Japanese F3

JF3:第6戦富士決勝 宮田莉朋が初優勝。坪井翔の連勝は5で止まる

 全日本F3選手権第6戦は8日、富士スピードウェイで決勝を行い、21周・33分38秒310で宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が初優勝を飾った。坪井翔の開幕からの連勝は5で止まった。

21周の決勝レースがスタートした

宮田莉朋、金丸悠、笹原右京の争い

レース序盤、エンジンストールで後方に沈んだ坪井翔が金丸悠、笹原右京をかわして3位に上がる

レース終盤、トップグループの攻防

優勝は宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)

決勝2位は坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)

決勝3位は笹原右京(THREEBOND)

決勝4位は阪口晴南(TODA FIGHTEX)

Nクラス優勝はジェイク・パーソンズ(NRA312)

トップでゴールする宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)

 富士は早朝から蒸し暑い天候となったが、F3第6戦決勝のフォーメーションラップが始まる頃には風も吹き幾分涼しくなってきた。15台が1周を回ってグリッドにつきスタートが切られた。

 スタートではなんと開幕から5連勝中でポールシッターの坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がエンジンストール。その横をすり抜けた戸田の2台、予選3位の阪口晴南(TODA FIGHTEX)と同2位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が1-2で1コーナーへ向かう。3位には同4位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が上がってきたが、マシンの位置取りが悪くコカコーラコーナーから100Rにかけて同5位の金丸悠(B-MAX RACING F3)と同6位の根本悠生(Albirex-RT)に相次いでかわされ5位まで落ちた。

 1周目のストレートでは阪口、大湯、金丸、そして根本をパスした宮田、根本、河野駿佑(HubAuto F318)、笹原右京(THREEBOND)、エンジンストールした坪井の順。

 3周目のコカコーラコーナーでは2位を走る大湯がトラブルでストップ。これで2位には金丸が上がり3位に宮田が続く。

 5周目の1コーナーでは宮田が金丸をかわして2位に上がりトップの阪口を追う。この周のストレートから6周目の1コーナーにかけては、金丸、笹原、坪井がスリーワイド。坪井が2台をパスして一気に3位まで上がってきた。

 徐々に阪口に追いついてきた宮田は13周目の1コーナでアウトからしかけ、ついにトップに踊りでた。

 2位に落ちた阪口は16周目のコカコーラコーナーでアウトから坪井に、19周目の1コーナーではインから笹原にもかわされ4位まで順位を落とすこととなった。

 2位の坪井は16周目には2秒ほどあったトップ宮田との差を詰め始めるが、1秒を切るまで追い上げたところでレースは21周でフィニッシュ。宮田がうれしいF3初優勝を飾り、坪井の開幕からの連勝は5で途絶えることとなった。

 3位には笹原が入り、4位は阪口。5位を走っていた金丸は20周目の1コーナー立ち上がりでバトルを演じていた片山義章(YTB F318)と接触。これで河野が5位に繰り上がり、金丸は6位でレースを終えた。

 Nクラスは1台参加のジェイク・パーソンズ(NRA312)が総合10位で完走。開幕から6連勝を飾った。

 次大会は岡山国際サーキットに舞台を移し、7月28,27日に第7,8,9戦が開催される。

優勝した宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S) 表彰式 Nクラス表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Phto: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI


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