鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第6戦鈴鹿決勝 三宅淳詞が4連勝で鈴鹿シリーズのチャンピオンも獲得

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第6最終戦は25日、鈴鹿クラブマンレースファイナルラウンドで決勝を行い、三宅淳詩(KK-SⅡミスト制動屋)が10周・24分28秒432で優勝し、シリーズチャンピオンも獲得したた。

10周の決勝がスタートした

激しいトップ争いを繰り広げる先頭集団

荒川鱗と接触してクラッシュする澤龍之介

荒川鱗と接触してクラッシュする澤龍之介

優勝は三宅淳詩(KK-SⅡミスト制動屋)

決勝2位は徳升広平(宮本電気工事社☆ケーネット☆レプリ☆KKS)

決勝3位は吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆MYST☆ED)

表彰式: 優勝・三宅淳詞、2位・徳升広平、3位・吉田宣弘

 鈴鹿は早朝から快晴。晩秋の低い太陽も傾きピットビルの影がメーンストレートを覆い尽くした午後2時5分、24台が参加して今季最後のフォーメーションラップが始まった。

 好スタートを切ったのはポールポジションの三宅淳詩(KK-SⅡミスト制動屋)でトップで1コーナーへ向かう。予選順位どおりに澤龍之介(TPS・KK-SⅡ・制動屋)と荒川鱗(Drago CORSE 10V)が2、3位で続き、予選5位の村松日向子(Rn-Sports制動屋KK-S2)がスタートで出遅れたため予選4位の徳升広平(宮本電気工事社☆ケーネット☆レプリ☆KKS)をかわした予選6位の吉田宜弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆MYST☆ED)が4位に上がってきた。しかし徳升はヘアピンで吉田をパスして4位を奪い返す。

 トップに立った三宅が逃げ始めると思われたが「F4からS-FJに乗り換えて序盤は感覚がつかめなかった」とペースが上がらない。1周目のシケインで澤にトップを明け渡すと、2周目の1コーナーでは荒川にかわされ3位まで落ちてしまった。

 4周目にはダンロップコーナーでストップしたマシンがありセーフティーカー(SC)が導入された。

 SCがピットインし6周目からレースが再開されると、荒川がヘアピンで澤をパスしてトップに立つ。澤も負けじと130Rで荒川を抜き返し再びトップを奪い返す。

 この澤と荒川の激しいトップ争いは、意外な結末を迎えることとなった。8周目のシケインで澤からトップを奪い返した荒川だったが、9周目のストレート後半でアウトから並び替えた澤と接触。澤は1コーナー手前のバリアにクラッシュしリタイア 、荒川はスピンして大きく順位を落とすこととなった。

 これで難なくトップに立ったのは三宅。このまま10周を走り4連勝。鈴鹿シリーズのチャンピオンも手中にした。

 2位には徳升が、3位には吉田が入った。4位には予選14位から元嶋成弥(KK-S2)が、5位にはもてぎシリーズから遠征してきた上田裕也(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が、6位には中村賢明(TAKE FIRST 10V)が入った。

 優勝した三宅は鈴鹿シリーズのチャンピオンを手土産に来季はFIA-F4に参戦する。

 来シーズンのスーパーFJ鈴鹿シリーズは2月17日にクラブマンレース第1戦で開幕する。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Morotsports Forum
Yoshinori OHNISHI


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