、スリック組のトップを走っていたフェネストラズを先頭に、ルーク・ブラウニング(REALIZE Corporation KONDO SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、松下信治(DELiGHTWORKS SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH SF23)が、残り4周で表彰台を争うことになった。

 残り2周になると、逃げるフェネストラズを、松下、坪井が猛追するという展開になり、結局、この順位のままチェッカーを迎えた。

 昨年からスーパーフォーミュラに復帰したフェネストラズは、昨年秋の富士大会以来の勝利で、自身シリーズ3勝目となった。

 天候に翻弄されたレースは、終わってみれば予選でQ2進出を逃したトムスが優勝と3位、フロントローに並んだチーム無限はノーポイントと、誰も予想できなかった結果となった。

 明日は、第5戦の予選が午前10時25分から、決勝が午後2時45分から31周で行われる。

決勝2位は松下信治(DELiGHTWORKS SF23)

決勝3位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

決勝4位はルーク・ブラウニング(REALIZE Corporation KONDO SF23 )

決勝5位はチャーリー・ブルツ(TEAM GOH SF23)

決勝6位は大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

優勝したサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM\'S)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第4戦鈴鹿決勝会見 サッシャ・フェネストラズ「チームの指示を受け入れたおかげで優勝できた」

第4戦優勝 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM'S)

決勝記者会見:優勝したサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM\'S)

 「本当にハッピーです。昨年の優勝は赤旗で終わったので、そんなに気分良くはなかったです。今日こそは本当の優勝だと思うので本当に嬉しいです」

 「コンディションが難しくて、とてもハードなレースでした。雨で路面が濡れている中、こんなにハイダウンフォースでハイパワーの車にスリックタイヤを履かせてコントロールするのはとても難しい。その中で我慢して本当に良かったと思いますし、ステイアウトというチームの指示を素直に受け入れて、そのおかげで優勝することができて、とても嬉しいです」

 「まさか記者会見に呼ばれるなんて思っていませんでしたね。僕らのスタート位置を考えると、もうギャンブルするしかなかったし、その中で何ができるか、セーフティーカーがもし出てきたら、それを利用して、とにかくベストを尽くす。そのチャンスを逃さないっていうのが、僕らの考え方だし、やり方だったと思う。ご覧のように3人ともかなり後ろの方からのスタートで、ギャンブルが当たったといえるし、運が良かった面はありますね」

 「この1年間スタートがあまりうまくいってなかったんですが、今日は意外といいスタートでした。そして最初のセーフティーカーが入った時にタイヤを交換。2回目のセーフティーカーでもウェットタイヤに交換したいと言ったのにチームはステイアウトと言ってきました」

 「まだエンジニアとは話ができていないので、どういう考えで決めたかわからないんですが、僕らは基本的に、ポイント圏外にいるときはできるだけリスクを取ろうと考えています。でも今回はポイント圏内にいたし、路面状況はドライバーが一番よくわかっている。特にセクター3に関しては、非常に濡れていてグリップがなかった。もしセーフティカーが2周早く入ってきたら、違う結果になっていたかもしれません。おそらくセーフティカーも安全を考えて、ちょっと長めに行った。それによって、僕らはこんな結果を出せたともいえます。それに僕らのチームはスーパーフォミュラライツにも参戦しているので、そこで西コースの新しい舗装がすぐに乾いていくということを知っていたのかもしれません。これはこのあと確認したいと思っています」

 「チャンピオンシップについては7月のレースの結果を見て考えたいです。今はとにかく目の前のレースに集中するだけです」

第4戦決勝2位 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)

決勝記者会見:2位の松下信治(DELiGHTWORKS RACING)

 「今日のレースは本当にいい内容だったと思うんですね。ファーストスティントで隣に太田選手がいて、彼がすごい勢いで抜いていったんですが、その後ろの後ろぐらいについていけて、2台ぐらい抜かしていて、よしよしと思っていました。カーパフォーマンスもすごく良かったんですけど、ピット入った時に多分10秒ぐらいかかったかな。それでもう一気に15 、 6番手まで落ちて、終わったと思ったんですね。ただまあこれが僕らの実力なのかなと思って、そこからまた切り替えて、 15番手でも何か得るものがあるだろうっていうふうに切り替えたことが、まあ運を引き寄せたのかなと今思ってるんです」

