SUPER GT

SGT:公式テスト鈴鹿 GT500クラスは復調ホンダ勢から武藤英紀/オリバー・ターベイが、GT300クラスは好調MC勢から高橋一穂/加藤寛規/牧野任祐組がトップタイム

 オートバックススーパーGTシリーズは8日、鈴鹿サーキットで午前・午後2回の公式テストを行い、総合でGT500クラスでは武藤英紀/オリバー・ターベイ組(ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT)が、GT300クラスでは高橋一穂/加藤寛規/牧野任祐組(シンティアム・アップル・ロータス)がトップタイムを記録した。

■1回目

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 公式テストの行われるこの日の予想は午後から雨。そのため1回目のセッション開始時刻を予定より30分前倒しして、午前9時より1回目のセッションが始まった。

 セッション開始前には小雨がぱらついたもののセッション中は薄日も差す天候で、終始ドライ路面でテストは行われた。

 マシンのコースアウトによる2度の赤旗中断はあったが、そんな中トップタイムをマークしたのは本山哲/千代勝正組(S Road CRAFTSPORTS GT-R)のベテラン本山。1分48秒963とただ一人49秒を切ってきた。2位には今季不運に泣いている立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO RC F)が、3位には復調の兆しが見えるホンダ勢から山本尚貴/伊沢拓也組(RAYBRIG NSX CONCEPT-GT)が入った。

 GT300クラスは、マザーシャシー/JAF-GT勢が好調。トップタイムをマークしたのは1分58秒411で高橋一穂/加藤寛規/牧野任祐組(シンティアム・アップル・ロータス)。2位には土屋武士/松井孝允/山下健太組(VivaC 86 MC)が、3位には嵯峨宏紀/中山雄一組(GT300クラス・TOYOTA PRIUS apr GT)が入った。

■2回目

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 午後か崩れると予報された天候も2回目のフリー走行が始まる午後2時になってもなんとか持ちこたえ、このセッションも途中小雨がふったものの終始ドライコンディションで行われた。

 このセッションも2回の赤旗で中断された。1度目は中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組(Epson NSX CONCEPT-GT)がクラッシュ。リアを大きく損傷した。2度目は電気系のトラブルで高橋/加藤/牧野組がストップし回収のため赤旗が提示された。

 そんな中、トップタイムをマークしたのは武藤英紀/オリバー・ターベイ組(ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT)。1分48秒539とこの日の最速タイムを刻んだ。2位には佐々木大樹/柳田真孝組(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R)が、3位には大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組(WAKO'S 4CR RC F)が付けている。

 GT300クラスは、1分58秒801で嵯峨/中山組(TOYOTA PRIUS apr GT)が午前の3位から躍進しトップタイム。しかし午前の高橋/加藤/牧野組のタイムには届いていない。その高橋/加藤/牧野組はルーキテストを受ける牧野が精力的に走り込み1分59秒120で2位。早くも大型ルーキーぶりを発揮している。3位にはマザーシャシーの中山友貴/山田真之亮組(UPGARAGE BANDOH 86)が入った。

 テストは明日も午前・午後と2回のセッションが行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI


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