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2015年11月

その他

御堂筋をフェラーリF1が疾走!! 橋下市長は公道レース開催の爆弾発言も?!

オープニングセレモニーで挨拶する松井府知事

デモ走行は3往復

F1だけでなくこの日は100台のフェラーリが御堂筋に集合。 最新のラ・フェラーリも5台やってきた

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大阪府、大阪市らが作る「御堂筋パーティー2015実行委員会」は11月29日、大阪一の目抜き通りである御堂筋を歩行者に開放するイベント「御堂筋オータムパーティー2015(御堂筋ワンダーストリート)」を開催した。
このイベントは今年を道頓堀開削400周年、大坂の陣から400年など様々な節目の年となるシンボルイヤーと位置づけたもので、その最大の呼び物となったのがF1のデモ走行だ。
使用されたのは2003年にミハエル・シューマッハがワールドチャンピオンを獲得したフェラーリF2003GA。
ドライバーには大阪府出身の元F1ドライバーとして中野信治が選ばれた。

オープニングセレモニーには松井一郎大阪府知事、橋下徹大阪市長らが出席。
「御堂筋の魅力を高めることで大阪全体の消費を拡大したい」と松井知事が挨拶すれば、それを受けて橋下市長も「国の方では公道レース実現に向けての動きがある。それが通ればぜひ大阪の公道でF1レースを開催するべきだ」と意欲を語った。
また、ドライブした中野信治も「御堂筋は子供の頃から何度も遊びに来たし、免許を取ってからは何度も通った。そこでF1を運転するとは思ってもみなかった」と緊張の面持ちで感想を述べた。

走行は松井知事によるスタートの合図で始まり、中野がドライブするF2003GAは全幅43.6m、久太郎町3丁目から南船場3丁目まで、長さ500mの特設コースを3往復、沿道に詰めかけた45万人の大観衆にそのスピードとV10サウンドを披露した。

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松井一郎大阪府知事のコメント
「この御堂筋の魅力を高めることで、大阪に大勢の人が来てくれる。御堂筋に来てくれた方々が大阪各地に行かれることで大阪全体の消費の拡大を実現したい。橋下市長が当面お休みされて、このF1で自分探しの旅に出るかもしれませんが、すぐに探し出して帰って来ると思います。大阪府と大阪市が一つになればこういう大きなことができる」

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橋下徹大阪市長のコメント
「松井府政と橋下市政のキーワードは『挑戦』。誰もが考えつかなかったこと、できないと思っていたことをやるのが方針。その総仕上げのイベントが今回のF1走行。やろうと思えばこういうことができる。関係者の皆様が力を合わせればこういうことができると示された。国の方では公道レース開催に向けた法改正の動きがある。法改正がされれば、僕はまずこの大阪の地で公道レース、F1をやるべきだと思っている。ぜひ実現のために頑張っていきましょう」

中野信治のコメント
「御堂筋は子供の頃から何度も遊びに来たし、免許を取ってからは何度も車で通って慣れ親しんでいるので、今日は興奮しています。F1を目指してレースを始めたが、まさか御堂筋でF1を運転することになるとは思ってもみませんでした。多くの方が関わって頂いたおかげで実現したと思うので、感謝しています。サーキットと違ってμが低いので、緊張するし、集中力が必要です。レースよりも緊張するかもしれません」

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

SF:エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト鈴鹿総合結果

メーカー・ルーキーテスト -RIJ- (2015/11/25-26) Total Testing
SUPER FORMULA エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTireSession1
Session2
Session3
TimeBehindkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14 YH1'38.969
1'47.353
*1'37.695
1'37.695-213.984
216山本 尚貴TEAM 無限SF14 YH1'38.331
1'53.126
*1'37.798
1'37.798 0.103213.759
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14 YH*1'37.831
1'49.990
1'38.332
1'37.831 0.136213.687
48小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14 YH1'39.005
1'56.228
*1'37.900
1'37.900 0.205213.536
510塚越 広大REAL SF14 YH1'38.749
1'52.155
*1'38.288
1'38.288 0.593212.693
638石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14 YH1'38.574
1'57.501
*1'38.336
1'38.336 0.641212.589
71中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14 YH1'39.417
1'56.860
*1'38.380
1'38.380 0.685212.494
820関口 雄飛LENOVO TEAM IMPUL SF14 YH1'38.948
1'46.873
*1'38.525
1'38.525 0.830212.182
939国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14 YH1'38.862
1'58.953
*1'38.589
1'38.589 0.894212.044
1064中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14 YH1'38.951
1'58.031
*1'38.650
1'38.650 0.955211.913
1111伊沢 拓也REAL SF14 YH-
1'51.843
*1'38.711
1'38.711 1.016211.782
124ニック・キャシディFUJI×D'station KONDO SF14 YH1'39.721
1'58.547
*1'38.757
1'38.757 1.062211.683
1365ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14 YH1'40.503
1'50.916
*1'38.768
1'38.768 1.073211.660
1434小暮 卓史DRAGO CORSE SF14 YH*1'38.794
1'53.154
1'38.852
1'38.794 1.099211.604
1515リッチー・スタナウェイTEAM 無限SF14 YH1'40.252
1'51.757
*1'38.861
1'38.861 1.166211.461
1618中山 雄一KCMG Elyse SF14 YH1'38.963
2'00.253
*1'38.923
1'38.923 1.228211.328
177ロイック・デュバルACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14 YH-
-
*1'39.242
1'39.242 1.547210.649
183ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14 YH*1'39.258
1'58.581
1'39.321
1'39.258 1.563210.615
1941

40
ジャズマン・ジャファーDOCOMO DANDELION M41Y/S SF14 YH1'39.422
-
*1'39.261
1'39.261 1.566210.608
207平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14 YH*1'39.282
1'57.385
-
1'39.282 1.587210.564
2140ストフェル・バンドールンDOCOMO DANDELION M40S SF14 YH*1'39.904
1'52.615
-
1'39.904 2.209209.253
2241ステファノ・コレッティDOCOMO DANDELION M41Y SF14 YH-
1'54.260
*1'40.075
1'40.075 2.380208.895
2311金石 年弘REAL SF14 YH*1'41.615
-
-
1'41.615 3.920205.729

SUPER FORMULA

SF:エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト鈴鹿3回目結果

メーカー・ルーキーテスト -RIJ- (2015/11/26) Official Testing 3 Weather:Cloudy Course:Dry
SUPER FORMULA エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeamEngine TireTimeBehindGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RI4AYH1'37.695--213.984
216山本 尚貴TEAM無限HONDA HR-414EYH1'37.798 0.103 0.103213.759
38小林 可夢偉KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RI4AYH1'37.900 0.205 0.102213.536
410塚越 広大REAL RACINGHONDA HR-414EYH1'38.288 0.593 0.388212.693
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPULTOYOTA RI4AYH1'38.332 0.637 0.044212.598
638石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4AYH1'38.336 0.641 0.004212.589
71中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RI4AYH1'38.380 0.685 0.044212.494
820関口 雄飛LENOVO TEAM IMPUL TOYOTA RI4AYH1'38.525 0.830 0.145212.182
939国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4AYH1'38.589 0.894 0.064212.044
1064中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR-414EYH1'38.650 0.955 0.061211.913
1111伊沢 拓也REAL RACINGHONDA HR-414EYH1'38.711 1.016 0.061211.782
124ニック・キャシディKONDO RACINGTOYOTA RI4AYH1'38.757 1.062 0.046211.683
1365ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACINGHONDA HR-414EYH1'38.768 1.073 0.011211.660
1434小暮 卓史DRAGO CORSEHONDA HR-414EYH1'38.852 1.157 0.084211.480
1515リッチー・スタナウェイTEAM 無限HONDA HR-414EYH1'38.861 1.166 0.009211.461
1618中山 雄一KCMGTOYOTA RI4AYH1'38.923 1.228 0.062211.328
177ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA HR-414EYH1'39.242 1.547 0.319210.649
1840ジャズマン・ジャファーDOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR-414EYH1'39.261 1.566 0.019210.608
193ジェームス・ロシターKONDO RACINGTOYOTA RI4AYH1'39.321 1.626 0.060210.481
2041ステファノ・コレッティDOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR-414EYH1'40.075 2.380 0.754208.895

SUPER FORMULA

SF:メーカー・ルーキーテスト鈴鹿1日目 インパル勢がそろい踏み。午前はJ.P.オリベイラが、午後はルーキー関口雄飛がトップタイム

 日本レースプロモーション(JRP)は25日、三重県の鈴鹿サーキットで来季採用されるヨコハマタイヤのテストを兼ねた「エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト」を行い、午前の走行ではジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)が、ウェット路面となった午後の走行では遅れてきた大型ルーキー関口雄飛(同)がトップタイムを記録した。

 テストに参加したルーキーは、今季全日本F3王者のニック・キャシディ(KONDO RACING)、来季スーパーフォーミュラ(SF)への参戦を模索しているセオドールレーシングからリッチー・スタナウェイ(TEAM無限)、2011年全日本F3王者で先週のマカオGPにも参戦した関口雄飛(LENOVO TEAM IMPUL)、圧倒的な速さで今季GP2の王者に輝いたストフェル・バンドールン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、トムスからマカオGPに出場経験のあるジャズマン・ジャファー(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、今季インディーカーに参戦していたステファノ・コレッティ(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の6名。さらに2009年のSFチャンピオン、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が1年間のブランクを経て古巣からテストに参加する予定だ。

 午前中のテストは午前9時から行われたが、マシンのコースアウトが相次ぎ何度も赤旗で中断されれ、予定より10分間延長して11時40分まで行われた。

 こんな中、トップタイムを記録したのは1分37秒831でジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)。このタイムは今年の最終戦で山本尚貴(TEAM無限)が記録したポールタイム1分37秒963を上回るもので、ヨコハマタイヤはすでにこの時点で今季までのブリヂストンタイヤに匹敵する性能に達しているようだ。ただし、コースアウトも多くピーキー性格を持っているのかも知れない。

 午前中のテスト終盤に降り出した冷たい雨により、午後1時30分から行われた2回目の走行はウェットコンディションとなった。このセッションもコースアウトが相次ぎ、終了予定の午後4時直前に関口雄飛(LENOVO TEAM IMPUL SF14)がコースアウトしたため赤旗終了となった。

 トップタイムを記録したのはその関口で1分46秒873。2位に付けたレギュラーのアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)を0秒5近く上回わった。

 テストは明日も午後から1回のセッションが行われる。

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Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI

SUPER FORMULA

SF:エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト鈴鹿2回目結果

メーカー・ルーキーテスト -RIJ- (2015/11/25) Official Testing 2 Weather:Rainy Course:Wet
SUPER FORMULA エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeamEngine TireTimeBehindGapkm/h
120関口 雄飛LENOVO TEAM IMPUL TOYOTA RI4AYH1'46.873--195.608
22アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RI4AYH1'47.353 0.480 0.480194.733
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPULTOYOTA RI4AYH1'49.990 3.117 2.637190.065
465ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACINGHONDA HR-414EYH1'50.916 4.043 0.926188.478
515リッチー・スタナウェイTEAM 無限HONDA HR-414EYH1'51.757 4.884 0.841187.059
611伊沢 拓也REAL RACINGHONDA HR-414EYH1'51.843 4.970 0.086186.916
710塚越 広大REAL RACINGHONDA HR-414EYH1'52.155 5.282 0.312186.396
840ストフェル・バンドールンDOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR-414EYH1'52.615 5.742 0.460185.634
916山本 尚貴TEAM無限HONDA HR-414EYH1'53.126 6.253 0.511184.796
1034小暮 卓史DRAGO CORSEHONDA HR-414EYH1'53.154 6.281 0.028184.750
1141ステファノ・コレッティDOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR-414EYH1'54.260 7.387 1.106182.962
128小林 可夢偉KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RI4AYH1'56.228 9.355 1.968179.864
131中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RI4AYH1'56.860 9.987 0.632178.891
147平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RI4AYH1'57.38510.512 0.525178.091
1538石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4AYH1'57.50110.628 0.116177.915
1664中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR-414EYH1'58.03111.158 0.530177.116
174ニック・キャシディKONDO RACINGTOYOTA RI4AYH1'58.54711.674 0.516176.345
183ジェームス・ロシターKONDO RACINGTOYOTA RI4AYH1'58.58111.708 0.034176.295
1939国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4AYH1'58.95312.080 0.372175.743
2018中山 雄一KCMGTOYOTA RI4AYH2'00.25313.380 1.300173.843

SUPER FORMULA

SF:エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト鈴鹿1回目結果

メーカー・ルーキーテスト -RIJ- (2015/11/25) Official Testing 1 Weather:Cloudy Course:Dry
SUPER FORMULA エンジンメーカー・ルーキードライバーテスト 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeamEngine TireTimeBehindGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPULTOYOTA RI4AYH1'37.831--213.687
216山本 尚貴TEAM無限HONDA HR-414EYH1'38.331 0.500 0.500212.600
338石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4AYH1'38.574 0.743 0.243212.076
410塚越 広大REAL RACINGHONDA HR-414EYH1'38.749 0.918 0.175211.700
534小暮 卓史DRAGO CORSEHONDA HR-414EYH1'38.794 0.963 0.045211.604
639国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RI4AYH1'38.862 1.031 0.068211.458
720関口 雄飛LENOVO TEAM IMPUL TOYOTA RI4AYH1'38.948 1.117 0.086211.275
864中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR-414EYH1'38.951 1.120 0.003211.268
918中山 雄一KCMGTOYOTA RI4AYH1'38.963 1.132 0.012211.243
102アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RI4AYH1'38.969 1.138 0.006211.230
118小林 可夢偉KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RI4AYH1'39.005 1.174 0.036211.153
123ジェームス・ロシターKONDO RACINGTOYOTA RI4AYH1'39.258 1.427 0.253210.615
137平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RI4AYH1'39.282 1.451 0.024210.564
141中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RI4AYH1'39.417 1.586 0.135210.278
1541ジャズマン・ジャファーDOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR-414EYH1'39.422 1.591 0.005210.267
164ニック・キャシディKONDO RACINGTOYOTA RI4AYH1'39.721 1.890 0.299209.637
1740ストフェル・バンドールンDOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR-414EYH1'39.904 2.073 0.183209.253
1815リッチー・スタナウェイTEAM 無限HONDA HR-414EYH1'40.252 2.421 0.348208.527
1965ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACINGHONDA HR-414EYH1'40.503 2.672 0.251208.006
2011金石 年弘REAL RACINGHONDA HR-414EYH1'41.615 3.784 1.112205.729

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Super Car Race Series

SCR:第9,10戦富士フォトギャラリー

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Photo: Hiroshi ICHIMURA

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第13,14戦もてぎ 里見乃亜、結果には結びつけなかったが、2レースで果たせた激しい追い上げ、最終大会には多くの収穫と課題が。これらを糧に今後の飛躍を期待 (Le Beausset)

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 ル・ボーセモータースポーツが今年から新たに挑む、FIA-F4選手権の第7大会がツインリンクもてぎ(栃木県)で、11月14日(土)〜15日(日)に開催された。過去2大会は里見にとって初めて挑むサーキットが舞台だったが、今回の舞台は、昨年までスーパーFJを戦っていた、いわばホームコース。最終決戦として集大成にするには、うってつけの舞台となった。

予選 11月14日(土) 天候/雨 コース状況/ウエット

 今回も練習走行が木曜日から開始され、金曜日ともどもコンディションに恵まれていた。こと木曜日に関してはセッションごとにタイムを縮めていき、最終的にはトップから1秒と遅れぬタイムで、手応えもしっかり掴んでいた。しかし、金曜日の走行では2セッションとも赤旗の連発で思うようなアタックが出来ず、リズムに乗りきれないまま全てのセッションを終える形となった。

 一転、土曜日からはあいにくの雨模様。FIA-F4でウェットコンディションのもてぎを走るのは初めてだったこともあり、予選開始直後は手探りの状態で始まったが、それでも着実にタイムを縮めていく。タイヤに熱も入りこれからアタックに入ろうしたところで赤旗が出され、計測は中断。さらに、その間にますます雨は勢いを増していき路面状況が変化していった。

 感覚をつかみつつあった段階での中断は、少々痛かったのは事実。ほとんどのドライバーが再開後は短縮できなかった中、3周目でタイムを更新し、さらにラストラップには13秒258をたたき出しベストタイムを記した。それぞれのタイムがグリッド決定要素となり、第13戦には25番手、そして第14戦には24番手から決勝レースに挑むこととなった。

決勝 第13戦 11月14日(土) 天候/雨 コース状況/ウエット

 第13戦決勝レースも、引き続きウェットコンディションで競われた。好スタートを決めると、イン側グリッド前方でエンジンストールさせた車両も、アウト側のグリッドから進路を変えることなく、しっかり加速していったことで難なくかわし、さらにコースの随所でのコースアウトもかわし続け、オープニングラップ終了時点で8ポジションアップとなる、17番手につける。ストレート上ではストール車両と激突して止まっていた車両もあったため、間もなくセーフティカーランが行われた。リスタートも決めて、まずは1台をパス。その後も14番手を争う集団の中で、さらなる浮上を狙う。

 そして、5周目、6周目に相次いで1台ずつ抜き去り、さらに先行車両の後退もあって13番手にまで躍り出る。その時点で前を走るマシンとの差は5秒以上もあったが、自己ベストを更新し続けて、徐々に近づいていき、ラスト3周は完全に背後にピタリとつけた状態に。そのまま最終ラップへ突入し、ヘアピンコーナーでオーバーテイクを果たし、12位でフィニッシュすることとなった。

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決勝 第14戦 11月15日(日) 天候/曇り コース状況/ウエット

 第13戦では13台抜きを果たしてはいたが、これに満足することなく次の第14戦につなげるため、レース後にはしっかりミーティングを行い、走行データからドライビングにいくつかの改善点が見つかった。そして修正したイメージを頭に叩き込んだ上で、第14戦決勝レースに挑むこととなった。

 早朝まで降り続いていた雨は、スターティンググリッドに並ぶ頃には止んでいたが、路面は依然として濡れたまま。もちろん、全車がウェットタイヤを装着していた。第13戦につづいて第14戦も抜群のスタートを決め、4コーナーまではオーバーテイクの連続で7台を抜き一気に順位を上げる。しかし、続く5コーナーの立ち上がりで後続車両から押され、スピンを喫してしまう。幸いダメージはなく、すぐに復帰はできたものの、29番手にまで後退。それでも2周目には3台を、3周目にも2台を、さらに4周目にもまた2台を抜いて22番手にまで返り咲く。前との車両の差もごくわずか。このまま順位を上げ続けていくことも期待されたが、5周目の90度コーナーで、先行車両のインを刺そうとした直後のブレーキング時に姿勢を乱して接触。コースアウトして、レースを終えることとなった。

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チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 里見も走りなれたコースだけに自信を持って臨んだ大会だったが、良い感触を掴めたドライでの練習走行から、予選はウェットコンディションになったことでリズムを崩してしまった。第1レースでは十分な追い上げが出来たので、第2レースも期待していたが、7台抜きしたところで後方から押されてスピンしてしまったようだ。
Driver 里見乃亜(Noa Satomi)COMMENT
 第13戦はスタートが決まって、最初からプッシュすることもでき、混乱もすり抜けて着実に順位を上げていったことで12位になれました。土曜日決勝後の監督からのアドバイスも頭に入れつつ、いいイメージで第14戦に挑みました。スタートは今年一番と言えるぐらい決まって、4コーナーまでに10台ぐらい抜けていたはずなんです。なのに、5コーナーでアウトから来たクルマと軽い接触があって、一回転して失速してしまいました。そこから毎周抜き続けることができたんですが、90度コーナーのブレーキング時に姿勢を乱し、相手を巻き込んでしまったことを申し訳なく思います。やっぱり予選が良くなかったのが、こうなってしまった最大の理由です。
Le Beausset Motorsports

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第13,14戦もてぎ 坪井翔がFIA-F4初のシリーズチャンピオンを獲得 (DRP)

DREAM RACING PROJECT
FIA-F4第13・14戦DRPレースレポート

  • FIA-F4第13・14戦DRPレースレポート
  • ツインリンクもてぎ(栃木県)
  • 11月14日(土)予選・第13戦決勝レース 雨
  • 11月15日(日)第14戦決勝レース 雨のちくもり
  • 観客動員数:50,000人(2日間)
  • ☆参戦ドライバー
    • 坪井 翔:#36 FTRSスカラシップF4 TOM’S SPIRIT
    • 三笠雄一:#51 B-MAX RACING F110 B-max
  • ☆参加美人時計モデル
    • まーちゃんさん、ももこさん、みんちゃんさん

☆11月14日(土)8:00~ 公式予選

 ドライコンディションだった練習走行では連日坪井選手がトップタイム。三笠選手も4番手タイムをマークしていた。抜きづらいと言われるツインリンクもてぎでは予選が重要となるが、練習走行とは一転、前日夜から雨が降り始めウェットコンディションとなった。予選開始序盤は先頭から走り始めた坪井選手がタイミングモニターの最上位で周回していく。一方三笠選手は走り始めからタイムが上がらない。中盤はライバル選手が軒並みタイムアップし、坪井選手の順位がみるみる落ちていくとコースアウト車両が2台発生し赤旗中断。再開後も坪井選手はタイムがのびず9番手、三笠選手は中断中にセットを変更し一気にタイ ムアップするが14番手止まりとなってしまう。

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☆11月14日(土)13:10~ 第13戦決勝レース

 9番手スタートの坪井選手はスタートを決め6位に上がるが、スタート直後にクラッシュが発生しセーフティーカーランとなってしまう。シリーズタイトルを争う牧野選手は、順位を上げてトップに躍り出ていた。セーフティーカーランからの再スタートはチャンスが少なく、5位に上がったものの4位選手を抜きあぐねている間に、トップ3台との差が大きく開いてしまう。そしてチャンスがないまま5位フィニッシュとなり、優勝した牧野選手とのポイント差が8と狭まってしまった。三笠選手もスタートの混乱をうまくかわし10位までポジションを上げていた。しかし、再スタート後の6周目2コーナーでスピンコースアウトし大きく順位を落とした後、90度コーナーでもコースアウトしてしまいリタイアとなった。

☆11月15日(日)10:05~ 第14戦決勝レース

 坪井選手がチャンピオンを取るには、ポールスタートの牧野選手が優勝したとして3位以内に入らなければならない。前日はスタート後すぐにセーフティーカーランとなってしまいチャンスが無くなってしまったが、9番手スタートからは、1・2周で大きく順位を上げなければならない。大きなプレッシャーの中スタートが切られると、ここ4戦連続のロケットスタートで一気に2台交わす。しかし、大外刈りで攻めた1コーナーは若干行き過ぎてしまうものの、うまくリカバリーし5位の選手の背後につける。5コーナー立ち上がりでクロスラインをとり5位浮上。ヘアピンカーブでもアウトサイドから仕掛けて4位に。1周目に5台抜きで場内を沸かせる。そして2周目のV字コーナー立ち上がりで、早くも3位にポジションアップし自力でチャンピオンの権利を得る順位まで挽回した。この間にトップ牧野選手は5秒差、2位根本選手には2.5秒差あった。その後も異次元の走りで追撃の手を休めず、なんと5周目には2位根本選手の背後まで迫る。防戦一方の根本選手だが、接触だけは絶対に避けなければならない坪井選手は、8周目のV字コーナーでやっと攻略し2位浮上。トップ牧野選手とは4秒弱の差、残り4周。誰もがこのままの順位でチャンピオン獲得と思われたが、そこからさらにギヤが入りファステスト連発で追いかける。毎周1秒以上速いペースでトップを追いかけ、最終ラップにはテールトゥーノーズにまで持ち込んで見せた。観客騒然の手に汗握るトップ争いチャンピョン争いは、ヘアピンコーナーで坪井選手がインから仕掛けて一瞬トップに出るも、牧野選手もアウトサイドで粘る。立ち上がりは牧野選手のスペースを空けた坪井選手の加速が若干にぶりダウンヒルストレートで再び牧野選手が前に。坪井選手もブレーキングでアウトサイドから仕掛けるも、スピン車両があり黄旗が振られチャンスを逃す。FIA-F4選手権1年間の闘いは、最後の最後まで激しい争いでチェッカーフラッグとなった。

 最終戦優勝の牧野選手の悔し涙と2位坪井選手の嬉し涙は、見ている者のに感動を与えてくれました。この2選手だけではなく、それぞれの選手にそれぞれのドラマがあり感動を与えられたと思います。三笠選手も前年度F4グランドチャンピオンのタイトルから優勝候補だったにもかかわらず、最後まで悔しい思いをしながらも真摯に取り組んだ姿は、応援してくれている方々に感動を与えられたと思います。来年以降もこのシリーズがレースの甲子園として定着してモータースポーツ文化を築いていくことを切に願います。

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☆坪井選手コメント

 ドライコンディションでの練習日までは自信がありました。気の緩みということはないのですが、ウェットコンディションの予選では全くダメで、牧野選手はフロントロースタートなので一気に追い込まれました。前日も9番手スタートで5位フィニッシュは、ちょっと慎重な部分があったのかなと一晩考えた結果、とにかく攻めていこうと、最終戦はとにかく勝ちを狙いに行きました。3位以内でチャンピオンと言われていましたが9番手スタートでしたし、守りのレースだけはしたくなかったのでセットも大幅に変えてもらい挑みました。やはり去年もそうでしたがレベルの拮抗したワンメイクレースだとなかなか抜けなくて、ス タートがすごく重要だと痛い目にあってきたので、オートポリスでのスタートの改善と結果はすごく自信になっていました。追い込まれた中でもスタートをきっちりと決めて、最高のパフォーマンスを出すことができたのは成長を実感しています。ラストラップは無我夢中でしたが、今シーズン何回か当てられて悔しい思いをしていたので、牧野選手とはクリーンなバトルで締めくくれて良かったです。カートからステップアップしたFCJでは速く走ることしか考えてなくて、1年目は結果が伴わず、2年目は2勝して最大のチャンスだった最終戦を決めることができませんでした。そこから背水の陣で挑んだ去年のFCクラスと今年の FIA-F4では、ドライビングスキルだけではなくいろいろな面で大きく成長できたと思います。来シーズンはこの自信と共に更に準備を怠らず、ステップアップできればと思います。ここまで支えてくれた皆さんに恩返しできるように来年も頑張ります。

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☆三笠選手コメント

 オートポリスの直後にチームにテストの機会をいただきマシンの確認をしたのですが、すごく調子が良く、練習日もトップ5に入るタイムが出ていたので予選を楽しみにしていました。ドライコンディションから一転してウェットでの予選となりましたが、みんな同じ条件なので特に気にしていませんでしたが、走り始めからグリップ感がなく焦っていました。終盤赤旗中断となったので、できる範囲でセットを変えてもらい再開後はかなり良いフィーリングで一気に2秒もタイムアップしましたが、時間切れとなってしまいました。13戦はスタートからポジションアップして前のマシンを追いかけていたのですが、2コーナーで前の選手がミスしたのでチャンスと思い攻め過ぎてしまいスピンしてしまいました。最終戦も1周目で11位までポジションアップしたのですが、2周目の最終コーナーで当てられてスピンしてしまいました。今シーズンは開幕戦から第三大会の富士までトップ争いにいながら波に乗れず、鈴鹿以降は全くダメでした。この悔しい経験を無駄にしないように、自分に足りないものを考えて改善していきたいと思います。来シーズンはどうなるかわかりませんが、応援してきていただいた方々の期待に応えられるように努力したいと思います。

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☆リザルト

【第13戦】

  • 坪井 翔:#36 FTRSスカラシップF4 予選9位 決勝 5位
  • 三笠雄一:#51 B-MAX RACING F110 予選14位 決勝リタイア

【第14戦】

  • 三笠雄一:#51 B-MAX RACING F110 予選9位 決勝2位
  • 坪井 翔:#36 FTRSスカラシップF4 予選14位 決勝17位
FIA-F4選手権公式リザルト:http://fiaf4.jp/results
ドリームレーシングプロジェクトプレスリリースhttp://drp.xyz-one.jp/

SUPER GT

SGT:2015年シリーズチャンピオンのコメント

ドライバーズチャンピオン

GT500クラス

松田次生(#1MOTUL AUTECH GT-R)
gt-2015-pc-matsuda 本当にまだ信じられない感じです。今年を振り返ると開幕戦をトラブルでリタイヤして「流れが悪いな」と思ったんですけど、第2戦で勝って。でもそこから第6戦まで波に乗れず、ポイントを取るのが精一杯の状況でした。いろいろ課題もあったし、何がダメなのかを見直して臨んだオートポリスでミラクルに勝つことができて、そこで流れが変わりました。一番大きなポイントはオートポリスだったと思います。
昨日も公式練習で雨が少ない時に2位に上がれました。ちょうどマッチングするいいタイヤがあったので。予選は予想外に雨が降ってしまいましたけども、決勝の前に雨が降りましたが、僕たちにとっては恵みの雨でしたね。その分、ロニー選手がそれを生かして本当に凄い走りをしてポジションを上げてくれましたし、ピットも今年最速の作業をしてくれたので、あとは僕がポジションを上げた時に押さえ切りたいと思いました。平川選手との接触もありましたが、12号車が4番手という表示を見た時に、今日は無理に1位を取りに行くよりきっちり2位でチャンピオンを取りに行こうと。
最多勝記録はお預けになっちゃいましたけど、それはまた来年の目標としてやっていきたいと思います。
一番はチーム、鈴木監督とロニー選手とあとミシュランタイヤ、一番苦しい時に支えてくれた家族に感謝して。一人でとれるものじゃないんで、みんなに感謝したいです。
ロニー・クインタレッリ(#1MOTUL AUTECH GT-R)
gt-2015-pc-quintarelli 正直1日前はチャンピオン無理かなと思った。オートポリスのスタート前も同じ気持ちだったけど、諦めない気持ちで決勝を走ろうと。今日はスタート前はスリックタイヤでいけそうな路面だったので選択にすごい悩んでたら、雨が降ってくれて、迷いがなくなってレインタイヤと決まったら自信がつきました。少ない雨の量にタイヤのマッチングが良くて、路面が乾いてくればさらにペースアップができる。僕の第一スティントの課題は硬めのタイヤなので問題はスタートだけでしたが、そこもうまくいった。あとは目の前で12号車がピットに入っていくのが見えたので、そこからはチャンスと思ってフルプッシュで走って、まだガヤガヤしてるところに12号車がつかえている前に出ることができた。その1周の差、ピット作業の速さの差が出たと思います。
ツギオもオートポリスと同じように強い気持ちで後ろを押さえてくれると信じて見ていました。このレースで5年ぐらい僕の人生が短くなったんじゃないかな(笑)
ツギオも今年の夏くらいから努力してすごいシェイプアップしてくれた。今年はすごい感謝してる。アスリートになったね。

GT300クラス

アンドレ・クート(GAINER TANAX GT-R)
gt-2015-pc-couto 最高の気分です。GTに参戦して今年で7年になります。僕はマカオの生まれですが、スーパーGTのことは参戦するずっと前から知っていて、ずっと走りたいと思っていたし、プレイステーション1のソフトが出た時にはすぐに買いに行って遊んでました。
チャンピオンを獲得できたことで、夢が叶いました。一番の目標を果せて本当に嬉しいです。これからもGTを続けていきたいと思います。来年が楽しみです。
(今年の勝因はタイヤのパフォーマンスも影響しているのではないか)もちろんそれもあるが、他のチームがミスをしてレースを落としていたのも大きいと思います。僕一人でチャンピオンを取れたとは思っていません。チヨ、トミタ、3人の結果だと思っています。チーム全員でとったチャンピオンです。

チームチャンピオン

GT500クラス

鈴木豊(NISMO監督)
gt-2015-pc-suzuki シーズンを迎えるにあたり、松田選手の最多勝とロニー選手の4度目のチャンピオンを目標にしていました。ロニーの4度目のチャンピオンは実現しましたが、松田選手の記録はまた来年に持ち越しです。この二つの目標の他に考えていた課題は「強いチームを作る」ことでした。我々はメーカーのワークスチームということもあって新規則が導入された去年はアドバンテージがありましたが、今年は他も追いついてきてアドバンテージがなくなると思っていました。クルマの速さだけではなくて強いチーム作りを目指してきました。今シーズンは歯車の噛み合わないレースが続いていましたがオートポリスで修正できて。昨日の予選でも苦しい状況があったんですけど「このチームならできる」という自信が3割か4割ぐらいはありました。今日はそれを実現できて、最終戦にしてやっと課題が達成できたかなと思います。
ロニーは向上心が強く、その分我々にも「もっともっと」と要求もしてくる。それに応えようと頑張った結果、今年はピットミスが全くありませんでした。ドライバーに負けないぐらいチームクルーもアスリートでした。

GT300クラス

田中哲也(GAINER監督)
gt-2015-pc-tanaka ありがとうございます。去年はドライバーズタイトルが取れませんでしたが、今年は両方取ることができました。チームオーナーをはじめ、タイヤメーカーさん、メカニック、みんなの頑張りで取れたチャンピオンです。速いとき速くないときありましたけど、開幕戦以来10号車、11号車のどちらかが毎戦表彰台を取れました。それができたのはチーム力がかなりあるということを証明できたかなと思います。理想を言えばランキング1位2位取りたかったんですけど、それはできなかったんで、来年はそれを目指して頑張っていきたいと思います。
今年タイトルが取れたのは、GT-Rが安定して早かったこと、ミスがなかったことが大きいです。ついてないな、ってのはありましたが。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ カルダレッリ/平川組 LEXUS RC Fがポール・トゥ・ウィンで今季2勝目! GT300クラスの嵯峨/中山組トヨタ プリウスも圧倒的な速さで2勝目を挙げる (TOYOTA)

 SUPER GTの今季最終戦(第8戦)がツインリンクもてぎで行われ、ウェットスタートから乾いていく難しいコンディション、途中セーフティカー導入という波乱のレースを、アンドレア・カルダレッリ/平川亮組 KeePer TOM'S RC F 37号車がポール・トゥ・ウィンで制し今季2勝目を挙げた。GT300クラスでも、ポールポジションから圧倒的な速さを見せた嵯峨宏紀/中山雄一組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が、セーフティカーランでマージンを失い、順位も落とすも、後半猛烈な追い上げを見せ、ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。

ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げたKeePer TOM'S RC F 37号車のアンドレア・カルダレッリ(左)と平川亮(右)

ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げたKeePer TOM'S RC F 37号車のアンドレア・カルダレッリ(左)と平川亮(右)

 11月14日(土)~15日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎでSUPER GTの第8戦(最終戦)「MOTEGI GT 250km RACE」が開催された。

 前戦オートポリスからわずか2週間。全8戦で戦われてきた2015年のSUPER GTも最終戦を迎えた。今季のSUPER GTは6チームがタイトル獲得の可能性を残しての最終戦となった。

 LEXUS GAZOO Racingでは、今季未勝利ながら2位2回、3位1回と着実にポイントを重ねて来た立川祐路/石浦宏明組のZENT CERUMO RC F 38号車が首位と13ポイント差の3位、夏の鈴鹿1000kmを制した伊藤大輔/ジェームス・ロシター組PETRONAS TOM'S RC F 36号車が17ポイント差の6位につけ、優勝で20ポイント獲得出来る最終戦での逆転の可能性を残して今大会に臨んだ。

 今大会は全車ウェイトハンデ無しの真っ向勝負。SUPER GTの中では短い250kmで争われた。

◆予選◆

 14日(土)、予選日のもてぎは朝から雨に見舞われ、路面は完全なウェット。気温13度、路面温度15度のコンディションで、午後2時よりノックアウト方式の予選が行われた。

 ウェットという事もあり、予選Q1(15分)のセッション開始から全車コースイン。予選前までは弱くなっていた雨が、セッション開始と共に強さを増していったが、各車タイヤを温めタイムアップ。セッション中盤にはLEXUS RC Fがトップ5を占めた。

 その後、ライバルにタイムを塗り替えられるも、逆転タイトルを狙う石浦の38号車が2番手、伊藤の36号車が3番手、ヘイッキ・コバライネンのDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が4番手、アンドレア・カルダレッリのKeePer TOM'S RC F 37号車は若干のミスがありながらも5番手タイム。関口雄飛のWedsSport ADVAN RC F 19号車が8番手につけ、LEXUS RC Fは5台がQ2へ進出。

 国本雄資がアタックしたENEOS SUSTINA RC F 6号車はタイムが伸びず10番手でQ1敗退となった。  予選Q2(12分)はさらに雨が強さを増す厳しいコンディションに。38号車の立川は2度にわたってコースオフを喫するなど、各車ぎりぎりでのタイムアタックを展開。

 セッション中盤以降、次々にタイムが塗り替えられていく中、37号車の平川が他車を大きく引き離すトップタイムをマーク。終盤にかけ、ライバル勢もタイムアップを図るも、平川のタイムは上回れず、37号車が開幕戦以来今季2度目となるポールポジションを獲得。

 36号車が4番手、38号車は6番手、39号車が7番手、19号車が8番手から明日の決勝に挑むこととなった。

 GT300クラスでは、朝の公式練習走行終盤にコースオフを喫し、車両にダメージを負ったTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が何とか修復を終え、Q1(15分)の残り11分を切ったあたりでコースイン。限られた周回ながら中山雄一が健闘を見せトップタイム争いを展開。2番手をコンマ6秒以上引き離す速さを見せ、暫定トップでQ2進出を果たした。

 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は20番手でQ2進出ならず。

 Q2(12分)はQ1よりも雨脚が強まり、31号車の嵯峨は一旦コースインしたものの、すぐにピットへ戻り、タイヤを交換。このタイヤ交換作戦は効を奏し、強まる雨にスピンやコースオフが多発する中、嵯峨宏紀が快走。他車を2秒近く引き離す圧倒的なタイムをマークし、今季2度目となるポールポジションを獲得した。

◆決勝◆

 15日(日)も雨が残り、朝のフリー走行もウェットコンディション。しかし、決勝レースの行われる午後には雨は止むという予報のため、路面が乾き始めていた決勝前のウォームアップランは、通常8分間のところ、18分間に延長して実施された。

 しかし、決勝レースが始まる直前、午後1時過ぎには再び雨が降り始め、全車ウェットタイヤを装着して走行開始。路面は濡れているものの雨はほぼ止み、雲の切れ間から青空が覗く、難しいコンディション下で、午後1時40分、パレードラップとフォーメーションラップに続き、決勝レース(53周)のスタートが切られた。

 まだ水煙が上がるコンディションの中、ポールポジションの37号車カルダレッリは首位をキープ。後方では、4位の36号車から6位の38号車まで3台によるバトルとなり、これを制した立川の38号車が4位で1周目を終えて戻って来た。4位に浮上した38号車は、さらにその勢いで3位の車両にも迫ると、やがて2位の車両のペースが落ちてきたこともあり、3台での2位を争いを展開した。

 10周目、6位を走行していたロシターの36号車がメインストレート上で突然スローダウン。駆動系のトラブルに見舞われ、そのままピットロード出口に車両を停めることに。逆転タイトルの可能性を残していた36号車だったが、ここでレースを終えることとなってしまった。

 ひとりのドライバーが走らなくてはならない最低周回数18周を過ぎると、ドライバー交代、タイヤ交換のために各車ピットへ。苦戦しポジションを落としていた6号車が19周目、22周目終了時には38号車、その翌周首位の37号車がピットイン。38号車はリアタイヤの交換時に若干のタイムロス。

 ライバル勢も次々にピットイン。一足先にピットインしていた38号車の石浦は、ライバルよりも温まっているタイヤの優位性を活かし、ポジションアップを狙ったが、GT300クラスの車両をかわそうとして、まだ濡れている路面に足をすくわれコースオフ。ポジションを落としてしまった。

 27周目、接触で大破した車両の部品がコース上に散らばったため、セーフティカーが導入。首位の37号車は10秒以上あった後続との差を失うことになってしまった。

 32周目、残り22周でレースは再開。この再スタート直後、前を行く周回遅れをかわそうとして、37号車の平川はライバルの先行を許すことに。2位に後退した平川は、再逆転を狙い、コーナー毎に並びかける猛追。39周目の最終コーナーでインをついて前に出たかに思われたが、アウトにはらみ、その隙を突かれて一気に4位に後退。

 しかし、平川は諦めることなく追い上げを継続。周回遅れで混み合う中、まだ濡れているラインもものともせず、縦横無尽のライン取りですぐに2位へ復帰。その勢いのまま再び首位に追いつくと、再三のプッシュを続け、43周目にはついに首位を奪還。難コンディションでの37号車平川のオーバーテイクショーが、観客を魅了した。

