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SUZUKA Sound of ENGNE:注目のヒストリックイベントがついに開幕!!往年のF1が、Cカーが、ヒストリックバイクが鈴鹿を駆け抜ける

鈴鹿サーキットは11月19-20日の二日間「SUZUKA Sound of ENGNE 2016」と題し、国内外から多数のヒストリックカー、レーシングカーやオートバイを集めたイベントを開催する。
パドックやグランプリスクエアには多くのクルマやバイクが展示されたほか、コース上でもありとあらゆるレーシングカー、オートバイ、新旧のスポーツカーのデモレースが行われる。

最大の目玉は世界スポーツプロトタイプ選手権(WSPC)や全日本スポーツプロトタイプ選手権(JSPC)で活躍したクルマたちによるグループCカーのデモレースと1960年代から2000年代まで、幅広い年式のF1のデモレースだ。
グループCは11台、F1は15台がエントリーしたが、第1日目は路面がハーフウェットだったことから走行を見合わせるクルマもあり、グループC9台、F1は12台が走行した。

またクラシックバイクのデモレースには1960年代〜1972年までに製造されたレーシングバイクが参加。
その中にはかつてマッハ3と呼ばれて人気を博したカワサキ500SSや750SSと同型のエンジンを積むH1R、H2Rの姿もあり、2ストローク3気筒の独特のエンジンサウンドと、当時を思わせるおびただしい白煙でスタンドのファンを魅了した。
このほかトライトンやノートン、マチレスといった海外のオールドバイクやかつて日本で製造されていたトーハツやブリヂストンといった昭和の名車たちも多数参加して東コースを元気に走り回った。

1960年代のプロトタイプレーシングマシンのデモレースには9台が参加。
北野元さんのドライブするプリンスR380や砂子義一さんのドライブするスカイラインGT(S54B)、鮒子田寛さんのドライブするトヨタ7をはじめ、タキレーシングのステッカーが懐かしいローラT70やポルシェ906”カレラ6”、ロータス23や、日本オリジナルのマクランサやコニリオといった希少なレーシングカーが元気に東コースを走り回った。

そして今回最も多くの参加台数をを集めたのが、1960年代のいわゆる「葉巻型」のフォーミュラカーたち。
「ヒストリックフォーミュラ・レジスター」と銘打たれたカテゴリーにロータスやシェブロン、ブラバムといった往年のコンストラクターが製造したF2やF3、フォーミュラフォードがなんと34台も参加してストレートマフラーが奏でる迫力のサウンドと軽快な走りを披露した。

第1日目は朝からあいにくの雨となったが、それでも多くの観客が朝からスタンドやパドックに詰めかけ、ヒストリックカーたちの走行や展示を大いに楽しんでいた。

「SUZUKA Sound of ENGNE 2016」は11月20日も同様のデモレース、展示が行われる。
第2日目は晴れの予報。
より多くの車両の走りが楽しめそうだ。

Text:Kazuhgisa SUEHIRO


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