日本レースプロモーション(JRP)は3月13日、三重県の鈴鹿サーキットで2016年全日本スーパーフォーミュラ選手権の開催概要発表会を行った。
会の冒頭では同社代表取締役社長の白井裕氏が登壇、概要発表骨子として今シーズン新たに昨年度GP2チャンピオンのストフェル・バンドーンとスーパーGTなどで活躍する関口雄飛が参戦することや、既報のとおりタイヤ供給がヨコハマゴムに変更されること、パワートレインについても後半戦からより大きな出力アップを目指した新バージョンを投入する予定であることなどを明らかにした。
また海外での認知度アップをはかるためにFacebook英語版の「Japanese Formula」の立ち上げや、ニュース報道映像の海外への無償提供、各国TV局との連携を図ることなどを併せて発表。一昨年から取り組んできたスカパーWAKUWAKUジャパンを通じたアジア各国への番組提供も継続するほか、海外でのエキジビジョンマッチ開催の可能性も継続して模索していくとした。
さらにサーキットでのファンの方々への満足度向上のため、新たに「スーパーフォーミュラ公式アプリ」を導入することなども発表された。
なおテレビ放送については例年同様Jスポーツが予選、決勝を生中継するほか、BSフジでダイジェスト番組をレース終了直近の金曜日に初回放送すること、CSフジでもトークショー番組の「スーパーフォーミュラTV」をF1中継の直近時間に編成し、F1ファンに魅力を伝えていくなどの取り組みを続けていく。
また昨年第3戦富士で行ったJスポーツでの朝8時からの終日生中継も引き続き行う予定とのこと。
「スマイルキッズプロジェクト」などの啓蒙活動や、日本赤十字社とのタイアップ協力による社会貢献活動の推進などにも引き続き取り組んでいくという。
最後には参加全チームの監督とドライバーが登壇し、今季への抱負を語った。
この発表会は鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デーのアトラクションのひとつとしてセッティングされ、レース関係者、報道関係者のほか、多くのレースファンが参加して盛況裏に終了した。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI