Japanese F3

JF3:第10戦鈴鹿決勝 坪井翔が初優勝! NクラスはDRAGONが今季5勝目

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 全日本F3選手権第10戦は24日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、総合では坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が初優勝、NクラスではDRAGON(B-Max Racing F306)が今季5勝目を飾った。

 第10戦は定刻より5分遅れて午後5時5分よりフォーメーションラップが始まった。上空を覆った雲は徐々に厚くなり太陽は完全に隠れた。

 ポールポジションの坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)は完璧なスタートではなかったもののかろうじて予選2位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F314)を押さえてトップで1コーナーに侵入。予選4位の高星明誠(B-MAX NDDP F3)は同3位のアレックス・パロウ(THREEBOND)をかわし3位に上がる。

 オープニングラップでは3位に上がった高星に4位のパロウがピタリと付ける。シケインでは両者軽く接触するも、2周目の1コーナーではアウトからパロウが高星をかわし予選順位の3位に復帰。高星は4位に落ちた。

 トップの坪井は徐々に2位・宮田との差を広げ6周目には1秒1まで離し、トムス勢1-2でレースは進行。4位に落ちた高星だったが、4周目にこのレースのファステストラップをたたき出すと、7周目には前を走るパロウとテールトゥノーズまで持ち込む。シケインでピタリとパロウに付けた高星は8周目の1コーナーでアウトからパロウをかわし3位に復帰した。

 トップに立った坪井だったが8周目あたりから再び宮田がその差を詰め始める。10周目には0秒6、11周目には0秒4とファイナルラップにはテールトゥノーズでの争いとなるが、宮田はデグナーでオーバーステアを出し追撃もここまで。12周を走って坪井がトップでゴールし、初優勝を飾ることとなった。2位には宮田が、3位には高星、4位にはパロウが入った。

 ポイントリーダーの高星は選手権ポイントを84と伸ばし、直接のライバル、パロウとの差を18ポイントと広げた。5位には大津弘樹(TODA FIGHTEX)、6位にはイェ・ホンリー(KRC with B-Max F315)が続いた

 NクラスはポールポジションのDRAGON(B-Max Racing F306)がスタートでトップに立つと後続との差を徐々に広げ、そのまま今季5勝目を飾った。2位にはアレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)が付けていたが、3位の植田正幸(Rn山下製作所F308)が11周目の1コーナーでヤンをパス、2位でゴールした。ヤンは3位。4位には長谷川綾哉(Alb新潟第1ホテルSuger)が続いた。

 このレースで20戦中10戦とちょうど半分を消化。第11戦は明日25日、午前10時10分より17周で争われる。予報は雨、後半戦スタートを勝利で飾るのは誰になるのであろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI


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