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JLMC:第2戦富士決勝 各クラス優勝ドライバーのコメント

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LMP1クラス優勝 ダンロップザイテック05S
野田英樹

ここに来る前から、コース特性から考えてもクラージュのほうが速いと予想してまして、予想通りの予選結果になりました。
でも、とにかくそれに惑わされないよう、我々にできることを考えながら諦めないで最後まで走ったことで、 流れがこっちに向いたのだと思います。
僕らは33秒台後半から34秒台前半を想定していたんですが、決勝が始まってみると予想より遅くて、 クラージュは安定して33秒台前半を出していたので、僕らは遅すぎました。
今回はとにかく勝ってポイントを取りたかったので、(規定時間内に1000km)いこうと思えばいけたと思いますが、 クルマをいたわることを優先しました。

山崎信介
僕らには不利なコースでしたし、走り出しのフィーリングも良くなかったのですが、 チームスタッフがピットストップの度に改良してくれたので2スティント目からは33秒台に入れることができてました。
結果的には信頼性が勝因ということになりました。


LMP2クラス優勝 エイムスポーツGC-21
富澤勝

僕らのクルマはストレートスピードの一番遅いクルマだろうと思ってここに来たんですけど実際その通りで、 決勝ではインフィールドで抜いてもストレートで抜き返されるんじゃないかと想定してて、 難しいレースになるんじゃないかと思ってたんですけど、実際やってみるとインフィールドでも安定して抜くことができて、 ラップタイムも安定していたので、途中から燃費走行に切り替えて、大事を取って最後に一回給油して、 万全の体制でチェッカーを受けるようにしました。
2戦連続でクラス優勝できたことを嬉しく思います

麻生裕二
ストレートが遅いので苦しいだろうなと思ってたんですが、その分セッティングは決まってたのでコーナーは速くて、良かったと思います。
チームの能力、作戦もうまくいったし、すごくいいレースになりました。
おまけで総合2位というのも手に入ったのですごく嬉しく思います。

黒澤翼
金曜日からGCに初めて乗ったんですけど、何年か前にF3に乗ってたのですぐ慣れました。
スタートは僕がやらせてもらったんですけど、最後まで走れて良かったです。


LMGT1クラス ダンロップフェラーリ550GTS
飯田章

すごい振動だったので、「エンジンいったのかな」とも思ったんですけど、 もしかしたら何か起きてるのかと思って早めにチェックしてもらったんですけど、エンジンはなんともなくて。 いわれてみれば6速だと振動が消えるし、ストレートも伸びていたので、おそらく2速のドグが割れるかなにかしたのかなと。 それが原因でミッションが壊れる心配があったので、自分が様子を見るつもりでいたわって走って藤井に渡しました。
何とか完走できたかな、という感じです。

藤井誠暢
トラブルが出たときは、エンジンかエキゾーストに異常があるんじゃないかと心配してたんですけど、章さんが「どこだろう」 って探しながら走ってくださって、結果的に2速ギヤだな、ということが判ったんで、2速を使わずに3,4,5,6で走ってみて、 クルマそのものには異常がないのがわかったので、いたわりながら最後まで走りました。


LMGT2クラス KRH F430GT
青山光司
最初はペースがつかめなくて、どうしようと思ってたんですけど、997RSRに抜かれてから 「これではまずい」と思って離されないように必死で付いていったらプッシュできるようになって、 結果的には総合3位でここに呼んでもらうことができました。ありがとうございました。(飯田章のほうに会釈)

高木真一
練習走行から調子が良くて、菅生と同じ感覚で後ろを引き離せました。
そういうことで大きなマージンを得たので、いろんなことにチャレンジしてみようと思い、最後のスティントではテストがてら、 新田さんが使ったタイヤをそのまま僕は2スティト走って持たせてみましたが、見事3スティントもつタイヤでしたね。

新田守男
僕らのチームにとっては完璧な展開だったのかな、と思います。
最初ミケロットの指定したセッティングで持ち込んだら、思いのほか富士にあわなかったので、バネレートを換えてみたら良くなりました。
ミケロットはヨーロッパでは使ったことのないバネレートだと難色を示したんですが、 富士のような高荷重のサーキットがヨーロッパにはないのかな、と思いました。

河村隆一(LMGT2優勝チーム監督)
なにぶん今年初めて持ち込んだクルマなので、故障なのかそういう特性なのかがわからないことがいくつかあったんですけど、 どうもそういう味付けなんだということがわかって、フェラーリって本当に壊れないクルマなんだな、と感じました。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI



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