スーパー耐久シリーズ2005第6戦の決勝前フリー走行が9月11日午前9時より岡山国際サーキットで行われた。
総合トップタイムを記録したのは、ポールシッターの#25アドバンドナーゲGT3(織戸/谷口組)。ST-2、ST-4も予選トップの#11オーリンズランサー、#10ベルノ東海インテグラがつけ、仕上がりの良さを改めて見せ付ける結果となった。
一方ST-3、ST-5はそれぞれ#46realstyle.jp S2000、#37ARTA F.O.Sアルテッツァがトップタイムを記録して、決勝での逆転を狙う。
前夜から早朝にかけて降った雨は既に止み、上空にはところどころ青空すら覗いている決勝朝の岡山国際サーキットだが、コースは未だウェットコンディション。そのため、走り始めは各車慎重な走行に終始し、ラップタイムも48秒前後に留まっていた。
それでもセッションが進むにつれて徐々にラップタイムは向上していく。
最初にトップに立ったのは#1ファルケンポルシェであったが、すぐにポールシッターの25号車がそれを上回る。25号車は周回を重ねるたびに1秒単位でタイムを短縮していき、最終的に1分39秒113でこのセッションを切り上げた。
2番手には#1ファルケンポルシェ。トップの25号車とは0.7秒近い差をつけられてしまった。3番手には#3エンドレスアドバンZがつけ、4番手にはST-2クラスの#11オーリンズランサーが入った。ここから8番手まではST-2の車が続き、四輪駆動車の優位性を見せ付ける結果となったが、総合9番手にはなんとST-3の#46realstyleS2000がつけた。今年からST-3に組み込まれたS2000は今シーズン苦戦が続いていただけに、この結果は見事だ。
また、総合21、22番手にはそれぞれ#37号車、#10号車がクラストップのタイムでつけた。
スーパー耐久第6戦の決勝は、今日午後12時40分より109周で行われる。
(Text:末廣和久 Photo:Keiichiro TAKESHITA)