鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第5戦鈴鹿決勝結果 雨の鈴木智之がポールトゥウインで今季2勝目。2位に入った山内飛侑がシリーズチャンピオンを獲得

 スーパーFJ鈴鹿シリーズ最終第5戦「鈴鹿クラブマンシリーズ第6戦」は29日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)が17周・19分25秒174で優勝した。

荒天のためレースはセーフティーカースタートとなった

3周目からレースはスタートした

優勝は鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)

決勝2位は山内飛侑(NAVY AUTO)

決勝3位は宮島雄太(アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ)

決勝4位は吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆ミスト☆ED)

決勝5位は徳升広平(Leprix Sport 10V)

決勝6位は荒川鱗(Drago CORSE 10V)

優勝して手を挙げる鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)

パルクフェルメで万歳の鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)

表彰式: 優勝・鈴木智之、2位・山内飛侑、3位・宮島雄太

 台風22号の接近により、正午前には激しい雨が落ち始めた。午前11時55分だったコースインは雨脚が弱まるのを待つため10分間延長され、12時5分に各ドライバーピットを離れグリッドに付いた。依然として降り続く雨のためセーフティーカー(SC)先導となり、SCは2周を回ってコースイン、3周目からレースがスタートした。

 ポールポジションの鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)はタイミング良く加速し、予選2位の山内飛侑(NAVY AUTO)を1秒3リードして1コーナーへ向かう。3位は同3位の宮島雄太(アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ)。以下荒川鱗(Drago CORSE 10V)、加納亨介(OZクリエイティブ10Vテイクファースト)、吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆ミスト☆ED)と上位陣は予選順位通りに続く。

 トップに立ち、逃げ切りたい鈴木だったが山内がそれを許さない。山内は自身のファステストラップを更新しながら0秒1~0秒2速いタイムを刻み徐々に鈴木との差を詰め始める。

 この2人は3位以下を引き離しながら、その差は7周目には1秒を切り、10周目には0秒4と2位山内はトップ鈴木の背後まで迫った。

 息詰まるトップ争いだったが、14周目の東ショートカットでは、ストレートでスリップに入りたい山内の進入速度が速く、オーバーラン。コースには戻れたものの、その差は4秒2まで広がってしまった。

 鈴木はこれで安泰。山内は16周目にこのレースのファステストラップをたたき出して追いすがるも、その差は大きく、17周を走って鈴木がポールトゥウインで今季2勝目を飾ることとなった。山内は2位。

 3位にはうれしい初表彰台を獲得したスーパーFJ2年目の宮島が入った。4位を走っていた荒川は終盤1コーナーでスピンをし6位。4位には吉田が、5位には徳升広平(Leprix Sport 10V)が入った。

 2位に入った山内は今シーズン、スーパーFJ鈴鹿シリーズのドライバーズチャンピオンを獲得。優勝した鈴木もランキング2位の名取鉄平が不出場だったため、シリーズ2位に浮上した。

 これで今シーズンのスーパーFJ鈴鹿シリーズは全て終了。この後、12月10日にスーパーFJ日本一決定戦がここ鈴鹿サーキットで行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Naoto KATOH
Yoshinori OHNISHI


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