Japanese F3

JF:第1,2戦鈴鹿 1日2レース開催の第1戦、第2戦で坪井が連勝。F3初PPの宮田は連続2位で続きTDPドライバーが連続1-2 (TOYOTA)

 昨年に引き続きTDPドライバーの坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)と宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)の2名がフル参戦する全日本F3の開幕大会は、日曜日に第1戦、第2戦の決勝2レースが行われる変則的スケジュールとなりましたが、両レースを坪井が制し2連勝。第1戦でF3初ポールを獲得した宮田は両レースともに2位で続き、TDPドライバーによる2戦連続1-2フィニッシュとなりました。

開幕2連勝を飾った坪井翔(右)と連続2位となった宮田莉朋(左)

開幕2連勝を飾った坪井翔(右)と連続2位となった宮田莉朋(左)

 全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月21日(土)と22日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。

 明日のトップドライバーを目指し、若きドライバーがしのぎを削るF3。今季の同シリーズには、昨年に引き続きトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)ドライバーとして、22歳の坪井と18歳の宮田がトヨタの支援でフル参戦します。

 シリーズフル参戦3年目となる坪井は、1年目の2016年はランキング3位、昨年は20戦中9勝を挙げながら惜しくも2位に終わっており、悲願のタイトル獲得を目指します。2年目の宮田はF3での初優勝を狙うと共に、タイトル争いにも加わることが期待されます。

 21日(土)は好天に恵まれ、暖かな陽気の下で午前11時45分より30分間の予選セッションが行われました。このセッション中のベストタイムで第1戦、セカンドベストタイムで第2戦のスターティンググリッドが決定されます。

 坪井、宮田の2人はセッション開始と共に先陣を切ってコースイン。3,4周目にベスト、セカンドベストタイムを順調にマークし、一旦ピットへ戻ってきました。この時点でベスト、セカンドベストともに坪井がトップ、遅い車両に阻まれる形となった宮田が2番手。

 セッションが残り10分強というところで新しいタイヤセットで再度コースイン。今度は宮田がタイムを伸ばし、坪井を上回るベストタイムをマーク。これにより、宮田は第1戦で自身F3初となるポールポジションを獲得しました。

 坪井は第1戦2番手となりましたが、セカンドベストタイムでは宮田を上回っており、第2戦は坪井がポールに。宮田がこれに続き、TDPドライバーの2人が、第1戦、第2戦共に左右を入れ替えながら最前列に並んでスタートを切ることとなりました

 今大会は併催レースの関係もあり、予選のみが土曜日、第1戦、第2戦の決勝は日曜日に行われるという変則的なスケジュールで行われました。

 やはり朝から好天に恵まれた22日(日)、朝9時45分に全12周で争われる第1戦決勝レースがスタート。ポールポジションの宮田がやや出遅れ、好ダッシュを決めた2番手の坪井がトップで第1コーナーへ。宮田は2位でこれに続く形となりました。

 1周目でコンマ6秒ほどの差を2位宮田につけた坪井は、その後も1秒ほどの差を保ったままレースをリード。宮田もほぼ同じタイムでついて行き、TDPドライバーの2台が3位以下を大きく引き離す展開となりました。

 最後は3位に10秒以上の大差をつけることとなりましたが、坪井、宮田の順位は変わらず、坪井が今季開幕戦を制し、宮田が2位、TDPドライバーが1-2フィニッシュを飾りました。

 第2戦決勝(17周)は併催のスーパーフォーミュラ決勝が終わったあと、午後4時半にスタート。今度はポールポジションの坪井が順当にスタートを決め、宮田もこれに続きました。1周目、2周目は0.6秒ほどの差で坪井を追った宮田でしたが、3周目以降はほぼ1秒の差で周回。

 第2戦も第1戦同様、3位以下を1周約1秒近いペースでT

DPの2台が引き離して行く展開となり、坪井は一度も首位の座を譲ること無くポール・トゥ・ウィン。ファステストラップもマークしての開幕2連勝を飾りました。  宮田は2戦連続の2位。TDPドライバーが開幕の2戦を1-2フィニッシュで制することとなりました。

開幕2連勝を飾った坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #36)

開幕2連勝を飾った坪井 翔(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #36)

2戦連続での2位となった宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #37)

2戦連続での2位となった宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #37)

トヨタ自動車(株)
GAZOO Racing Company


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