- チーム代表者:高崎保浩
- チーム監督:長屋宏和
- ドライビングアドバイザー:佐藤公哉
- チーフメカニック:永原達也
- オフィシャルカメラマン:秋山昌輝
- エントリー台数 56台 予選落ちあり
第3戦 急遽の旧型投入
限られた短い走行時間で、3人のドライバーが学び、成長してくれること。AVANTECHでは、結果も必要ですが、ドライバーの成長を最優先に考えています。
不運にも前戦では、練習走行にてマシンがクラッシュし大破しました。3人のドライバーの精神力の弱さが表れた結果だと痛感しています。
ヴィッツレースでは、新型と旧型の車が使用されており、噂では、旧型の方が1.5秒速いといわれております。新型でもトップ争いをしているマシンがあり、真偽は定かではありません。
3人のドライバーは、「旧型に乗れればもっと走れる」という思いはあったはずですが、成長してもらうこと最優先にしてるので、3人がイコールコンディションで争える環境(全員新型)を作っていました。また、新型である程度の結果が出せるようになってから旧型を投入する予定でした。
今大会で持ち込んでいた勝木選手マシンが原因不明のエンジントラブルが発生。急遽、来年投入予定だった旧型マシンを使用することになりました。1戦を無駄にするより、旧型の前倒し投入でレース経験を積上げることが最も重要とチームが判断しました。
初めてのシングル 課題は山積
土曜練習走行
- 勝木選手 7位/51台
- 廣島選手 11位/51台
- 和田選手 22位/51台
土曜日の練習走行、走り始めから3人とも調子が良く、上位を走れる雰囲気がありました。最終セッション、ヴィッツレース全ドライバーがタイム計測器を取り付けて走行。ある程度の予選順位を獲得できる走行だったので、予選シミュレーションを実施。
予選の練習では、予想通りの緊張のし過ぎでドライビングが硬くなり、勝木選手は、目標タイムよりコンマ5秒遅い。廣島選手は、新型の勝木選手のコンマ4秒落ち。和田選手は、初めての鈴鹿に慣れることを優先。
残念な予選 タイムモニターを見る気にもならず
予選
- 勝木選手 11位/56台
- 廣島選手 18位/56台
- 和田選手 36位/56台
タイヤ、エンジン、路面状況を考えると、上位と変わらないベストタイムが出せるはず。予選は、前日の予選シミュレーションでのミスを繰り返さないことを課題としました。上位は前日の練習走行よりも1秒以上タイムアップさせていましたが、3人は自己ベストも更新出来ず。
繰り返さないことだけが課題なのに自己ベストを更新できないことが凄く残念でした。まだヴィッツレースなので、コンマ数秒遅くても順位は変わりませんが、ステップアップした時に、このようなことをしていたら、せっかくのチャンスを無駄にしてしまいます。
初ポイント獲得 悔いが残る予選
決勝
- 勝木選手 7位/56台
- 廣島選手 15位/56台
- 和田選手 27位/56台
決勝レースは、3台共に順位を上げ、良いレースをしてくれたと思います。前に誰かがいるとタイムが出せますが、一人で走るとタイムが出せない。予選で上位に食い込むことが課題だと感じています。
レース中、3人とも前に引っ張ってもらってタイムを出していたので、順位を上げて帰ってくることは、想定内でした。チームとして、初めてのポイント獲得は嬉しいことでしたが、旧型を使用し、練習走行の走りを考えると、もっと上を狙えたレースだったと感じています。3人はまだ知らないことばかりなので、彼らに気持ち、走り方、踏ん張りどころの3つの指導していきたいと思います。
次戦に向けて
次戦は来週末、10月22日最終戦の鈴鹿です。最終戦は3人共にマシンを入れ替え、新型を勝木選手、旧型を廣島選手と和田選手が乗る予定です。それぞれが自分の良いところ悪いところに気付き、結果以上に学びを得てもらいたいと思っています。
結果は、学びの量についてくると信じています。最終戦も応援、宜しくお願い致します。
ピロレーシング代表長屋宏和