 セーフティカー導入でマージンがリセットされてからの後半戦は、首位と同一周回の上位7台が5秒以内の接近戦のまま推移。最後まで、気の抜けない戦いが続いたが、首位に立った37号車の平川が逃げ切り、開幕戦に続き、今季2勝目をポール・トゥ・ウィンで飾った。LEXUS GAZOO RacingのLEXUS RC Fは、参戦2年目のシーズンを、3勝という結果で終えた。

 逆転タイトルの可能性を残し、最後まで健闘を見せた38号車は追い上げ叶わず5位でフィニッシュ。惜しくも逆転タイトル獲得はならず、立川/石浦組はランキング4位となった。今季2勝目を挙げたカルダレッリ/平川組は5位へとランキングを挙げてシーズンを終えることとなった。

 後半、コバライネンが速さを見せた39号車が6位、6号車は9位。19号車は10位でフィニッシュし、今季全レースでのポイント獲得を果たした。

 GT300クラスでは、ポールポジションの31号車が、ウェットの難しいコンディションながら嵯峨のドライブで快走。ライバルを1周あたり2秒上回る圧倒的な速さを見せ、15周目を終えた時点で2位に30秒以上の大差で独走した。

 しかし、25周目にセーフティカーが導入されると、このマージンが帳消しとなっただけでなく、上位グループで唯一ピットインしていなかった31号車は、ピットインでライバルの逆転を許すことに。前半の独走で、5位以下を周回遅れにしていたことと、セーフティカーランの最後の周にピットがオープンとなり、このタイミングでピットインしたことでタイムロスを最小限に抑えることが出来、首位から大きく離されることなく4位で再スタート。

 交代した中山雄一もハイブリッドパワーを活かし、追い上げを開始。5秒以上あった前走車との差をみるみるうちに詰めていき、再スタートから僅か4周で3位、その翌周には2位に浮上。39周目には首位に再浮上して見せた。

 その後は2位を引き離し、再びの独走。終盤やや詰められたものの逃げ切り、開幕戦に続く今季2勝目をポール・トゥ・ウィンで飾った。この結果、嵯峨/中山雄一組はドライバーズランキング3位でシーズンを終えることとなった。  60号車は17位で完走を果たした。

 LEXUS GAZOO Racing、TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。来季も応援の程よろしくお願いいたします。

ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げたKeePer TOM'S RC F 37号車

ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げたKeePer TOM'S RC F 37号車

圧倒的な速さでポール・トゥ・ウィンの今季2勝目を飾ったTOYOTA PRIUS apr GT 31号車の嵯峨宏紀(右)と中山雄一(左)

圧倒的な速さでポール・トゥ・ウィンの今季2勝目を飾ったTOYOTA PRIUS apr GT 31号車の嵯峨宏紀(右)と中山雄一(左)


KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー  アンドレア・カルダレッリ:
 「週末を振り返って、良いレースウィークだった。全力を尽くして戦い、ポール・トゥ・ウィンは最高の気分だ。レース自体は非常に困難だった。スタートはウェットで、タイヤの選択には悩んだ。最終的に選んだハードタイヤが良い選択だった。もちろん、それでも最初は難しかったが、出来る限りプッシュした。なんとかギャップを作れば、晴れてきたので上手く行くと思っていたし、ピットインのタイミングも良かった。そのおかげで後半も上手く行ったと思う。今回勝つことが出来て嬉しい」
KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー  平川亮:
 「僕のスティントでセーフティカーが入ってしまい、彼(カルダレッリ)の作ってくれたギャップを全て失うことになってしまった。ウェットのアウトラップなども速いペースで走ることが出来ていたので、もし、セーフティカーがなければもっと楽な展開になっていたかもしれない。その後は、バトルを楽しみながらレースが出来た。シーズン中盤から終盤、結果が出ず苦しんだが、最後に優勝することがで出来て良かった。来年はミスなく行きたい」
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー  嵯峨宏紀:
 「ポール・トゥ・ウィンという結果は申し分ないが、内容的には紆余曲折あった。スタート前からドラマがあり、僕たちはやや濡れた状況でスリックで走るのを苦手としており、スタート前に雨が降らず、スリックタイヤで走ることになっていたら、ライバルに先行されてしまったと思う。あの雨が恵みの雨になった。レインタイヤのペースは我々が勝っていたのでプッシュした。 セーフティカーのタイミングが我々にとって悪く、我々以外全車ピットインを終え、かつ我々が入ろうと思っていた矢先にセーフティカーとなってしまった。その時点では混乱でどの位置に戻れるのか分かっておらず、最下位になったものと思っていた。最初のスティントの段階で4位以下を周回遅れにしていたようだ。4位でコース復帰してからは、雄一がまた頑張ってくれてスタートと同じ位置に戻って来てくれた。最後にチームとしてもドライバーとしても最良の結果で終わることが出来、嬉しい」
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー  中山雄一:
 「開幕戦に続き最終戦でもポール・トゥ・ウィンが果たせて嬉しい。僕のスティントは、セーフティカーによりピットインのタイミングを逸してしまったので、開き直って行くつもりだった。しかし、コースに戻ってみると、4位にいるぞと言われ、またトップは8秒前にいると無線が入り、そこからは落ち着いて行った。スリックタイヤのパフォーマンスは少し心配していたが、かなり路面も乾いていたので、ファステストのペースで追い上げ、トップに立つことが出来た。最後は危なげなくゴールまでクルマを運ぶことが出来、良いレースだったと思う」
トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 優勝ドライバーのコメント

GT500クラス優勝 #37KeePer TOM’S RC F

アンドレア・カルダレッリ
gt-rd8-r-pc-caldarelli もちろんいい気分です。ポールトゥウィンはやはり最高です。週末を通じてチーム全員がいい仕事をしたと思います。でもレースはハードでした。スタートはウェットでしたが、タイヤ選択をどうするかに悩みました。ハードタイヤを選びましたが結果的にはいいチョイスだったと思います。最初の2、3周でできるだけギャップを作って、太陽が見えてきたところで我慢していればトップを守れると思っていました。チームが判断したピットインのタイミングはばっちりでしたから、後半もうまくいったと思っていました。
平川亮
gt-rd8-r-pc-hirakawa セーフティーカーが入ったせいでアンドレアが作ってくれたギャップを無くしてしまいましたが、あれがなければもっと簡単な展開だったと思います。リスタートしてからはレースを楽しみました。開幕戦と最終戦を勝てましたが、中盤戦は苦労しました。来年はミスのないレースをしたいです。

GT300クラス優勝 #31TOYOTA PRIUS apr GT

嵯峨宏紀
gt-rd8-r-pc-saga 率直に嬉しいし、これ以上ない結果でした。内容はいろいろありましたけどね。ぼくらのクルマはちょい濡れのスリックが苦手なので、スタート前の雨がなければダンロップ勢やヨコハマ勢に前に行かれてたと思います。あの恵みの雨に救われました。セーフティーカーのタイミングが悪くて、僕ら以外の全車のピットストップが終わってて、ちょうど僕らがピットに入ろうとしたところでセーフティーカーで入れなくなってしまったので、ピットもドライバーもお通夜状態でした。最初は最下位だと思っていましたが、でもよく調べてみたら序盤にぶっちぎったおかげで4位以下を周回遅れにしていることがわかって、そこからは雄一が苦手なストレートで抜いてきてくれたので、チームとしても最高のレースができたかなと思います。
中山雄一
gt-rd8-r-pc-nakayama 開幕戦と最終戦で勝ててうれしいです。セーフティーカーが入ったためにいいタイミングでドライバー交代ができず、今日のレースは一からやり直しだってことで、もう開き直って行こうと思っていたら、監督から「4位にいる。トップとは8秒差だ」という無線が来ました。そこからは落ち着いていこうと思って走りました。路面がもう乾いていたので、トップタイムと同じペースで追い上げることができ、2台のベンツとCR-Zの前に出ることができたので、いいレースだったと思います。あの~、ピットに入ってくるところでピエールさんの叫びが聞こえたのが一番嫌でしたね(笑)
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 #1モチュールGT-Rまさかの大逆転で二連覇達成!レースは#37KeePer RC Fが今季2勝目を達成

2015オートバックス スーパーGT最終戦「もてぎGT250kmレース」の決勝が11月15日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
ウェット路面から次第に乾いていく難しいコンディションの中、コースの各所で激しいバトルが何度も展開される中、ポールポジションからスタートした#37KeePer TOM’S RC F(アンドレア・カルダレッリ/平川亮組)が接戦を制して今季2勝目を挙げた。
2位には予選12番手という苦しいスタートを強いられながらも二人のドライバーのアグレッシブなドライビングと迅速なピットワークで順位を上げてきた#1MOTUL AUTECH GT-Rが入り、見事ドライバーズタイトル2連覇を達成した。
GT300クラスもポールシッターの#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)が今季2勝目を達成。セーフティーカーの導入されたタイミングとチームのピット作戦が噛み合わずに一時は順位を落としたが、見事な挽回劇を見せてくれた。
(天候:曇り コース:ウェット 観客動員数:予選日17,000人/決勝日33,000人/大会総入場者数50,000人)

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決勝レースは午後1時40分より53周で行われた。
朝から降り続いた雨は止み、各チームスリックタイヤを装着してダミーグリッドへ並んだが、スタート進行の最中に再び雨が降ったため、グリッド上で急遽浅溝タイヤに履き替えてのスタートとなった。

ホールショットを奪ったのは#37KeePer RC F。2番手に#64エプソンNSX、3番手に#100レイブリックNSXとここまではスターティンググリッドどおり。
しかしその後方では#36ペトロナスRC F、#12カルソニックGT-R、#38ZENT RC Fの3台が1周目のバックストレートで3台併走状態のバトルを展開、#38ZENTが4位、#12カルソニックが5位、#36ペトロナスが6位でホームストレートに戻ってきた。12番手スタ-トとなった#1モチュールGT-Rはこの時点で9位に浮上していた。

1号車のスタートを担当したロニー・クインタレッリはその後も積極的に前を走るクルマに挑みかかり、6周目には#24D’station GT-Rを、8周目には#19ウェッズスポーツRC Fを抜き去って7位に浮上。

すると11周目に#36ペトロナスRC Fが制御系のトラブルによりスローダウン、そのままホームストレートにクルマを止めてレースを終えたため、7位以下の順位が一つずつ繰り上がり、#1モチュールは6位に浮上した。ドライバーズタイトルを争う#12カルソニックGT-Rはすぐ目の前だ。

すでにこの頃にはレコードラインが乾き始めており、浅溝タイヤでスタートした各チームは規定周回数の3分の1が過ぎた19周目に#6エネオスRC Fがピットインしたのを皮切りに、次々にドライバー交代とスリックタイヤへの交換を行った。
上位陣では5位の#38ZENTが21周目、トップの#37KeePerと3位の#100レイブリックNSXが23周目にピットイン。
そしてポイントリーダーの#12カルソニックGT-Rは24周目にピットイン。他の上位陣が40秒前後の作業時間でピットアウトして行ったのに対し、チームインパルのメカニックは36秒という迅速さで安田裕信をコースへ送り出した。
ところが25周目にピットに飛び込んだ#1モチュールGT-Rの作業時間はなんと33秒。このメカニックの頑張りも後押しして、1号車は#100レイブリックNSXの前でピットアウトすることに成功した。100号車の後方には12号車も迫ってきた。

するとここでメインポストからSCのボードが提示された。
2コーナーと3コーナーの間でピットアウトしてきた#46S Road GT-RがGT300クラスの#9PACIFICマクラーレンと接触し、この際に破損したリヤカウルがコース上に散乱したためだった。

これに足元をすくわれたのがスタートから2位を走行していた#64エプソンNSXだ。
ピットタイミングを引き延ばす作戦が仇になり、SC中のピットオープンで漸くドライバー交代を終えた時には隊列の最後尾に後退する羽目に。更には後半を担当した中嶋大祐が3コーナーで飛び出すという散々な内容で結局このレースを1周遅れの13位で終えることになった。
ナカジマレーシングにとっては一年を通じてツキに見放されたシーズンだった。

セーフティーカーは31周めにピットへ。
32周めからリスタートとなったが、ここでトップの#37平川が周回遅れの#24D7station GT-Rを駆る佐々木大樹に行く手を塞がれ、濡れた路面に乗って1コーナーでオーバーラン、この隙に#1松田がトップに立った。
しかし#37平川も諦めずに食い下がり、38周めのV字コーナーで松田が周回遅れに詰まったところですかさずインに飛び込んだ。
これに対して松田も一歩も引くことなく、両者は併走状態でヘアピンへ。ここでは松田が押さえ込み、逆に平川はこの周の最終コーナーでアウトに膨らんだところを#100レイブリックNSXの伊沢、#12カルソニックGT-Rの安田にもかわされて一時4位に後退してしまった。

だが平川は続く39周目の3コーナーで#12安田を、続いて5コーナーでは#100伊沢を躊躇なく抜き返して再び2位に。
そして43周目のV字で再び#1松田のインに飛び込んでトップを奪い返すと、その後も僅差でおいすがる#1松田、#100伊沢、#12安田の4台を従えて53周のレースを走りきり、開幕戦岡山に続く今季2勝目を挙げた。
2位には#1モチュールGT-R。ポイントリーダーの#12カルソニックGT-Rが4位に終わったため、見事逆転でドライバーズタイトルとチームタイトルを獲得した。
3位には#100レイブリックNSXが入り、ドライバーズランキング3位で2015シーズンを終えた。

