Japanese F3

JF3:第5戦岡山決勝 #22マーデンボローまさかの後退で#36山下が今季3勝め

5月28日に岡山国際サーキットで行われた全日本F3選手権第5戦決勝は序盤から波乱が相次ぐ中、スタートでトップに立った#36山下健太(ZENT TOM’S F312)がそのまま逃げ切って今季3勝目を挙げた。2位にも#37坪井翔(ZENT TOM’S F314)が入り、トムスが今季2度目の1-2フィニッシュを遂げた。
Nクラスは#78片山義章(Petit LM Racing)が見事な追い上げを見せて今季4勝目を獲得した。

f3-rd5-r-start

f3-rd5-r-37vs23

f3-rd5-r-36

f3-rd5-r-37

f3-rd5-r-23

f3-rd5-r-78

f3-rd5-r-5

f3-rd5-r-9

f3-rd5-r-toms

第5戦決勝は午後3時45分から18周で行われた。

ホールショットを奪ったのは2番手スタートの山下。チームメイトの坪井が2位につける。
一方、ポールシッターの#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP)はスタートで出遅れて3位に後退した上、テールライトの脱落という不運に見舞われてオレンジディスクの提示を受けてしまい、一気に後方に沈んでしまった。
さらには予選5、6番手につけた戸田レーシング勢も、#12牧野任祐が燃料ポンプのトラブルでバックストレートにストップ、#2石川京侍も後方から上がってきた#3三浦愛(エクセディ)との接触で左フロントサスを痛めてしまい、大事をとってリタイヤを決断することになった。

この結果、トムス勢の後方には#23千代、そして今回から参戦してきた#21高星明誠のB-MAX勢が僅差で続く展開に。
高星はコンマ6秒、コンマ8秒の僅差で千代を追い上げると、千代も前を行く坪井との差を徐々に縮めていき、レース終盤は3台が団子状態になった。

トップの山下はこの間に後続との差を着実に広げ、最後は2位以下に5.698秒の大差をつけてチェッカーを受け、今季3勝目をものにしてポイントリーダーの座を守った。
3台による2位争いも、結局抜きどころの少ない岡山では今ひとつ決め手を欠き、2位坪井、3位千代の順でそのままフィニッシュ。千代は今季初の表彰台をものにした。

Nクラスは、予選トップの#30DRAGON(B-MAX)がスタート直後の1コーナーで後ろから並びかけてきた#9廣田築(アルビレックスRT)に押し出される格好で最後尾に後退すると、代わってトップに立った廣田を8周めのヘアピンで#78片山がアウトから抜き去り、そのまま逃げ切って今季4勝めを挙げた。
廣田に対してはDRAGONを押し出した件でレース後に40秒加算のペナルティが課せられたため、2位には#5アレックス・ヤン(ハナシマ)が繰り上がり、廣田は3番手と成っている。

第6戦決勝は明日午後1時より25周で行われる。

f3-rd5-r-podium-yamashita f3-rd5-r-podium f3-rd5-r-podium-katayama f3-rd5-r-podium-n

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース