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SGT:第2戦富士GTアソシエイション定例会見「面白いレースになると思う」

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決勝日朝、恒例のGTアソシエイション坂東正明代表による定例会見が行われた。

■今回のレース展望について
開幕戦では、ホンダNSXにトラブルが相次いだ。長くモータースポーツに関わっているが、こんなことが起きるんだなぁと思った。
レクサスLC500は、乗用車としても久々に格好いいと思えるクルマが出てきた。ドライバーにも普段の足としてLC500を与えるなど、メーカーも気合いを入れ、プライドを持ってレースに臨んでいるという印象を受ける。そういう姿勢も影響して、現時点では一歩抜き出ているのだろう。GT-Rは予選でロニー選手が何とか威信を保ったが、ちょっと噛み合っていないのかなと思う。
GT300は、谷口選手が速いとはいえ、ウェイトを積んでいる初音ミクAMGがポールポジションというのは、ちょっと気に入らない(笑)。ただ、過去の戦績を見るとかなり苦労して現在の速さを手にしているのが窺える。JAF-GTマシンは、コースによっても速さにバラつきがあるように感じる。
色々な要素があり、500kmという長丁場でもあるので、面白いレースになると思う。
もし、今回もレクサスの圧勝となるようなら、そこは日産、ホンダの開発陣にさらに頑張っていただくしかない。

■決勝日のプロモーション増について
朝のフリー走行を止めて、トークショーやピットウォークなどファンと触れ合う時間を増やした。チーム側からすれば、特に前日クラッシュした時はなど朝走りたいと思うだろう。このため、決勝前の走行後にマシンチェックの時間を設けるなどした。
この変更には賛否や改善点もいろいろあると思うが、基本的にはこの方向でファンサービスを充実していきたいと考えている。サーキットごとに条件も異なるので、工夫しながら進めたい。

■来年の鈴鹿10時間レース(GT3の世界統一戦のようになる予定)について
今の状況下でGT300クラスのマシンがすべて参加することは難しいので、SGTシリーズのポイントを与えることはできない。また、タイヤはワンメイクになると思うので、レース終了後にSGTのタイ戦に向けて、マシンの仕様を変更したり搬送準備をしたり、チームが時間的にきつくならないように考えなければならない。
GTAとしても(鈴鹿サーキットを運営する)モビリティランドと前向きに話し合いを進めていきたい。

■2年ぶりのオートポリス開催について
サーキットにもまだ震災の爪痕が残っている。観客が立ち入れない危険な個所や、アクセス道路も寸断しているところなどがある。
それでも、九州でイベントをやることによって、少しでも復興を後押ししたい、九州の人達に元気になってもらいたいと考えている。ぜひ、当日は多くの人にサーキットに足を運んでいただきたい。

まとめ&Photo: Shigeru KITAMICHI


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