GT300クラスは、ポールポジションの#31プリウスが序盤から後続を一気に突き放すが、前述のセーフティーカーランの導入時点で彼らもピットストップを終えていなかったため、#64エプソンNSXと同様に順位を落とす羽目に陥った。
しかしこの時点で31号車は4位以下を周回遅れにしていたため、ピット作業を終えてもなお順位はトップと同一周回の4位にとどまり、そのギャップも8秒と再逆転可能な範囲。

これで発奮した#31中山はリスタート後の33周目に今シーズンで参戦を終了する#55ARTA CR-Zを抜き去って3位に浮上すると、34周めには#11ゲイナーSLSも捉えて2位に、そして39周めの5コーナーではトップを快走する#0初音ミクSLSの谷口信輝を大胆にアウトから抜き去ってトップを奪い返すと、その後も全くペースを緩めず50周を走破、37号車と同様開幕戦岡山以来の今季2勝目をものにした。
2位は#0初音ミクSLS、3位には#11ゲイナーSLSが入った。

熱戦の連続だったスーパーGTの2015シーズンはこのレースを以て終了。
2016シーズンは4月9-10日に岡山国際サーキットで開幕する。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/15) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet-Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
137アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS531:43'10.687
21松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI530.591
3100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS531.389
412安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS531.630
538立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS533.112
639平手 晃平
ヘイッキ・コバライネン
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS534.375
715小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS5340.490
817塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS531'33.028
96大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS531'39.104
1019脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH521Lap
118松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS521Lap
1224佐々木 大樹
ミハエル・クルム
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH521Lap
1364中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL512Laps
---- 以上規定周回数(70% - 37Laps)完走 ----
-46本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI2528Laps
-36伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1043Laps
  • Fastest Lap: CarNo.19 脇阪寿一(WedsSport ADVAN RC F) 1'41.384 (36/52) 170.49km/h

■GT300クラス

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/15) Final Race 1 Weather:Cloudy Course:Wet-Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
131嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS501:44'47.407
20谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH500.976
311平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL491Lap
455高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS491Lap
565黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH491Lap
610アンドレ・クート
千代 勝正
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL491Lap
7*88織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH491Lap
821リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH491Lap
97ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH491Lap
1077横溝 直輝
峰尾 恭輔
ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH491Lap
1161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL491Lap
1225土屋 武士
谷川 達也
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH491Lap
132高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH482Laps
1433坂本 祐也
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH482Laps
1551新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH14482Laps
1687青木 孝行
佐藤 公哉
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH482Laps
1760飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH482Laps
1830小泉 洋史
岩崎 祐貴
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH482Laps
19111植田 正幸
鶴田 和弥
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH482Laps
2047井上 恵一
柴田 優作
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH473Laps
215玉中 哲二
密山 祥吾
マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YH473Laps
2250加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH473Laps
23360吉田 広樹
田中 篤
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH455Laps
24*22和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2437Laps
25*48高森 博士
田中 勝輝
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH3713Laps
---- 以上規定周回数(70% - 35Laps)完走 ----
-*9白坂 卓也
阪口 良平
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH2228Laps
-3星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH050Laps
-*20中山 友貴
井出 有冶
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH4050Laps
  • Fastest Lap: CarNo.31 中山雄一(TOYOTA PRIUS apr GT) 1'49.434 (37/50) 157.95km/h
  • CarNo.88に対し、競技結果表No.8に基づくドライビングスルーペナルティを執行した。
  • CarNo.20(井出有治)は、S-GT SpR 第27条 1.b. (接触行為) により、ドライビングスルーペナルティを科すも、リタイアのため執行を留保した。
  • CarNo.48は、S-GT SpR 第30条-1.3)ピット作業遵守事項違反(給油中のインパクトレンチ使用)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.22(城内政樹)は、S-GT SpR 付則-3 SC運用手順違反.16 により、ペナルティストップ90秒を科した。
  • CarNo.9(阪口良平)は、S-GT SpR 付則-3 SC運用手順違反.16 により、ペナルティストップ90秒を科すも、リタイアのため執行を留保した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第14戦決勝 死闘を制したのは#11牧野。しかし怒涛の追い上げをみせた#36坪井が2015チャンピオンを獲得!!

勝つしかなかった#11牧野任祐。
勝つことしか考えてなかった#36坪井翔。

FIA-F4選手権第14戦決勝が11月15日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
昨日に続いてのあいにくのウェットコンディションでの戦いを制したのはポールポジションの#11牧野任祐(Rnスポーツ)。しかし9番グリッドから怒涛の追い上げを見せた#36坪井翔(トムス)が2位に入ったため、2015年度のドライバーズタイトルは坪井が手にすることとなった。

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第14戦決勝は午前10時05分より12周で行われた。
路面はウェットだったが、雨はすでに上がっていたため周回を重ねるごとに路面が乾いていく状況。これがレース展開に大いに影響を及ぼすこととなった。

1コーナーにトップで飛び込んだのは2番手スタートの#14根本悠生(KCMG)。
しかしポールシッターの#11牧野が2コーナーの立ち上がりでアウトから根本を押さえつけ、トップを奪い返す。
根本は続く3コーナーでアウトにはらんだところを#7大津弘樹(HFDP)に突かれるが、すぐに抜き返して2位で牧野を追う。
その後方では9番グリッドからロケットスタートを決めた#36坪井が凄まじい勢いで追い上げを開始していた。
最初の1コーナーこそ勢い余ってオーバーランしてしまった坪井だったが、そこから至る所で前を走るクルマにバトルを挑み、オープニングラップを4位で戻ってきた。
3位の#7大津はすぐ目の前だ。

#36坪井は2周めのV字で#7大津のインに飛び込み、3位に浮上すると、3周目、4周目と立て続けにファアステストラップを更新、一気に#14根本の背後に迫る。
5周を終わって根本との差は0.4秒。トップの#11牧野はそこから更に4秒のリードを築き上げていた。

S字、V字、ヘアピンと、微妙にラインを変えて根本の隙を窺っていた坪井が動いたのは8周目。
だんだんインにつけなくなってきていた根本にS字の一つ目でインから並びかけ、そのまま並走状態に持ち込んでV字コーナー手前で前に出た。
抜かれた根本も続くヘアピンでインに飛び込んで挽回を試みるが、立ち上がりで根本が抜き返し、2位でコントロールラインに戻ってきた。
この時点での#11牧野との差はなんと3.7秒。
根本との熾烈なバトルを展開しながらなおもトップとの差は詰まっていた。

雨が降ると読んでスタートでニュータイヤを選択した#11牧野は、路面コンディションが回復するにつれて次第に苦しい走りを強いられるようになっていたのだ。
背後にはユーズドタイヤでスタートした#36坪井がどんどん迫ってきた。

たとえ牧野が優勝しても、3位以内に入りさえすればシリーズタイトルは坪井のものになる。
しかし坪井は勝つことしか考えていなかったといい、その通りに牧野を追い上げにかかっていた。
その差は9周目を終えて2.8秒。10周目には最終コーナーで牧野が周回遅れ煮詰まってしまい、一気にその差が1.5秒に。ファイナルラップを迎えた時には0.6秒と完全にテール・トゥ・ノーズの状態に。

そして最後のヘアピンで坪井が動いた。
ブレーキを遅らせてインに飛び込む坪井。一歩も引かない牧野。両者は並んだままバックストレートへ。じわじわと寄せてくる牧野に対して坪井はラインを変えてアウトから90度コーナーでブレーキ勝負を挑むが、ここは牧野が制した。
続く最終コーナーにはまさかのスピン車両が。これをかわしつつも最後のストレートで懸命に追いすがる坪井。
しかし最初にフィニッシュラインを超えたのは牧野だった。坪井はわずかコンマ2秒届かず。
しかし悔し涙を流したのは今季6勝目を挙げた牧野。
敗れた坪井は年間ポイントでは牧野の追撃を振り切り、FIA-F4の最初のチャンピオンという栄冠を勝ち取った。

開幕から最終戦まで若者たちの激しいバトルが至る所で繰り広げられたFIA-F4の最初のシーズンはこうして幕を閉じた。
2016年シーズンは4月9-10日に岡山国際サーキットで開幕する。

優勝 #11牧野任祐(Rnスポーツ)のコメント
最低限連続優勝しなければならなかったんですけど。それはできたけど最終的にチャンピオン取れなかったんで。僕は新品タイヤで出て行ったので、雨が降らなければ後半きつくなるかなと思っていたんですが。
シーズン前半はまだみんながクルマに慣れていない状態で、そこでは良かったんですけど、みんなが仕上がってきてからは厳しくなりました。最後の2戦も雨じゃなかったらきつかったと思います。その中で自分がやらなければならないことをやりましたけど、チャンピオン取れなかったんで悔しいです。
2位 #36坪井翔の(トムス)コメント
昨日もそうでしたがスタートして1、2周で前に行けないと厳しいと思っていたので、とにかくタイヤをあっためて、序盤から一気に行きました。オートポリスから今回まで、全部のレースでスタートで2台ぐらい抜いているんで今回もそのおかげかなと思います。
シーズン序盤は牧野選手にリードされてて、結構ポイントも離れてて、正直厳しかったんですけど、途中で6連勝飾ってポイントリーダーになって「あ、これでいける」って自信はあったんですが、オートポリスで決めきれなくて。で、もてぎも「晴れだったらいける」と思っていたら雨になってしまって。予選も9番、9番と追い上げるのも厳しい中でスタートして昨日は5番までしかなれず、今日3位以内じゃないとチャンピオンになれないってことですごくプレッシャーはあったんですけど、それでも「絶対勝つ」って気持ちで今日は臨んで、最後まで諦めないで走りました。最後優勝はできなかったけど、良かったと思います。守りのレースだけは絶対したくないと思ってました。
3位 #14根本悠生(KCMG)のコメント
コンディションにタイヤが合わなくて、自分がそれに合わせきれなくて、負けました。曲がらないってのもそうだし、それも全部タイヤのチョイスミスでした。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第14戦もてぎ決勝結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/15) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
TireLapTotal_Time
Behind
111牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-S
Rn-SPORTS
DL1226'29.708
236坪井 翔FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL120.208
314根本 悠生GUNZE F110 KCMG
KCMG
DL124.569
48上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL125.456
588川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL129.807
64河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110
RS FINE
DL1212.954
73阪口 晴南DUNLOP SUTEKINA F110
SUTEKINA RACING TEAM
DL1213.726
850山田 真之亮B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1214.361
99石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1226.886
1052番場 琢埼玉トヨペットGreenBrave
埼玉トヨペットGreenBrave
DL1234.400
1137小高 一斗FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL1234.997
1210⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1235.234
135平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110
RS FINE
DL1235.606
1470天野 翼Leprix Sport F110
leprix sport
DL1236.124
1566橋本 陸Skill Speed
Skill Speed
DL1236.495
1627ファン ドユンTEAM ZAP X DREAM F110
ZAP SPEED RACING TEAM
DL1239.599
1751三笠 雄一B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1245.024
1863グスタボ・ミャサバVSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL1250.209
1917永井 宏明ナインレーシング
ARN RACING
DL1251.784
2089清原 亮太SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL1253.042
2144山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110
Buzz International
DL121'13.273
2219篠原 拓朗VSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL121'16.681
2321朝日 ターボヴァンガード TAKAGI RACING
RSS
DL121'26.156
247大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL121'33.110
2539加藤 潤平miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL121'51.915
2620小山 美姫miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL121'53.073
2722宮田 莉朋RSS TAKAGI RACING
RSS
DL111Lap
2824中原 英貴Team Braille MARS F110
ユ)マーズレーシングファクトリー
DL111Lap
2981佐々木 祐一ふたご&仙台DayDream
NRS
DL111Lap
3055畑 亨志F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL111Lap
3138田島 剛タジマレーシング
GARAGE CHABATAKE
DL102Laps
3223YUGOS2R Racing
N-SPEED
DL102Laps
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-75手塚 祐弥F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL48Laps
-62里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミー
Le Beausset Motorsports
DL48Laps
-45山崎 洋輔ふたごNRS with Buzz
Buzz International
DL012Laps
-2久保田 克昭Hanashima Racing F110
HANASHIMA RACING
DL012Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 2'10.474 (10/12) 132.48km/h
  • CarNo.62は、FIA-F4 SpR 第15条1.1)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.62は、FIA-F4 SpR 第15条11.1)により、最終競技結果に対し45秒を加算した。

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフリー走行 トップは#100レイブリックNSX。ポイントリーダーの#12カルソニックGT-Rは3番手につける

2015スーパーGT最終戦「もてぎGT250kmレース」のフリー走行が11月15日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
この日も予選日に続いてあいにくの雨模様となったが、#100RAIBRIG NSX CONCEPT GT(山本尚貴/伊沢拓也組)が終了間際に1’49.114を記録してトップに。
GT300クラスもポールシッターの#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)が最後に1’57.363を記録してトップだった。

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決勝日のツインリンクもてぎは昨日に続いて朝から雨の降り続く完全なウェットコンディション。午前9時からの30分間のフリー走行もウェットタイヤを装着しての走行となった。
開始早々から好調ぶりをみせたのはポールシッターの#37KeePer RC F。開始から15分が経過したところでアンドレア・カルダレッリが1’49.968でトップに立つ。
そこからしばらくは37号車がタイミングモニターの最上位に位置していたが、残り時間が5分を切ってからNSX勢が相次いでペースを上げ、#17ケーヒンNSXが1’50.034で2番手に浮上すると、#100レイブリックNSXが伊沢のドライブで1’49.993m1’49.114とタイムを刻んでトップに浮上。すると#38ZENT RC Fも1’49.676、ポイントリーダーの#12カルソニックGT-Rも1’49.744とタイムを上げ、結局37号車は4位でフリー走行を終えることになった。

