S-FJ日本一決定戦

SFJ:日本一決定戦鈴鹿第1レグ Aグループは山内飛侑が、Bグループは小倉祥太が優勝

 スーパーFJ日本一決定戦は9日、決勝戦への進出を決める第1レグを行い、Aグループでは山内飛侑(NAVY AUTO)が、Bグループでは小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が優勝した。

■Aグループ

日本一決定戦第1レグAグループ: 山内飛侑と鈴木智之のトップ争い

日本一決定戦第1レグAグループ: 優勝は山内飛侑(NAVY AUTO)

日本一決定戦第1レグAグループ: 2位は鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)

日本一決定戦第1レグAグループ: 3位は吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱミスト☆ED)

 第1レグAグループは午後12時45分フォーメーションラップスタート。上空には雲が広がり気温は7.5度と肌寒い。

 フォーメーションラップでは、岡田琢也(EZ-UP 17J)がシケインでスピン、自身のグリッドに付いたため、岡田を最後尾に下げるため2度目のフォーメーションラップを行い、周回数は6周から5周に短縮された。

 スタートではポールポジションの鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)が横に並びかけた予選2位の山内飛侑(NAVY AUTO)をけん制してトップで1コーナーに侵入。鈴木にピタリと付けた山内はシケインで鈴木をパスしてトップに立つが、続く2周目の1コーナーでは鈴木が山内をパスしてトップを奪い返す。

 しかし3周目の1コーナーでは山内も負けじと再び鈴木をパスしてトップを奪い返すと、その後は鈴木を寄せ付けず、5周を走りきり第1レグをトップでゴールした。鈴木は2位に入った。

 3位でレースを始めた予選3位の吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱミスト☆ED)は同7位から4位までジャンプアップしてきた八巻渉(NAC・リョウシン・モレキュールKKSⅡ)と好バトル。八巻が2周目に吉田をパスして3位に上がると、4周目には130Rで吉田が八巻を抜き帰し、3位に返り咲くとそのままの順位でゴールした。

 4位は八巻、5位には山田遼(EZ-UP 17J)が、6位には大草りき(ZAPプロスペリテF109ED)が入った。

■Bグループ

日本一決定戦第1レグBグループ: 優勝は小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)

日本一決定戦第1レグBグループ: 2位は名取鉄平(INOKI M2 KK-SⅡ制動屋)

日本一決定戦第1レグBグループ: 3位はHIROSHI(ミスト・セキグチ・制動屋)

日本一決定戦第1レグBグループ: 2位でゴールした太田格之進(KK-SⅡミスト制動屋)はペナルティーで13位

 第1レグBグループは午後2時30分にフォーメーションラップが始まる。気温は8.2度と少し暖かくなってきた。

 素晴らしいスタートを切ったのは予選2位の岡本大地(KRS KKS-Ⅱ)。ポールスタートの小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)にインから並びかけるが、ギアトラブルで2速から3速に入らず失速。そのままゆるゆるとコースサイドにマシンを止めた。これでトップは小倉、2位には予選3位の名取鉄平(INOKI M2 KK-SⅡ制動屋)が上がり、これに3位に同4位の太田格之進(KK-SⅡミスト制動屋)が続く。

 トップに立った小倉は徐々に2位以下との差を開き、最終6周目にはファステストラップをたたき出すおまけ付きで、この予選レースで優勝を飾った。

 2位名取と3位太田は接近戦。太田は何度か名取に並びかけるも抜けず、最終ラップのシケインではショートカットでオーバーラン。グリーンを横切り名取の前でゴールするが、この行為に30秒加算のペナルティーを科され、13位に降格となった。2位には名取が入り、3位には大ベテランのHIROSHIが続いた。

 4位には前川涼輔(関西国際大学with TAKE FIRST)が、5位には宮島雄太(アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ)が、6位には徳升広平(Leprix Sport 10V)が入った。

 1コーナーでストップした岡本は最後尾の21位となり明日の決勝進出はならず、優勝候補の一角がこのレースで消えることとなった。

 日本一決定戦ファイナルレースは明日10日、午後1時より10周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum


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