今季最高位の予選結果を悔しいアクシデントのために生かせなかった土曜日の第3戦の夜。翌日の最終戦に向けてメンテナンスを行っていたチームは、ミッションオイルに細かい切子を発見、ミッションをおろしてチェックすることを決断した。ミッションをあけてみたところ2速に細かいクラックを発見、チームはスペアパーツと交換して、シーズン最後となる戦いに向けて、遅くまで入念なメンテナンスを行った。
朝の冷え込みは厳しかったが、早朝から大勢の観客がつめかけた。空は雲ひとつなく晴れて、絶好の観戦日和。昨日同様、朝8時40分より15分間一本勝負の予選が行われた。このもてぎ大会では2レースの2回の予選を異なるドライバーでアタックすることが決められており、ルーキー久保凜太郎選手が、自身のSUPER GTデビューイヤーとなった2016年シリーズ最後の予選をアタックすることになった。初めての予選アタックとなる凜太郎選手だったが、NEWタイヤの醍醐味を存分に生かし、堂々としたアタックで健闘。5Lap目に01'48.588のタイムをレコードして午後の決勝を20位から戦うこととなった。
なお、予選の結果は次のとおり。
午後になっても天候に大きな変化はなく、例年の最終戦からは想像できない汗ばむほどの陽気となった。今大会決勝前のウォームアップ走行は、通常の大会より枠が拡大されて15分間に設定されていたが、タイヤ温存の意味もあり、Arnage Racingは凜太郎選手を2周走行させただけでピットに戻し、決勝のときを待った。13時30分栃木県警のパレードランからフォーメーションラップへと続き、いよいよ今シーズン最後の戦いが幕を開ける。スタートドライバーの凜太郎選手は、自らが決めたポジション20位から、いつものように前へ出るチャンスをうかがう。しかし、ストップアンドゴーが特徴のツインリンクもてぎは、Meredes Benz SLS GT3にとって得意としないサーキットのひとつである。まして最終戦ともなると全車ノーハンデということもあり、いつものジャンプアップが難しい。
凜太郎選手は1Lap目にひとつポジションをあげたものの、その後は少し後退して21位でレースの前半を走行した。とはいえ、マシンは昨日アクシデントがあったことを感じさせない好調な走りをみせていた。凜太郎選手は1分52秒台後半から53秒台前半のタイムで順調な走行を続け、18Lapのところでピットに戻ってきた。今日こそチームポイント3点を狙いたいチームは、もちろん手堅くタイヤ無交換作戦をとり、安岡選手をコースに送り出す。見かけ上の順位24位でコースに戻った安岡選手は、丁寧な走行で前方のマシンを一つずつオーバーテイクしてポジションを徐々に回復、残り8周のところで19位にまで浮上した。そして、最後まで目前の108号車と18位争いを繰り広げたが惜しくも時間切れとなり、ODSSEY SLSは2016年最後のレースを19位でフィニッシュした。
10月にタイで行われた第7戦の後、ODYSSEY SLSは再び3週間の船旅を経て11月初めにガレージに戻ってきた。次戦となるMOTEGI FINALは10日後に迫っており、メンテナンス期間は6日間とあまりに短かかったが、2日間で2つのレースを行うハードスケジュールが予定されており、かねてより不安材料だったミッションセンサのハーネスを交換したり、タイでの激戦の名残となった小傷を直したりしてできる限りのメンテナンスを施し、チームは慌ただしくツインリンクもてぎへと出発した。
熊本復興支援大会として土日に行われる2つのレースに先立ち、金曜日に公式練習が行われた。午前、午後に1時間ずつの練習走行が予定されていたが、この日のツインリンクもてぎは天気予報どおり朝から強い雨が降っており、午前の走行前からウェット宣言が出されていた。雨脚が強い上に気温、路面温度ともに9℃と低く、とても安全に走行できる状態ではなかったため、コース上に出るマシンは少なく、ODYSSEY SLSも走行を見合わせて午後からの天気の回復を待った。午後になるといったん雨は上がったものの、路面は完全にウェット状態。午前中に走行できなかったマシンも多かったため、午後の走行枠は40分延長となり、Arnage Racingも安岡選手からウェットタイヤでコースに出て、凜太郎選手と交代しながら練習走行を行った。車両のコンディションは良好だったが、走行時間の半ばから再び細かい雨が降り始めた。天気予報では明日以降天候が回復することが見込まれており、レインタイヤでの練習は意味がないと判断したチームは、25周で走行を切り上げ、翌日からの連戦に備えることにした。
5月に行われるはずだったオートポリス大会の代替戦として、第3戦となったこの日のレースは、午前中にノックアウト方式で予選が行われ、午後から250kmのレースが行われるスケジュールとなっていた。この日は朝のうちこそ雲が多かったものの、次第に天気は回復し、予選開始の頃には日差しが戻っていた。しかし、前夜遅くまで降り続いた雨のため路面は乾かず、8時35分、ウェット宣言が出されての予選スタートとなった。次々とコースインするマシンはドライタイヤとウェットタイヤが混在していたが、各マシンが水しぶきを上げて走行する様子を見ていたチームは、ウェットタイヤでのアタックを決断、安岡選手が満を持してコースに出た。チームのチョイスは正しく、安岡選手は果敢な攻めをみせて1'58.433の好タイムをレコード、今シーズン最高位の17位から午後の決勝を戦えるチャンスを得た。
なお、予選の結果は次のとおり。
昨シーズンの最終戦以来久しぶりのスタートドライバーとなった安岡選手が、17番手からスタート。Arnage Racingは、安岡選手のスティントをできるだけ長くしてタイヤ温存を図り、タイヤ無交換作戦を手堅く成功させたいところ。目論見が当たれば250kmのレースで300クラストップのマシンとのマージンを1Lap以内に収め、チームポイント3点を取ることは難しいことではない。安岡選手は順調なスタートを切り、早々に前方のマシンをかわしてポジションアップ。16番手からレースを開始した。ところがタイヤが温まるまもなく、2Lap目に2箇所で相次いでクラッシュが発生し、セーフティーカーインとなってしまう。7周目にリスタートとなったが、その直前からODYSSEY SLSはトラクションコントロールの誤作動によると思われるノッキングの症状が出始めていた。後続車を引き離すのに苦労した安岡選手は、最終コーナーの出口でステアリングを右に切った状態で63号車と接触。マシンは右に曲がれなくなった状態のまま、這う這うの体でピットまで戻ってきた。メカニックが駆け寄りマシンをチェックしたところ、フロント右側のタイロッドブラケットが破損していることが確認された。急ピッチでパーツを交換し、右の前輪を交換したのちODYSSEY SLSは、7周遅れてなんとかコースに戻ることができた。安岡選手はアククデントのハンデを跳ね返すように1分52秒前半のタイムを連発しながら残りのスティントを走行、26Lap目に凜太郎選手と交代するためにピットに戻ってきた。チームは予定どおりのタイヤ無交換作戦を敢行、素早いピットワークで凜太郎選手をコースに送り出した。しかし、凜太郎選手のスティントになってもトラクションコントロールの誤作動の症状が治まらない。凜太郎選手は、監督の指示でトラクションコントロールをオフにしたままの走行を強いられることになった。さらに、接触の後遺症とも思われるバイブレーションとも戦いながら、凜太郎選手は後半のスティントを最後まで辛抱強く走りぬき、無事にチェッカーを受けることができた。
ODYSSEY SLSは、接触によるピットインでレースの勝負権を失ったことは痛手ではあった。しかし、迅速なピットワークで最悪の事態を免れ、完走ポイント1点を手にすることができた。
鈴鹿FJシリーズ最終第6戦は11日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした浦田裕喜(RISEONE-MYST KKSⅡ TODA)が10周・22分15秒937で優勝した。浦田はこの優勝で今シーズンのチャンピオンも決めた。
太陽も西に傾き、ピットビルの影がストレートを半分ほど覆い隠した午後1時55分、決勝のフォーメーションラップが始まった。やや強いフォローの風が1コーナに向かって吹く。
トップで1コーナーに向かったのはポールポジションの浦田裕喜(RISEONE-MYST KKSⅡ TODA)。2位には「人生初のいちばんいいスタートが切れた」という予選5位の八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-2Ⅱ)がアウトから好ダッシュで浮上。3位には名取鉄平(INOKI M2 KK-S2制動屋)が、4位には大井偉史(スキルスピード10V)と続く。
しかし八巻はヘアピンでインから名取に、スプーンの進入で大井にかわされ結局、予選順位のまま1周目のストレートには浦田、名取、大井の順で戻ってきた。
2位の名取は1周目に1秒7ほどあったタイムを3周目には1秒3と詰めるも、浦田は4周目にここまでのベストタイムを更新すると徐々に名取との差を広げはじめる。名取は「マシンもペースも悪くなかった」というもののエンジンに息付きの症状が出て浦田を追い詰めることができない。
チャンピオンのかかっているレースを3位で始めた大井だったが「何をしても追いつけなかった。これが現実」と2位の名取を追い切れず、厳しいレース展開を強いられることとなる。
結局、レースはポールポジションからスタートした浦田がそのまま優勝。鈴鹿スーパーFJシリーズのチャンピオンも手中にし「目標だった2分12秒台のタイムも出せたし、思った通りのレースができた。チャンピオンを取れてほっとしています」と喜びをかみしめる。
2位には名取が、3位には鈴鹿シリーズを2位で終えた大井が入った。
4位には3周目に前を走る八巻を捉えた津本匠(Rn-sports KKSⅡ制動屋)。八巻は、4周目に鈴木智之(K&G C72 FUN☆SCOOP 10V)にもパスされるが7周目に抜き返し5位。6位にはその鈴木を8周目に捉えた吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆ミスト☆GY)が入った。鈴木は7位でレースを終えた。
Text: Yoshinori OHNISHIF4地方選手権西日本シリーズ最終第7戦は11日、鈴鹿サーキットで決勝をを行い、ポールポジションからスタートした大湯都史樹(TANZEN Rn-s MYST JSS)が後続を寄せ付けず、9周・18分30秒660で優勝した。
決勝は午後12時55分から。入榮秀謙(フジタ薬局☆アポロ電工☆モーターテクニカ/TMSC)からリタイア届けが出たため、13台でフォーメーションラップが始まったが藤井敬士(フジタ薬局☆モーターテクニカ☆FRD)がグリッドに付けずストレートでマシンを止めたためスタートディレイ。結局、レースは9周と1周減算され、シーケンシャルクラス(Sクラス)7台、Hパターンクラス(Hクラス)5台の12台で再スタートが切られた。
大湯都史樹(TANZEN Rn-s MYST JSS)、久保宣夫(セレクトジャパン・MYST・制動屋)、八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)の上位3台は予選順のまま1コーナーに飛び込む。大湯が早くも後続を引き離しにかかる一方、2位久保と3位八巻はテールトゥノーズ。2周目のストレートエンドで八巻はインを押さえる久保のさらにインからマシンをねじ込み1コーナーで2位に躍り出た。
トップの大湯は毎周自身のファステストラップを更新しながら異次元のスピードで後続を引き離す。「このレースは今シーズンの集大成。全てを出し切れた」と目標としていた30秒差には届かなかったものの、9周を走りきって後続を24秒離し、ポールトゥウインで有終の美を飾ることとなった。
序盤で2位に上がった八巻は、Hクラスのため大湯には置いて行かれたが、「フォーメーションラップ2回でタイヤを十分暖めることができた」と3位の久保を徐々に離し、最後は単独走行の2位でゴール。3位には久保が入った。
4位には早坂公希(CMS99☆WEST006)が、5位にはペナルティーのため最後尾から追い上げた鶴田和弥(MYST★F108)が、6位には佐藤敦(佐藤製作所★KK-ZS)が入った。
Text: Yoshinori OHNISHI
SUZUKA CLUBMAN Final Round -RIJ- (2016/12/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 34 | 浦田 裕喜 | RISEONE-MYST KKSⅡ TODA MYST KK-S2 | YH | 10 | 22'15.937 |
2 | 11 | 名取 鉄平 | INOKI M2 KK-S2制動屋 MYST KK-S2 | YH | 10 | 2.694 |
3 | 7 | 大井 偉史 | スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 4.474 |
4 | 58 | 津本 匠 | Rn-sports KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | YH | 10 | 13.097 |
5 | 88 | 八巻 渉 | 中日本自動車短期大学MSE学科KK-2Ⅱ MYST KK-S2 | YH | 10 | 18.762 |
6 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆ミスト☆GY MYST KK-S2 | YH | 10 | 20.641 |
7 | 43 | 鈴木 智之 | K&G C72 FUN☆SCOOP 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 21.530 |
8 | 77 | 勝木 崇文 | ラポールレーシングFORMスキル TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 27.523 |
9 | 19 | 永井 秀貴 | NINE RACING・KKSⅡ MYST MYST KK-S2 | YH | 10 | 38.441 |
10 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆10VF TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 39.917 |
11 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | YH | 10 | 40.326 |
12 | 48 | 加納 亨介 | テイクファースト・オミッターズ10VED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 42.979 |
13 | 29 | 宮島 雄太 | アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 10 | 43.611 |
14 | 39 | 高橋 武秀 | SANKOイーグル MYST KK-S2 | YH | 10 | 44.250 |
15 | 32 | 佐藤 セルゲイビッチ | テイクファースト結婚の学校10VED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'04.859 |
16 | 75 | 問山 孝幸 | RD10V TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'05.054 |
17 | 5 | 村瀬 和也 | ミスト・関口・制動屋・勝男武士号 MYST KK-S2 | YH | 10 | 1'51.093 |
18 | 78 | 小林 真奈美 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | YH | 9 | 1Lap |
19 | 28 | 依田 学嗣 | WEST 07J WEST 07J | YH | 9 | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ---- | ||||||
- | 1 | 吉田 雄作 | VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号 TOKYO R&D RD10V | YH | 4 | 6Laps |
- | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学TAKE FIRST 10V MYST RD10V | YH | 0 | 10Laps |
- | 25 | 濱野 隆一 | ロコリス★スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | YH | 0 | 10Laps |
SUZUKA CLUBMAN Final Round -RIJ- (2016/12/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 F4西日本シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | S | 1 | 大湯 都史樹 | TANZEN Rn-s MYST JSS MYST KK-ZS | DL | 9 | 18'30.660 |
2 | 27 | H | 1 | 八巻 渉 | モレキュールアキランドイーグル WEST 006 | DL | 9 | 24.589 |
3 | 77 | S | 2 | 久保 宣夫 | セレクトジャパン・MYST・制動屋 MYST KK-ZS | DL | 9 | 30.552 |
4 | 99 | H | 2 | 早坂 公希 | CMS99☆WEST006 WEST 006 | DL | 9 | 40.579 |
5 | 6 | S | 3 | 鶴田 和弥 | MYST★F108 ZAP F108 | DL | 9 | 41.816 |
6 | 5 | S | 4 | 佐藤 敦 | 佐藤製作所★KK-ZS MYST KK-ZS | DL | 9 | 44.126 |
7 | 35 | S | 5 | 髙橋 忠克 | 高宮商事ミストKK-ZS MYST KK-ZS | DL | 9 | 49.160 |
8 | 7 | H | 3 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツ☆MTN☆056 WEST 056 | DL | 9 | 1'08.507 |
9 | 29 | H | 4 | 細川 義成 | NY006ES WEST 006 | DL | 9 | 1'16.430 |
10 | 95 | H | 5 | 佐藤 健介 | KRS赤レンジャー・ANDARE・976 WEST 976 | DL | 9 | 1'44.524 |
11 | 70 | S | 6 | 岡本 武之 | ビズキューブ☆セノーテキャピタルMC MOONCRAFT MC090 | DL | 9 | 1'53.332 |
12 | 12 | S | 7 | 山下 亮生 | 山下製作所KOTA-R MARマルサン MYST KK-ZS | DL | 8 | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 8Laps)完走 ---- | ||||||||
- | 51 | H | 6 | 藤井 敬士 | フジタ薬局☆モーターテクニカ☆FRD WEST FRD 956 | DL | DNS | - |
- | 46 | H | 7 | 入榮 秀謙 | フジタ薬局☆アポロ電工☆モーターテクニカ/TMSC WEST 056 | DL | DNS | - |
鈴鹿FJシリーズ最終第6戦は10日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、浦田裕喜(RISEONE-MYST KKSⅡ TODA)が2分12秒390でポールポジションを獲得した。
公式予選は午後3時5分より22人のドライバーが参加して20分間で行われた。
序盤から中盤にかけトップ争いを演じたのはチャンピオンを狙う大井偉史(スキルスピード10V)と名取鉄平(INOKI M2 KK-S2制動屋)。大井がトップに立つと名取がそのタイムを更新するパターンで予選は中盤から終盤へと向かう。
ところが、7周目には現在ポイントリーダーの浦田裕喜(RISEONE-MYST KKSⅡ TODA)が名取と大井の間に入って2位に浮上すると、最終周の9周目には2分12秒390をたたき出して、ポールポジションをもぎ取ることとなった。「クルマもエンジンも良かった。最後はスプーン2個目でミスをしましたが、トップでびっくり。ミスしたラインの方が速かったのかも」とまんざらでもない様子。チャンピオンに向け好発進となった。
浦田対大井で第5戦まで進行してきた鈴鹿シリーズで予選2位に食い込んできたのは名取。名取は、鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラでアドバンスに進み、この9月11日で16歳になり限定Aライセンスを取得したばかり。スーパーFJはもてぎシリーズでデビューし、いきなりポールポジション。S-FJは鈴鹿で3戦目だ。「朝の練習でマシンが壊れて予選から別のクルマに乗りました」というハンディを背負っての2位は立派と言うほかない。
チャンピオンを狙う大井は予選を3位で終え窮地に立たされた。明日の決勝では浦田の前でゴールすることが最低条件。シリーズチャンピオンが決まる第6戦は午後1時55分より10周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHIF4地方選手権西日本シリーズ最終第7戦は10日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、大湯都史樹(TANZEN Rn-s MYST JSS)が2分2秒653でポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時30分よりシーケンシャルクラス(S)7台、Hパターンクラス(H)7台の計14台が参加して20分間で行われた。
やはりこのシリーズですでにチャンピオンを決め、鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を主席で卒業した大湯都史樹(TANZEN Rn-s MYST JSS)が予選を圧倒。今回はFIA-F4勢からの参加もなくライバル不在。「狙っていました」というコースレコードの2分01秒888には及ばなかったものの6周目に2分2秒653をたたき出し、2位以下を2秒以上ちぎってポールポジションを獲得した。
2位には最終アタックの9周目で2分4秒699を出した久保宣夫(セレクトジャパン・MYST・制動屋)が、3位にはHクラスながら健闘した八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)が入った。
決勝レースは明日11日、午後12時55分より10周で争われる。大湯が有終の美を飾るのか、一矢報いるドライバーが現れるのか注目される。
Text: Yoshinori OHNISHI
SUZUKA CLUBMAN Final Round -RIJ- (2016/12/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2016 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 34 | 浦田 裕喜 | RISEONE-MYST KKSⅡ TODA MYST KK-S2 | 2'12.390 | - | - | 157.906 |
2 | 11 | 名取 鉄平 | INOKI M2 KK-S2制動屋 MYST KK-S2 | 2'12.650 | 0.260 | 0.260 | 157.597 |
3 | 7 | 大井 偉史 | スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | 2'13.120 | 0.730 | 0.470 | 157.040 |
4 | 58 | 津本 匠 | Rn-sports KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | 2'13.596 | 1.206 | 0.476 | 156.481 |
5 | 88 | 八巻 渉 | 中日本自動車短期大学MSE学科KK-2Ⅱ MYST KK-S2 | 2'14.257 | 1.867 | 0.661 | 155.710 |
6 | 43 | 鈴木 智之 | K&G C72 FUN☆SCOOP 10V TOKYO R&D RD10V | 2'14.493 | 2.103 | 0.236 | 155.437 |
7 | 77 | 勝木 崇文 | ラポールレーシングFORMスキル TOKYO R&D RD10V | 2'14.644 | 2.254 | 0.151 | 155.263 |
8 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆ミスト☆GY MYST KK-S2 | 2'15.090 | 2.700 | 0.446 | 154.750 |
9 | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学TAKE FIRST 10V MYST RD10V | 2'15.432 | 3.042 | 0.342 | 154.359 |
10 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆10VF TOKYO R&D RD10V | 2'15.767 | 3.377 | 0.335 | 153.979 |
11 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 2'15.895 | 3.505 | 0.128 | 153.833 |
12 | *25 | 濱野 隆一 | ロコリス★スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | 2'16.142 | 3.752 | 0.247 | 153.554 |
13 | 29 | 宮島 雄太 | アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'16.495 | 4.105 | 0.353 | 153.157 |
14 | 48 | 加納 亨介 | テイクファースト・オミッターズ10VED TOKYO R&D RD10V | 2'16.665 | 4.275 | 0.170 | 152.967 |
15 | 1 | 吉田 雄作 | VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号 TOKYO R&D RD10V | 2'16.711 | 4.321 | 0.046 | 152.915 |
16 | 19 | 永井 秀貴 | NINE RACING・KKSⅡ MYST MYST KK-S2 | 2'16.936 | 4.546 | 0.225 | 152.664 |
17 | 75 | 問山 孝幸 | RD10V TOKYO R&D RD10V | 2'17.802 | 5.412 | 0.866 | 151.705 |
18 | 39 | 高橋 武秀 | SANKOイーグル MYST KK-S2 | 2'18.396 | 6.006 | 0.594 | 151.053 |
19 | 5 | 村瀬 和也 | ミスト・関口・制動屋・勝男武士号 MYST KK-S2 | 2'19.148 | 6.758 | 0.752 | 150.237 |
20 | 32 | 佐藤 セルゲイビッチ | テイクファースト結婚の学校10VED TOKYO R&D RD10V | 2'21.598 | 9.208 | 2.450 | 147.638 |
21 | 78 | 小林 真奈美 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | 2'31.601 | 19.211 | 10.003 | 137.896 |
22 | 28 | 依田 学嗣 | WEST 07J WEST 07J | 2'32.360 | 19.970 | 0.759 | 137.209 |
---- 以上基準タイム(130% - 2'53.000)予選通過 ---- |
SUZUKA CLUBMAN Final Round -RIJ- (2016/12/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2016 F4西日本シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | S | 1 | 大湯 都史樹 | TANZEN Rn-s MYST JSS MYST KK-ZS | 2'02.653 | - | - | 170.442 |
2 | 77 | S | 2 | 久保 宣夫 | セレクトジャパン・MYST・制動屋 MYST KK-ZS | 2'04.699 | 2.046 | 2.046 | 167.645 |
3 | 27 | H | 1 | 八巻 渉 | モレキュールアキランドイーグル WEST 006 | 2'04.846 | 2.193 | 0.147 | 167.448 |
4 | 99 | H | 2 | 早坂 公希 | CMS99☆WEST006 WEST 006 | 2'05.386 | 2.733 | 0.540 | 166.727 |
5 | 5 | S | 3 | 佐藤 敦 | 佐藤製作所★KK-ZS MYST KK-ZS | 2'05.528 | 2.875 | 0.142 | 166.538 |
6 | 6 | S | 4 | 鶴田 和弥 | MYST★F108 ZAP F108 | 2'06.523 | 3.870 | 0.995 | 165.228 |
7 | 12 | S | 5 | 山下 亮生 | 山下製作所KOTA-R MARマルサン MYST KK-ZS | 2'08.131 | 5.478 | 1.608 | 163.155 |
8 | 35 | S | 6 | 髙橋 忠克 | 高宮商事ミストKK-ZS MYST KK-ZS | 2'09.342 | 6.689 | 1.211 | 161.627 |
9 | 51 | H | 3 | 藤井 敬士 | フジタ薬局☆モーターテクニカ☆FRD WEST FRD 956 | 2'09.556 | 6.903 | 0.214 | 161.360 |
10 | 7 | H | 4 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツ☆MTN☆056 WEST 056 | 2'09.580 | 6.927 | 0.024 | 161.330 |
11 | 95 | H | 5 | 佐藤 健介 | KRS赤レンジャー・ANDARE・976 WEST 976 | 2'10.135 | 7.482 | 0.555 | 160.644 |
12 | 29 | H | 6 | 細川 義成 | NY006ES WEST 006 | 2'11.136 | 8.483 | 1.001 | 159.416 |
13 | 46 | H | 7 | 入榮 秀謙 | フジタ薬局☆アポロ電工☆モーターテクニカ/TMSC WEST 056 | 2'12.304 | 9.651 | 1.168 | 158.009 |
14 | 70 | S | 7 | 岡本 武之 | ビズキューブ☆セノーテキャピタルMC MOONCRAFT MC090 | 2'14.442 | 11.789 | 2.138 | 155.496 |
---- 以上基準タイム(130% - 2'42.000)予選通過 ---- |
スーパーFJ日本一決定戦は27日、ツインリンクもてぎで最終の決勝を行い、2番グリッドからスタートした角田裕毅(制動屋・ファーストモールディングKKSII)が10周・22分34秒667で優勝。S-FJ日本一の称号を手にした。
最終レースは午後2時50分から。31台が参加してフォーメーションラップ1周を回りスタートが切られた。
ポールシッターの名取鉄平(INOKI M2 KK-SII 制動屋)はスタートの蹴り出しが悪く出遅れ、2番グリッドの角田裕毅がホールショットを決める。
4番グリッドから上位をうかがう兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’SコウゲRS)は接触によりフロントウイングを破損し、中段以下にポジションをドロップさせてしまう。先月のもてぎ最終戦でも速さを見せていただけに残念だ。
その後これまで速さを見せ続けた名取鉄平が逆襲するかと思われたが、なかなかペースを上げられず2位のポジションを山内飛侑(藤井工務店 勝男武士号)に明け渡してしまう。その間にトップ角田裕毅はどんどん逃げて終わってみれば2位に6秒754のギャップを築き優勝。S-FJ日本一の称号を手にした。2位には山内飛侑、3位には名取鉄平が入った。
4位は大原佳祐(自動車工房 MYST KKSII 制動屋)、5位は浦田裕喜(RISEONE-EAGLEKKSIITODA)、6位は伊藤鷹志(スーパーウィンズ花島ED10V)となった。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURAF4日本一決定戦は27日、ツインリンクもてぎで決勝レースを行い、大湯都史樹(TANZEN Rn-S MYST JSS)が15周・31分21秒358で優勝、F4日本一の称号を手にした。
最終レースはスタート進行中急に大粒の雨が落ち始め、各車スリックタイヤでピットアウトしたもののたまらずグリッド上で全車レインタイヤに交換。午後1時45分、14台が参加してフォーメーションラップが始まった。
スタートを制したのはポールポジションの大湯都史樹。続いて2番グリッドの金井亮忠(チームNATS・正善・001)、3番グリッドの飛田陽宏(ガレージ茶畑まえだ眼科RK01)はスタートで出遅れポジションを落とし、柴田隆之介(レプリスポーツ MC090TODA)3位に浮上するものの、すぐさま背後から4番グリッドの一條拳吾(サムライサポーターズF4)が攻略を開始し3位に上がる。
トップ大湯都史樹は2位の金井亮忠を周回毎にリードを広げながらレースは終盤に。後半雨脚が弱まりトップ大湯はメインストレートで濡れた路面を選んで走行しタイヤをいたわる場面を見せるが、終わってみれば2位に15秒581の大差で独走し優勝を飾ることとなり、予選・セミファイナル・ファイナルと全てトップで完全優勝。2位には金井亮忠が入り、3位には一條拳吾が入った。
4位は飛田陽宏、5位には柴田隆之介が、6位には里見乃亜(チームNATS・エクシズ・006)が入った。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2016/11/27) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2016 SUPER FJ 日本一決定戦 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 61 | 角田 裕毅 | 制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ MYST KK-S2 | YH | 10 | 22'34.667 |
2 | 5 | 山内 飛侑 | 藤井工務店勝男武士号KK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 10 | 6.754 |
3 | 12 | 名取 鉄平 | INOKI M2 KK-SⅡ制動屋 TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 12.609 |
4 | 59 | 大原 佳祐 | 自動車工房MYST KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | YH | 10 | 13.830 |
5 | 34 | 浦田 裕喜 | RISEONE-EAGLE KKSⅡ TODA MYST KK-S2 | YH | 10 | 18.544 |
6 | 9 | 伊藤 鷹志 | スーパーウィンズ花島ED 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 20.228 |
7 | 43 | 鈴木 智之 | K&GC72 FUN☆SCOOP 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 26.946 |
8 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKSーⅡ☆ミスト☆GY MYST KK-S2 | YH | 10 | 46.379 |
9 | 10 | 鶴賀 義幸 | 結月ゆかりレーシングZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 47.106 |
10 | 58 | 津本 匠 | Rn-Sports KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | YH | 10 | 49.583 |
11 | 45 | 上村 昌史 | ガレージ茶畑10V ED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 51.169 |
12 | 14 | 飯嶋 郁陽 | ZAP SPEED・ED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 53.330 |
13 | 63 | 武村 和希 | RSプリモ・ルボーセPFC TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 53.508 |
14 | 66 | 横地 昌重 | DeepRアクアクララさいたま10VED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'00.471 |
15 | 21 | HIROSHI | ミスト MYST KK-S2 | YH | 10 | 1'04.901 |
16 | 2 | 兒島 弘訓 | 小林電工ダイキンWAKO'SコウゲRS MYST KK-S2 | YH | 10 | 1'06.361 |
17 | 48 | 加納 亨介 | テイクファースト・オミッターズ10V TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'09.563 |
18 | 31 | 三枝 拓己 | ZAPスタジオコメ&BLUE LINE TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'11.388 |
19 | 37 | 草野 貴哉 | アルビメークウィナーGIA ED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'13.074 |
20 | 6 | 山部 貴則 | Raise UP 07J WEST 07J | YH | 10 | 1'13.277 |
21 | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学with TAKE FIRST TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'13.870 |
22 | 73 | 豊島 貴大 | FL大進T.s TECHNO ED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'15.732 |
23 | 35 | 小村方 喜章 | アルビビヨンド湯田上ED・KK-S MYST KK-S | YH | 10 | 1'18.753 |
24 | 7 | 佐藤 セルゲイビッチ | ZAP結婚の学校10VED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'26.918 |
25 | 11 | ロッキー | ATG Rocky edハナシマ TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'31.413 |
26 | 19 | 石田 浩樹 | メッカWEST 07J ED WEST 07J | YH | 10 | 1'41.709 |
27 | 22 | キム ドンホ | M2 PINOKART KK-S2 MYST KK-S2 | YH | 9 | 1Lap |
28 | 28 | 吉元 陵 | 安藤商会オートパンサーAPR鹿児島ED MYST KK-S | YH | 9 | 1Lap |
29 | 4 | 岡本 大地 | KRS17J WEST 17J | YH | 8 | 2Laps |
---- 以上規定周回数(70% - 7Laps)完走 ---- | ||||||
- | 62 | 山田 遼 | RSプリモ・ルボーセPFC TOKYO R&D RD10V | YH | 0 | 10Laps |
- | 36 | 長谷川 綾哉 | アルビ新潟第一ホテル隆工務店ED TOKYO R&D RD10V | YH | 0 | 10Laps |
- | 51 | 福田 詩久 | FSプロジェクト10V TOKYO R&D RD10V | TY | absence | |
- | 1 | 大竹 将光 | オートルックMASA10V TOKYO R&D RD10V | YH | absence |
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2016/11/27) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2016 F4 日本一決定戦 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | S | 1 | 大湯 都史樹 | TANZEN Rn-s MYST JSS MYST KK-ZS | DL | 15 | 31'21.358 |
2 | 72 | S | 2 | 金井 亮忠 | チームNATS・正義・001 NATS 001 | DL | 15 | 15.581 |
3 | 25 | S | 3 | 一條 拳吾 | サムライサポーターズF4 B-MAX RK01 | DL | 15 | 24.522 |
4 | 2 | S | 4 | 飛田 陽宏 | ガレージ茶畑まえだ眼科RK01 B-MAX RK01 | DL | 15 | 33.249 |
5 | 70 | S | 5 | 柴田 隆之介 | レプリスポーツMC090 TODA MOONCRAFT MC090 | DL | 15 | 1'08.081 |
6 | 73 | H | 1 | 里見 乃亜 | チームNATS・エクシズ・006 WEST 006 | DL | 15 | 1'19.897 |
7 | 61 | H | 2 | 上野山 晶太 | SR056 WEST 056 | DL | 15 | 1'49.597 |
8 | 34 | S | 6 | 三浦 勝 | CMS090 MOONCRAFT MC090 | DL | 15 | 1'51.065 |
9 | 26 | H | 3 | 内村 浩二 | KRac Winmax 006 WEST 006 | DL | 15 | 1'58.217 |
10 | 4 | H | 4 | 佐々木 祐一 | イーグル&CMS&仙台Day Dream WEST 006 | DL | 15 | 2'01.726 |
11 | 95 | H | 5 | 佐藤 健介 | KRS赤レンジャー・ANDARE・976 WEST 976 | DL | 14 | 1Lap |
12 | 17 | S | 7 | 小倉 可光 | チームNATS・OAC・090 MOONCRAFT MC090 | DL | 14 | 1Lap |
13 | 10 | S | 8 | 加藤 智 | FEEL・RK01・TODA B-MAX RK01 | DL | 14 | 1Lap |
14 | 35 | S | 9 | 大岩 政裕 | ポイントワンM2エンジニアリングMYST MYST KK-ZS | DL | 12 | 3Laps |
---- 以上規定周回数(70% - 10Laps)完走 ---- |
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2016/11/27) 1st Leg B Group Weather:Cloudy Course:Wet
2016 SUPER FJ 日本一決定戦 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | 名取 鉄平 | INOKI M2 KK-SⅡ制動屋 TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 13'22.224 |
2 | 59 | 大原 佳祐 | 自動車工房MYST KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | YH | 6 | 2.870 |
3 | 43 | 鈴木 智之 | K&GC72 FUN☆SCOOP 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 3.915 |
4 | 10 | 鶴賀 義幸 | 結月ゆかりレーシングZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 5.673 |
5 | 62 | 山田 遼 | RSプリモ・ルボーセPFC TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 6.777 |
6 | 48 | 加納 亨介 | テイクファースト・オミッターズ10V TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 10.876 |
7 | 45 | 上村 昌史 | ガレージ茶畑10V ED TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 12.016 |
8 | 4 | 岡本 大地 | KRS17J WEST 17J | YH | 6 | 14.107 |
9 | 6 | 山部 貴則 | Raise UP 07J WEST 07J | YH | 6 | 16.566 |
10 | 36 | 長谷川 綾哉 | アルビ新潟第一ホテル隆工務店ED TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 17.411 |
11 | 21 | HIROSHI | ミスト MYST KK-S2 | YH | 6 | 26.245 |
12 | 37 | 草野 貴哉 | アルビメークウィナーGIA ED TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 26.588 |
13 | 19 | 石田 浩樹 | メッカWEST 07J ED WEST 07J | YH | 6 | 31.360 |
14 | 28 | 吉元 陵 | 安藤商会オートパンサーAPR鹿児島ED MYST KK-S | YH | 6 | 31.868 |
15 | 51 | 福田 詩久 | FSプロジェクト10V TOKYO R&D RD10V | TY | 6 | 32.289 |
16 | *73 | 豊島 貴大 | FL大進T.s TECHNO ED TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 48.206 |
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2016/11/27) 1st Leg A Group Weather:Cloudy Course:Wet
2016 SUPER FJ 日本一決定戦 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 61 | 角田 裕毅 | 制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ MYST KK-S2 | YH | 6 | 13'29.898 |
2 | 2 | 兒島 弘訓 | 小林電工ダイキンWAKO'SコウゲRS MYST KK-S2 | YH | 6 | 4.139 |
3 | 5 | 山内 飛侑 | 藤井工務店勝男武士号KK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 6 | 8.078 |
4 | 9 | 伊藤 鷹志 | スーパーウィンズ花島ED 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 9.069 |
5 | 31 | 三枝 拓己 | ZAPスタジオコメ&BLUE LINE TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 19.393 |
6 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKSーⅡ☆ミスト☆GY MYST KK-S2 | YH | 6 | 20.387 |
7 | 63 | 武村 和希 | RSプリモ・ルボーセPFC TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 22.444 |
8 | 7 | 佐藤 セルゲイビッチ | ZAP結婚の学校10VED TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 25.536 |
9 | 14 | 飯嶋 郁陽 | ZAP SPEED・ED TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 26.628 |
10 | 34 | 浦田 裕喜 | RISEONE-EAGLE KKSⅡ TODA MYST KK-S2 | YH | 6 | 28.420 |
11 | 11 | ロッキー | ATG Rocky edハナシマ TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 34.965 |
12 | 66 | 横地 昌重 | DeepRアクアクララさいたま10VED TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 37.061 |
13 | 35 | 小村方 喜章 | アルビビヨンド湯田上ED・KK-S MYST KK-S | YH | 6 | 39.918 |
14 | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学with TAKE FIRST TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 49.087 |
15 | 22 | キム ドンホ | M2 PINOKART KK-S2 MYST KK-S2 | YH | 6 | 1'31.115 |
16 | 58 | 津本 匠 | Rn-Sports KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | YH | 3 | 3Laps |
17 | 1 | 大竹 将光 | オートルックMASA10V TOKYO R&D RD10V | YH | 3 | 3Laps |
F4日本一決定戦は27日、ツインリンクもてぎでファイナルレースのグリッドを決めるセミファイナルレースが8周で行われ、大湯都史樹(TANZEN Rn-S MYST JSS)が16分47秒022で優勝した。
セミファイナルレースは午前10時20分から。朝から降り続いていた雨が上がり、雲の間から太陽が顔を出すが依然としてウェットの難しいコンディション。煌めく路面の上で13台のマシンが参加しフォーメーションラップが始まった。
スタートはポールポジションの大湯都史樹がトップで1コーナーへ。直後の2コーナーで2位以下のマシンが絡み合いスピンを喫するマシンが複数・・・予選2位の一條拳吾(サムライサポーターズF4)と3位の飛田陽宏(ガレージ茶畑まえだ眼科RK01)が沈む間に金井亮忠(チームNATS・正善・001)が2位に浮上。その間に大湯都史樹が大量リードを築き上げ独走態勢で疾走する。
レースはトップ独走、2〜4位辺りまでがほぼ等間隔でファイナルラップに突入。優勝は最後27秒376のギャップを築き上げた大湯都史樹が飾った。2位には金井亮忠、3位には一旦は表彰台圏外に沈みながら追い上げた一條拳吾が入った。この順でファイナルレースのグリッドにマシンを並べる。
ファイナルレースはこの後、午後2時45分より15周で争われる。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURAスーパーFJ日本一決定戦は27日、ツインリンクもてぎで公式予選を行い、Aグループでは浦田裕喜(RISEONE-EAGLEKKSIITODA)が2分15秒801で、Bグループでは鈴木智之(K&GC72 FUN☆SCOOP 10V)が2分16秒262でポールポジションを獲得した。
Aグループ公式予選は午前8時30分より。浦田裕喜が2位に1秒315の大差をつけてのポール獲得となった。2位には兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’SコウゲRS)が、3位には横地昌重(DeepRアクアクララさいたま10VED)が入った。
Bグループ公式予選は午前9時より。名取鉄平(INOKI M2 KK-SII 制動屋)が序盤から2位以下を寄せ付けず、このままポールかと思われたが、なんとチェッカーラップで鈴木智之(K&GC72 FUN☆SCOOP 10V)がタイムを塗り替え逆転のポール獲得となった。2位には名取鉄平が、3位には鶴賀義幸(結月ゆかりレーシングZAP 10V ED)が入った。
この後、午前11時10分よりAグループによる第1レグが、同11時55分よりBグループの第1レグがそれぞれ6周で行われる。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2016/11/27) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2016 F4 日本一決定戦 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | S | 1 | 大湯 都史樹 | TANZEN Rn-s MYST JSS MYST KK-ZS | DL | 8 | 16'47.022 |
2 | 72 | S | 2 | 金井 亮忠 | チームNATS・正義・001 NATS 001 | DL | 8 | 27.376 |
3 | 2 | S | 3 | 飛田 陽宏 | ガレージ茶畑まえだ眼科RK01 B-MAX RK01 | DL | 8 | 32.608 |
4 | 25 | S | 4 | 一條 拳吾 | サムライサポーターズF4 B-MAX RK01 | DL | 8 | 37.427 |
5 | 70 | S | 5 | 柴田 隆之介 | レプリスポーツMC090 TODA MOONCRAFT MC090 | DL | 8 | 45.276 |
6 | 10 | S | 6 | 加藤 智 | FEEL・RK01・TODA B-MAX RK01 | DL | 8 | 45.661 |
7 | 73 | H | 1 | 里見 乃亜 | チームNATS・エクシズ・006 WEST 006 | DL | 8 | 54.452 |
8 | 35 | S | 7 | 大岩 政裕 | ポイントワンM2エンジニアリングMYST MYST KK-ZS | DL | 8 | 56.070 |
9 | 26 | H | 2 | 内村 浩二 | KRac Winmax 006 WEST 006 | DL | 8 | 1'22.636 |
10 | 4 | H | 3 | 佐々木 祐一 | イーグル&CMS&仙台Day Dream WEST 006 | DL | 8 | 1'23.118 |
11 | 61 | H | 4 | 上野山 晶太 | SR056 WEST 056 | DL | 8 | 1'27.121 |
12 | 34 | S | 8 | 三浦 勝 | CMS090 MOONCRAFT MC090 | DL | 8 | 1'29.369 |
13 | 17 | S | 9 | 小倉 可光 | チームNATS・OAC・090 MOONCRAFT MC090 | DL | 8 | 1'48.367 |
14 | 95 | H | 5 | 佐藤 健介 | KRS赤レンジャー・ANDARE・976 WEST 976 | DL | 7 | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 7Laps)完走 ---- |
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2016/11/27) B Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2016 SUPER FJ 日本一決定戦 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 43 | 鈴木 智之 | K&GC72 FUN☆SCOOP 10V TOKYO R&D RD10V | 2'16.262 | - | - | 126.851 |
2 | 12 | 名取 鉄平 | INOKI M2 KK-SⅡ制動屋 TOKYO R&D RD10V | 2'16.464 | 0.202 | 0.202 | 126.663 |
3 | 10 | 鶴賀 義幸 | 結月ゆかりレーシングZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'17.065 | 0.803 | 0.601 | 126.108 |
4 | 59 | 大原 佳祐 | 自動車工房MYST KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | 2'17.388 | 1.126 | 0.323 | 125.811 |
5 | 45 | 上村 昌史 | ガレージ茶畑10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'17.528 | 1.266 | 0.140 | 125.683 |
6 | 62 | 山田 遼 | RSプリモ・ルボーセPFC TOKYO R&D RD10V | 2'17.958 | 1.696 | 0.430 | 125.291 |
7 | 36 | 長谷川 綾哉 | アルビ新潟第一ホテル隆工務店ED TOKYO R&D RD10V | 2'18.194 | 1.932 | 0.236 | 125.078 |
8 | 48 | 加納 亨介 | テイクファースト・オミッターズ10V TOKYO R&D RD10V | 2'18.302 | 2.040 | 0.108 | 124.980 |
9 | 6 | 山部 貴則 | Raise UP 07J WEST 07J | 2'18.456 | 2.194 | 0.154 | 124.841 |
10 | 4 | 岡本 大地 | KRS17J WEST 17J | 2'18.967 | 2.705 | 0.511 | 124.382 |
11 | 37 | 草野 貴哉 | アルビメークウィナーGIA ED TOKYO R&D RD10V | 2'19.051 | 2.789 | 0.084 | 124.307 |
12 | 73 | 豊島 貴大 | FL大進T.s TECHNO ED TOKYO R&D RD10V | 2'19.270 | 3.008 | 0.219 | 124.111 |
13 | 28 | 吉元 陵 | 安藤商会オートパンサーAPR鹿児島ED MYST KK-S | 2'21.132 | 4.870 | 1.862 | 122.474 |
14 | 21 | HIROSHI | ミスト MYST KK-S2 | 2'22.400 | 6.138 | 1.268 | 121.383 |
15 | 19 | 石田 浩樹 | メッカWEST 07J ED WEST 07J | 2'23.851 | 7.589 | 1.451 | 120.159 |
16 | 51 | 福田 詩久 | FSプロジェクト10V TOKYO R&D RD10V | 2'23.980 | 7.718 | 0.129 | 120.051 |
---- 以上基準タイム(130% - 2'57.576)予選通過 ---- |
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2016/11/26) A Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2016 Super FJ 日本一決定戦 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 34 | 浦田 裕喜 | RISEONE-EAGLE KKSⅡ TODA MYST KK-S2 | 2'15.801 | - | - | 127.282 |
2 | 2 | 兒島 弘訓 | 小林電工ダイキンWAKO'SコウゲRS MYST KK-S2 | 2'17.116 | 1.315 | 1.315 | 126.061 |
3 | 66 | 横地 昌重 | DeepRアクアクララさいたま10VED TOKYO R&D RD10V | 2'17.160 | 1.359 | 0.044 | 126.020 |
4 | 61 | 角田 裕毅 | 制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ MYST KK-S2 | 2'17.366 | 1.565 | 0.206 | 125.831 |
5 | 9 | 伊藤 鷹志 | スーパーウィンズ花島ED 10V TOKYO R&D RD10V | 2'17.622 | 1.821 | 0.256 | 125.597 |
6 | 31 | 三枝 拓己 | ZAPスタジオコメ&BLUE LINE TOKYO R&D RD10V | 2'18.046 | 2.245 | 0.424 | 125.212 |
7 | 5 | 山内 飛侑 | 藤井工務店勝男武士号KK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'18.162 | 2.361 | 0.116 | 125.107 |
8 | 14 | 飯嶋 郁陽 | ZAP SPEED・ED TOKYO R&D RD10V | 2'18.583 | 2.782 | 0.421 | 124.726 |
9 | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学with TAKE FIRST TOKYO R&D RD10V | 2'18.687 | 2.886 | 0.104 | 124.633 |
10 | 58 | 津本 匠 | Rn-Sports KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | 2'18.924 | 3.123 | 0.237 | 124.420 |
11 | 1 | 大竹 将光 | オートルックMASA10V TOKYO R&D RD10V | 2'19.241 | 3.440 | 0.317 | 124.137 |
12 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKSーⅡ☆ミスト☆GY MYST KK-S2 | 2'19.519 | 3.718 | 0.278 | 123.890 |
13 | 7 | 佐藤 セルゲイビッチ | ZAP結婚の学校10VED TOKYO R&D RD10V | 2'19.914 | 4.113 | 0.395 | 123.540 |
14 | 63 | 武村 和希 | RSプリモ・ルボーセPFC TOKYO R&D RD10V | 2'20.340 | 4.539 | 0.426 | 123.165 |
15 | 35 | 小村方 喜章 | アルビビヨンド湯田上ED・KK-S MYST KK-S | 2'21.001 | 5.200 | 0.661 | 122.588 |
16 | 11 | ロッキー | ATG Rocky edハナシマ TOKYO R&D RD10V | 2'21.958 | 6.157 | 0.957 | 121.761 |
17 | 22 | キム ドンホ | M2 PINOKART KK-S2 MYST KK-S2 | 2'29.611 | 13.810 | 7.653 | 115.533 |
---- 以上基準タイム(130% - 2'57.700)予選通過 ---- |
F4日本一決定戦は7日、ツインリンクもてぎで公式予選を行い、大湯都史樹(TANZEN Rn-S MYST JSS)が2分05秒940でポールポジションを獲得した。
ワンデーレースとして予選・決勝が行われるツインリンクもてぎは昨晩からの雨が残り路面は完全ウェット。13台が参加して午前8時より公式予選が行われた。
序盤から大湯都史樹がトップに立つと終始圧倒的なペースで最後まで譲らず2番手に1秒706の差をつけ圧巻のポールポジションを獲得した。
2位には一條 拳吾(サムライサポーターズF4)が、3位には飛田陽宏(ガレージ茶畑まえだ眼科RK01)がつけた。
以下4位加藤 智(FEEL・RK01・TODA)、5位里見乃亜(チームNATS・エクシズ・006)、6位金井亮忠(チームNATS・正義・001)と続いた。
この後、午前10時20分より8周でセミファイナルが、その順位をスタートグリッドとして午後1時45分より15周で最終決勝が行われる。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2016/11/27) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2016 F4 日本一決定戦 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | S | 1 | 大湯 都史樹 | TANZEN Rn-s MYST JSS MYST KK-ZS | 2'05.940 | - | - | 137.248 |
2 | 25 | S | 2 | 一條 拳吾 | サムライサポーターズF4 B-MAX RK01 | 2'07.646 | 1.706 | 1.706 | 135.413 |
3 | 2 | S | 3 | 飛田 陽宏 | ガレージ茶畑まえだ眼科RK01 B-MAX RK01 | 2'07.668 | 1.728 | 0.022 | 135.390 |
4 | 10 | S | 4 | 加藤 智 | FEEL・RK01・TODA B-MAX RK01 | 2'08.404 | 2.464 | 0.736 | 134.614 |
5 | 73 | H | 1 | 里見 乃亜 | チームNATS・エクシズ・006 WEST 006 | 2'10.165 | 4.225 | 1.761 | 132.794 |
6 | 72 | S | 5 | 金井 亮忠 | チームNATS・正義・001 NATS 001 | 2'10.216 | 4.276 | 0.051 | 132.741 |
7 | 35 | S | 6 | 大岩 政裕 | ポイントワンM2エンジニアリングMYST MYST KK-ZS | 2'10.509 | 4.569 | 0.293 | 132.444 |
8 | 70 | S | 7 | 柴田 隆之介 | レプリスポーツMC090 TODA MOONCRAFT MC090 | 2'11.132 | 5.192 | 0.623 | 131.813 |
9 | 4 | H | 2 | 佐々木 祐一 | イーグル&CMS&仙台Day Dream WEST 006 | 2'13.722 | 7.782 | 2.590 | 129.260 |
10 | 61 | H | 3 | 上野山 晶太 | SR056 WEST 056 | 2'14.940 | 9.000 | 1.218 | 128.094 |
11 | 34 | S | 8 | 三浦 勝 | CMS090 MOONCRAFT MC090 | 2'16.792 | 10.852 | 1.852 | 126.359 |
12 | 95 | H | 4 | 佐藤 健介 | KRS赤レンジャー・ANDARE・976 WEST 976 | 2'17.336 | 11.396 | 0.544 | 125.859 |
13 | 17 | S | 9 | 小倉 可光 | チームNATS・OAC・090 MOONCRAFT MC090 | 2'21.551 | 15.611 | 4.215 | 122.111 |
---- 以上基準タイム(2'45.210)予選通過 ---- | |||||||||
- | 26 | H | - | 内村 浩二 | KRac Winmax 006 WEST 006 | no time | - | - | - |
関東地方では50数年振りの積雪に見舞われた11月24日、三重県の鈴鹿サーキットではスーパーフォーミュラのメーカー合同テスト・ルーキードライバーテストが行なわれた。
前夜遅くから降り出した雨も早朝には止んだものの、路面はウエット状態で曇り空というコンディションの中、18台20名での午前中3時間のセッションが始まった。
来期からの参戦を表明しているB-MAX Racing teamには佐々木大樹(午後のみ走行)、KONDO RACINGではニック・キャシディと山下健太、チームルマンには大嶋和也、ホンダテストカーには牧野任祐とルーキードライバーもドライブ。
序盤は各車レインタイヤ装着でのテストとなったが、気温も低く日差しも無いためになかなか路面が乾かず、残り40分ほどのタイミングでようやく全車スリックタイヤを装着しての走行となった。
午前のトップタイムは塚越広大、ルーキーのキャシディが2番手、そこに小暮卓史、山本尚貴、小林可夢偉と続くトップ5となった。
1時間10分のインターバルのあと行なわれた午後の3時間のセッションは、序盤こそ日差しがあったものの概ね曇り空での走行となる。
始まって40分ほど経過したころに山本が2コーナーでコースアウト、それを皮切りに計5回の赤旗が掲示され10分延長となった午後のセッションは野尻智紀が1分36秒456のトップタイムで終了。このタイムはアンドレ・ロッテラーの持つコースレコード1分36秒996を大幅に上回りまた、2013年のテストで小暮がSF13出した1分36秒574をも上回るものとなった。2番手に石浦宏明、そして関口雄飛、ロッテラー、国本雄資の順となった。
このテスト終了にて今シーズンのスーパーフォーミュラはオフシーズンへと入り、今回のテストの結果も含めたドライバーの動きなど気になるストーブリーグになりそうだ。
Text & Photo: Hiroyuki MINAMI今シーズン、全日本F3で坪井翔をポルシェカレラカップで三笠雄一をサポートしているドリームレーシングプロジェクト(DRP)は、来シーズンからサポート内容を強化。レーシングチームと提携し、独自のスカラシップ制度を提供すると発表した。以下、プレスリリース。
2013年から始まったプロレーサーを目指す若者をサポートする「ドリームレーシングプロジェクト」。2014年には三笠選手がF4東日本シリーズチャンピオンを、2015年は坪井選手が激戦のFIA-F4で初代チャンピオンに輝き、そして二人共に2016年はステップアップを果たしプロレーサーへの階段を着実に登っています。
DRPはレーシングチームではなく、あくまでもパーソナルマネジメントとしてプロになる為のドライビングスキル以外のサポートをしてきましたが、2017年はさらに踏み込んだプログラムとしてレース参戦への実質的なサポートも行う計画です。具体的な内容としては、FIA-F4に参戦しているレーシングチーム「フィールドモータースポーツ」と提携し、オーディションから選出されたドライバーに対し独自のスカラシップ制度を提供します。
スポンサー様からのご支援による資金補助だけではなく、ステップアップのために“勝てる”体制や環境によりFIA-F4に参戦できる充実した内容となっています。また、将来プロレーサーとなり活躍できる為の長期的なサポートを行います。
応募資格は「24歳以下でプロレーサーになる決意を持った男女」。DRPのホームページに記載されている「DRPの理念に基づいた努力を約束できる人」のみ対象です。メールにて応募後、書類審査合格者は面接を行います。ここで数名を選考し、1月中旬に富士スピードウェイで実技走行にて審査します。スポーツ走行枠でのテストとなるので、富士スピードウェイライセンスが必要。テストは無償ですが、走行券のみ各自実費となります。(一人30分2本予定)
また2017年に、FTRSやSRSを受講予定のドライバーでS-FJに参戦を考えている方や、スーパーGTを目指しPCCJに参戦を考えているドライバーのDRPマネジメントも同時に相談を受け付けさせていただきます。
お名前・生年月日・居住地・連絡先電話番号・戦歴を明記したプロフィール(書式自由、添付の場合はPDF)と自己PR(どんなプロになりたいか明確な目標とその為に必要なことは何か)をメールにて送信してください。(drp@xyz-one.jp)
合否はいただいたメールに返信させていただきます。書類審査合格者には面接候補日をお知らせします。
合同テスト・ルーキードライバーテスト -RIJ- (2016/11/24) Joint Testing 2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Joint Testing 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 40 | 野尻 智紀 | DANDELION RACING | Honda HR-414E | R1'36.456 | - | - | 216.733 |
2 | 1 | 石浦 宏明 | INGING MOTORSPORT | TOYOTA RI4A | R1'36.474 | 0.018 | 0.018 | 216.693 |
3 | 20 | 関口 雄飛 | TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | R1'36.584 | 0.128 | 0.110 | 216.446 |
4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | R1'36.590 | 0.134 | 0.006 | 216.432 |
5 | 2 | 国本 雄資 | INGING MOTORSPORT | TOYOTA RI4A | R1'36.597 | 0.141 | 0.007 | 216.417 |
6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | R1'36.815 | 0.359 | 0.218 | 215.929 |
7 | 18B | 小林 可夢偉 | KCMG | TOYOTA RI4A | R1'36.838 | 0.382 | 0.023 | 215.878 |
8 | 10 | 塚越 広大 | REAL RACING | Honda HR-414E | R1'36.868 | 0.412 | 0.030 | 215.811 |
9 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限 | Honda HR-414E | R1'36.894 | 0.438 | 0.026 | 215.753 |
10 | 41 | 伊沢 拓也 | DANDELION RACING | Honda HR-414E | 1'37.013 | 0.557 | 0.119 | 215.489 |
11 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | Honda HR-414E | 1'37.031 | 0.575 | 0.018 | 215.449 |
12 | 3 | ニック・キャシディ | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'37.042 | 0.586 | 0.011 | 215.424 |
13 | 7 | 大嶋 和也 | TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | 1'37.556 | 1.100 | 0.514 | 214.289 |
14 | 4 | 山下 健太 | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'37.630 | 1.174 | 0.074 | 214.127 |
15 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING | Honda HR-414E | 1'37.981 | 1.525 | 0.351 | 213.360 |
16 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | 1'38.000 | 1.544 | 0.019 | 213.318 |
17 | 05 | 牧野 任祐 | Honda Test Car | Honda HR-414E | 1'38.132 | 1.676 | 0.132 | 213.031 |
18 | 50A | 佐々木 大樹 | B-Max Racing team | Honda HR-414E | 1'39.359 | 2.903 | 1.227 | 210.401 |
- | 18A | 中山 雄一 | KCMG | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
- | 50B | 小暮 卓史 | B-Max Racing team | Honda HR-414E | absence | - | - | - |
合同テスト・ルーキードライバーテスト -RIJ- (2016/11/24) Joint Testing 1 Weather:Fine Course:Semi-Wet
2016 SUPER FORMULA Round Joint Testing 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | 塚越 広大 | REAL RACING | Honda HR-414E | 1'38.628 | - | - | 211.960 |
2 | 3 | ニック・キャシディ | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'38.824 | 0.196 | 0.196 | 211.540 |
3 | 50B | 小暮 卓史 | B-Max Racing team | Honda HR-414E | 1'38.882 | 0.254 | 0.058 | 211.416 |
4 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限 | Honda HR-414E | 1'39.245 | 0.617 | 0.363 | 210.642 |
5 | 18B | 小林 可夢偉 | KCMG | TOYOTA RI4A | 1'39.267 | 0.639 | 0.022 | 210.596 |
6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'39.290 | 0.662 | 0.023 | 210.547 |
7 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | 1'39.410 | 0.782 | 0.120 | 210.293 |
8 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING | Honda HR-414E | 1'39.447 | 0.819 | 0.037 | 210.214 |
9 | 41 | 伊沢 拓也 | DANDELION RACING | Honda HR-414E | 1'39.640 | 1.012 | 0.193 | 209.807 |
10 | 40 | 野尻 智紀 | DANDELION RACING | Honda HR-414E | 1'39.651 | 1.023 | 0.011 | 209.784 |
11 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | 1'39.718 | 1.090 | 0.067 | 209.643 |
12 | 2 | 国本 雄資 | INGING MOTORSPORT | TOYOTA RI4A | 1'39.755 | 1.127 | 0.037 | 209.565 |
13 | 1 | 石浦 宏明 | INGING MOTORSPORT | TOYOTA RI4A | 1'39.774 | 1.146 | 0.019 | 209.526 |
