8月19日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦ツインリンクもてぎ2&4レース決勝日。午前10時から30分間行われたフリー走行では、予選で最下位に沈んだ#18中山雄一(KCMG Elyse SF14)がトップタイムをマーク。予選上位陣は順調に走行を重ねた。
決勝日、サーキット上空は快晴。昨日同様秋を感じさせる過ごしやすい天候となった。決勝もドライコンディションで行われることは間違いなさそうだ。
フリー走行開始時は殆どのマシンがソフトタイヤを選択。夏としては涼しい天候に、決勝もソフトで行けるところまでいく作戦を取るチームが多くなりそうだ。
開始早々トップに立ったのは、予選で精彩を欠き最下位に沈んだ#18中山。予選はQ1のみでソフトタイヤでのアタックができなかったため、セッティングを確認しつつ、予選を上回る1分33秒618をマークした。
同様に、後方グリッドからの追い上げを強いられることになった#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)も6番手タイムとなる1分34秒946をマークした後、決勝を想定し早々にミディアムに履き替え36秒台で周回を重ねた。順位を上げるためには何らかの奇策が必要なだけに、決勝での動きに注目だ。
予選上位陣は、ポールシッターの#1石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO INGING SF14)をはじめとして、順調に走行を続けたものの、気になるのは、ドコモダンディライアンチームの#5野尻智紀(DOCOMO DANDELION M5S SF14)と#6松下信治(DOCOMO DANDELION M6Y SF14)。フリー走行のタイム、順位はあくまでも参考にすぎないとはいえ、2人揃って最下位とブービーの18,19番手で走行を終えた。やや不気味な存在ではある。
抜きどころの少ないコースだけに、コース上で大きく順位を上げることは難しい。スタートでのジャンプアップ以外には、ピットインのタイミングと作業時間を短縮するしかない。決勝では後方グリッドのチームが序盤にどのような動きをするのかに注目したい。
決勝は、午後2時15分スタート、52周、250kmで争われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Motorsports Forum