 「その後、雨が降ってきて。そこでのストラテジーに関しては、トムスさんととかとは違って、ロジックなんて存在しなくて。僕らのチームはこうなったらこうするみたいなシミュレーションもできてないですし、エンジニアが『どうする?』って言ってきて、僕が『いや、これまだ空が明るいから止むんじゃない?』って思ったんですね。直前になってエンジニアがBox Boxって言ったんですけど、もう遅かったんで入れなかった。無限などのトップチームの人たちしっかりロジックを組み立ててやってると思うんですけど、僕らはそうじゃなかったんです」

 「表彰台に帰ってきたのは本当に3年ぶりということで、実力ではないとは思いつつも、これもレースなので、ポイントを持って帰ってチームのモチベーションにはなっていると思いますので、こんな僕でも応援してくれているファンの人たちが今日喜んでくれていると思うので、良かったなと思っています」

第4戦決勝3位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM'S)

決勝記者会見:3位の坪井翔(VANTELIN TEAM TOM\'S)

 「ただ運が良かったってだけで、実力的には四脱したっていう事実だけが残るので、あまり良くない週末だったんですけど、運が良かったので記者会見にこれたということで、運も実力のうちってことがわかりました」

 「レースって本当に最後まで何が起きるかわからないので、ストラテジーも含めてしっかり生き残ったということです。もしかしたらスリックタイヤでステイアウトしたことでスピンしてるかもしれないし、ちゃんとチームの作戦だったり、自分の運転だったりところがしっかり走り切れたから、この結果を得られました。予選が終わった時点では終わったなって思ったんですけど、ここに戻ってこれて本当に良かったなと思います」

 「レースペースに関しては、明日に向けて結構課題が残るなっていう印象はあったんですけど、ピット入るタイミングでセーフティーカーが出て、順位が後ろの方だったから同じタイミングでサッシャと入らなきゃいけなくなり、サッシャの後ろで止まってる時間は長かったかなとは思うんですけど、まあ幸い順位はさほどロスすることなく、ピットアウトできました。作戦に関してはサッシャと同じような状況で、水が増えた段階でウェットに換えたいと言ったら、向こうはちょっと考えるって言ったんで、あ、これステイアウトだなって。あの時は自分も15位だったし、前で入っていく車両もいっぱい見えたし、まあそりゃそうだよなと思いながら、あとはもう天に祈るばかりと思いながら、 乗ってたんですけど、路面がみるみる乾いていて、そこからは運が良かったなと思います。スタート後もオーバーテイクはめちゃめちゃできたかなと思いますし、やるべきことはしっかりやった3位なので、まだまだ先の話になりますけど、チャンピオンシップを考えると、今日ポイントを取れなかったらかなりやばいなと思っていたので、一つそこは良かったかなと思います。」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース4決勝上位3人のコメント 大宮賢人「肩の荷が降りたって感じ」

レース4優勝 大宮賢人(PONOS RACING)

優勝した大宮賢人(PONOS RACING)

 「嬉しいというよりホッとしています。肩の荷が降りたって感じですね」

 「(FIA-)F4を2年やって、フォーミュラリージョナルも今年2年目で、まだ勝ててなかったんで、勝たないとっていうプレッシャーも結構ありましたし、そこの気持ちは凄いありましたね」

 「スタートは自信を持って挑めましたし、いいスタートを切って最初に間隔を開けられたのは良かったなと思います。その後、良いペースで走っていたんですけど、中盤ぐらいで自分のタイムがタレてきちゃって、ミスもあり、一瞬追いつかれる場面もあったんですけど、その後も何とか立て直して、良いペースで走れたから良かったかなと思います」

 「(ウェット宣言が出ていたが)自信はありますけど、別にどっちでも良いなと。次の決勝も連勝できるかどうかはわかりませんが、やることをやるだけだなと思ってます」

レース4決勝2位 三浦柚貴(TOM'S TGR-DC)

決勝2位の三浦柚貴(TOM\'S TGR-DC)

 「スタートが全て。スタートでうまく決めれなくて、順位が上げられなかったんで、それが全てだし、多少のミスもあって、レースペースは全体的に大宮選手の方が速かったので、そこは反省点です。ちょっとスタートの反応が遅れたんですけど、前のレースもそういう感じもあったんで、ちゃんとデータを見て分析して、改善しないといけないなって思います」

 「ダウンフォースが抜ける中で、前についていくこともできなかったんで、そこも課題です。まずはスタートを分析して、明日はしっかり決めて優勝します」

レース4決勝3位 武藤雅奈(TOM'S TGR-DC)

