SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式練習 ホンダNSXが1-2。トップタイムは#64エプソン

2018オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」の公式練習が11月10日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。GT500クラスは専有走行で1'36.697と唯一の36秒台を記録した#64ベルトラン・バゲット/松浦孝亮組(Epson Modulo NSX-GT)がトップタイム。2番手にはポイントリーダーの#100山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT)が続き、ホンダNSX-GTが1-2という結果となった。GT300クラスは#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1'46.974でトップ。#0谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)が2番手だった。

公式練習: GT500クラストップタイムのベルトラン・バゲット/松浦孝亮組(Epson Modulo NSX-GT) 公式練習: GT300クラストップタイムの井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)

公式練習は午前8時50分より105分間で行われた。この日のもてぎは晴れ。しかし前日の雨の影響で路面はウェットコンディションで始まり、次第にドライに変わっていく状況。しかし今後は予選、決勝ともにドライで行われる可能性が高く、セッション序盤はあくまでチェック走行といった感じで、いくつかのチームはガレージにとどまってコンディションの回復を待った。

それでもレコードラインが乾き始めると、残り時間48分で#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)が1'38.743でトップに浮上、#1平川亮(KeePer TOM'S LC500)も残り時間40分で1'37.953を叩き出すなど、2クラス混走の時間帯ではポイントリーダー2台の好調ぶりが伺えた。

専有走行に入ると唯一ダンロップタイヤを履く#64ベルトラン・バゲット(Epson Modulo NSX-GT)が1'36.697で一気にトップに躍り出るが、#100ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT)も終了直前に1'37.018を記録して2位に踏みとどまり、ホンダ勢が1-2で走行を終えることに。1号車は結局5位に終わったものの、終盤にニック・キャシディが1'37.232を記録しており、トップとの差はわずか0.535という僅差。予選、決勝でも両者は激しいバトルを展開しそうだ。

GT300クラスは序盤から好タイムを連発した#61スバルBRZが、専有走行で山内英輝のドライブにより1'46.974を記録。トップで走行を終えた。一方、ポイントリーダーの#55高木真一/ショーン・ウォーキンショー組(ARTA BMW M6 GT3)はトップから1.1秒落ちの14番手といまひとつの結果に終わっている。

第8戦の公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhko KOBAYASHI


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