14 | 4 | 山下 健太 | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'40.033 | 1.405 | 0.259 | 208.983 |
15 | 20 | 関口 雄飛 | TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'40.148 | 1.520 | 0.115 | 208.743 |
16 | 05 | 牧野 任祐 | Honda Test Car | Honda HR-414E | 1'42.376 | 3.748 | 2.228 | 204.200 |
17 | 7 | 大嶋 和也 | TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | 1'48.419 | 9.791 | 6.043 | 192.819 |
18 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | Honda HR-414E | 1'48.766 | 10.138 | 0.347 | 192.203 |
- | 18A | 中山 雄一 | KCMG | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
- | 50A | 佐々木 大樹 | B-Max Racing team | Honda HR-414E | absence | - | - | - |
ル・ボーセモータースポーツにとって第2シーズンとなる、スーパー耐久シリーズの第6戦がオートポリス(大分県)で11月19日(土)〜20日(日)に開催された。引き続き挑むのは、2001〜3500ccの二輪駆動車が対象のST-3クラスで、「DENSO Le Beausset RC350」としてレクサスRC350を走らせる。レギュラードライバーも代わらず、嵯峨宏紀と中山雄一、そして山下健太に代わりCドライバーには、ル・ボーセフォーミュラアカデミー出身で、かつてスーパーFJやF3-Nクラスをともに戦った、久保凜太郎が起用された。
前回の岡山国際サーキットでのレースでは、終盤にブレーキトラブルが発生し緊急ピットインするも、メカニックの懸命な作業によってコースに戻ることができ、7位で完走。貴重なポイントを獲得しランキング2位を守り、この最終戦でその位置を死守できるかが焦点のひとつとなる。
今回も岡山戦同様、ST-XからST-3クラスのグループ1とST-4・5クラスのグループ2のグループ分けによる3時間のレースとなり、専有走行の設けられた木曜日から走行を開始。もちろん、「DENSO Le Beausset RC350」を初めてドライブする久保にも、多くの走行機会を与えることとなった。
金曜日のコンディションは、午前こそドライコンディションが保たれたが、午後はウェットコンディションに転じてしまう。しかしながら、天気予報では日曜日こそ曇りと告げているが、土曜日は雨とのことなので、両方のセットアップが可能となったのは、むしろ好都合。
そして迎えた土曜日の予選は、残念ながら悪天候のため中止に。早朝は雷を伴う暴風雨に見舞われ、これがおさまると霧が出るという状態の中、午前中に行われるはずだったフリー走行がまず中止とされた。
その後、スケジュールが調整されて、グループ2の予選こそ行われたものの、グループ1の予選は天候回復が見込めないため、早々に中止の発表。
なお、予選は改めて行われることなく、ここまでのランキングでグリッドが決定されたことから、「DENSO Le Beausset RC350」はクラス2番手で決勝のスタートを切ることとなった。
日曜日には天候も回復し、晴れ間こそほんの一時しか見られなかったが、グループ1の決勝レースは午後からとあって、ほぼドライコンディションに恵まれることとなった。予選もフリー走行も行われなかったことから、スタート進行の初めには、10分間のウォームアップが設けられ、ここにスタートを担当する嵯峨が走行。3周計測されて、ラスト2周は決勝の想定タイムをマークしたところでチェッカー。いったんピットに戻った後、最終チェックを行って「DENSO Le Beausset RC350」はスターティンググリッドに並べられた。
1周のフォーメイションラップの後、グリーンシグナルの点灯と同時に決勝レースが開始。トップが鋭いダッシュを決めて逃げる中、続いていきたいところだが、ST-2クラスの車両が壁になってしまう。一方、ランキング2位を争い合う車両に1コーナーで接触があり、コースアウト。上位入賞の可能性はなくなったことから、確実な作戦をとることに。
嵯峨は2分3秒台でコンスタントにラップを刻んで、後続の追随を許さず。ライバルよりドライバー交代を遅らせたこともあって、一時はトップも走行する。そして、1時間27分経過した42周目に、中山とバトンタッチ。3番手でレースを折り返し、また先行する車両が間もなくピットに戻ったことで、再び2番手を走行することとなる。中山もまた2分3秒台でコンスタントに周回を重ねて、ポジションをキープ。最後のドライバー交代はラスト10分で行い、再び嵯峨が乗り込むことに。「DENSO Le Beausset RC350」は3位でしっかり完走を果たして表彰台に上がり、そしてランキング2位をキープすることに成功した。
来シーズンは、これに満足することなく、ソフト、ハード両面を更に進化させ、もうひとつ上のシリーズチャンピオン獲得を目指す。
ル・ボーセモータースポーツは22日、この週末に行われるスーパーFJ日本一決定戦に、レーシングシミュレーターショップRSプリモと組んで山田遼、武村和希の2人を走らせると発表した。山田は2015年のFIA-F4、武村は2014~5年にル・ボーセからスーパーFJに参戦。山田は2015年に、武村は2014年にFJ日本一に出走経験もあり、シミュレーターで磨きあげたテクニックで再挑戦することとなる。日本一決定戦は27日にワンデーレースとして行われる。以下、プレスリリース。
2016年11月27日(日)にツインリンクもてぎで開催されるスーパーFJ日本一決定戦に、レーシングシミュレーターショップRacing Studio PRIMO(RS PRIMO)とLe Beausset Motorsportsがジョイントし「RS PRIMO with Le Beausset」として参戦いたします。
RS PRIMOでのレーシングシミュレーターによるトレーニングの成果を発揮するため、エントリーフォーミュラで数々のチャンピオンを獲得し、有能な若手ドライバーを育成してきたLe Beausset Motorsportsがタッグを組み、頂点を目指します。
ドライバーは、RS PRIMOのスタッフである山田遼と武村和希を起用。RS PRIMOのレーシングシミュレーターでトレーニングし、その走行データ分析から、実走行へと経験を積んできた2人のドライバーが、全国のスーパーFJシリーズで実績を上げてきたトップランカー達に挑みます。
スーパー耐久シリーズ第6戦は11月20日、震災から復興したオートポリスでグループ1(ST-X,ST-1,ST-2,ST-3クラス)の決勝を行いST-XクラスのYUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/山内英輝組(#3 ENDLESS ADVAN GT-R)がラスト6分あまりでの大逆転劇で優勝を飾った。
グループ1は昨日悪天候による予選キャンセルによりスタート進行前に10分間のフリー走行が設けられ、各チーム僅かな時間で精力的にセットアップの確認を行う。そしてスターティンググリッドは規定により第5戦までのシリーズランキング順となり、ポールシッターは内田雄大/藤井誠暢/平峰一貴組のスリーボンド日産自動車大学校GT-R。
午後1時30分にローリングラップが始まり、ポールシッターの藤井誠暢(#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が牽制なのかゆっくりとしたペースで1周回ってスタート。
その後藤井は後続をグイグイ引き離し盤石の体制かと思えたが、一度は離されかけた山内英輝(ENDLESS ADVAN GT-R)がその差を詰め一時はテールツーノーズまで接近する。しかしトップは明け渡さず藤井は内田にバトンを渡すがこのピットインの際にENDLESS ADVAN GT-Rの逆転を許してしまう。
その後スリーボンド日産自動車大学校GT-RとENDLESS ADVAN GT-Rの一騎打ちの様相となり、終盤は平峰がドライブするスリーボンド日産自動車大学校GT-Rがトップで走行するが背後から峰尾のENDLESS ADVAN GT-Rがジワジワと詰め寄り、ラスト10分を切ったあたりでその差を8秒、7秒と終盤の激戦を予想させる・・・
しかしラスト6分あまりでなんと平峰が緊急ピットイン。スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは僅かにガソリンが足りずスプラッシュアンドゴー。この間に峰尾がトップを奪いそのままENDLESS ADVAN GT-Rが今季2勝目を飾った。2位にはスリーボンド日産自動車大学校GT-R、3位には白井剛/星野一樹/藤浪清斗組(#5 Mach MAKERS GTNET GT-R)が入った。
ST-1クラスは、星野敏/荒聖治組(#777 D’station Porsche 991)に木村武史/野間一/林裕介組(#108 CAR GUY ランボルギーニ ウラカン スーパートロフェオ)が勝負を挑むものの、性能差を考慮したピットストップハンデがウラカンに与えられその重さに抗えず星野敏/荒聖治組が5勝目を飾った。
ST-2クラスは、カルロス本田/佐藤勝博/下山久寿男組(#7 怪力技巧☆新菱オートDIXCELエボⅨ)が初優勝。2位は大澤学/後藤比東至組(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)が入り、ST-2クラスは5台中この2台のみが完走というサバイバルレースとなった。
ST-3クラスは堀田誠/阪口良平組(#38 MUTA Racing TWS IS 350)がチャンピオンの貫禄を見せ優勝。2位には長島正明/田中徹/田中哲也組(#15 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34)が入り、3位には嵯峨宏紀/中山雄一/久保凛太郎組(#62 DENSO Le Beausset RC350)入った。
復興かなったオートポリスの第6戦をもって今シーズンのスーパー耐久全日程を終了した。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA
TKUスーパー耐久レース -RIJ- (2016/11/21) After 1 hour Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2016 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | ST-X | 1 | ユーク・タニグチ 山内 英輝 峰尾 恭輔 | ENDLESS・ADVAN・GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 97 | 3:01'11.069 |
2 | 24 | ST-X | 2 | 内田 優大 藤井 誠暢 平峰 一貴 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 97 | 34.449 |
3 | *5 | ST-X | 3 | 白井 剛 星野 一樹 藤波 清斗 | Mach MAKERS GTNET GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 97 | 1'27.532 |
4 | 8 | ST-X | 4 | 白石 勇樹 佐々木 孝太 | ARN SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 96 | 1Lap |
5 | 25 | ST-X | 5 | 飯田 太陽 野尻 智紀 テツオ・オギノ | ケーズフロンティア911 GT3R PORSCHE 911 GT3 | 95 | 2Laps |
6 | *10 | ST-X | 6 | フィリップ・デベサ マイケル・グリーン 密山 祥吾 | Adenau SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 95 | 2Laps |
7 | *112 | ST-X | 7 | 佐藤 敦 山下 亮生 植田 正幸 | SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 94 | 3Laps |
8 | 777 | ST-1 | 1 | 星野 敏 荒 聖治 | D'station Porsche 991 PORSCHE 911 GT3 Cup | 93 | 4Laps |
9 | 108 | ST-1 | 2 | 木村 武史 野間 一 林 祐介 | CARGUY Lamborghini HURACAN GT3 | 91 | 6Laps |
10 | 38 | ST-3 | 1 | 堀田 誠 阪口 良平 | MUTA Racing TWS IS 350 TOYOTA LEXUS IS350 | 88 | 9Laps |
11 | 15 | ST-3 | 2 | 長島 正明 田中 徹 田中 哲也 | 岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 87 | 10Laps |
12 | 62 | ST-3 | 3 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 久保 凜太郎 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 87 | 10Laps |
13 | 68 | ST-3 | 4 | 番場 琢 平沼 貴之 服部 尚貴 | 埼玉トヨペットGBマークX G's TOYOTA MARK X | 87 | 10Laps |
14 | 23 | ST-3 | 5 | 輿水 敏明 山崎 学 島澤 隆彦 | 岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 86 | 11Laps |
15 | 7 | ST-2 | 1 | カルロス 本田 佐藤 勝博 下山 久寿男 | 恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ | 84 | 13Laps |
16 | 59 | ST-2 | 2 | 大澤 学 後藤 比東至 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 80 | 17Laps |
17 | 34 | ST-3 | 6 | 前嶋 秀司 佐々木 雅弘 | assetテクノRC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 79 | 18Laps |
18 | 14 | ST-3 | 7 | 小松 一臣 杉林 健一 安宅 光徳 | 岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34 NISSAN FAIRLADY Z | 68 | 29Laps |
---- 以上規定周回数(70% - ST-X:67Laps/ ST-1:65Laps / ST-2:58Laps / ST-3:61Laps)完走 ---- | |||||||
- | 16 | ST-X | - | 西田 裕正 片岡 龍也 河野 駿佑 | REAF REAL ESTATE KiiVA BMW BMW Z4 GT3 | 42 | 55Laps |
- | 505 | ST-2 | - | 田ヶ原 章蔵 塚田 利郎 岡本 武之 | ビズキューブレーシングランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 34 | 63Laps |
- | 6 | ST-2 | - | 冨桝 朋広 菊地 靖 | 新菱オートDIXCEL EVOⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 27 | 70Laps |
- | 20 | ST-2 | - | 下垣 和也 松本 武士 近藤 説秀 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 4 | 93Laps |
公式予選の行われた土曜日は早朝から雷雨に見舞われ、その後雨はやんだものの濃霧に覆われたため、フリー走行はキャンセルとなった。
日曜日も、朝は霧が出ていたオートポリスだったが、決勝レースのスタート時刻を迎える8時30分頃には天候は回復に向かい、定刻でフオーメーションラップがスタートした。
前夜の雨はあがっていたものの、日差しはない状態でコースコンディションはセミウエット状態だった。各車はレインとスリックの選択に悩む状況だった。
8時34分に始まった3時間レース。
序盤はPPですでにST4クラスのシリーズチャンピオンをきめている#13ENDLESS・ADVAN・86の元嶋佑弥がレースをリードする展開となった。これに続いたのは#55 SunOasisAUTOFACTORY86のたしろじゅん、#52埼玉トヨペットGreenBrave86の脇坂薫一だった。
レースの3分の1、1時間経過時点では#77 CUSCO with Key’s 86がトップに立ち、#40ゴーゴーガレージRAMD86AGE↑AGE↑RACING SSRings、#4 1TAKUMI×HERO’S SSRings S2000、#86 TOYOTA TeamTOM’S SPIRIT86、#13 ENDLESS・ADVAN・86のトップ5となっていた。
しかし、残り1時間では再び#13 ENDLESS・ADVAN・86がトップに浮上。2番手に#4 1TAKUMI×HERO’S SSRings S2000、3番手に#40ゴーゴーガレージRAMD86AGE↑AGE↑RACING SSRingsがつけていた。残り38分では#41がトップに立ち、残り5分の段階でもポジションをキープしていた。残りわずかで#13が逆転しシリーズタイトルと最終戦の優勝を手にすることとなった。2位には#41、3位に#52という結果となった。
ST5クラスは#19 BRP★J’S RACINGホンダカーズ三重北FITの古宮正信がPPからレースをリードする展開に。これに#17DXLアラゴスタ・NOPRO デミオSKY-Dの谷川達也がピタリとつける。テールtoノーズの激しいバトルが序盤から続き、開始40分ほどのセクター3区間ののぼりコーナーで、#19がコースアウト。すぐにマシンを立て直すが、この隙に#17谷川がトップを奪う。しかし残り1時間では再び#19がトップに立ち、2位に#17、3位に#69 BRP★J’S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT の順でチェッカーをうけた。
最後までチャンピオン争いの行方がわからなかったST5クラスは、#69のタイトル獲得となった。#69はこれでシリーズ3連覇の快挙を達成した。
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
TKUスーパー耐久レース -RIJ- (2016/11/20) Group2 Final Race Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2016 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 13 | ST-4 | 1 | 元嶋 佑弥 小河 諒 村田 信博 | ENDLESS・ADVAN・86 TOYOTA 86 | YH | 83 | 3:00'00.211 |
2 | 41 | ST-4 | 2 | 植松 忠雄 石川 京侍 兵藤 信一 | TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000 Honda S2000 | YH | 83 | 38.919 |
3 | 52 | ST-4 | 3 | 脇阪 寿一 脇阪 薫一 松田 晃司 | 埼玉トヨペットGreen Brave 86 TOYOTA 86 | YH | 83 | 54.888 |
4 | 77 | ST-4 | 4 | 山田 英二 大嶋 和也 木下 隆之 | CUSCO with Key's 86 TOYOTA 86 | YH | 83 | 1'36.183 |
5 | 55 | ST-4 | 5 | たしろ じゅん 小野田 貴俊 伊藤 毅 | SunOasis AUTOFACTRY86 TOYOTA 86 | YH | 83 | 1'57.636 |
6 | 86 | ST-4 | 6 | 松井 孝允 井口 卓人 蒲生 尚弥 | TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | YH | 82 | 1Lap |
7 | 40 | ST-4 | 7 | 藤田 竜樹 浜野 彰彦 ナオリュウ | ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings TOYOTA 86 | YH | 82 | 1Lap |
8 | 54 | ST-4 | 8 | 加藤 彰彬 近藤 翼 堤 優威 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | YH | 82 | 1Lap |
9 | 216 | ST-4 | 9 | 玉江 浩明 山谷 直樹 杉原 直弥 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐ TOYOTA 86 | YH | 82 | 1Lap |
10 | 117 | ST-4 | 10 | 太田 重蔵 鶴田 和弥 井入 宏之 | W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN Honda S2000 | YH | 82 | 1Lap |
11 | 93 | ST-4 | 11 | 小泉 和寛 遠藤 浩二 鈴木 陽 | SKR ENGINEERING S2000 Honda S2000 | YH | 81 | 2Laps |
12 | 18 | ST-4 | 12 | 浅野 武夫 佐野 新世 西村 和則 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | YH | 80 | 3Laps |
13 | 19 | ST-5 | 1 | 古宮 正信 松田 智也 吉本 晶哉 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT Honda FIT 3 RS | YH | 79 | 4Laps |
14 | 36 | ST-4 | 13 | 川中子 和彦 大谷 飛雄 高橋 卓矢 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz GRMN Turbo | YH | 79 | 4Laps |
15 | 17 | ST-5 | 2 | 谷川 達也 井尻 薫 野上 達也 | DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D MAZDA DENIO Diesel TURBO | YH | 79 | 4Laps |
16 | 69 | ST-5 | 3 | 大野 尊久 梅本 淳一 窪田 俊浩 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT Honda FIT 3 RS | YH | 79 | 4Laps |
17 | 88 | ST-5 | 4 | 村上 博幸 脇谷 猛 筒井 克彦 | 村上モータースMAZDAロードスターND MAZDA ROADSTER | YH | 79 | 4Laps |
18 | 4 | ST-5 | 5 | 芝谷 純三 見並 秀文 | THE BRIDE FIT Honda FIT 3 RS | YH | 78 | 5Laps |
19 | 60 | ST-4 | 14 | 渋谷 崇 松本 和之 渡辺 忠司 | AGENT-1 WMインテグラ Honda INTEGRA TYPE-R | YH | 78 | 5Laps |
20 | 66 | ST-5 | 6 | 武地 孝幸 大塚 隆一郎 | odula MAZDAデミオ15MB MAZDA DEMIO | YH | 78 | 5Laps |
21 | 213 | ST-5 | 7 | 東 貴史 横尾 優一 原田 学 | Wako's GenesisPURE WM Vitz TOYOTA Vitz RS | YH | 77 | 6Laps |
22 | 37 | ST-5 | 8 | 関 豊 岩岡 万梨恵 岡崎 祐美子 | ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ MAZDA DEMIO | YH | 76 | 7Laps |
23 | 11 | ST-5 | 9 | 三木 孝浩 大西 隆生 テツ・清水 | BLOOD SDPORTS WM☆Vitz TOYOTA Vitz RS | YH | 75 | 8Laps |
24 | 116 | ST-4 | 15 | 長谷川 伸司 小串 康博 吉田 靖之 | W.S.ENGINEERING S2000 Honda S2000 | YH | 75 | 8Laps |
25 | 12 | ST-4 | 16 | リク 松井 隆幸 | シビックTYPE-R☆STA Honda CIVIC TYPE-R | YH | 69 | 14Laps |
---- 以上規定周回数(70% - ST-4:58Laps / ST-5:55Laps)完走 ---- | ||||||||
- | 95 | ST-4 | - | 松井 猛敏 中島 保典 柴田 優作 | SPOONリジカラS2000 Honda S2000 | YH | 68 | 15Laps |
- | 27 | ST-4 | - | 伊橋 勲 ユウキ 小林 且雄 | D'STATION FINA BRZ SUBARU BRZ | YH | 64 | 19Laps |
- | 58 | ST-4 | - | 小林 康一 塩谷 烈州 蘇武 喜和 | ウインマックステインワコーズDC5☆KRP Honda INTEGRA TYPE-R | YH | 9 | 74Laps |
鈴鹿サーキットで開催されている「SUZUKA Sound of ENGINE2016」最後のメニューとなるグループCカーのデモレースが午後3時40分より10周で行われた。
スタートでトップに立ったのは星野一義「選手」のドライブする#1カルソニック日産R92CP。
ややフライング気味かなと思われるタイミングで一気に後続をぶっちぎって1コーナーに飛び込んだ。
しかしそれを#3シルクカットジャガーXJR-8(ケント・アブラハムソン)が2周目にパス、そのままトップでチェッカーを受けた。
R92CPはレース半ばにピットイン。「血が寄っちゃって」とのこと。一旦はコースに戻った星野選手だったが、今度はスプーン入り口で右リヤタイヤがバーストしたため、結局4周
で走行を終えることになった。
長谷見昌弘「選手」のドライブする#11トミカスカイラインスーパーシルエットもレース開始早々にピットに戻って来たが、こちらは間も無くコースに復帰し、派手なアフターファイヤを披露しつつ7周を走りきり、7位でチェッカーを受けている。
またウェットタイヤを用意していなかったため19日の走行を見合わせた1991年ルマン24時間優勝車の#55マツダ787Bもこの日は寺田陽次朗「選手」のドライビングで4ローターの快音を響かせながら3位でフィニッシュしている。
このほか#023日産NP25、#23シルビアターボCニチラ(マーチ83G)、タイサンスターカードポルシェ962Cなど9台が走行に参加し、この日詰め掛けた19,000人の観衆を魅了してチェッカーを受けた。
Text:Kazuhisa SUEHIRO鈴鹿サーキットで行われている「SUZUKA Sound of ENGINE2016」は開催二日目を迎えた。 スタンドやパドックに前日を上回るレースファンが集まる中、午後1時15分よりF1のデモレースが20分間で行われた。
トップでチェッカーを受けたのはNO.28武井真司さん。1987年にゲルハルト・ベルガーが乗って日本GPで優勝したフェラーリF187をドライブした。
2位は昨年のスーパーフォーミュラチャンピオン、石浦宏明選手がドライブしたロータス97T/ルノー。こちらは1985年にあのアイルトン・セナがF1初優勝を達成した時のクルマだ。
また中嶋悟、大祐親子も昨日に続いてティレル019/フォードDFRをドライブ。
中嶋悟さんの鋭いブレーキングとコーナリングテクニックは石浦選手をして「さすが中嶋さん!」と言わしてるほどのものだったが、寄る年波には勝てず3周で「ドライバーの問題により」リタイヤを余儀なくされた。
中嶋大祐選手の019もギヤボックスに問題を抱えており5速以上が使えない状況だったが、それでも快調なエンジン音を響かせて3位でフィニッシュした。
4位はこのイベントの主催者であるリシャール・ミル氏のドライブしたフェラーリ312T。180度V型12気筒の奏でるフェラーリミュージックで観客を魅了した。
このほか現役レーシングドライバーの吉田広樹選手がベネトンB189/フォードHBを始め、ロータス72C/フォードDFV、アルファロメオ179C、ウルフWR1/フォードDFVと10台がレースに出走。
コースアウトする車両もでるなど本気の走りを鈴鹿降るコースで披露してみせた。
鈴鹿サーキットで行われている「SUZUKA Sound of ENGINE2016」第1日目のF1デモレースは参加16台中11台が出走して午後3時30分より20分間で行われた。
朝から降っていた雨はF1の走行が始まる頃にはすっかり上がって、上空には青空が広がり始めていた。
この日は葉巻型のクーパー・マセラティT86のほかロータス72C、ティレル006、ウルフWR1といったフォードコスワースDFVの全盛期である1970年代を支えた名車たちと、そのライバルであるフェラーリ312T、そして1980年代〜1990年代に活躍したアルファロメオ179C、ロータス97T、ベネトン189、そして中嶋悟、大祐親子がドライブする2台のティレル019が出走した。ロータス97Tも当初石浦宏明選手が登録されていたが、この日はオーナーの久保田克昭「選手」がドライブすることになった。
トップでチェッカーを受けたのはベネトン189をドライブした吉田広樹選手。
現在はスーパーGTで活躍する吉田選手、このベネトンはギアレシオが鈴鹿に合っておらず、ストレートの途中でアクセルを戻していたと語ったが、久々のフォーミュラカーのドライブを大いに楽しんだようだ。
またデモレースに先立って行われたグリッドウォークではヴェンチュリラルースLC92に当時のままのスーツ、ヘルメットに身を包んだ片山右京「選手」が乗り込み、ファンを大いに喜ばせた。
残念ながらLC92はこの日の走行には加わらなかったが、好天の予想される2日目には参加が大いに期待される1台だ。
このほか鈴鹿サーキットにはF187、F310後期型、2003GAらの3台のフェラーリやミナルディM190が持ち込まれている。
2日目のデモレースは20日午後1時15分より10周(20分間)で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROグループCカーによる20分間のデモレースは19日午後1時15分より20分間で行われた。
この日参加したのはエントリー11台中の9台。
1991年のルマン24時間を制したマツダ787BとシルビアターボCニチラ(マーチ83G/日産)はウェットタイヤの用意がないということで残念ながら走らなかったが、ニスモフェスティバルなどでもおなじみのカルソニック日産R92CPや日産NP35のほか、シルクカットジャガーXJR-8が2台、レイトンハウスポルシェ962C(クレマーレーシング)、ロスマンズカラーのポルシェ962LM(バーン・シュパンが1993年に販売した公道仕様)、タイサンスターカードポルシェ962(1994年全日本GT選手権優勝車)、グッピーMCS、さらに1980年代に人気を博したスーパーシルエットレースで活躍したスカイラインスーパーシルエットらが走行した。
トップでチェッカーを受けたのは日産R92CP。
ドライブしたのは当時ステアリングを握った星野一義さんご本人だ。
デモンストレーションということでペースを抑えて走ったことが災いし、ブレーキが充分に暖まらなかったことから1周目のシケインで飛び出すハプニングはあったが、その後も柳田真孝選手の駆るNP35とデッドヒート(?)を繰り返し、スタンドのファンを大いに喜ばせた。
またスカイラインスーパーシルエットも当時ドライブしていた長谷見昌弘さんがドライブ。
スパークプラグの不調から充分なパワーが出ていなかったと語りながらも快音を響かせてコースを周回していた。
グループCのデモレースは明日20日も午後3時35分より10周(20分間)で行われる。
2日目は晴れの予報であり、マツダ787Bの走行が大いに期待される。
ドライブするのはあの「ミスター・ルマン」寺田陽次朗さんだ。
鈴鹿サーキットは11月19-20日の二日間「SUZUKA Sound of ENGNE 2016」と題し、国内外から多数のヒストリックカー、レーシングカーやオートバイを集めたイベントを開催する。
パドックやグランプリスクエアには多くのクルマやバイクが展示されたほか、コース上でもありとあらゆるレーシングカー、オートバイ、新旧のスポーツカーのデモレースが行われる。
最大の目玉は世界スポーツプロトタイプ選手権(WSPC)や全日本スポーツプロトタイプ選手権(JSPC)で活躍したクルマたちによるグループCカーのデモレースと1960年代から2000年代まで、幅広い年式のF1のデモレースだ。
グループCは11台、F1は15台がエントリーしたが、第1日目は路面がハーフウェットだったことから走行を見合わせるクルマもあり、グループC9台、F1は12台が走行した。
またクラシックバイクのデモレースには1960年代〜1972年までに製造されたレーシングバイクが参加。
その中にはかつてマッハ3と呼ばれて人気を博したカワサキ500SSや750SSと同型のエンジンを積むH1R、H2Rの姿もあり、2ストローク3気筒の独特のエンジンサウンドと、当時を思わせるおびただしい白煙でスタンドのファンを魅了した。
このほかトライトンやノートン、マチレスといった海外のオールドバイクやかつて日本で製造されていたトーハツやブリヂストンといった昭和の名車たちも多数参加して東コースを元気に走り回った。
1960年代のプロトタイプレーシングマシンのデモレースには9台が参加。
北野元さんのドライブするプリンスR380や砂子義一さんのドライブするスカイラインGT(S54B)、鮒子田寛さんのドライブするトヨタ7をはじめ、タキレーシングのステッカーが懐かしいローラT70やポルシェ906”カレラ6”、ロータス23や、日本オリジナルのマクランサやコニリオといった希少なレーシングカーが元気に東コースを走り回った。
そして今回最も多くの参加台数をを集めたのが、1960年代のいわゆる「葉巻型」のフォーミュラカーたち。
「ヒストリックフォーミュラ・レジスター」と銘打たれたカテゴリーにロータスやシェブロン、ブラバムといった往年のコンストラクターが製造したF2やF3、フォーミュラフォードがなんと34台も参加してストレートマフラーが奏でる迫力のサウンドと軽快な走りを披露した。
第1日目は朝からあいにくの雨となったが、それでも多くの観客が朝からスタンドやパドックに詰めかけ、ヒストリックカーたちの走行や展示を大いに楽しんでいた。
「SUZUKA Sound of ENGNE 2016」は11月20日も同様のデモレース、展示が行われる。
第2日目は晴れの予報。
より多くの車両の走りが楽しめそうだ。
スーパー耐久シリーズ第6戦は19日、大分県のオートポリスでグループ1(ST-X,ST-1,ST-2,ST-3クラス)の公式予選が予定されていたが、悪天候とタイムスケジュールのディレイが重なり残念ながら中止となってしまった。
朝から雷雨と濃霧で進行が心配されていた中、昼のピットウォークでファンサービスが盛んに行われ天候の回復を祈るものの各セッションのタイムスケジュールのディレイも重なり、残念ながらグループ1の公式予選は中止となってしまった。
明日は13時20分スタートで3時間の決勝が行われる予定だ。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA10月の岡山ラウンドから4週間のインターバルで、その舞台を最終戦となる大分県日田市のオートポリスに移した。昨年は8月の夏のレースとして開催されたレースが、今季は再び晩秋の3時間レースとして行われることとなった。
公式予選の行われる土曜日は早朝から雷雨に見舞われ、その後雨はやんだものの濃霧に覆われたため、午前10時過ぎから行われる予定だったフリー走行はキャンセルとなった。
サポートレースのVitzの予選がなんとか午後におこなわれ、13時予定だったST4とST5クラスのGr-2の予選は、開始前に降った激しい雷雨のためセッションが10分延期されることとなった。
WET宣言の出されたAドライバーのセッションは、開始10分ほどでコース上に停止車両があり赤旗中断。そのままセッションは終了となった。ここでは#55SunOasisAUTOFACTORY86のたしろじゅんが2分13秒300のトップタイムをマーク。2番手にシリーズランキングトップの#13ENDLESS・ADVAN・86の元嶋佑弥が13秒788、3番手に#86 TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86の松井孝允が14秒343、4番手に#77 CUSCO with Key’s 86の山田英二の14秒409、5番手に#52埼玉トヨペットGreenBrave86の脇坂寿一となっていた。
13時55分から20分間の予定で行われたBドライバーのセッションは、#86の井口卓人がまずは13秒709を出し、直後に#77の大嶋和也が13秒329で逆転。開始7分後には#86井口が12秒846で再びが逆転!しかしその3分後に#77の大嶋が12秒579のベストタイムをたたき出しセッションのトップタイムとした。残り5分でコース上に停止車両があり、このセッションも赤旗で中止となった。
ST4クラスは#13がポールポジションを獲得し、1ポイントを加えシリーズで111ポイントとなり#86の89ポイントに22ポイントの差をつけて決勝レースを前にシリーズタイトルを決めることとなった。
ST5クラスは#19 BRP★J’S RACINGホンダカーズ三重北FITがABドライバーともにトップタイムをマークしてポールポジションとした。
ST5クラスは#69 BRP★J’S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFITが85ポイント、#19が74ポイント、#17DXLアラゴスタ・NOPROが70.5ポイントとし明日の決勝レースをむかえる。
Gr2の決勝レースは明日の午前8時30分から3時間の予定で行われる。
Text: Keiichiro TAKESHITA
TKUスーパー耐久レース -RIJ- (2016/11/19) A&B Total Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2016 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Model | Adriver Bdriver | Total Time | Behind |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 13 | ST-4 | 1 | 元嶋 佑弥 小河 諒 | ENDLESS・ADVAN・86 TOYOTA 86 | 2'13.788 2'12.794 | 4'26.582 | - |
2 | 55 | ST-4 | 2 | たしろ じゅん 小野田 貴俊 | SunOasis AUTOFACTRY86 TOYOTA 86 | 2'13.300 2'13.433 | 4'26.733 | 0.151 |
3 | 77 | ST-4 | 3 | 山田 英二 大嶋 和也 | CUSCO with Key's 86 TOYOTA 86 | 2'14.409 2'12.579 | 4'26.988 | 0.406 |
4 | 86 | ST-4 | 4 | 松井 孝允 井口 卓人 | TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 2'14.343 2'12.846 | 4'27.189 | 0.607 |
5 | 52 | ST-4 | 5 | 脇阪 寿一 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGreen Brave 86 TOYOTA 86 | 2'14.932 2'13.071 | 4'28.003 | 1.421 |
6 | 41 | ST-4 | 6 | 植松 忠雄 石川 京侍 | TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000 Honda S2000 | 2'14.995 2'14.330 | 4'29.325 | 2.743 |
7 | 95 | ST-4 | 7 | 松井 猛敏 中島 保典 | SPOONリジカラS2000 Honda S2000 | 2'16.122 2'14.427 | 4'30.549 | 3.967 |
8 | 117 | ST-4 | 8 | 太田 重蔵 鶴田 和弥 | W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN Honda S2000 | 2'15.265 2'15.683 | 4'30.948 | 4.366 |
9 | 93 | ST-4 | 9 | 小泉 和寛 遠藤 浩二 | SKR ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 2'16.599 2'15.156 | 4'31.755 | 5.173 |
10 | 54 | ST-4 | 10 | 加藤 彰彬 近藤 翼 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 2'16.097 2'15.782 | 4'31.879 | 5.297 |
11 | 40 | ST-4 | 11 | 藤田 竜樹 浜野 彰彦 | ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings TOYOTA 86 | 2'17.620 2'15.268 | 4'32.888 | 6.306 |
12 | 60 | ST-4 | 12 | 渋谷 崇 松本 和之 | AGENT-1 WMインテグラ Honda INTEGRA TYPE-R | 2'16.902 2'16.116 | 4'33.018 | 6.436 |
13 | 27 | ST-4 | 13 | 伊橋 勲 ユウキ | D'STATION FINA BRZ SUBARU BRZ | 2'18.625 2'14.916 | 4'33.541 | 6.959 |
14 | 12 | ST-4 | 14 | リク 松井 隆幸 | シビックTYPE-R☆STA Honda CIVIC TYPE-R | 2'20.889 2'14.196 | 4'35.085 | 8.503 |
15 | 18 | ST-4 | 15 | 浅野 武夫 佐野 新世 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | 2'20.315 2'15.573 | 4'35.888 | 9.306 |
16 | 216 | ST-4 | 16 | 玉江 浩明 山谷 直樹 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐ TOYOTA 86 | 2'19.274 2'16.910 | 4'36.184 | 9.602 |
17 | 36 | ST-4 | 17 | 川中子 和彦 大谷 飛雄 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz GRMN Turbo | 2'19.330 2'16.888 | 4'36.218 | 9.636 |
18 | 19 | ST-5 | 1 | 古宮 正信 松田 智也 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT Honda FIT 3 RS | 2'20.248 2'18.927 | 4'39.175 | 12.593 |
19 | 116 | ST-4 | 18 | 長谷川 伸司 小串 康博 | W.S.ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 2'20.962 2'18.731 | 4'39.693 | 13.111 |
20 | 17 | ST-5 | 2 | 谷川 達也 井尻 薫 | DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D MAZDA DENIO Diesel TURBO | 2'21.094 2'20.468 | 4'41.562 | 14.980 |
21 | 66 | ST-5 | 3 | 武地 孝幸 大塚 隆一郎 | odula MAZDAデミオ15MB MAZDA DEMIO | 2'23.491 2'19.624 | 4'43.115 | 16.533 |
22 | 69 | ST-5 | 4 | 大野 尊久 梅本 淳一 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT Honda FIT 3 RS | 2'22.783 2'20.410 | 4'43.193 | 16.611 |
23 | 88 | ST-5 | 5 | 村上 博幸 脇谷 猛 | 村上モータースMAZDAロードスターND MAZDA ROADSTER | 2'22.335 2'21.009 | 4'43.344 | 16.762 |
24 | 11 | ST-5 | 6 | 三木 孝浩 大西 隆生 | BLOOD SDPORTS WM☆Vitz TOYOTA Vitz RS | 2'23.360 2'20.466 | 4'43.826 | 17.244 |
25 | 37 | ST-5 | 7 | 関 豊 岩岡 万梨恵 | ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ MAZDA DEMIO | 2'24.011 2'27.908 | 4'51.919 | 25.337 |
26 | 213 | ST-5 | 8 | 東 貴史 横尾 優一 | Wako's GenesisPURE WM Vitz TOYOTA Vitz RS | 2'25.153 2'29.649 | 4'54.802 | 28.220 |
---- 以上予選通過 ---- | ||||||||
- | 58 | ST-4 | - | 小林 康一 塩谷 烈州 | ウインマックステインワコーズDC5☆KRP Honda INTEGRA TYPE-R | 2'29.634 2'13.940 | 4'43.574 | 16.992 |
- | 4 | ST-5 | - | 芝谷 純三 見並 秀文 | THE BRIDE FIT Honda FIT 3 RS | 2'21.142 no time | - | - |
TKUスーパー耐久レース -RIJ- (2016/11/19) B Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2016 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 77 | ST-4 | 1 | 大嶋 和也 | CUSCO with Key's 86 TOYOTA 86 | 2'12.579 | - | - | 126.916 |
2 | 13 | ST-4 | 2 | 小河 諒 | ENDLESS・ADVAN・86 TOYOTA 86 | 2'12.794 | 0.215 | 0.215 | 126.711 |
3 | 86 | ST-4 | 3 | 井口 卓人 | TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 2'12.846 | 0.267 | 0.052 | 126.661 |
4 | 52 | ST-4 | 4 | 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGreen Brave 86 TOYOTA 86 | 2'13.071 | 0.492 | 0.225 | 126.447 |
5 | 55 | ST-4 | 5 | 小野田 貴俊 | SunOasis AUTOFACTRY86 TOYOTA 86 | 2'13.433 | 0.854 | 0.362 | 126.104 |
6 | 58 | ST-4 | 6 | 塩谷 烈州 | ウインマックステインワコーズDC5☆KRP Honda INTEGRA TYPE-R | 2'13.940 | 1.361 | 0.507 | 125.626 |
7 | 12 | ST-4 | 7 | 松井 隆幸 | シビックTYPE-R☆STA Honda CIVIC TYPE-R | 2'14.196 | 1.617 | 0.256 | 125.387 |
8 | 41 | ST-4 | 8 | 石川 京侍 | TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000 Honda S2000 | 2'14.330 | 1.751 | 0.134 | 125.262 |
9 | 95 | ST-4 | 9 | 中島 保典 | SPOONリジカラS2000 Honda S2000 | 2'14.427 | 1.848 | 0.097 | 125.171 |
10 | 27 | ST-4 | 10 | ユウキ | D'STATION FINA BRZ SUBARU BRZ | 2'14.916 | 2.337 | 0.489 | 124.718 |
11 | 93 | ST-4 | 11 | 遠藤 浩二 | SKR ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 2'15.156 | 2.577 | 0.240 | 124.496 |
12 | 40 | ST-4 | 12 | 浜野 彰彦 | ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings TOYOTA 86 | 2'15.268 | 2.689 | 0.112 | 124.393 |
13 | 18 | ST-4 | 13 | 佐野 新世 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | 2'15.573 | 2.994 | 0.305 | 124.113 |
14 | 117 | ST-4 | 14 | 鶴田 和弥 | W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN Honda S2000 | 2'15.683 | 3.104 | 0.110 | 124.013 |
15 | 54 | ST-4 | 15 | 近藤 翼 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 2'15.782 | 3.203 | 0.099 | 123.922 |
16 | 60 | ST-4 | 16 | 松本 和之 | AGENT-1 WMインテグラ Honda INTEGRA TYPE-R | 2'16.116 | 3.537 | 0.334 | 123.618 |
17 | 36 | ST-4 | 17 | 大谷 飛雄 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz GRMN Turbo | 2'16.888 | 4.309 | 0.772 | 122.921 |
18 | 216 | ST-4 | 18 | 山谷 直樹 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐ TOYOTA 86 | 2'16.910 | 4.331 | 0.022 | 122.901 |
19 | 116 | ST-4 | 19 | 小串 康博 | W.S.ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 2'18.731 | 6.152 | 1.821 | 121.288 |
20 | 19 | ST-5 | 1 | 松田 智也 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT Honda FIT 3 RS | 2'18.927 | 6.348 | 0.196 | 121.117 |
21 | 66 | ST-5 | 2 | 大塚 隆一郎 | odula MAZDAデミオ15MB MAZDA DEMIO | 2'19.624 | 7.045 | 0.697 | 120.512 |
22 | 69 | ST-5 | 3 | 梅本 淳一 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT Honda FIT 3 RS | 2'20.410 | 7.831 | 0.786 | 119.838 |
23 | 11 | ST-5 | 4 | 大西 隆生 | BLOOD SDPORTS WM☆Vitz TOYOTA Vitz RS | 2'20.466 | 7.887 | 0.056 | 119.790 |
24 | 17 | ST-5 | 5 | 井尻 薫 | DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D MAZDA DENIO Diesel TURBO | 2'20.468 | 7.889 | 0.002 | 119.788 |
25 | 88 | ST-5 | 6 | 脇谷 猛 | 村上モータースMAZDAロードスターND MAZDA ROADSTER | 2'21.009 | 8.430 | 0.541 | 119.329 |
26 | 37 | ST-5 | 7 | 岩岡 万梨恵 | ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ MAZDA DEMIO | 2'27.908 | 15.329 | 6.899 | 113.763 |
27 | 213 | ST-5 | 8 | 横尾 優一 | Wako's GenesisPURE WM Vitz TOYOTA Vitz RS | 2'29.649 | 17.070 | 1.741 | 112.439 |
---- 以上基準タイム(110% - ST-4:2'26.013 / ST-5:2'33.619)予選通過 ---- | |||||||||
- | 4 | ST-5 | - | 見並 秀文 | THE BRIDE FIT Honda FIT 3 RS | no time | - | - | - |
TKUスーパー耐久レース -RIJ- (2016/11/19) A Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2016 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 55 | ST-4 | 1 | たしろ じゅん | SunOasis AUTOFACTRY86 TOYOTA 86 | 2'13.300 | - | - | 126.230 |
2 | 13 | ST-4 | 2 | 元嶋 佑弥 | ENDLESS・ADVAN・86 TOYOTA 86 | 2'13.788 | 0.488 | 0.488 | 125.769 |
3 | 86 | ST-4 | 3 | 松井 孝允 | TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 2'14.343 | 1.043 | 0.555 | 125.250 |
4 | 77 | ST-4 | 4 | 山田 英二 | CUSCO with Key's 86 TOYOTA 86 | 2'14.409 | 1.109 | 0.066 | 125.188 |
5 | 52 | ST-4 | 5 | 脇阪 寿一 | 埼玉トヨペットGreen Brave 86 TOYOTA 86 | 2'14.932 | 1.632 | 0.523 | 124.703 |
6 | 41 | ST-4 | 6 | 植松 忠雄 | TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000 Honda S2000 | 2'14.995 | 1.695 | 0.063 | 124.645 |
7 | 117 | ST-4 | 7 | 太田 重蔵 | W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN Honda S2000 | 2'15.265 | 1.965 | 0.270 | 124.396 |
8 | 54 | ST-4 | 8 | 加藤 彰彬 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 2'16.097 | 2.797 | 0.832 | 123.635 |
9 | 95 | ST-4 | 9 | 松井 猛敏 | SPOONリジカラS2000 Honda S2000 | 2'16.122 | 2.822 | 0.025 | 123.613 |
10 | 93 | ST-4 | 10 | 小泉 和寛 | SKR ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 2'16.599 | 3.299 | 0.477 | 123.181 |
11 | 60 | ST-4 | 11 | 渋谷 崇 | AGENT-1 WMインテグラ Honda INTEGRA TYPE-R | 2'16.902 | 3.602 | 0.303 | 122.908 |
12 | 40 | ST-4 | 12 | 藤田 竜樹 | ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings TOYOTA 86 | 2'17.620 | 4.320 | 0.718 | 122.267 |
13 | 27 | ST-4 | 13 | 伊橋 勲 | D'STATION FINA BRZ SUBARU BRZ | 2'18.625 | 5.325 | 1.005 | 121.381 |
14 | 216 | ST-4 | 14 | 玉江 浩明 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐ TOYOTA 86 | 2'19.274 | 5.974 | 0.649 | 120.815 |
15 | 36 | ST-4 | 15 | 川中子 和彦 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz GRMN Turbo | 2'19.330 | 6.030 | 0.056 | 120.767 |
16 | 19 | ST-5 | 1 | 古宮 正信 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT Honda FIT 3 RS | 2'20.248 | 6.948 | 0.918 | 119.976 |
17 | 18 | ST-4 | 16 | 浅野 武夫 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | 2'20.315 | 7.015 | 0.067 | 119.919 |
18 | 12 | ST-4 | 17 | リク | シビックTYPE-R☆STA Honda CIVIC TYPE-R | 2'20.889 | 7.589 | 0.574 | 119.430 |
19 | 116 | ST-4 | 18 | 長谷川 伸司 | W.S.ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 2'20.962 | 7.662 | 0.073 | 119.368 |
20 | 17 | ST-5 | 2 | 谷川 達也 | DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D MAZDA DENIO Diesel TURBO | 2'21.094 | 7.794 | 0.132 | 119.257 |
21 | 4 | ST-5 | 3 | 芝谷 純三 | THE BRIDE FIT Honda FIT 3 RS | 2'21.142 | 7.842 | 0.048 | 119.216 |
22 | 88 | ST-5 | 4 | 村上 博幸 | 村上モータースMAZDAロードスターND MAZDA ROADSTER | 2'22.335 | 9.035 | 1.193 | 118.217 |
23 | 69 | ST-5 | 5 | 大野 尊久 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT Honda FIT 3 RS | 2'22.783 | 9.483 | 0.448 | 117.846 |
24 | 11 | ST-5 | 6 | 三木 孝浩 | BLOOD SDPORTS WM☆Vitz TOYOTA Vitz RS | 2'23.360 | 10.060 | 0.577 | 117.372 |
25 | 66 | ST-5 | 7 | 武地 孝幸 | odula MAZDAデミオ15MB MAZDA DEMIO | 2'23.491 | 10.191 | 0.131 | 117.264 |
26 | 37 | ST-5 | 8 | 関 豊 | ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ MAZDA DEMIO | 2'24.011 | 10.711 | 0.520 | 116.841 |
27 | 213 | ST-5 | 9 | 東 貴史 | Wako's GenesisPURE WM Vitz TOYOTA Vitz RS | 2'25.153 | 11.853 | 1.142 | 115.922 |
---- 以上基準タイム(110% - ST-4:2'27.191 / ST-5:2'34.910)予選通過 ---- | |||||||||
- | 58 | ST-4 | - | 小林 康一 | ウインマックステインワコーズDC5☆KRP Honda INTEGRA TYPE-R | 2'29.634 | 16.334 | 4.481 | 112.450 |
スーパー耐久シリーズ第6戦は19日、オートポリスでフリー走行が予定されていたが、天候不良のためセッションはキャンセルされた。
朝から激しい雷雨に見舞われたオートポリス。雨はあがったものの、阿蘇の外輪山に位置する標高の高いサーキットゆえの名物「霧」のため、視界不良で午前中に予定されていたスーパー耐久のフリー走行はキャンセルとなった。
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
ル・ボーセ モータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、FIA-F4選手権シリーズの最終大会が11月11日(金)、12日(土)、13日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催された。ドライバー育成を最大の主旨として、大いに盛り上がりを見せたシリーズに、川合孝汰、平木玲次、平木湧也の3人で挑んでいた。
前回の鈴鹿大会から、インターバルは実に2か月半。8月の富士大会と同様に、オートポリス大会の代替レースとなる第6戦が組み込まれ、今季2度目の3レース開催となった。それはすなわち大量得点も可能ということでもあり、3人のドライバーたちに期待されたのはシリーズランキングの大躍進。特に湧也にはチャンピオン獲得の権利も残されていた。
今大会はメインレースのスーパーGTも、オートポリス大会の代替レースを土曜日に開催することもあり、予選は土曜日ではなく、金曜日の午後に行われることになった。特別専有走行も水曜日から実施され、もちろん、川合と湧也、玲次もこの日から走行を開始。
川合は昨年のスーパーFJチャンピオンとして、また湧也は昨年のFIA-F4で、もてぎでのレース経験を持つものの、玲次は鈴鹿でのスーパーFJしかレース経験がないため、実は今大会がもてぎでの初レースとなる。木曜日までは肌寒くはあったが、終始ドライコンディションが保たれたため、それぞれしっかり周回を重ね、確かな手応えを感じていた。
しかし、金曜日になると天候は一転。早朝の専有走行1回目は、強い雨に見舞われてしまう。しかも2回の赤旗中断があって、3人ともチェック走行しかできずに終わる。2回目は雨もやんでいたが、まだ路面は濡れたまま。それも赤旗中断がなかったこともあり、しっかりウェットコンディションでのマイレージを稼ぎ、予選に備えることとなった。
その予選を前にして、また雨が降り始めてしまう。3人の中で、最初にタイムを出してきたのが湧也ながら、次の周の1コーナーでオーバーラン。その間に川合と玲次のタイムが上回る。そのままタイムを縮めていくことが期待されたが、8分間経過後のヘアピンでコースアウト車両があり、赤旗が出されてしまう。最も不運だったのは川合で、その直前までセクター自己ベストを刻み続けていたからだ。
残り15分間で計測は開始されるが、ベストタイムは変わらず、川合は第6戦で11番手、第13戦で8番手、玲次は16番手と13番手、湧也は19番手と14番手となり、それぞれのポジションから土曜日の2レースに挑むこととなった。
土曜日のもてぎは予報通り天気には恵まれた一方で、第6戦決勝は早朝に行われたこともあり、路面はまだ濡れたまま。それぞれタイヤ選択に悩む中、フロントローに並んだ上位陣はウェットタイヤを装着して不動のまま。これに対して、川合と玲次、湧也はコースインの段階からドライタイヤを選択する。
ウェットタイヤを装着した車両がオープニングラップのうちに逃げるも、3周もするとドライタイヤを装着した車両のラップタイムが上回るようになり、その時の最上位は誰あろう川合。その時点で7秒ほどあった差はあっという間に詰まり、5周目のヘアピンで2番手に上がり、6周目の4コーナーで川合は難なくトップに浮上。そのままリードを広げた川合は終盤になると、後続にペースを合わせる余裕さえ見せて独走で初優勝を飾る。
そして、湧也も順位を上げ続け、8周目には5番手に浮上。その後も3台で激しいバトルを繰り広げ、10周目には相次いで2台の前に出て3番手に躍り出る。この結果、初優勝を飾った第10戦以来の表彰台に、川合とともに立つこととなった。
一方、玲次は対照的な展開に。オープニングラップのビクトリーコーナー前で接触があり、31番手にまで後退。マシンにはダメージがなかったことから、その後は激しく追い上げて9位でゴールしたものの、接触にペナルティの判定がされてしまい30秒加算で21位となった。午後から行われた第13戦決勝は、路面は完全に乾いて、初めてドライタイヤを全車が装着する戦いとなった。3人はそれぞれ無難にスタートを切るも、オープニングラップのヘアピンで前方にアクシデントが発生。コース中央で止まった車両を、川合と玲次はギリギリでかわすが、湧也は行き場をなくしてダートから回避せざるを得ず、22番手まで後退する。
川合は玲次を引き連れる格好で、しばらくは周回を重ねて入賞圏内に徐々に近づいていき、7周目には10番手に。そして、最終ラップにもひとつ順位を上げて、9位でフィニッシュ。
川合と離れてからの玲次は、そのままの順位を保って12位。追い上げた湧也ではあったものの18位でフィニッシュとなった。
今季最後の戦いは、湧也が2番手、川合が4番手、そして玲次も9番手と全員シングルからのスタートとなった。
スタートを決めて湧也が1コーナーでトップに立つが、3コーナーでポールシッターの逆転を許す。だが、5コーナーでの相手のミスを見逃さなかった、湧也は再逆転に成功。その直後にまたもアクシデントがあり、1周だけだがセーフティカー(SC)がコースに入る。リスタートも完璧に決めた湧也は、2台を背後に連ねて、激しくトップを競い合う。もはやワンミスも許されぬ厳しい状況を、最後まで耐え抜いた湧也が2勝目をマーク。
一方、スタート直後の混乱もうまくかいくぐった玲次は、1周目のうちに2ポジションアップ。SCが入って後続との差を詰められてしまうも、しっかりと順位を守り続けていたが、9位でのフィニッシュ。
そして川合は3コーナーでの接触を回避しようとダートに出たところで、コースアウトした車両に撃墜され、無念のリタイアを喫することとなった。
これでシリーズは14戦すべてのスケジュールを終了。湧也がランキング6位、孝汰が11位、そして玲次が19位を獲得した。
11月11日(金)から13日(日)にかけてツインリンクもてぎでSUPER GTのシーズン最終大会となる第3戦(オートポリスの代替戦)と第8戦が行われ、ヘイキ・コバライネン/平手晃平組 DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が第3戦で2位、第8戦はポールポジションからトップを独走し今季初勝利を飾り、チーム、そしてこのコンビにとって初となるシリーズチャンピオンを獲得した。SUPER GTのGT500クラス参戦最後のレースとなったLEXUS RC Fは最終戦でトップ5を独占する速さで有終の美を飾った。GT300クラスでは、第3戦でトラブルに見舞われノーポイントに終わるも最終戦にタイトルの可能性を残した嵯峨 宏紀/中山 雄一組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が、第8戦でポールポジションから前半首位を快走したが惜しくも後半かわされ、2位表彰台を獲得。タイトル争いでは惜しくも逆転ならず、シリーズランキング2位でシーズンを終えることとなった。
11月12日(土)~13日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎでSUPER GTの第3戦/第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」が開催された。
5月にオートポリスで予定されていた第3戦が震災の影響で中止となったため、その代替戦が最終大会のもてぎに組み込まれ、「熊本地震復興支援大会」として1大会2レースとして開催。これにより、今大会は12日(土)に第3戦の予選と決勝、13日(日)にシーズン最終戦となる第8戦の予選と決勝が行われるという、忙しいスケジュールに。 SUPER GT史上でも初めてとなる、この変則的な開催となったことで、タイトル争いは全く分からないまま最終戦の週末を迎えることとなった。
12日(土)は朝から好天に恵まれたが、前夜の雨により、予選が行われる朝方はまだ路面はウェット。車両が走行を重ねることで路面は乾いていくと思われたが、ウェットタイヤか、スリックか、悩ましいコンディションで予選を迎えた。 午前9時から15分間一発勝負となる、GT500クラスの予選が気温11度、路面温度12度と朝方ならではの寒いコンディションで開始された。
LEXUS勢では平川亮が駆るKeePer TOM'S RC F 37号車以外はウェットタイヤでコースイン。日差しは強くなるものの、ほぼ無風ということもあって予想以上に路面は乾かず、最後までウェットタイヤ勢が優位の展開となった。
LEXUS勢で気を吐いたのはコバライネンが駆る39号車。残り4分半というところで3番手タイムをマークすると、その翌々周、残り1分を切ったところでついにトップタイムをマーク。コバライネンにとって自身初となるポールポジションを獲得した。39号車はこのポールポジションによる1ポイントを加えたことでランキング2位タイに浮上。その他のランキング上位勢が予選で下位に沈んだこともあり、逆転に絶好の状況で第3戦の決勝を迎えることとなった。
チェッカーが振られた後、最後の最後にタイムを刻んで3番手に飛びこんだのがニック・キャシディのau TOM'S RC F 36号車。関口雄飛がアタックしたWedsSport ADVAN RC F 19号車が8番手につけたが、ランキング上位を争うWAKO'S 4CR RC F 6号車は10番手、ZENT CERUMO RC F 38号車は14番手、スリックタイヤでギャンブルに出た37号車は最後尾15番手グリッドとなった。
GT300クラスでは、嵯峨がアタックを担当した31号車は、タイヤを温めるのに苦戦したが、残り5分を切ったところでその時点での3番手タイムをマーク。このタイムはその後タイムを更新してきたライバルに上回られたが、最後に嵯峨がタイムを更新。最終的に2列目4番手グリッドを獲得した。
飯田 章/吉本 大樹組 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が20番手、永井 宏明/佐々木 孝太組 TOYOTA PRIUS apr GT 30号車は30番手グリッドから決勝に臨むこととなった。
午後1時10分からの決勝レーススタート時には路面は完全に乾き、気温18度、路面温度24度と、前日までとはうって変わって暖かく、過ごしやすい気候の下でスタートが切られた。
ポールポジションの39号車 平手は絶好のスタートを切り後続を引き離すと、その後方では3番手スタートの36号車 伊藤大輔がサイド・バイ・サイドバトルの末に2位へ浮上。2周目には8番手グリッドからこちらも好スタートで2つポジションを上げた19号車 関口雄飛が更に前を攻め5位へ。
3周目にクラッシュ車両によりセーフティカーが導入され、8周目に再スタートが切られると、10番手スタートから7位へと順位を上げていた大嶋和也の6号車が10周目に6位へポジションアップを果たすなど、LEXUS勢が序盤から着実に上位へと躍進していった。
レースが中盤に入り、各車ピットへ向かい、給油とドライバー交代、タイヤ交換を実施。ここで、最後尾15番手スタートで、序盤接触によるスピンを喫しながらも10位まで順位を上げていたジェームス・ロシターから平川へとドライバー交代した37号車が、コースへ復帰した直後にトラブルに見舞われ、無念の戦線離脱。タイトル争いからも脱落してしまった。
レースが折り返しを過ぎ、ほとんどの車両がピット作業を終えても、GT-Rの24号車と関口の駆る19号車がややピットを遅らせる作戦に。
29周終了でピットインした19号車はタイヤ無交換作戦を採り、4位でコースへ復帰。一方、規定周回ぎりぎりの33周を走ってピットへ向かったGT-R 24号車もタイヤ無交換で、首位のままコースへと復帰した。
その後方では、キャシディの36号車とコバライネンの39号車が激しい2位争い。抜きつ抜かれつのバトルが数周にわたって繰り広げられたが、39周目にこのバトルを制し2位に浮上した39号車コバライネンが、首位への猛追を開始した。
その時点で6秒程あった首位との差を、みるみるうちに詰めて行った39号車コバライネンは、50周を終えた時点でその差を1秒フラットに。残り3周の時点でテール・トゥ・ノーズ状態に詰め、逆転を狙った。
わずか0.26秒差で迎えたファイナルラップ、39号車のコバライネンは最後まで首位を追い詰めたが、惜しくも逆転には至らず、2位でチェッカー。しかし、ランキングを争うGT-R 1号車が9位に終わったこともあり、39号車のコバライネン/平手組が3点上回ってのランキング首位に浮上した。
36号車が3位、6号車が4位、19号車が5位、38号車が6位と、予選で苦しんだLEXUS勢も着実に上位へと進出してフィニッシュ。6号車も首位と7ポイント、38号車が11ポイント、19号車、36号車も14,15ポイント差と逆転タイトルの可能性を残して13日(日)の最終戦に臨むこととなった。
GT300クラスでは、4番手グリッドの31号車は嵯峨がスタートを担当、好スタートでポジションをひとつ上げ、3位に浮上すると、更に上位を狙った。
中盤、31号車は中山へとドライバーを交代した後、ランキング首位につける車両とサイド・バイ・サイドでのバトルを繰り広げたが、残りが6周ほどとなったところで突然駆動系に不調を感じピットへ。ピットロードで回復したかと思いそのままコースへと戻ったが、再びトラブルが発生し、レースを終えることとなった(24位完走扱い)。
30号車は16位、60号車が20位で完走を果たした。
13日(日)、好天ながら気温14度、路面温度17度とまだ肌寒いコンディションの下、午前9時5分よりGT500クラスの予選(15分間)が開始された。ほとんどの車両がセッション序盤はコースに出ず待機。まず開始から4分ほど経ったところで19号車の国本がコースへ向かい、他の車両も残り8分ほどになって次々とコースイン。
充分にタイヤを暖め、アタックに入ると、まず4周目に39号車の平手がトップタイムをマーク。これをカルダレッリの6号車が上回ったが、翌周に平手が更にタイムを縮め、前日の第3戦に続き、2戦連続となるポールポジションを獲得した。
ロシターの37号車が2番手、6号車が3番手、そして最後にタイムをマークした19号車が4番手とLEXUS RC F勢が予選トップ4,2列目までを独占する結果に。
伊藤がアタックした36号車が6番手、石浦の38号車が7番手につけ、逆転タイトルを争う決勝に臨むこととなった。
GT300クラスでは、中山雄一がアタックを担当した31号車が7周目にコースレコードを大きく上回るタイムをマーク。今季初めてのポールポジションを獲得した。31号車はポールポジションのボーナスポイントを加え、ドライバーズタイトル争いでは、首位との差を13ポイントに縮めた。
30号車は佐々木孝太のアタックで12番手。60号車は26番手グリッドとなった。
今シーズンの最終戦となる第8戦は快晴、気温20度、路面温度27度と11月としては暖かいコンディションの下、午後1時半に栃木県警の白バイ、パトカー先導によるパレードラン、フォーメーションラップを経て、決勝レース(53周)のスタートが切られた。
スタートは順当に切られ、1周目にカルダレッリの駆る6号車が平川の37号車をパスし2位に浮上。しかし、首位を行く平手の39号車は好ペースで首位を快走。
2位の6号車は大きく離されることなく追走。その後方でRC F勢とGT-R勢のバトルが繰り広げられる中、上位2台が後続を引き離していく展開となった。
20周目を終えたところで、首位を行く39号車がピットイン。給油、タイヤ交換と共に平手からコバライネンへとドライバーチェンジ。翌周以降、次々にLEXUS勢がピットインをしていく一方、タイトルを争う1号車を含むGT-R勢はピットを遅らせる作戦に。
規定周回近くなってピットへ向かった2台のGT-Rはどちらもタイヤ無交換作戦を採り、ピット時間を短縮。上位を占めるLEXUS勢の間に割って入るコース復帰となり、レース後半戦は新しいタイヤと速さで勝るRC F勢がGT-R勢を攻め立てるバトルが中団グループで繰り広げられた。
全車がピットを終えると、39号車は盤石の首位復帰を果たしたが、2位の6号車大嶋が猛追を開始。35周目の時点で5秒以上あった差をじりじりと詰めていき、残り10周を切る頃には、2台はテール・トゥ・ノーズ状態となった。
6号車の大嶋は再三にわたって前を行く39号車コバライネンを攻めるが、コバライネンもミスすることなく冷静な走りで首位を堅守。2台の息をもつかせぬバトルは最後まで続き、観客はシーズン最後の首位争いに酔いしれた。
ファイナルラップまで2台の接近戦は続いたが、逆転はならず、コバライネンの39号車がトップでチェッカー。39号車にとっては今季初、コバライネンにとってはSUPER GTに参戦を開始して2年目にして初めてとなる優勝を飾ると共に、念願のシリーズチャンピオンを獲得することとなった。
コンビを組む平手晃平にとっては2013年(セルモ)以来3年ぶりのタイトル。チーム・サードにとっては国内のGT選手権では初のタイトルを、ドライバーズ、チーム共に獲得。
最後まで39号車を追った6号車は2位に入り、ランキングでも2位でシーズンを終えることに。今季初勝利を挙げるなど躍進著しかった19号車が3位表彰台。36号車が4位、37号車が5位でチェッカーを受け、SUPER GTのGT500クラス参戦3年目で来季からはLC500へと車両の替わるLEXUS RC Fにとって念願のタイトル獲得を、最終戦トップ5独占という最高の形で締めくくった。
GT300クラスでは、嵯峨がスタートを担当したポールポジションの31号車が後続の追撃を凌ぎながら、トップを維持して周回を重ねた。
タイトルを争う直接のライバルであるVivaC 86 MC 25号車が早めのピットをタイヤ無交換で終え、追い上げてきたため、31号車も初の試みながらタイヤ無交換作戦を決行。何とか25号車の前でコース復帰を果たしたが、ペースで勝る25号車の猛追を受け、34周目にかわされて2位に後退。ハイブリッドのパワーを活かして何とか離されることなく中山雄一が粘り強い走りを見せたが、逆転の機会は訪れず、2位でフィニッシュ。ドライバーズランキングも2位でシーズンを終えることとなった。
30号車は首位と同一周回の17位でフィニッシュ。60号車はトラブルでリタイアに終わった。