SUPER GT

SGT:第3戦富士公式予選1回目 ここでも速いNSX!暫定ポールはTAKATA童夢

今年のNSXは富士でも速い。
スーパーGT第3戦、富士GT500kmの公式予選1回目は、 前戦岡山でポールポジションを獲得した#18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が唯一の33秒台となる1分33秒697を出して暫定ポールを獲得した。
GT300クラスは、#88アクティオ・ムルシエRG-1がトップだった。

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ゴ ールデンウィーク恒例の500kmレース、スーパーGT第3戦の公式予選日は朝から快晴。
スーパーラップ進出をかけた予選1回目は強い日差しの下、午前10時20分から行われた。

最初に行われたGT300クラスの専有走行では、88号車のムルシエラゴを駆るマルコ・ アピチェラがセッション前半にして1分42秒515のベストタイムを記録、早々と暫定ポールを決めてみせた。
その後方では、#26ユンケルポルシェの山路慎一、#7雨宮RX-7の井入宏之、 #101トイストーリーMR-Sの大嶋和也らが僅差で争っていたが、 専有残り6分で#43ARTAガライヤの新田守男が一気に2番手に割って入ってきた。
更に専有終了間際には#2紫電の加藤寛規、#33ハンコックポルシェの木下みつひろ、#46宝山Zの佐々木孝太らもタイムを上げ、4、5、 6番手を占めた。
結局上位陣は2クラス混走の時間帯には基準タイムクリアに専念したため順位変動はなく、上記8台のほか#62ウィルコムヴィーマック、 #31apr MR-Sまでがスーパーラップ進出を決めた。
なお、前回優勝の#13エンドレスZは惜しくも11番手に終わり、SL進出はならなかった。

GT300に続いて行われたGT500の専有走行では、#32エプソンNSX、 #35バンダイSCらのダンロップ勢が真っ先にコースに飛び出し、積極的に周回を重ねていったのに対し、 #39デンソーサードSCを除くBS勢はいつものようにセッション後半で一気に勝負を賭ける作戦に出た。

それまでのトップは、ダンロップ勢とともにセッション序盤からタイムアタックを敢行したサードのアンドレ・クート、 タイムは1分34秒553だったが、残り3分を切ったところで#38ZENTセルモSCの立川祐路、 #26エクリプスアドバンSCの土屋武士、#32エプソンNSXのロイック・デュバルらが相次いで34秒代前半のタイムを叩き出してくる。
そこへ、 前回ポールポジションを獲得した#18TAKATA童夢NSXを駆る小暮卓史が1回目のアタックからいきなり1分33秒台を叩き出して、 一気にトップに躍り出てきた。小暮は最終的に33秒697までタイムを縮めてみせた。 2番手には専有終了間際に伊藤大輔が34秒261を出した#8ARTAがつけ、ここでもNSX勢が1-2体制を築き、 5台すべてがスーパーラップ進出を果たした。
3番手にはディフェンディングチャンピオンの#1宝山SC。
今回から全車NAエンジンとなったZ勢は#12カルソニックの10位が最高と厳しい予選となった。

スーパーGT第3戦の公式予選2回目は午後3時10分より各クラス15分間で、スーパーラップはその5分後に行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo:Keiichiro TAKESHITA



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