GT300クラスは序盤から#31プリウスが終始トップ。
終盤になって#0初音ミクSLSが一時トップに立つが、31号車再びタイムを上げて1’57.363を記録。今週末の全セッションでトップという圧倒的な内容で午後の決勝に臨むことになった。

しかし午後の決勝は現時点の予報では曇りとなっており、全く異なるコンディションでの走行になることが予想され、どのような結果が待っているのかは全く予測のつかない状況だ。
決勝レースは午後1時40分より53周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフリー走行結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/15) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
1100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'49.114--158.412
238立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'49.676 0.562 0.562157.600
312安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS1'49.744 0.630 0.068157.503
437アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'49.968 0.854 0.224157.182
517塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'50.026 0.912 0.058157.099
68松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'50.048 0.934 0.022157.068
764中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'50.192 1.078 0.144156.862
815小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'50.215 1.101 0.023156.830
91松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI1'50.747 1.633 0.532156.076
106大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'50.925 1.811 0.178155.826
1119脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH1'51.053 1.939 0.128155.646
1224佐々木 大樹
ミハエル・クルム
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH1'51.591 2.477 0.538154.896
1346本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI1'54.568 5.454 2.977150.871

■GT300クラス

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/15) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
131嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS1'57.363--147.278
20谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'57.587 0.224 0.224146.997
311平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1'57.997 0.634 0.410146.486
433坂本 祐也
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH1'58.820 1.457 0.823145.472
565黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'59.171 1.808 0.351145.043
688織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'59.191 1.828 0.020145.019
72高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'59.302 1.939 0.111144.884
821リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH1'59.538 2.175 0.236144.598
97ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'59.561 2.198 0.023144.570
103星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'59.604 2.241 0.043144.518
1110アンドレ・クート
千代 勝正
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1'59.658 2.295 0.054144.453
1287青木 孝行
佐藤 公哉
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'59.955 2.592 0.297144.095
1377横溝 直輝
峰尾 恭輔
ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH2'00.005 2.642 0.050144.035
1461井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL2'00.057 2.694 0.052143.973
1525土屋 武士
谷川 達也
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH2'00.311 2.948 0.254143.669
16360吉田 広樹
田中 篤
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.360 2.997 0.049143.611
1720中山 友貴
井出 有冶
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH42'00.790 3.427 0.430143.099
1848高森 博士
田中 勝輝
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.865 3.502 0.075143.011
1955高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS2'01.245 3.882 0.380142.562
209白坂 卓也
阪口 良平
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH2'01.299 3.936 0.054142.499
2150加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'01.711 4.348 0.412142.016
2222和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH22'01.751 4.388 0.040141.970
23111植田 正幸
鶴田 和弥
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'01.805 4.442 0.054141.907
2451新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH142'01.885 4.522 0.080141.814
2530小泉 洋史
岩崎 祐貴
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'02.140 4.777 0.255141.518
2660飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH2'02.353 4.990 0.213141.271
2747井上 恵一
柴田 優作
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'03.190 5.827 0.837140.311
285玉中 哲二
密山 祥吾
マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YH2'06.110 8.747 2.920137.063

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式予選 ポールシッターのコメント

GT500クラス #37KeePer TOM’S RC F

アンドレア・カルダレッリ
gt-rd8-q-pc-caldarelli もちろんいい気分です。今年最初の予選と最後の予選でポールポジションを取れたことを嬉しく思っています。Q1は5位でしたが僕らのタイヤストラテジーを考えれば出来うる限りの結果だったと思います。最後のセクターでコンマ3秒ほどロスしたと思いますが、クルマのフィーリングは良かったので、 Q2には自信があったし、実際その通りになりました。クルマは朝の走行からすごく速かったです。いい1日でした。
平川亮
gt-rd8-q-pc-hirakawa Q2は公式練習やQ1とコンディションが違って雨量が多かったので、一番柔らかいタイヤを選択しました。それでもアウトラップから雨が多くて、計測1周でタイヤを暖めたんですけど、グリップが良くなくて、タイヤが働いてないな、って感じでアタックが心配でしたが、2周めは滑る中で一生懸命走ったらいいタイムが出ました。クルマも良かったですし、Q2に向けてアンドレアがいい選択をしてくれたと思います。

GT300クラス #31TOYOTA PRIUS apr GT

嵯峨宏紀
gt-rd8-q-pc-saga Q1と同じタイヤで出て行ったらアウトラップの1-2コーナーを回った時点でもう「ヤバいな」と思ったので、無線で柔らかいタイヤを用意してもらうようお願いしてピットに入りました。アタック2周目に雨がまた強くなったので、しっかりアタックする前に終わってしまったなという感じです。そういう中でもうまくタイヤを暖めることができてポールを取れたので嬉しいです。今日は朝の走行から全部のセッションでトップが取れてるので、明日も自信があります。
中山雄一
gt-rd8-q-pc-nakayama Q1は天候が安定していて一番いいフィーリングでアタックできました。朝の公式練習も良かったので、Q1を通るのは確実だなと思っていたので、落ち着いてアタックできました。でも朝の走行の最後にコースアウトしてしまって、修復に時間がかかってしまい、Q1に出て行くのが遅れたので、タイヤが暖まるか心配でしたが、それでもQ2に向けていいタイムが出せました。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式予選 #1モチュールGT-RまさかのQ1落ちで連覇に黄信号!!ポールポジションは#37KeePer RC F

2015オートバックス スーパーGT最終戦「もてぎGT250km」の公式予選が11月14日、ツインリンクもてぎで行われ、#37KeePer TOM’S RC F(アンドレア・カルダレッリ/平川亮組)が開幕戦岡山に続いて今季2度目のポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)が公式練習に続いてトップタイムを記録、見事ポールポジションを獲得した。

公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。
雨脚はさらに強まり、スピンやコースアウトの続出する難しい走行となった。

予選Q1

GT500クラスは開始早々から#64エプソンNSXのベルトラン・バゲットが好タイムを連発、これに#38ZENT RC Fの石浦宏明、#39デンソーRC Fのヘイッキ・コバライネンらが食いさがる展開となり、最終的に1’47.740を叩き出したバゲットがトップとなった。
2位に#38石浦、3位に#36伊藤大輔がつけ、ポイントリーダーの#12カルソニックGT-Rの安田裕信も5番手でQ2進出を果たした。
ところがシリーズ2位の#1モチュールGT-Rは松田次生が最後まで懸命のアタックを繰り返したものの、1’49.757で12番手と厳しい結果に終わってしまった。

GT300クラスは#31プリウスの中山雄一が1’56.223でトップ、今シーズンを持って参戦を終了する#55ARTA CR-Zが2番手とハイブリッドカーが1-2、3番手にチャンピオンの#10ゲイナーGT-Rのアンドレ・クートがつけた。

予選Q2

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GT500クラスはさらに強まる雨脚の影響からセッションが進めば進むほどコンディションは悪化するものと思われたため、いつものようにガレージで待機するものはなく、コースオープンと同時に8台が一斉にタイムアタックを開始した。
そうした状況もあってタイムはQ1以上に伸び悩み、1分50秒を切ることすら難しい状況となったが、そんな中、平川がドライブする#37KeePer RC Fが終了4分前に1’49.738を記録。一躍トップに躍り出る。
すると公式練習から好調ぶりを見せている#64エプソンNSXも猛然とアタックを開始、中嶋大祐がセクター1、セクター2と立て続けに区間ベストを叩き出すが、タイムは1’49.863と僅かに及ばず、#37号車が開幕戦岡山以来のポールポジションを獲得することになった。
3番手にはシリーズ6番手の#100レイブリックNSXがつけ、同5位の#36ペトロナスRC Fが4番手、ポイントリーダーの#12カルソニックGT-Rが5番手に続き、優勝争い以上に熾烈なチャンピオン争いがスタートから繰り広げられそうな状況になってきている。

GT300クラスはここまで公式練習、予選Q1とトップできている#31プリウスがトップ。
開始直後にソフトコンパウンドに履き替えた嵯峨の好判断がピタリとあたり、見事ポールポジションを獲得して見せた。
一方、Q1で2位につけた#55ARTA CR-Zは対照的に小林崇志が最終コーナーで何度もスピンアウトを喫し、Q2最下位の13番手で予選を終えることに。
代わって2番手には#11ゲイナーSLSがつけ、#0初音ミクSLSが3番手から明日の決勝に臨むこととなった。

第8戦決勝は明日午後1時40分より53周で行われる。
果たして2015年のGT500チャンピオンに輝くのはどのドライバーなのか、全く予断を許さない状況だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第13戦もてぎ決勝 復調#11牧野が待望の5勝目!タイトル争いは最終戦決着に

FIA-F4選手権第13戦の決勝レースが11月14日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
朝から降り続く雨のため、終始ウェットコンディションでの戦いとなったが、シリーズランキング2位の#11牧野任祐(Rnスポーツ)がスタートでトップに立ち、そのまま逃げ切って今季5勝目を挙げた。
これにより2015年のドライバーズタイトルの決着は明日の第14戦に持ち越しとなった。
ポールシッターの#14根本悠生(KCMG)はシーズン最高位の2位、#3阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)が3位で初表彰台を獲得した。

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第13戦決勝は午後1時10分より12周で行われた。
路面は公式予選に続いてウェットだったが、雨はやや小康状態に。
これを見てとった予選2番手の#11牧野は山の削れたユーズドのウェットを選択。
その効果もあってか見事なスタートを決めてトップで1コーナーへ入っていった。#14根本は2番手に後退。3番手には#3阪口。以下#7大津弘樹(HFDP)、#88川端伸太朗(サクシード)と続いてポイントリーダーの#36坪井翔(トムス)が6位に上がってきた。

ところがその後方で#52番場琢(埼玉トヨペットGreen Brave)がエンジンストール、これに#39加藤潤平(サード)が突っ込むクラッシュが発生、2周目にセーフティーカーが導入されることになった。ドライバーは双方とも無事だった。

レースは3周目からリスタート。
#11牧野はトップで1コーナーを制し、#14根本が2番手。

その後方では#3阪口、#7大津、#88川端、#36坪井らが接近戦を展開。
川端が4周めのS字でアウトから大津をにパスして4位に浮上すると、その後も#36坪井、#8上村優太(HFDP)に立て続けに大津に襲いかかり、大津は結局8位でレースを終えることに。
ポイントリーダーの坪井も懸命に#88川端に食らいつくが、あと一歩及ばず、このレースを5位で終えた。
こうしたバトルにお陰もあってか16歳の#3阪口はレース中盤以降3位単独走行となり、第7戦鈴鹿でのデビュー以来8戦目にして初の表彰台を獲得した。

一方トップの牧野はその後も#14根本に付け入る隙を与えずに12周を走りきり、8月の第5戦富士以来8戦ぶりの勝利を挙げた。
これによりシリーズポイントは坪井が190pt、牧野は182ptと8ポイント差に縮まった。
明日の決勝で牧野が勝ち、坪井が4位以下に終われば牧野が逆転でチャンピオンを獲得することになる。
スターティンググリッドから考えてもそれは不可能な話ではなくなってきた。

第14戦決勝は明日の朝10時05分より12周で行われる。

優勝 #11牧野任祐(Rnスポーツ)のコメント
fiaf4-rd13-r-makino スタートがポイントだったと思います。その後のペースは悪くなかったんですが、スタートの時点で雨が少なかったのを考えてユーズドで出て行ったので後半タイヤがきつかったですね。明日はポールからスタートできるので、しっかり自分のやるべきことをやって頑張りたいと思います。
2位 #14根本悠生(KCMG)のコメント
今までの最高位が5位とかそんなものだったので、表彰台に上がれたのは良かったと思います。今年1年見ても大きな結果ですが悔しさはあります。明日の決勝は全く逆のポジションからのスタートですが、スタートをしっかり決めれば勝てると思います。このコースは雨になるとイン側のグリッドが滑るんですよ。練習のときから分かっていたんですが、合わせ切れなくて。ただその後のペースは僕の方が良かったので「いけるかな」と思ったんですが、向こうもアジャストしてきましたし、天候の変化もあり、負けちゃいました。
3位 #3阪口晴南(SUTEKINA RACING)のコメント
スタートが肝心でした。ちょっと悪かったんですけど順位を落とすことなく1コーナーに入れました。でも後ろを警戒するあまり立ち上がりで抜かれてしまいました。でもSC入る前にはぬき返せたので、そこは良かったかなと。SC明けてから川端選手を引き離して前を追いかけていたんですけど、序盤無理したせいもあって後半それが祟って厳しかったです。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎノックアウト予選総合結果

■GT500 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/14) Knock Out Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
137アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'48.5011'49.738
264中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'47.7401'49.863
3100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'48.6551'49.981
436伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'48.3491'50.023
512安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS1'48.6511'50.256
638立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'48.0411'50.317
739平手 晃平
ヘイッキ・コバライネン
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'48.4321'51.653
819脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH1'48.6911'53.263
917塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'49.416
106大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'49.533
1124佐々木 大樹
ミハエル・クルム
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH1'49.616
121松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI1'49.757
1346本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI1'49.761
148松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'49.984
1515小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'51.097
---- 以上基準タイム予選通過 ----

