SUPER GT

SGT:公式テスト岡山セッション3 トップタイムは#37KeePer、GT−R勢はトラブルに泣く

岡山国際サーキットで行われているスーパーGT公式テストは3月20日も引き続いて行われ、午前中の走行では#37KeePer TOM'S RC F(ジェームス・ロシター/平川亮組)がトップタイム。
セッション中盤に平川が1’18.918と昨日の大嶋和也に続いてコースレコードを上回るタイムを記録した。
GT300クラスは今季初登場のランボルギーニ・ウラカンを走らせる#88マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学/平峰一貴/青木孝行組)がトップで、こちらも1’26.045と昨年のレコードタイムを上回ってきた。

公式テスト二日目の午前の走行は9時10分に、セーフティーカーの訓練を実施するところから始まった。
ところがこの際、#12カルソニックGT-Rがグリッド上でストップしてしまい、そのままピットに押し戻される結果に。
さらにその直後、#24フォーラムエンジニアリングGT-Rが1周もしないうちに頭からガレージに戻ってくると、ホームストレート上では#46S Road GT-Rがストップと、ニッサンGT-R勢に相次いでメカニカルトラブルが発生する事態となった。
この際、46号車がコース上にオイルを撒いてしまったため、セッションはグリーンフラッグが出てすぐに赤旗中断となってしまった。

セッションは9時33分に再開。
ガレージで修復作業を行っているGT-R勢のうち12号車と24号車は程なくしてコースに復帰したが、46号車のダメージは一番深刻だったようで、結局最後まで走行しないまま午前は終了した。
唯一トラブルを免れた#1モチュールGT-Rだったが、この日のタイムは1’20.576がベストと、12番手タイムに終わっている。
GT-R勢最上位は12号車の5位だった。

思わぬトラブルに出足をくじかれたGT-R勢とは対照的に、今日も好調ぶりを見せたのがレクサス勢だ。
ニック・キャシディの駆る#36トムスが22周めに1’19.424でトップに立つと、昨日の午後にtップタイムを記録した大嶋和也も31周めに1’19.377を記録して#6ワコーズRC Fをトップに押し上げる。更にその10分後、平川が1’18.918とこのセッションのトップタイムを叩き出して見せた。

今季ハイブリッドシステムを外して新たなスタートを切ったNSX勢はこの日もタイムが上がらず下位に沈む。
最上位は#100レイブリックNSXの8位で1’20.026がベスト。
午後の走行でどこまで挽回できるかに注目だ。

GT300クラスは初日こそJAF-GT勢に上位独占を許したが、このセッションでは#88マネパランボルギーニGT3がトップタイムを記録したほか、#11ゲイナーTANAX AMG GT3が3位、#3B-MAX NDDP GT-3が6位とFIA-GT3勢が健闘、ほぼ互角の様相になった。
なお88号車と2番手の#18トヨタ86MCはそれぞれ1’26.045、1’26.526を記録、昨年までのコースレコードである1’26.532をそろって上回っている。

スーパーGT公式テストはこのあと午後1時30分より、岡山県警も参加してのスタート練習に続いて120分間のセッション4が行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO


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