FS125西地域

FS125W:第2戦御殿場 井本大雅が開幕から2連勝!

 2016年全日本カート選手権FS125部門西地域の第2戦が5月29日、オートパラダイス御殿場(静岡県)で行われ、開幕戦に続き井本大雅(TAKAGI PLANNING)が優勝した。

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 全日本カート選手権FS125部門では、東西2つの地域に分かれて各々5戦を競った後に東西統一戦が行われ日本一を決定する。西地域第2戦の舞台となったオートパラダイス御殿場は富士山の麓に位置し、西地域の開催地としては最も東に位置するサーキットだ。今年の夏には移転を予定しおり、現行コースでの全日本選手権の開催は最後となる。

 ハイスピードレイアウトとテクニカルレイアウトの2つのレイアウトをもつオートパラダイス御殿場だが、全日本選手権は全長975mのテクニカルレイアウトで開催される。コースの特徴のひとつとしては高低差が挙げられるが、最大の特徴はなんといっても変わりやすい天候だろう。オートパラダイス御殿場では変わりゆくコンディションにどう対応できるかが勝負の大きなカギを握る。

 快晴のもとで午前中のセッションは行われ、決勝ヒートのポールポジションを獲得したのは開幕戦ウィナーの井本。開幕戦の好調そのままに、タイムトライアル・予選ヒートとトップで終えた。2番グリッドには丹澤慧斗(Tech Miyazawa Snap-on motorsports)、3番手に辻本始温(SUCCEED SPORTS Jr.)、4番手に酒井夢良(YAMAHA Racing Jr.)と続く。

 午前中は心地よい青空が広がっていたオートパラダイス御殿場上空だが、午後になると徐々に雲が増え初め、全日本FS125部門の決勝が始まる頃には重たい雲に覆われていた。どんよりとした空のもと迎えた決勝ヒート、ホールショットを決めた井本はオープニングラップから後続を突き放しにかかり、5周終了時には2位を走る塩津佑介(KENT with PEGTOP)との間に1秒の差を築くが、その後2台はほぼ同じペースで周回を重ねていく。レース終盤の20周を経過したところで、塩津・辻本・丹澤・酒井の4台での2位争いが繰り広げられ塩津は5位までドロップしてしまう。変わって2位に立ったのは辻本だが、ファイナルラップでチェーンが外れてしまい無念のリタイア。2位争いによって余裕のできた井本は、ポールスタートから一度もトップの座を譲ることなく2.3秒の差をつけてトップチェッカー。2位には丹澤、3位には酒井が入った。天候の急変という波乱はなく、終わってみれば井本が開幕戦に引き続いてのパーフェクトウィンという結果になった。

井本大雅選手のコメント
sf125w-rd2-8  公式練習で肋骨を痛めてしまい、決勝までもつか不安だったのですが勝つことができました。前半はいいタイムで走れましたが、後半少しタイムが落ちてしまいましたのでそこは改善していきたいです。次戦の瑞浪は苦手なコースではありますが、勝てるように頑張ります。
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA


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