決勝3位の武藤雅奈(TOM\'S TGR-DC )

 「スタートは前回の富士大会のF4の時からの課題で、どうにか成功できるように練習してきたんですけど、結果うまくいかなくて、少し焦りがありました。ですがペースはあったので、冷静にしっかり切り替えて、結果的に3位になれてよかったです。でももっと早く抜けたらとか、まだまだ満足していないことはあります」

 「明日は5番手スタートで、一つ有利なポジションからスタートできることですし、表彰台もしくは真ん中を目指したいと思います。雨には自信がないので、今からてるてる坊主を作ります(笑)」

マスタークラスレース4優勝 AKITA(ABBEY RACING)

マスタークラス優勝のAKITA(ACR Formula R)

 「始まってすぐ、鳥羽さんがストレート戦略で来てるっていうのが分かって、セク1、セク2は結構追いつくんですけど、セク3、セク4でどんどん離れちゃって、これはちょっときついなと思って、なんとかセク1、セク2で稼ぐようにしました。最後はスプーンで鳥羽さんがミスったんで、僕も一瞬の隙を突いて抜くことができたんですけど、それからは守り一方で、もうなんとしても残り2周ブロックしようということで結構頑張りました」

 「多分最後は鳥羽さんの方がタイヤもきつかったと思うんですよね。我慢して、辛抱勝ちみたいなとこですけど、でもちょっと明日は考えないと。明日6番スタートなので、なんとかせめてポジションアップしたいなと。総合で表彰台を狙っていきたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース4決勝 大宮賢人がポールトゥウィンで初優勝

優勝した大宮賢人(PONOS RACING)

 フォーミュラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は5月23日、鈴鹿サーキットでレース4の決勝を行い、ポールポジションからスタートした大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が一度もトップを譲ることなくポールトゥウィン、初優勝を飾った。

 決勝は午後1時、フォーメーションラップが始まる。雨は上がったが、ウエット宣言が出される中、17台(うちマスタークラス9台)がグリッドを離れ、1周を回って整列。シグナルブラックアウトでレースがスタートした。

決勝がスタートした

 ポールポジションの大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、予選2位の三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)が順位を守って1コーナーへ向かう一方、予選3位の洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)はストールして後続に飲まれた。3位には予選4位からリンチェンファ(RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3)が上がり、4位奥本隼士(Rn-sports F111/3)、5位下野璃央(Dr.Dry F111)、6位武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR)と続く。武藤はスプーンで下野をパスして5位に上がった。

 1周目、トップで戻ってきたのは大宮、0秒8差で2位に三浦、3位リン、4位奥本、5位武藤、6位に下野がつける。スタートを失敗した洞地は10位まで落ちた。

 4周目、トップ大宮はじりじりと三浦を離し差は1秒1まで広がる。洞地は鳥羽豊(AIWIN F111/3)をスプーンで、シケインで下野をパスして6位まで順位を回復してきた。

 6周目、武藤が130Rアウトから奥本をパスして4位に浮上、前を走る3位リンに狙いを定める。

 9周目、シケインで洞地が奥本をパス、5位に上がる。マスタークラスのトップを走っていた鳥羽はスプーンでミスを犯し、AKITA(ACR Formula R)にクラストップを譲った。

 10周目、トップ大宮と2位三浦の差は1秒2。武藤が前を走るリンを捉え、3位に浮上。4位にリン、5位に洞地、6位に奥本がつける。

 レースは13周を回り終了。大宮がポールトゥウィンでうれしい初優勝を飾った。2位に三浦、3位に武藤、4位にリン、5位に洞地、6位に奥本が入った。

 マスタークラスは、最終ラップまでAKITAと鳥羽の争いとなったが、AKITAが鳥羽を退けクラス優勝、2位に鳥羽が、3位に大きく遅れて⾚松昌⼀朗(GIGS Ride with Eagle Sports)が入った。

 レース5決勝は明日24日、午前9時30分より13周で行われる。

優勝は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

決勝2位は三浦柚貴(PONOS RACING TOM\'S TGR-DC FR)

決勝3位は武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM\'S TGR-DC FR)

決勝4位はリンチェンファ(RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3)

決勝5位は洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)

決勝6位は奥本隼士(Rn-sports F111/3)

