SUPER GT

SGT:第3戦富士公式予選 トレルイエの奮闘でカルソニック インパルZが5位 (NISMO)

■トレルイエの奮闘で「カルソニック インパルZ」が予選5位

 ゴールデンウィーク真只中の5月3日(木)、SUPER GT第3戦の公式予選が行われた。

 GT500クラスには16台が参加。日産勢は、「XANAVI NISMO Z」(#23本山哲/リチャード・ライアン組)、「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)に加え、「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3セバスチャン・フィリップ/柳田真孝)、「カルソニック インパルZ」(#12ブノワ・トレルイエ/星野一樹)、「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)の3台も全てV型8気筒自然吸気エンジンを搭載した2007年モデルとなった。それぞれ2週間前にシェイクダウンしたばかりの新車だ。

 GT300の専有時間に続いて、GT500のアタックアタックとなった。10kgのハンディウェイトを積む#23 Zは、エースの本山がアタックを担当。計測3周目に1分34秒582のベストタイムを記録した。しかしSC430勢、ホンダNSX勢が次々にベストタイムを更新、本山のタイムは11番手となった。#12 Zは、アタッカーのトレルイエが専有セッション終了間際に本山より0.1秒速いタイムを出して10位に滑り込み、スーパーラップへの進出を果たした。

 公式予選2回目は5月3日午後3時10分に開始した。午前中と変わらぬ好天で、気温は20度、路面温度は32度となっていた。

 GT500の専有走行は3時25分からの15分間で、この間にスーパーラップ進出を逃した#23、#22、#3、#24の4台は決勝レース用のセットアップをチェックしたり、調整を試すなどに時間を使った。

 GT500のスーパーラップは陽が傾きかけた午後4時30分過ぎにスタート。1回目の予選セッションで10位だった#12 Zがトップランナーとしてコースインしていった。ニュータイヤを温存していた#12 Zは、必要なタイミングに最高のグリップを得るため慎重にタイヤを暖め、規定のアタックラップを迎えた。トレルイエは、渾身のスロットルワークで各コーナーを攻略し、後半のテクニカルセクションではあわや失速かと思わせるほどハードに攻めた。そして、1回目の自己タイムを約0.5秒短縮するベストタイムを記録。このタイムには後に続いた多くのマシンが及ばず、#12 Zは5台抜きの予選5位を確定した。この時、チームインパルのピットは大いに沸き、観客席の日産ファンも大きな歓声をあげた。

 チームインパルの星野一義監督は「クルマはまさにシェイクダウンしたての状態だったがブノワが本当によくやってくれた。久々に面白い予選だったし、チームのムードはこれで一気に盛り上がったね」と顔を紅潮させていた。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース