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スーパー耐久第4戦富士 ARTAが4連続ポールを達成!

スーパー耐久シリーズ2006第4戦、SUPER TECの公式予選が8月5日、快晴の富士スピードウェイで行われ、開幕3連勝中の#1ARTA DENAG GT3(田中哲也/新田守男組)がここでもポールを獲得、4連勝に向けて幸先の良いスタートを切った。

公式予選日を迎えた富士スピードウェイは朝から強い日差しが降り注ぎ、気温も30度を越えるクルマにもドライバーにも厳しいコンディションとなった。

まずはドライバーズ予選が正午から行われた。
ST1のトップタイムを記録したのは、目下開幕3連勝中のARTA。田中哲也が1分47秒772を記録し、ここでも仕上がりの良さを見せ付けたが、#28SEICOcarerra racingの佐々木孝太も47秒951と僅差で食い下がった。

ST2トップは#11オーリンズランサー。ST3は#33eeiA ings Z、ST4は#999P.MU Racingインテグラがそれぞれクラストップタイムを記録し、出走43台中42台が予選を通過した。
#30カンビリオADVANランサーは渡辺雅則が基準タイムをクリアできず、グリッド予選には進めなかった。

続いて決勝の出走順を決めるグリッド予選はヴィッツ、FCJの決勝をはさんで午後2時35分から行われた。
今回は気温と路面温度の上昇を嫌ってか、ST1の上位陣や、ST2のオーリンズランサー、フジツボインプレッサなど、専有走行時間でのアタックを見合わせ、全クラス混走となる最後の20分間に賭けるチームが相次ぎ、チェッカー直前の8分間はめまぐるしく順位の入れ替わる激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。

ST1ではまず#24Pixy ADVANの井上貴志、#32GruppeMの松田秀士らがアタックを開始。
井上1分49秒213、松田1分49秒269を記録するが、残り5分を切ったところで#8ニコカットGT3の谷川達也が1周目48秒692、2周目には午前の暫定ポールタイムに匹敵する47秒795を叩き出して一躍トップに躍り出る。
更に#3エンドレスアドバンZの影山正美も48秒901を記録して2番手に上がってきた。
しかし最後の最後に満を持してコースに入った#1ARTAの田中哲也はアタック1周目から好タイムをマーク、2周目で早くもトップに立つ。
#28SEICOの佐々木孝太も負けじと食い下がり、2台はベストタイムを更新しながら佐々木、田中の順でなだれ込むようにチェッカーを受けた。
この結果、佐々木孝太が47秒609、田中哲也は47秒006を叩き出して、ARTAが今季4戦連続のポールポジションをもぎ取った。

ST2はこれまで連続ポールの続いていた#11オーリンズランサーを吉田寿博の駆る#2フジツボインプレッサが初めて上回った。

ST3は専有走行終盤から混走序盤にかけて、熾烈なトップ争いが展開され、午前中トップの#33ingsZの大井貴之のタイムを古谷直広(#15洗剤革命)、加藤正将(#7イシハラマリーン)の2台の岡部自動車RX-7が相次いで打ち破り、予選1-2位を占めた。

ST4トップは山野直也の駆る#999P.MUインテグラ、STSは#99アクティブハイドロゲンS2000の坂本裕也がトップとなった。

第4戦SUPER TECの決勝は明日午後1時50分より、4時間で行われる。

ポールシッターのコメント

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田中哲也
朝のコンディションの方が良かった。「これはキツイ」とエンジニアに言いました。
時間を見て(佐々木)孝太を先にいかせて様子を見てました。最後に戻ってくる時にちょっとスリップ使えたし(笑)決勝に向けてはいい感じのタイヤです。まあ、今までが他と離れすぎてた。

新田守男
クルマは一緒ですし、他のチームは十勝を休んで仕上げてきたんでここまで追いついてきたじゃないですか?タイヤはロングではいいですよ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO  Photo:Keiichiro TAKESHITA



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