鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第5戦鈴鹿公式予選 鈴木智之が僅差のポールポジション

 スーパーFJ鈴鹿シリーズ第5戦「鈴鹿クラブマンシリーズ第6戦」は29日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)が1分0秒533でポールポジションを獲得した。

ポールポジションは鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク) 予選2位は山内飛侑(NAVY AUTO) 予選3位は宮島雄太(アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ)

 四国沖を日本列島に沿って北上する台風22号のため鈴鹿は昨日の練習から引き続き雨。午前8時現在、風も雨も強くないが、午後から天候の悪化が懸念されるため、併催のクラブマンスポーツとフォーミュラ・エンジョイが中止。2戦開催のJAF-F4西日本シリーズも1戦のみとなった。このためスーパーFJ予選開始も当初の午前9時35分から9時40分に変更されセッションも15分から10分に短縮された。

 弱い雨の中行われた予選は、序盤から山内飛侑(NAVY AUTO)と鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)の争いとなった。互いにトップタイムを塗り替えつつ推移するが、開始5分あたり、山内が1分1秒322を出しトップに立った直後に、上吹越哲也(ヤマダ・エスバイエル・ホームレプ10V)がS字で止まったため赤旗が提示される。

 予選は残り4分53秒で9時49分に再開。ここで山内は1分0秒986でトップに立つと、これを0秒961で上回ったのが宮島雄太(アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ)。しかし直後に山内が0秒560で再びトップに立つ。山内はさらにタイムアタックを続けるが「遅いクルマに詰まった」とタイム更新はならず。

 しかし赤旗後「クリアを取れなかったので、最終ラップで狙ってた。いいラインも見つけた」という鈴木がペースアップ。1分0秒553と千分の7秒差の僅差で山内を逆転し、ポールポジションをもぎ取った。山内は2位。3位には宮島が入った。

 現在シリーズのポイントリーダーは山内で62ポイント。同2位の名取鉄平が南コースで開催されている全日本カート選手権に出場しているため欠席。3位は46ポイントの鈴木で、山内との2人がチャンピオンの可能性がある。しかし、鈴木は優勝しても山内が下位に沈まない限り逆転チャンピオンには届かない。

 決勝は12時5分と開始時刻が前倒しされ、周回数も22周から17周に短縮されることとなった。このあと雨脚が強まることも予想され、レースは波乱含み。鈴木の逆転チャンピオンが現実味を帯びてきたのかも知れない。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Naoto KATOH


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