オートポリスS-FJ選手権

SFJ:第4戦オートポリス 優勝した荒川麟がチャンピオンを獲得

 スーパーFJオートポリスシリーズ第4戦は9月23日、決勝を行い荒川麟が9周・21分38秒358で優勝、最終戦を待たずして同シリーズのチャンピオンを獲得した。(曇り/20度 ドライ)

 オートポリス・S-FJシリーズ第4戦は、ここまで2勝の #77荒川麟と1勝の #11元嶋成弥の争いに注目された。今回 #77荒川が優勝するとシリーズチャンピオン決定、#11元嶋が勝てばタイトル争いは最終戦に持ち越しとなる。

 今日で勝利を決めたい #77荒川が2分00秒303でポールを獲得、遠征組でチームメイトでもある #12中村賢明が、2分00秒552でフロントロウに。 #11元嶋は2分01秒135で3番手から勝利を狙う。続いて #44篠田義仁、#26吉元薫、#56川地欽也の順となっている。

 全車14台が集結、シグナルが変わるのを待つ緊張の一瞬。しかしここで後続車の自己グリッド間違いにより、再度フォーメーションが行われることになる。これにより10周回が1周減算となり9周でのレースに変わった。(罰則者は最後尾スタートとなる)

 好スタートを切った #77荒川と #11元嶋が1コーナーへ駆け抜けていく。2番手の #12中村賢明も両者に付いていき、ホールショットは #77荒川、続いて#12中村賢明、#11元嶋となった。だが2周目に100Rで中盤走行の2台がアクシデント、車両撤去のためSC導入。隊列を整え各車再スタートによる仕切り直しとなり、再び緊迫した空気が流れた。

 4周目にReスタートとなり、ここで #77荒川が上手くタイミングを掴み後続を引き離していく。2番手の #12中村賢明は自己ベストを叩き出しながら追いかけるが、あと一歩及ばず。ここでチャンピオン決定を阻止したかった #11元嶋は、前を行く#12中村賢明に徐々に差をつけられ、悔しい3位チェッカーとなった。

 優勝した #77荒川は、最終戦を待たずにシリーズチャンプに輝いた。2位に #12中村賢明が入り、10代ペア遠征組の1-2フィニッシュを飾っている。

 また、4位争いは #44篠田と #56川地の接近戦となっていた。ファイナルラップのストレートで #56川地がオーバーテイクするも、チェッカーが目の前という最終コーナーで単独スピンを喫し7番手まで後退。#44篠田は粘りの走行で再度4位に返り咲き、そのままチェッカーを受けた。

優勝:シリーズチャンピオン獲得 #77 荒川麟 Drago CORSE 10V
「前半からセーフティースタートになり、2位の中村君とはペースもそれほど変わらなかったので、逆にそのスタートチャンスを利用して後続を離せるかな? と思いました。結果Reスタートが上手くいったのでよかったです。それからは落ち着いて走行することが出来ました。始めから色々あったレース(ディレイやSC導入)でしたが、今日は自分を信じて強気で挑みました…自信を持たないと、と言い聞かせて。タイトルを獲ることが出来て、嬉しいです。あと現在ランキング2位ですが、富士シリーズも獲りたいと思っています」
Text: Akiko SONODA
Photo: Koji IKEDA


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