スーパー耐久シリーズ2003 第7戦 「SUGO Super Taikyu」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2003年9月27-28日 ■開催場所:スポーツランドSUGO ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■エンドレスアドバンGT-R、 3表彰台でタイトル争いは最終戦に持ち越し スーパー耐久シリーズ第7戦は、9月27~28日、宮城のスポーツランドSUGOで開催 され、クラス1のポイントリーダーである木下みつひろ/青木孝行組の#1エンドレ スアドバンGT-Rが3位表彰台を獲得し、ランキングトップを守った。 輿水敏明/阪口良平組の#19JMCダンロップGT-R EDはマシントラブルに見舞われク ラス6位完走、またクラス3に参戦した尾本直史/星野一樹組の#23C-WESTアドバン Z33は粘り強く走ってクラス3位で2回目の表彰台を獲得した。 27日に行われた予選、クラス1では上位をポルシェが独占、#1GT-R青木は1分29秒 980のタイムで6位、#19GT-R阪口は7位となった。 またクラス3の#23フェアレディZの尾本はアタック中に他車両がクラッシュして予 選が赤旗中断となったこともあり、クラス6位にとどまった。 28日、2万9300人のファンが見守る中135周の決勝レースは13時3分にスタート。ど んよりと曇ってはいるものの、ところどころに晴れ間も見える。#1GT-Rの青木は、 オープニングラップに#99ポルシェを4周目に#24ポルシェを抜いて4位へ、さらに 23周目にタイトル争い直接のライバルである#33ポルシェをかわして3位へ浮上し た。44周でルーティーンピットを済ませ木下に交代した。木下はときおり1分30秒 台のタイムを刻みながら前を追うが周回遅れに引っかかることも多く、2位との距 離を縮められない。90周で2回目のルーティーンピットに入るとドライバーは再び 青木に。青木は1分近くあった2位#109ポルシェとの差を徐々に縮め、45秒前後ま で詰めたが終盤には右フロントからジャダー(振動)が出始めたこともあり、ポジショ ンをキープしたままチェッカー。#33ポルシェはマシントラブルのために長いピッ ト作業を要して7位となったが、#1GT-Rのチャンピン決定は最終戦に持ち越しとなっ た。 #19GT-Rは5周目の最終コーナーで#24ポルシェと接触し、足まわりを壊してピッ トイン。さらにはアクセルペダルのトラブルもあり6位でチェッカーとなった。 クラス3の#23フェアレディZは尾本が序盤にポジションをふたつ上げてクラス4位 に。しかし28周目の最終コーナーでバックマーカーと接触してスピン、順位を6位 に落とした。この際左フロントのタイヤに大きなフラットスポットを作ってしまっ たが、4位までポジションを上げ60周で星野に交代。星野は後半を安定したペース で走りクラス3位までリカバリーし、その順位でチェッカーを受けて今季2回目の表 彰台を得た。 ■青木孝行選手(#1エンドレスアドバンGT-R) 「最後はジャダーがひどくタイヤが取れてしまうのかと冷や冷やでした。レースの 内容についてはかなり欲求不満ですが、最終戦はやれることをやって勝って決め たいですね。今回は新しいブレーキのテストができなかったので、バランスを取っ て万全を尽くします」 RACE RESULTS Pos--No.--Class--Class Pos--Machine--Driver 1- #25-C1-1 ADVAN PORSCHE 織戸 学/羽根 幸浩 2-#109-C1-2 ランドリー OGBアドバンGT3 飯田 章/西澤 和之 3- #1-C1-3 エンドレス アドバン GT-R 木下 みつひろ/青木 孝行 4- #99-C1-4 CRT-PIRELLIポルシェ 砂子塾長/壷林 貴也 5- #11-C2-1 ジアラーランサーEVO VIII 中谷 明彦/木下 隆之 6- #2-C2-2 FUJITSUBO IMPREZA 吉田 寿博/清水 和夫 7- #22-C2-3 avex・Impreza 村山 智之/松田 晃司 8- #24-C1-5 PCJ ADVAN PORSCHE 井上 貴志/堤 明彦 9- #3-C2-4 エンドレスアドバン座間三菱エボ 村田 信博/佐藤 嘉一 10- #20-C2-5 RSオガワADVANランサー 小川 日出生/小林 且雄/伊藤 勝一 14- #23-C3-3 C-WEST アドバン Z33 尾本 直史/星野 一樹 33- #19-C1-6 JMCダンロップGT-R・ED 輿水 敏明/坂口 良平 ◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。