全日本F3選手権第2戦は22日、鈴鹿サーキットで17周の決勝を行い、坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が32分23秒613で優勝、開幕から2連勝を飾った。
第2戦は、スーパーフォーミュラ決勝の後、この日最後のプログラムとして、日も西に傾きビットビルの影がストレートをほぼ覆い隠した午後4時30分フォーメーションラップが始まった。
スタートでトップに立ったのはポールポジションの坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)。これに予選順位通り宮田莉朋(同)、阪口晴南(TODA FIGHTEX)が続く。4位には予選4位の笹原右京(THREEBOND)がエンジンストールして最後尾まで落ちたため、同5位の片山義章(YTB F318)が上がってきた。
トップ2人、坪井と宮田は1秒前後の差で、3位以下を引き離しながら周回を重ねる。3位の阪口は4位以下よりラップタイムが良く、やがて単独走行となった。
中盤まで行き詰まる戦いを繰り広げていた坪井と宮田だったが、たれ始めたタイヤの対応に手こずった宮田が12周目にラップタイムを落とした際に、坪井は1秒5までその差を開くと、そのマージンを保って17周を走り切り優勝。開幕から2連勝を飾った。3位にはトップから17秒近く離された阪口が入り、トップ3は第1戦と同じ順位、顔ぶれとなった。
4位には自己最高位でフィニッシュした片山が、5位には金丸悠(B-MAX RACING F3)が入り、6位には8周目に前を走る河野駿佑(HubAuto F318)を攻略したブルーノ・カルネイロ(B-MAX RODIZIOGRILL F3)が続いた。
7位には最後尾から次々と前車をパス、オーバーテイクショーを演じた笹原が入った。
1台参加のNクラスはジェイク・パーソンズ(NRA312)が総合13位で完走、クラス優勝を飾った。
次戦第3、4戦は杜の都スポーツランドSUGOに舞台を移し、5月26、27日に決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI