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SF:第6戦岡山公式予選 100分の2秒の接戦を制し、#19関口が1年4ヶ月ぶりにPP獲得!!

2018全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の公式予選が9月8日、岡山国際サーキットで行われ、#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が1'24.446で1年4ヶ月ぶりにポールポジションを獲得。2位の#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)は1'24.466でその差は僅か100分の2秒という実に緊迫した戦いとなった。

第6戦の公式予選は午後3時15分よりノックアウト方式で行われた。朝から降り続いた雨は予選開始直前に小康状態となったものの、路面は終始ウェットのまま。全車が全てのセッションでウェットタイヤを用いての走行となった。

予選Q1

ピットで待機する関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

ピットで待機する小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)

ピットで待機する平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

ポールポジションは関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)

予選2位は小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)

予選3位は平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)

ポールポジションを獲得した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

ポールポジションを獲得した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

Q1は開始直後にダブルヘアピン2つ目で朝のフリー走行トップの#7トム・ディルマン(UOMO SUNOCO SF14)がコースアウト。続いて2コーナーで#15福住仁嶺(TEAM MUGEN SF14)がグラベルに捕まったために赤旗中断という波乱の幕開けとなった。
車両回収ののち15:37に再開されたが、ここで速さをみせたのが前戦もてぎで2位に入った#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)。ウェットのニュータイヤをここで投入して1'26.895を記録してトップに立つ。ポイントリーダーの#3ニック・キャシディ(ORIENTALBIO KONDO SF14)が1'27.017で2位につけ、ウェット路面を得意とする#17塚越広大(REAL SF14)が3位、#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)が4位で続いた。

一方、ここでノックアウトされたのは赤旗の原因を作った二人のほか#65伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING SF14)、#36中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)、#50千代勝正(B-Max Racing SF14)の3名。SF14の開発に初期段階から携わり、つい先日もSF19の開発テストを担当したばかりの伊沢と中嶋がここで予選を終えるという皮肉な結果となった。

予選Q2

Q1での赤旗中断の影響もありQ2は当初予定より遅れて午後4時4分開始。ここで速さをみせたのが未だポールポジション獲得のない#18小林。開始5分で1'25.548と唯一の25秒台のタイムを記録、トップで走行を終えた。Q1トップの平川も終盤に1'26.138までタイムを縮めて2位につけ、#5野尻智紀(DOCOMO DANDELION M5S SF14)がホンダ勢最上位の3位で続いた。

その一方で開幕戦と第3戦で優勝の#16山本尚貴(TEAM MUGEN SF14)、第5戦優勝の#1石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14)がここでまさかのノックアウトという結果に。石浦は終了間際にチームメイトの#2国本雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14)に押し出される格好で予選を終えることになった。

予選Q3

Q3では今回初めてオーバーテイクボタンを2回まで使用できるという新たな試みがなされた。トヨタ勢では最終コーナー立ち上がりと2コーナーでの使用が推奨されていたとのことで、これを忠実に守ったのがチームインパルの2台。Q2トップの小林はウェット路面では1コーナーのブレーキングポイントが手前に来ることから2コーナーでの使用を見送り、結果的にダブルヘアピン二つ目で使うことになったが、それでも1’24.466を叩き出して一時トップに立つ。しかし終盤になって関口が1'24.446と小林を100分の2秒上回るタイムを叩き出し、昨年の第2戦岡山以来のポールポジションをもぎ取った。Q1トップの平川は持ち込んだウェットのニュータイヤをQ2までに使い切ったためQ3ではユーズドタイヤでの走行を強いられたが、1'25.026を記録して3位につけた。

第6戦決勝は明日午後2時5分より68周で行われる予定だが、天候次第ではスタート時刻や周回数が変更となる可能性も出てきている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


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