12月6日、三重県の鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラの合同テスト・ルーキードライバーテスト2日目が開催された。
この日は朝から暑い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうな空模様の中、前日同様の19台のマシンがテストに参加した。
前日チームルマンの7号車をドライブしたラルフ・アーロンは、2日目はコンドーレーシングの3号車に乗車し、午後からはチームルマンの8号車に片山義章が初乗車するなど、初日とはラインナップを変更するチームもある中、8時30分から午前のセッションがスタートした。
この日はセッション開始直後にシケインで坪井翔(P.MU/CERUMO · INGING)が、30分後にはS字で牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)、その直後に中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)がヘアピンで、スピンやコースアウトし赤旗が提示された。
残り1時間のタイミングで雨が降り出し全車が一旦ピットへ。数台がコースインするもののアタックするには至らず、午前のトップタイムは降雨直前に1'37.297を出した野尻智紀(TEAM MUGEN)が、2番手に関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、3番手に小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)というトップ3で午前のセッションは終了した。
インターバル中に雨は小康状態になったが、暖機が終わる頃からからまた雨が降り出すコンディションの中、午後2時から午後のセッションがスタート。
スーパーフォーミュラ初ドライブの片山義章(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)を始め、ルーキードライバー達がコースインしていくが、開始後まもなく雨も止み路面はドライへと変わっていく。
30分ほど経過したタイミングで、ベテラン勢もスリックタイヤを履き続々とコースインしタイムを上げていく。
セッションも残り30分、中嶋一貴が1'38.335のタイムを出した直後から雨が降り始め、全車がピットへ。
数台がウエットタイヤで周回するが、そのタイムを上回ることはなくセッションは終了。
SF14最後の合同テストは、初日午後に福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が出した1'36.912が2日間での総合トップタイムで終える事となった。
Text & Photo: Hiroyuki MINAMI