日本レースプロモーション(JRP)は3月10日、モータースポーツファン感謝デーの開催されている鈴鹿サーキットで今季スーパーフォーミュラにデビューする松下信治と福住仁嶺の囲み会見を行った。JRPでは今シーズンを通じてこの二人のルーキーに焦点を当て、積極的に会見の機会を作っていくとのことだ。
- #6松下信治(DOCOMO DANDELION RACING)
- 4年ぶりに日本のレースに復帰することになり、嬉しく思います。スーパーフォーミュラはレベルの高いレースで、エンジニアとのコミュニケーションも大切だと思うので、テストで集中して溶け込めるよう頑張ります。今シーズンの目標も高く持って、チャンピオンを目指したいです。 去年まで乗っていたF2とは同じダラーラなのでモノコックはほとんど同じだと思いますが、ピレリタイヤとヨコハマタイヤの特性が大きく違います。ピレリはライフが短いのでレースを通じていかにしてタイヤをもたせるかが大事ですが、ヨコハマは毎週全力でプッシュすることが求められます。タイヤをもたせられるかどうかがカギになるF2の方がオーバーテイクは多いと思います。 スーパーフォーミュラは今年から2スペックタイヤになります。ソフトをもたせるのは難しいので、F2の経験が活かせると思います。 平川選手とは6年ぶりに一緒に戦うことになります。彼もGTでチャンピオンを獲るなど一流のドライバーだと思うので、レースをするのがすごく楽しみです。
- #15福住仁嶺(TEAM MUGEN)
- また日本でレースができることを嬉しく思います。去年まで乗っていたGP3とはレース距離が違うので体力面で不安もありますが、しっかり頑張ります。今年のF2は重量も多くなり、HALOもついたのでとSFは全然違うクルマです。それでもテストではすぐにチームに溶け込めたので、これからしっかり詰めていこうと思います。HALOは乗り込む時に窮屈ですが、走っている時には全然気になりません。 ※第1戦から第5戦まで大きくブランクが開くことに不安がなくはありませんが、F2に集中できると前向きに考えて取り組んでいきます。
※福住はF2と日程がバッティングする第2戦オートポリス、第3戦SUGO、第4戦富士を欠場する予定
まとめ & Photo: Kazuhhisa SUEHIRO