全日本F3選手権第5戦は、 石浦宏明(トムス)が予選終了間際に1分47秒459を叩き出してトップに立ったが、これがダブルチェッカーとされ、 現在審議中となっている。このため、現時点では1分47秒622を記録していた塚越広大が今季初のポールポジションを獲得することとなる見込みだ。
第5戦の公式予選は午前9時40分に開始された。
朝から時折降る小雨のため、コースはウェット状態だったが、水しぶきはあがっておらず、開始当初は慎重にウェットタイヤを履くものもいたが、
すぐに殆どのドライバーがスリックで走り出した。
走行を重ねるにつれてレコードラインはどんどん乾いていき、タイムも51秒台、49秒台、47秒台とどんどん上がっていく。
それにつれてトップも大嶋、ストレイト、石浦とめまぐるしく入れ替わり、チェッカー直後の最後のアタックは46秒台での激戦となった。
まずは大嶋がチェッカー直前に1分46秒673でトップを奪い返すと、これを塚越が1分46秒622で上回る。しかしその直後、石浦が1分46秒459を叩き出してきた。
これで石浦がポールかと思われたが、このラップが後にダブルチェッカーと判定されて無効になり、
石浦は47秒771がベストとされて5番手に後退することとなった。
これにより、塚越広大が地元もてぎのレースで今季初のポールポジションから午後の決勝に臨むこととなりそうだ。
石浦の判定については現在もまだ審議中で、予選正式結果は午前11時の時点でもまだ出ていない。
F3第5戦決勝は今日午後1時45分より、14周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA