鈴鹿ファン感謝デーの行われた翌14日、タイヤがブリヂストンからヨコハマに変更、GP2王者のストフェル・バンドーンの参戦などで話題豊富となったスーパーフォーミュラの今季初めての公式合同テストが同地で行われた。
鈴鹿は早朝から冷たい春雨に見舞われた。午前10時30分からのテストは、開始10分過ぎにストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が鈴鹿の洗礼を受け逆バンク手前でクラッシュ。赤旗が提示される波乱の展開で始まった。
その後もスピン、コースアウトするドラバーが続出、何度も赤旗中断となった。そしてテスト終盤には塚越広大(REAL RACING)がバックストレッチでスロー走行をしていた小暮卓史(DRAGO CORSE)に乗り上げマシンが横転する大クラッシュが発生。塚越は自力でマシンを離れ大きなけがはなかったが、このセッションは終了となった。
トップタイムをマークしたのはただ一人2分を切るタイムをたたき出したアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)。2位には小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)が、3位にはディフェンディングチャンピオンの石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)が付け、実力者がトップ3を占めた。
午後のセッションは降雨の中、危険と判断され中止。変わってドライバーのサイン会が行われた。
テストは15日も行われる。
Photo: Hiroyuki MINAMI