■GT300 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/14) Knock Out Qualify Weather:Rainy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
131嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS1'56.2232'00.602
211平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1'57.8532'02.566
30谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'58.1932'02.752
425土屋 武士
谷川 達也
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH1'58.8952'03.205
588織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'57.9742'03.309
633坂本 祐也
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH1'59.2052'03.794
761井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'58.2712'04.302
810アンドレ・クート
千代 勝正
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1'57.4692'05.277
977横溝 直輝
峰尾 恭輔
ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH1'58.6562'05.777
1065黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'59.0412'06.341
1121リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH1'58.7212'06.662
125玉中 哲二
密山 祥吾
マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YH1'58.5002'08.328
1355高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS1'56.9052'10.089
147ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'59.239
153星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'59.348
1620中山 友貴
井出 有冶
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH41'59.542
1787青木 孝行
佐藤 公哉
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'59.577
1851新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH141'59.894
19360吉田 広樹
田中 篤
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.699
2060飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH2'00.954
2122和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH22'01.037
2250加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'01.135
2348高森 博士
田中 勝輝
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'01.154
24111植田 正幸
鶴田 和弥
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'01.235
2547井上 恵一
柴田 優作
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'02.247
269白坂 卓也
阪口 良平
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH2'02.327
272高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH2'02.674
2830小泉 洋史
岩崎 祐貴
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'02.724
---- 以上基準タイム予選通過 ----

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式練習 雨の走行で#64エプソンNSXが絶好調!トップタイムを記録。GT300は#31プリウスがトップ

2015スーパーGT最終戦「もてぎGT250kmレース」の公式練習が11月14日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスは#64EPSON NSX CONCEPT GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組)、GT300クラスは#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)がトップタイムを記録した。

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公式練習は午前8時40分より1時間45分の予定で開始された。
朝からの雨で路面はウェット。ウェット宣言とライトオンの指示が出される中での走行となった。

最終戦を迎えてGT500クラスは6台にチャンピオンの可能性が残っている。
ポイントリーダーの#12カルソニックGT-Rは開始20分で1’49.027を記録してトップに立つが、その後他のチームもタイムアップしてきて、終わってみればこのセッションは9位。
しかしトップとのタイム差は1.2秒であり、コンディション次第で予選上位も狙える状況だ。
ランキング2位の#1モチュールGT-Rも終盤の専有走行でトップタイムを争い、結局1’46.908で2番手につける。
その1号車とトップ争いを展開したのが#64エプソンNSXだった。
ここまでしばしば一発の速さを見せつけながら今一つ結果の残せていない64号車だったが、このセッションでは開始早々から常に上位につけ、最後の専有走行では中嶋大祐のドライブで1’46.631を叩き出し、トップで走行を終えている。
3番手にはランキング3位の#38ZENT RC Fがつけ、こちらも逆転王座に向けて滑り出した好調だ。

一方、すでにタイトルの決着したGT300クラスは中盤から#31aprプリウス、#55ARTA CR-ZとJAF-GTのハイブリッドカー2台が速さを見せつけていたが、最後の最後に平峰一貴の駆る#88マネパランボルギーニGT3が2番手に食い込んできた。
一方前戦オートポリスでアンドレ・クートがドライバーズタイトルを獲得した#10ゲイナーGT-Rはこのセッション19位に終わっている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/14) Knock Out Q2 GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
137平川 亮KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'49.738--157.511
264中嶋 大祐Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'49.863 0.125 0.125157.332
3100伊沢 拓也RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'49.981 0.243 0.118157.163
436ジェームス・ロシターPETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'50.023 0.285 0.042157.103
512ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラカルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS1'50.256 0.518 0.233156.771
638立川 祐路ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'50.317 0.579 0.061156.685
739平手 晃平DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'51.653 1.915 1.336154.810
819脇阪 寿一WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH1'53.263 3.525 1.610152.609

■GT300 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/14) Knock Out Q2 GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
131嵯峨 宏紀TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS2'00.602--143.322
211平中 克幸GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL2'02.566 1.964 1.964141.026
30片岡 龍也グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'02.752 2.150 0.186140.812
425土屋 武士VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH2'03.205 2.603 0.453140.294
588平峰 一貴マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH2'03.309 2.707 0.104140.176
633山下 健太Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH2'03.794 3.192 0.485139.627
761井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL2'04.302 3.700 0.508139.056
810千代 勝正GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL2'05.277 4.675 0.975137.974
977峰尾 恭輔ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH2'05.777 5.175 0.500137.425
1065黒澤 治樹LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'06.341 5.739 0.564136.812
1121リチャード・ライアンAudi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH2'06.662 6.060 0.321136.465
125玉中 哲二マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YH2'08.328 7.726 1.666134.694
1355小林 崇志ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS2'10.089 9.487 1.761132.870

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第13戦もてぎ決勝結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/14) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
TireLapTotal_Time
Behind
111牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-S
Rn-SPORTS
DL1228'26.221
214根本 悠生GUNZE F110 KCMG
KCMG
DL122.191
33阪口 晴南DUNLOP SUTEKINA F110
SUTEKINA RACING TEAM
DL125.663
488川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL127.105
536坪井 翔FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL127.758
650山田 真之亮B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL129.595
78上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1212.965
87大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1215.524
94河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110
RS FINE
DL1218.530
1019篠原 拓朗VSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL1219.474
119石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1220.192
1262里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミー
Le Beausset Motorsports
DL1230.836
1344山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110
Buzz International
DL1240.328
1422宮田 莉朋RSS TAKAGI RACING
RSS
DL1242.785
1510⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1247.903
1637小高 一斗FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL1248.766
1770天野 翼Leprix Sport F110
leprix sport
DL1252.200
1845山崎 洋輔ふたごNRS with Buzz
Buzz International
DL1253.259
1975手塚 祐弥F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL1258.671
2055畑 亨志F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL121'27.431
2117永井 宏明ナインレーシング
ARN RACING
DL121'31.343
2238田島 剛タジマレーシング
GARAGE CHABATAKE
DL121'44.063
2321朝日 ターボヴァンガード TAKAGI RACING
RSS
DL121'55.234
2481佐々木 祐一ふたご&仙台DayDream
NRS
DL121'57.552
25*27ファン ドユンTEAM ZAP X DREAM F110
ZAP SPEED RACING TEAM
DL122'33.296
2620小山 美姫miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL111Lap
2724中原 英貴Team Braille MARS F110
ユ)マーズレーシングファクトリー
DL111Lap
2823YUGOS2R Racing
N-SPEED
DL111Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-2久保田 克昭Hanashima Racing F110
HANASHIMA RACING
DL84Laps
-51三笠 雄一B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL57Laps
-89清原 亮太SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL39Laps
-52番場 琢埼玉トヨペットGreenBrave
埼玉トヨペットGreenBrave
DL012Laps
-63グスタボ・ミャサバVSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL012Laps
-5平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110
RS FINE
DL012Laps
-66橋本 陸Skill Speed
Skill Speed
DL012Laps
-39加藤 潤平miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL012Laps
  • Fastest Lap: CarNo.8 上村優太(HDFP/SFS-F/コチラレーシング) 2'10.692 (12/12) 132.26km/h
  • CarNo.27は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(SC中のスピン)により、最終競技結果に対し、ペナルティーストップ20秒相当を含む65秒加算の罰則を科した。

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/14) Knock Out Q1 GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
164ベルトラン・バゲットEpson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'47.740--160.432
238石浦 宏明ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'48.041 0.301 0.301159.985
336伊藤 大輔PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'48.349 0.609 0.308159.530
439ヘイッキ・コバライネンDENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'48.432 0.692 0.083159.408
537アンドレア・カルダレッリKeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'48.501 0.761 0.069159.307
612安田 裕信カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS1'48.651 0.911 0.150159.087
7100山本 尚貴RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'48.655 0.915 0.004159.081
819関口 雄飛WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH1'48.691 0.951 0.036159.028
917塚越 広大KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'49.416 1.676 0.725157.975
106国本 雄資ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'49.533 1.793 0.117157.806
1124佐々木 大樹D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH1'49.616 1.876 0.083157.687
121松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI1'49.757 2.017 0.141157.484
1346柳田 真孝S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI1'49.761 2.021 0.004157.478
148野尻 智紀ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'49.984 2.244 0.223157.159
1515小暮 卓史ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'51.097 3.357 1.113155.584
---- 以上基準タイム予選通過 ----

■GT300 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/15) Knock Out Q1 GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
131中山 雄一TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS1'56.223--148.722
255高木 真一ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS1'56.905 0.682 0.682147.855
310アンドレ・クートGAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1'57.469 1.246 0.564147.145
411ビヨン・ビルドハイムGAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1'57.853 1.630 0.384146.665
588織戸 学マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'57.974 1.751 0.121146.515
60谷口 信輝グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'58.193 1.970 0.219146.244
761山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'58.271 2.048 0.078146.147
85密山 祥吾マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YH1'58.500 2.277 0.229145.865
977横溝 直輝ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH1'58.656 2.433 0.156145.673
1021藤井 誠暢Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH1'58.721 2.498 0.065145.593
1125谷川 達也VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH1'58.895 2.672 0.174145.380
1265蒲生 尚弥LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'59.041 2.818 0.146145.202
1333坂本 祐也Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH1'59.205 2.982 0.164145.002
147ヨルグ・ミューラーStudie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'59.239 3.016 0.034144.961
153星野 一樹B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'59.348 3.125 0.109144.828
1620中山 友貴UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH41'59.542 3.319 0.194144.593
1787佐藤 公哉クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'59.577 3.354 0.035144.551
1851脇阪 薫一JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH141'59.894 3.671 0.317144.169
19360吉田 広樹RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.699 4.476 0.805143.207
2060吉本 大樹SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH2'00.954 4.731 0.255142.905
2122和田 久グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH22'01.037 4.814 0.083142.807
2250ナニン・インドラ・パユーングSKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'01.135 4.912 0.098142.692
2348田中 勝輝DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'01.154 4.931 0.019142.669
24111植田 正幸Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'01.235 5.012 0.081142.574
2547柴田 優作DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'02.247 6.024 1.012141.394
269阪口 良平PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH2'02.327 6.104 0.080141.301
272高橋 一穂シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH2'02.674 6.451 0.347140.902
2830岩崎 祐貴NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'02.724 6.501 0.050140.844
---- 以上基準タイム予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第13-14戦もてぎ 伏兵#14根本が今季初ポール!#11牧野も復調で#36坪井のタイトルに黄信号?!

今季からスタートしたFIA-F4選手権もいよいよ最終ラウンド。
第13戦、第14戦の公式予選が11月14日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、第13戦は#14根本悠生(KCMG)、第14戦は#11牧野任祐(Rnスポーツ)がポールポジションを獲得した。

公式予選は朝8時より30分間で行われた。
この日のコンディションは朝から雨。ウェット宣言の出される中、全車ウェットタイヤでの走行となった。
16歳、17歳といったいわゆる限定Aライセンスの若者達をはじめとし、こうしたコンディションでの走行に不慣れな選手の多いカテゴリーということもあって、予選は開始早々からコースの至る所でスピンやコースアウトが続出、開始から17分が経過したところではついに赤旗中断となってしまった。この原因となったのは#20小山美姫(サード)だった。

予選は8時25分に残り時間13分で再開。
こうした荒れた展開の中で好タイムを連発してきたのが#14根本だった。
2013年のスーパーFJもてぎシリーズでは参戦した全てのレースで優勝している根本はウェットでの走行もむしろ得意としており、セッション半ばに2’10.218を記録、得意のもてぎで見事今季初ポールを獲得して見せた。
2番手につけたのが#11牧野。今季4勝を挙げながら、鈴鹿、SUGO、オートポリスとセッティングに悩み、ポイントリーダーの座を明け渡してしまった牧野だったが、この日の路面にクルマがピタリとはまり、残り18分でトップに立つと、中盤根本の先行を許すも2’10.304、2’10.630と安定したラップを刻んでセカンドベストタイムでは根本を上回り明日の決勝のポールポジションを獲得。
「稼げる時にポイントを稼いでおきます」と逆転チャンピオンに向けて好感触を得たようだ。

一方ポイントリーダーの#36坪井翔(トムス)は走り出し2’11.798でトップに立ったが、そこからタイムが伸び悩み、2’11.570で9番手。セカンドベストでも同じ9番手という結果に終わった。

第13戦決勝はこのあと午後1時10分から、第14戦決勝は明日の午前10時5分から、それぞれ12周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式練習結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/14) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
164中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'46.631--162.101
21松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI1'46.908 0.277 0.277161.681
338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'47.096 0.465 0.188161.397
4100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'47.293 0.662 0.197161.101
537アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'47.440 0.809 0.147160.880
617塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'47.473 0.842 0.033160.831
76大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'47.583 0.952 0.110160.666
836伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'47.640 1.009 0.057160.581
912安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS1'47.846 1.215 0.206160.275
108松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'48.094 1.463 0.248159.907
1119脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH1'48.137 1.506 0.043159.843
1224佐々木 大樹
ミハエル・クルム
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH1'48.213 1.582 0.076159.731
1339平手 晃平
ヘイッキ・コバライネン
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'48.429 1.798 0.216159.413
1446本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI1'48.544 1.913 0.115159.244
1515小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'48.875 2.244 0.331158.760

■GT300クラス

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/14) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
131嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS1'55.954--149.067
288織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'56.338 0.384 0.384148.575
311平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1'56.423 0.469 0.085148.467
40谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'56.825 0.871 0.402147.956
555高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS1'57.101 1.147 0.276147.607
621リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH1'57.178 1.224 0.077147.510
725土屋 武士
谷川 達也
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH1'57.184 1.230 0.006147.503
833坂本 祐也
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH1'57.188 1.234 0.004147.498
93星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'57.238 1.284 0.050147.435
1065黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'57.395 1.441 0.157147.238
112高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'57.401 1.447 0.006147.230
1261井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'57.593 1.639 0.192146.990
137ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'58.037 2.083 0.444146.437
14360吉田 広樹
田中 篤
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'58.376 2.422 0.339146.017
1577横溝 直輝
峰尾 恭輔
ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH1'58.464 2.510 0.088145.909
1687青木 孝行
佐藤 公哉
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'58.621 2.667 0.157145.716
1720中山 友貴
井出 有冶
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH41'58.699 2.745 0.078145.620
185玉中 哲二
密山 祥吾
マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YH1'58.753 2.799 0.054145.554
1910アンドレ・クート
千代 勝正
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1'59.060 3.106 0.307145.179
209白坂 卓也
阪口 良平
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH1'59.346 3.392 0.286144.831
2148高森 博士
田中 勝輝
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'59.443 3.489 0.097144.713
2251新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH141'59.545 3.591 0.102144.590
2350加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'59.685 3.731 0.140144.420
2460飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'59.718 3.764 0.033144.381
2522和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH21'59.768 3.814 0.050144.320
26111植田 正幸
鶴田 和弥
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'59.894 3.940 0.126144.169
2747井上 恵一
柴田 優作
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.509 4.555 0.615143.433
2830小泉 洋史
岩崎 祐貴
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.786 4.832 0.277143.104

