SUPER GT

SGT:第1戦岡山GTA定例会見 2016スポーティングレギュレーションに対する坂東代表のコメント

GTアソシエイション(GTA)は4月10日、スーパーGT第1戦の開催されている岡山国際サーキットで定例会見を行い、今シーズンのレギュレーション改正の概要と狙いについて、坂東正明代表がコメントした。

gt-rd1-jrp-bandohまず、スーパーGTを参加型のレースからプロフェッショナルなシリーズへと確立していくため、今季からチームにはシリーズ全戦の参加義務が課せられる。
ただしタイ大会については現地チームのワイルドカード参戦を認めるとのこと。

またウェイトハンデについては、GT500クラスで昨年まで認められていた50kgを超えた分をリストリクターで調整するというやり方を改め、最大100kgまでのウェイトを積まなければならなくなった。
これはサーキットレイアウトによっては燃料リストリクターの制限が有効に機能しないケースがあるためだ。
またこれにはヨーロッパのDTMとの規則統一のスケジュールが延期になっていることも背景にあり、そちらの統一規則が確立されるまではGTAが独自のスタンスで運営をしていくことにしたという。
またこれとは別個に、安全性の向上を目的に、燃料リストリクターは一律で5%縮小されているとのことだ。

さらに今年から予選結果へのポイントが復活し、ポールシッターには1ポイントが与えられることになったが、これは土曜日をこれまで以上に盛り上げるためだという。

またピットレーンの安全確保のため、今年からセーフティーカーが導入されている間は一切のピット作業が禁止されることになった。
昨年のSUGO大会ではSC中に多くのチームがピットへ殺到し、出口で渋滞が起きるなどのアクシデントが発生したが、こうした事態を防止するための措置だという。
なお、この間にガス欠などの理由でピット作業を行った場合はペナルティの対象となる。
さらにセーフティーカーが隊列をうまくコントロールできず、SCランが何周も続くような状況になった場合はタワーの判断で赤旗中断もありうるとのことだ。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


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