Photo:K.Takeshita
10月20日、栃木県ツインリンクもてぎでF3最終戦となる第20戦の決勝レースが行 われた。 土曜日に行われた予選では#7パオロ・モンティンがポールポジションを獲得した。だ が、19戦で#1小暮卓史が優勝をはたし、すでに#1小暮のシリーズタイトルが決定し たため、昨日とは雰囲気の大きく変わった最終戦となった。 午前10時30にスタート予定のレースは、朝から降った雨のためにフリー走行が設け られ、セミウエットのコンディションの中、#7モンティンが2分00秒439でトップ タイムをマーク。#36片岡龍也が01秒239で2番手。#1小暮は3番手の01秒459という タイムを出していた。 20周のレースは、#7モンティンがポールからスタートを決めて、1周で2番手の#1 小暮に1.6秒差を付けるという展開となった。3番手には昨日の19戦で3位表彰台を 獲得した#8横溝直輝が続く。5周目を終えてトップ#7モンティンと2位の#1小暮の 差が4.5秒となり、3位#8横溝との差も1.1秒となったが、6周目の最終コーナーで #8横溝はスピン。#64佐藤晋也が3位に#11星野一樹も4位、#37平中克幸も5位へと 浮上。#8横溝は6位でレースに復帰する。 8周目、#37平中は#64佐藤をかわして3位に。10周目5位走行の#11星野は90度コー ナーでグラベルにコースアウト。 20周のレースではトップ2台の差は16.5秒と大きく開き、#7モンティンが圧勝した。 #1小暮が2位、#37平中が3位とマカオに向かう3人が表彰台に並んだ。 ウイナーのコメント #7パオロ・モンティン 「コースのコンディションが序盤はスリッピーで難しかったが、ドライになってか らは走りやすかった。プッシュし続けて気分良く走れた。前に誰もいなかったし、 プレッシャーはなかった」 2位#1小暮のコメント 「パオロに離されて悔しい思いをしました。濡れていたイン側からのスタートでし たが、悪くはなかった。1~3コーナーとポジションキープをしたんですがブレー キのストロークが多くなってしまって、ラップタイムは上がらず守りに入ってしま いましたね。チームタイトルもかかっていたのでリタイヤはできないと言う状況で した」
2002年10月20日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Car-----------------Lap-GoalTime(Behind)- 1 7 P.モンティン ダラーラF302/3S-GE 20 37'00.314 2 1 小暮卓史 ダラーラF302/MF204B 20 - 16.572 3 37 平中克幸 ダラーラF302/3S-GE 20 - 26.849 4 36 片岡龍也 ダラーラF302/3S-GE 20 - 37.309 5 64 佐藤晋也 ダラーラF302/MF204B 20 - 42.568 6 3 M.ザンガレリ ダラーラF302/3S-GE 20 - 43.676 7 12 富澤 勝 ダラーラF302/SR20VE 20 - 45.384 8 18 佐々木孝太 ダラーラF302/3S-GE 20 - 50.820 9 8 横溝直輝 ダラーラF302/3S-GE 20 - 51.250 10 60 澤 圭太 ダラーラF300/3S-GE 20 -1'00.610 11 33 吉本大樹 ダラーラF302/3S-GE 20 -1'02.570 12 14 石崎英之 ダラーラF399/SR20VE 20 -1'08.970 13 5 西村秀樹 ダラーラF302/3S-GE 20 -1'21.583 -----------------------以上完走--------------------------------- 11 星野一樹 ダラーラF302/MF204B 9 - 11Laps ---------------------------------------------------------------- ※#14石崎、#60澤はBクラス(旧型マシン)。