SUZUKA 10 HOURS

10H:鈴鹿10時間決勝 Mercedes-AMG Team GruppeM Racing(トリスタン・ヴォーティエ/マロ・エンゲル/ラファエル・マルチェッロ組)が優勝

 第47回サマーエンデュランス鈴鹿10時間耐久レースは26日、三重県の鈴鹿サーキットで決勝を行い予選2位からスタートしたMercedes-AMG Team GruppeM Racing(トリスタン・ヴォーティエ/マロ・エンゲル/ラファエル・マルチェッロ組)が276周・10時間32秒584で優勝した。

 決勝レースは残暑厳しい鈴鹿サーキットで午前10時、10時間先のゴールを目指して変則ルマンスタートによりローリングラップが始まった。

 スタートでトップに立ったのは28号車・HubAuto Corsa(ニック・フォスター/デイビット・ペレル/吉田広樹組)。2位の888号車・Mercedes-AMG Team GruppeM Racing(トリスタン・ヴォーティエ/マロ・エンゲル/ラファエル・マルチェッロ組)を徐々に引き離し1時間過ぎまでトップに立っていたが、スタート手順違反でドライビングスルーペナルティーを科され後退。

 レース中盤には888号車と2位に上がってきた43号車・Mercedes-AMG Team Strakka Racing(ルイス・ウィリアムソン/マキシミリアン・ゲーツ/アルバロ・パレンテ組)が6秒前後の差で3位以下を大きく引き離しながらレースは推移する。

 しかし日が西に傾いた午後4時過ぎからは888号車が徐々に43号車を引き離し独走状態となった。

 日が落ちた終盤にはペナルティーで後退していた6号車・Audi Sport Team Absolute Racing(クリストファー・ハース/マルクス・ウィンケルホック/ケルビン・ファン・デル・リンデ組)が徐々に43号車に近づくと、さらにタイヤトラブルから追い上げてきた66号車・AUDI SPORT TEAM WRT(クリストファー・ミース/ドリス・バンスール/フレディック・ヴェルビッシェ組)がファステストラップを叩き出し素晴らしいスピードで6号車に急接近。

 午後8時、2位以下を大きく引き離した888号車がフィニッシュし初の鈴鹿10時間のウィナーとなった。三つどもえの2位争いはゴール直前まで白熱したが、パスするまでには至らず、2位・43号車、3位・6号車、4位・66号車の順でゴールした。

 5位には終盤08号車・Bentley Team M-Sport(ヴィンセント・アプリル/アンディ・ソウセック/マックス・ソレット組)の猛追をかわした00号車・Mercedes-AMG Team GOOD SMILE(谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉組)が日本人トリオ最上位で入り、6位には08号車が続いた。

 プロ-アマクラスは75号車・Sun Energy1 Racing(ケニー・ハブル/ミカエル・グルニエ/ルカ・ストルツ組)が、アマクラスは1台参加の112号車・SATO,YAMASHITA-SS/Rn-sports(佐藤敦/山下亮生/久保宣夫組)が優勝した。

 
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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