全日本F3選手権第4戦は27日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が25周・31分7秒270で優勝した。坪井は開幕から4連勝。
昨日に続き好天に恵まれたSUGOで午前10時10分、フォーメーションラップが始まった。気温18度、路面温度23度と絶好のコンディションだ。
スタートではポールシッターの坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が好ダッシュで1コーナーへ。予選2位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX)はスタートを失敗し、同3位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)、同4位の阪口晴南(TODA FIGHTEX)に相次いでアウトからパスされ4位に落ちた。
2周目には昨日と同様、1コーナーで4位の大湯が3位の阪口にアウトから並びかけるが今回は阪口が譲らず順位はそのまま。
トップに立った坪井は宮田を背後に従えていたが、6周目にはここまでのファステストラップを記録して徐々にその差を広げ始める。14周目には2秒1まで広げたが、ラップダウンのマシンに詰まり一時は1秒4までその差を詰められることとなった。
ここから宮田は坪井との差を詰めはじめ、マシンが軽くなった終盤24周目にはファステストラップを奪い返して追いすがるも追撃もここまで。坪井が開幕から4連勝を飾った。2位は宮田。
4位の大湯は序盤、3位・阪口との接近戦を演じていたが徐々に遅れ始め、逆に背後から迫ってきた笹原右京(THREEBOND)に迫られることとなり中盤からは大湯と笹原のバトルが勃発。しかし、笹原も決め手がなくこのままの順位でゴールを迎えた。
3位には終盤単独走行となった阪口が入り、4位・大湯、5位・笹原と続いた。6位には中盤の根本悠生(Albirex-RT)とのバトルを制した片山義章(YTB F318)が入った。
ただ一人Nクラスから参戦しているジェイク・パーソンズ(NRA312)は14位で完走。クラス優勝を飾った。
第5,6戦は富士スピードウェイに舞台を移し、7月7、8日に決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI