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SGT:第3戦鈴鹿公式練習 上位12台がコースレコードを上回ったGT500クラスは#64エプソンNSXがトップタイム

オートバックス スーパーGT第3戦「鈴鹿GT300km "FAN FESTIVAL"の公式練習が5月19日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは#64ベルトラン・バゲット/松浦孝亮組(Epson Modulo NSX-GT)が、GT300クラスは#96新田守男/中山雄一組(K-tunes RC F GT3)がトップタイムを記録した。

公式練習: 赤旗は3回出された 公式練習: GT500クラストップタイムはベルトラン・バゲット/松浦孝亮組(Epson Modulo NSX-GT) 公式練習: GT300クラストップタイムは新田守男/中山雄一組(K-tunes RC F GT3)

近年は真夏の1000km耐久レースとして開催されてきた鈴鹿大会は、今シーズンから通常フォーマットの300kmレースとして開催されることになった。これは春に300km、夏に1000kmと鈴鹿サーキットでは年2回レースが開催されていた2010年3月以来のことだ。

公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは曇りから晴れへと次第に天候が回復していく状況。路面コンディションは併催のFIA-F4の予選が行われていた時にはところどころ濡れた跡が残っていたものの、公式練習の始まった午前9時には完全なドライとなった。しかし西から吹き付ける強風は場内の観覧車が運転を休止するほど。当然空力マシンである現代のGT車両へも少なからざる影響を及ぼし、相次ぐスピンやコースアウトにより3回の赤旗中断が入ることとなった。

それでも猛暑の中で行われていた昨年までと違い、初夏の爽やかな気候の中での走行となったことでGT500、GT300両クラス共に従来のコースレコードを大幅に上回るタムが相次いで記録された。

まずセッション序盤に#3本山哲(CRAFT SPORTS MOTUL GT-R)が従来のコースレコードである1'47.074を上回る1'46.569を記録してトップに。終盤の専有走行では#100ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT)が1'46.211、#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)が1'46.258、#24高星明誠(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R)1'46.060を記録、チェッカー直前には#64ベルトラン・バゲット(Epson Modulo NSX-GT)が1'45.938という驚異的なタイムでトップに躍り出た。結局GT500クラスは上位12台までがコースレコードを上回る結果となった。

GT300クラスも2クラス混走の時間帯で#60吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)が早くも昨年までのコースレコードである1'57.543を上回る1'57.416を記録、さらに#96中山雄一(K-tunes RC F GT3)も1'57.240を記録して、レクサスRC Fが1位、2位を占めた。JAF-GT勢の最上位は#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)の5位だった。

スーパーGT第3戦はこのあと午後2時35分よりノックアウト方式で公式予選を行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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