SUPER GT

SGT:第4戦SUGOフリー走行 GT500クラスは塚越広大/小暮卓史組が、GT300クラスは嵯峨宏紀/中山雄一組がトップタイム

スーパーGT第4戦「SUGO GT 300kmレース」の決勝前フリー走行は小雨降る難しいコンディションとなり、ミッドシップの利を生かしたホンダNSX勢がトップ3を占める結果となった。トップタイムは#17KEHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/小暮卓史組)で1’20.951。GT300クラスもミドシップの#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)で1’28.089だった。

gt-rd4-f-17 gt-rd4-f-31

決勝日を迎えたスポーツランドSUGOは朝から霧雨が降ったりやんだりを繰り返す難しいコンディション。

気温19℃、路面温度22℃という7月下旬とは思えない天候の中、朝のフリー走行は午前9時より30分間で始まったが、開始3分で#19ウェッズスポーツRC Fが最終コーナーでスピンオフ、バリアに突っ込んでしまった。19号車のドライバーは関口雄飛。すぐに再始動しピットに戻ってきたが、バリアの補修が必要と判断したオフィシャルはここで赤旗を提示した。

走行再開は9時6分。ここでスリックタイヤからウェットタイヤに履き替えるチームが出始め、タワーからもライトオンの指示が出て、コースコンディションはハーフウェットからウェットに。タイヤ選択の難しいセッションとなった。

GT500クラスでトップタイムを記録したのは#17ケーヒンNSXで1’20.951。以下#8ARTA NSX、#64エプソンNSXがトップ3を占め、#100レイブリックNSXも5番手につけるなど、ホンダ勢がミッドシップの利点を大いに生かした結果となった。

レクサス勢最上位は#3ZENT RC Fの4位、日産勢は#46S Road GT-Rの7位が最高だった。

GT300クラスは、ウェットコンディションのなか積極的に攻めタイムを削り取っていった予選2位の#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)がトップタイム。対照的に、じっくり構えていたのがポールシッターの#25VivaC 86 MC(土屋武士/松井孝允組)。決して無理はせずに徐々にタイムを上げ最終的に5番手タイムをマークした。

気を吐いたのが予選で下位に沈んだGT-R勢。#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ヤン・マーデンボロー組)、#48 DIJON Racing GT-R(高森博士/青木孝行組)が、6、7番手につけ、決勝に向けての意気込みを感じさせた。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース