F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第4戦富士決勝 #37小高覚醒!!独走で2連勝を達成してランキングトップに。トムススピリットが今季初の1-2フィニッシュ

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小高一斗会心の2連勝!!
FIA-F4選手権第4戦の決勝が5月4日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
前日にも増して激しい戦いが繰り広げられる中、序盤でトップに立った#37小高一斗(トムススピリット)が後続に5.6秒の差をつけ、第3戦に続いて2連勝を達成した。

午前9時40分より15周で行われた第4戦決勝は前日の第3戦以上に激しい戦いがコースのいたるところで繰り広げられた。

スタートでトップに立ったのはポールポジションの#50澤田真治(B-MAX)。
しかし予選3番手から2位に浮上した小高が2周めの1コーナーでアウトから澤田をねじ伏せてトップに立つ。

予選2番手の#36宮田莉朋(トムススピリット)はスタートでクラッチミートを失敗して4位に後退、さらに1周めのプリウスコーナーでまたしても#88川端伸太朗(sサクシードスポーツ)が#11大湯都史樹(Rn-Sports)に接触、これを回避する間に8位まで後退してしまった。
しかし宮田はそこからファステストラップを連発するハイペースで追い上げを開始。3周めには6位に上がると、6周めのコカコーラコーナーで#60川合孝汰(ル・ボーセ)を、7周めには#14根本悠生(KCMG)を抜いて4位に浮上する。
さらには10周めの1コーナーで「絶対に負けたくないライバル」と語る#9阪口晴南(HFDP)をも攻め落として3位。12周目には澤田をも捉えて2位にのし上がってきた。

その後方では根本、川合に加えて#4河野駿佑(フィールド・モータースポーツ)、#16篠原拓朗(カゲヤマレーシング)の4台による激しいドッグファイトがコースの各所で展開され、最終的に河野が4位、川合が5位、根本が6位でフィニッシュ。篠原はファイナルラップで大きく順位を落として15位に終わっている。

一方、トップの小高は12週終了時点で後続に4.7秒のリードを築き上げており、その後も13周めに1’46.316のファステストラップを記録するなど、全く付け入る隙を与えない走りで15周を走りきり、前日の第3戦に続いての2連勝を達成。シリーズポイントを52に伸ばし、開幕2連勝の川端が2戦連続ノーポイントに終わったため一気にトップに躍り出た。

次戦は当初予定されていたオートポリス大会が熊本地震の影響で中止となったため、7月23-24日のスポーツランドSUGOまで持ち越されることになった。

優勝 #37小高一斗(トムススピリット)のコメント
fiaf4-rd4-r-kotaka スタートに関しては、自分の中ではもっと上があると思っているんですが、今日の結果から言うとまあうまくいったかなと。1周めからガンガン行って、序盤のタイヤが冷えてるときからマージンを作っていけば余裕を持ってレースできるかなと思っていました。1周めは抑えられましたが、2周めアウトから前に出てそこから本当にプッシュして、後ろがいなくなりました。
今日は自分の思っていたことが本当にうまくいって、正直怖いです。
昨日の路面とは全然違う状態だったので、前半はそれに慣れるのに時間がかかりましたが、最初から今日の終盤くらいのペースで走れていればもっと引き離せたかなと思います。
去年からずっとタイトルを狙っていましたけど、これでやっと現実的になったなと思います。
菅生は去年もそんなに悪くなかったので、今の自分なら大丈夫だと思うんで、自信を持って取り組みます。
2位 #36宮田莉朋(トムススピリット)のコメント
fiaf4-rd4-r-miyata スタートでクラッチを繋ぐのが短すぎてエンスト気味になりました。そこで4番手まで落ちてしまって、そのあとプリウスコーナーで川端選手と大湯選手が接触して。僕の目の前で、昨日みたいに巻き込まれそうだったんで、とにかく避けようと思っていたら8番手に落ちてしまい、そのあと1コーナーで接触してさらに落ちてしまいました。
岡山の第2戦から当てられてリタイヤ、というのが続いていたので2番手スタートでも勝つ前に完走しようという意識が強くて、昨日みたいに前へ前へというのじゃなく、落ち着いて一つずつ上げていこうという気持ちでいました。その気持ちでも2台一気に抜けたりとかができたので、そういう部分では自分が追い上げるのに力強い、というのは見せられたと思うので、あとは序盤からいいペースで走れるようにすることだと思います。
3位 #50澤田真治(B-MAX)のコメント
fiaf4-rd4-r-sawada スタートはうまくいったってほどじゃなかったんですが、ポジションキープできたのは昨日より良くなってるとは思います。ただ小さなミスを積み重ねてしまって、それがタイム差になっていることが今回ポールから3位まで落ちた原因だと思います。クルマを作っていくということでも、僕はまだまだインフォメーションをエンジニアさんに伝えられていないことがたくさんあると思います。前回から今回にかけても自分では勉強できた部分があって、それがあるからこその表彰台だと思いますが、やっぱり優勝してないのは足りてないからだと思います。
あと基礎体力がもっとあればもっと余裕ができると思います。今も別段きついわけじゃないんですけど、もっと体力があればクルマとのコミニュケーションもうまくいくと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI


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