マスタークラス優勝はAKITA(ACR Formula R)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦鈴鹿レース4決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/23) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry/Wet
2026 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
154大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1325'22.320--
2*37三浦 柚貴PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR
TOM'S TGR-DC
1325'23.970 1.650 1.650
338武藤 雅奈マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR
TOM'S TGR-DC
1325'29.431 7.111 5.461
448リン チェンファRAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORTS
1325'32.41310.093 2.982
5*45洞地 遼⼤PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1325'32.92710.607 0.514
610奥本 隼士Rn-sports F111/3
Rn-sports
1325'35.06712.747 2.140
786下野 璃央Dr.Dry F111
Dr.Dry Racing Team
1325'42.70220.382 7.635
844M1AKITAACR Formula R
ABBEY RACING
1325'45.65223.332 2.950
913M2鳥羽 豊AIWIN F111/3
AIWIN
1325'45.78523.465 0.133
1040M3⾚松 昌⼀朗GIGS Ride with Eagle Sports
イーグルスポーツ
1325'56.98934.66911.204
1188リ シュエンユTLM by Z.SPEED F111/3
Team LeMans
1326'07.06244.74210.073
1211M4植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1326'12.01649.696 4.954
1346M5入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1326'37.1851'14.86525.169
1436M6ポール・ウォンSKYMOTORSPORTS F111/3
SKY MOTORSPORTS
1327'07.4221'45.10230.237
15*18M7YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1327'26.2712'03.95118.849
1660M8セイメイRUNUP × SOL F111/3
TOMEI SPORTS
1225'42.8291Lap 1Lap
1723M9YUGOS2R Racing
N-SPEED
1226'29.2461Lap 46.417
---- 以上規定周回数(75% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 38 武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR) 1'56.657 (12/13) 179.202 km/h
  • CarNo. 37,45は、フォーミュラリージョナル選手権統一規則書第31条6(スタート手順)違反により、訓戒とした。
  • CarNo/ 18は、フォーミュラリージョナル選手権統一規則書第31条7(反則スタート)により、タイムペナルティー5秒を科した。
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SUPER FORMULA

第4戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2026/05/23) Final Race Weather:Cloudy/Rain Course:Dry/Wet
2026 SUPER FORMULA Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
137サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:05'12.423--
222松下 信治DELiGHTWORKS SF23
DELiGHTWORKS RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:05'13.183 0.760 0.760
336坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM'S
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:05'13.582 1.159 0.399
43ルーク・ブラウニングREALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:05'19.062 6.639 5.480
553チャーリー・ブルツTEAM GOH SF23
TEAM GOH
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:05'22.84210.419 3.780
639大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:05'23.38610.963 0.544
7*6太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:06'09.44257.01946.056
897ロマン・スタネックナビクルBuzz MK SF23
ナビクルBuzz MK Racing
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:06'13.4111'00.988 3.969
9*19ザック・オサリバンWECARS IMPUL with SDG SF23
TEAM IMPUL
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:06'17.7561'05.333 4.345
1014福住 仁嶺NTT docomo Business ROOKIE SF23
NTT docomo Business ROOKIE
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:06'18.3031'05.880 0.547
11*5牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:06'26.7341'14.311 8.431
1238阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:06'29.1241'16.701 2.390
131岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
311:06'29.4731'17.050 0.349
1410ジュジュHAZANA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDO Triple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
311:06'31.2161'18.793 1.743
1550野村 勇斗San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
311:06'31.5931'19.170 0.377
1628小林 利徠斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:06'34.1581'21.735 2.565
177小林 可夢偉KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TGR-D TRD 01F
311:06'54.4271'42.00420.269
1812小出 峻ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
301:06'43.9751Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 27 Laps)完走 ----
-65イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
2242'47.2459Laps8Laps
-16野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN AUTOBACS
Honda M-TEC HR-417E
2242'48.2159Laps 0.970
-9野中 誠太KCMG Elyse SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1729'29.19114Laps5Laps
-4笹原 右京REALIZE Corporation KONDO SF23
REALIZE KONDO RACING
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1730'13.71714Laps44.526
-8山下 健太KCMG Cayman SF23
KCMG
TOYOTA TGR-D TRD 01F
1424'52.77817Laps3Laps
-64佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
121:05'04.78719Laps2Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 36 坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23) 1'39.718 (29/31)
  • CarNo. 6は、公式通知No. 25(レコノサンスラップ時のホワイトラインカット)により、訓戒とした。
  • CarNo. 19は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条2(シグナリングプラットフォーム人員超過)により、罰金5万円を科す。
  • CarNo. 5は、公式通知No. 25(レコノサンスラップ時のホワイトラインカット)により、訓戒とした。
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