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第14戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/14) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
TireTimeBehindGapkm/h
111牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-S
Rn-SPORTS
DL2'10.630--132.320
214根本 悠生GUNZE F110 KCMG
KCMG
DL2'11.015 0.385 0.385131.932
37大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL2'11.078 0.448 0.063131.868
488川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL2'11.354 0.724 0.276131.591
570天野 翼Leprix Sport F110
leprix sport
DL2'11.396 0.766 0.042131.549
652番場 琢埼玉トヨペットGreenBrave
埼玉トヨペットGreenBrave
DL2'11.453 0.823 0.057131.492
78上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL2'11.534 0.904 0.081131.411
83阪口 晴南DUNLOP SUTEKINA F110
SUTEKINA RACING TEAM
DL2'11.596 0.966 0.062131.349
936坪井 翔FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL2'11.599 0.969 0.003131.346
109石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL2'11.812 1.182 0.213131.133
114河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110
RS FINE
DL2'11.831 1.201 0.019131.115
1250山田 真之亮B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL2'11.931 1.301 0.100131.015
1319篠原 拓朗VSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL2'12.020 1.390 0.089130.927
1451三笠 雄一B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL2'12.247 1.617 0.227130.702
1566橋本 陸Skill Speed
Skill Speed
DL2'12.286 1.656 0.039130.664
1663グスタボ・ミャサバVSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL2'12.296 1.666 0.010130.654
1722宮田 莉朋RSS TAKAGI RACING
RSS
DL2'12.332 1.702 0.036130.618
185平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110
RS FINE
DL2'12.415 1.785 0.083130.536
1944山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110
Buzz International
DL2'12.526 1.896 0.111130.427
2037小高 一斗FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL2'12.555 1.925 0.029130.398
2127ファン ドユンTEAM ZAP X DREAM F110
ZAP SPEED RACING TEAM
DL2'12.622 1.992 0.067130.333
2210⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL2'13.079 2.449 0.457129.885
2321朝日 ターボヴァンガード TAKAGI RACING
RSS
DL2'13.254 2.624 0.175129.714
2462里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミー
Le Beausset Motorsports
DL2'13.335 2.705 0.081129.636
2545山崎 洋輔ふたごNRS with Buzz
Buzz International
DL2'13.359 2.729 0.024129.612
2675手塚 祐弥F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL2'13.516 2.886 0.157129.460
2739加藤 潤平miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL2'14.098 3.468 0.582128.898
2889清原 亮太SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL2'14.312 3.682 0.214128.693
2917永井 宏明ナインレーシング
ARN RACING
DL2'15.198 4.568 0.886127.849
3055畑 亨志F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL2'15.202 4.572 0.004127.845
312久保田 克昭Hanashima Racing F110
HANASHIMA RACING
DL2'16.641 6.011 1.439126.499
3220小山 美姫miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL2'17.123 6.493 0.482126.054
3381佐々木 祐一ふたご&仙台DayDream
NRS
DL2'17.590 6.960 0.467125.627
3438田島 剛タジマレーシング
GARAGE CHABATAKE
DL2'17.693 7.063 0.103125.533
3524中原 英貴Team Braille MARS F110
ユ)マーズレーシングファクトリー
DL2'24.46113.831 6.768119.651
3623YUGOS2R Racing
N-SPEED
DL2'32.96822.338 8.507112.997
---- 以上基準タイム(130% - 2'50.179)予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第13戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2015/11/14) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
TireTimeBehindGapkm/h
114根本 悠生GUNZE F110 KCMG
KCMG
DL2'10.218--132.740
211牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-S
Rn-SPORTS
DL2'10.304 0.086 0.086132.651
33阪口 晴南DUNLOP SUTEKINA F110
SUTEKINA RACING TEAM
DL2'10.374 0.156 0.070132.580
488川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL2'10.996 0.778 0.622131.950
57大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL2'11.074 0.856 0.078131.872
670天野 翼Leprix Sport F110
leprix sport
DL2'11.250 1.032 0.176131.695
78上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL2'11.255 1.037 0.005131.690
852番場 琢埼玉トヨペットGreenBrave
埼玉トヨペットGreenBrave
DL2'11.321 1.103 0.066131.624
936坪井 翔FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL2'11.570 1.352 0.249131.375
104河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110
RS FINE
DL2'11.671 1.453 0.101131.274
119石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL2'11.706 1.488 0.035131.239
1250山田 真之亮B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL2'11.709 1.491 0.003131.236
1363グスタボ・ミャサバVSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL2'11.881 1.663 0.172131.065
1451三笠 雄一B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL2'11.902 1.684 0.021131.044
155平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110
RS FINE
DL2'11.913 1.695 0.011131.033
1619篠原 拓朗VSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL2'11.949 1.731 0.036130.997
1744山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110
Buzz International
DL2'11.954 1.736 0.005130.992
1866橋本 陸Skill Speed
Skill Speed
DL2'12.047 1.829 0.093130.900
1922宮田 莉朋RSS TAKAGI RACING
RSS
DL2'12.188 1.970 0.141130.760
2027ファン ドユンTEAM ZAP X DREAM F110
ZAP SPEED RACING TEAM
DL2'12.349 2.131 0.161130.601
2137小高 一斗FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL2'12.539 2.321 0.190130.414
2221朝日 ターボヴァンガード TAKAGI RACING
RSS
DL2'12.567 2.349 0.028130.387
2345山崎 洋輔ふたごNRS with Buzz
Buzz International
DL2'12.855 2.637 0.288130.104
2410⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL2'13.069 2.851 0.214129.895
2562里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミー
Le Beausset Motorsports
DL2'13.258 3.040 0.189129.711
2639加藤 潤平miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL2'13.404 3.186 0.146129.569
2775手塚 祐弥F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL2'13.506 3.288 0.102129.470
2889清原 亮太SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL2'13.905 3.687 0.399129.084
2917永井 宏明ナインレーシング
ARN RACING
DL2'14.736 4.518 0.831128.288
3055畑 亨志F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL2'15.200 4.982 0.464127.847
312久保田 克昭Hanashima Racing F110
HANASHIMA RACING
DL2'16.326 6.108 1.126126.791
3238田島 剛タジマレーシング
GARAGE CHABATAKE
DL2'16.808 6.590 0.482126.345
3320小山 美姫miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL2'17.075 6.857 0.267126.099
3481佐々木 祐一ふたご&仙台DayDream
NRS
DL2'17.223 7.005 0.148125.963
3524中原 英貴Team Braille MARS F110
ユ)マーズレーシングファクトリー
DL2'24.31514.097 7.092119.772
3623YUGOS2R Racing
N-SPEED
DL2'29.99419.776 5.679115.238
---- 以上基準タイム(130% - 2'49.388)予選通過 ----

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿フォトギャラリー

sf07_001 sf07_002 sf07_003 sf07_004
sf07_005 sf07_006 sf07_007 sf07_008
sf07_009 sf07_010 sf07_011 sf07_012
sf07_013 sf07_014 sf07_015 sf07_016
sf07_017 sf07_018 sf07_019 sf07_020
sf07_021 sf07_022 sf07_023 sf07_024
sf07_025 sf07_026 sf07_027 sf07_028
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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿決勝 可夢偉「レースはエンターテイメントプラス結果」チームルマン、レース後のドライバーコメント

#7平川亮

(第1レース)

12番グリッドからのスタートは怖かったです。セーフティーカーが先導しても視界は悪いままなので安全かどうかはわかんないです。レースも後ろについていくだけで、近づくと何も見えないので。フレッシュエアで走れなかったので空力もいいのかどうかわかりませんでした。

(第2レース)

スタート前の8分間の走行の感触は悪くなかったです。スタートで2台ぐらいパスして、中山選手とのバトルになりました。僕の方はリヤタイヤを使ってしまって立ち上がりが良くなかったので、コーナーの進入で抜いてやろうと。中山選手はスプーンのブレーキングが甘くて、目の前でミスをしていたのでチャンスと思って抜きました。
結果だけ見れば5位で元を取れた感じです。予選をもっと頑張って前の方からスタートしないとなと思います。GTでは予選がうまくいっているので、何か勘違いしている部分があるのかもしれません。

(今シーズンを振り返って)

僕もですがファンの皆さんも望んだ結果が出せなくて悔しいです。また来年もチャンスがあれば、予選をうまくやってきっちり結果を残したいです。表彰台を争って、優勝もしたいです。来年のことはまだ決まっていません。

(海外への興味は)

あります。WECとかも。僕もトヨタのドライバーなんで、機会があれば乗りたいです。アメリカは今は考えていません。危ないですよあれ。

#8小林可夢偉

(グリッド上でフロントブレーキ周りから炎が上がった件につて)

あのままスタートしてもクルマには何の問題もありませんでした。最後尾に下げられることになって帰ってしまおうかと思いました。あの位置から上位に上がるのは無理だし、危ないでしょう?
クルマは全然問題ありませんでした。混んでる中で走っていてもトップ集団と同じペースで走れていたので。

(今シーズンを振り返って)

ポールも優勝もなかったので寂しいなと。いけそうでなかなか行けない。いつも「あとちょっと」しか言ってない、毎回。それしかない。あとちょっとあれば世界が変わったんですけどね。ある意味安定はしていたんですが。

(スーパーフォーミュラの印象)

まず練習時間が短いし、タイヤセットも少ないので、完璧な状態で予選に行くことが少なかったです。まあみんな同じなんですけど。そういうことがあるので、予選は開けてびっくり、みたいなことがあるんですよ、良くも悪くも。予測しにくい状態で走るのは難しいなと思ったのと、やっぱりレベルが高いんで誰が勝ってもおかしくない。だから誰かが予選うまくいくといきなりバーンと前に来たりする。「ま、こんなもんだろう」くらいのペースじゃポールは取れない。だからレースも難しい。レースペース良かったから勝てるというわけでもない。練習時間が短いし、僕の場合初めて走るサーキットも多かったので、タイヤがどうたれていくのかも予測できない。日本のレースというものを色んな意味で勉強できました。あと一歩だったなと。

(ファンへのメッセージ)

優勝できなかったのはすごい悔しいですけど、目の前で戦える姿を見せられてるのは僕としては良かったなと。雨の中、寒い中来ていただいて感謝します。
レースって印象に残るだけじゃなくて結果も残さないとね。なかなか難しいんですよね、トップでぶっちぎってても「つまらない」って言われるし。レースってエンターテイメント、プラス結果、というのがあるから、それを同時にやるのは難しくて。ストーリー性がすごく大事なんで、そこをどうやって作るか、というのがあればファンの皆さんもさらに興味を持っていただけるのかなと。AKB戦法っていうんですか(笑)ストーリー性があるから応援のしがいがあるという。

(来年に向けて)

今年の経験が自信をさらに強くすると思います。常に行けると思ってます。行けないと思ったのは今日の第2レースぐらいですね。来年のことはまだ決まっていません、農作業してるかもしれないし(笑) 今のところはこれで無職。スーパーフォーミュラも有力な選択肢です。GTは以前フェラーリで経験してるし、日本で2つやるっていうのは今の所考えられないです。スーパーフォーミュラに乗ってるか、トラクターに乗ってるか(笑)

(海外から問い合わせがあったらどう答えるか)

いや僕一人誘ったんですけどね。約1名誘って、「よし行くぞ」ってなってたんですけど、某社が契約してしまって。本人くる気満々だったんですけどね。ただ、ここで日本がダサいのは、ここできっちりお金出さないといけないんですよ。それは向こうのほうが全然高いんで。それがあるまでは真剣にやる気でしたよ。
そうやって盛り上げていかないと。F1だって今のスター選手がいなくなったら誰が見るの? って話ですよ。逆に今のF1のスター選手がスーパーフォーミュラに乗るってなったらみんな見に来るでしょ? そのぐらいの発想があってもいいし、モータースポーツが大切というなら、そのぐらいしないとね。別にF1ほどの金額じゃなくていい。今のGTのトップクラスと同じくらいの額で「え、そんな貰えるの」てなります。F1降りるとそんなに貰えるわけじゃないんですよ、次はDTMくらいかな、まあアメリカは置いといて。でもDTMはドライバーにはあんまり評判良くないんですよ。メーカー戦争あるし、タイヤがへぼいし。うまくやれば日本も。ドライバーはすごく興味あるんです。もし向こうから来たいってなったら迎え入れられるようにメーカーさんも準備しておいて欲しいなと思いますね。それぐらい面白い事が欲しいなと思いますね。
誰かが契約切れる頃に僕が近づいてって「どう?」って声かけてみようかなって。
レースをどうやって面白く見せるか、ってもっと考えて欲しいんですよ。僕らドライバーもやれることはやるし。あとはこれをいかにしてグローバルに展開していくかだと思うんですよ。
アジアとかでも映像タダであげて「とりあえずこれ流してくれ」ってやってもいいと思うんですよ。それで興味持ってくれたら日本に見に来てくれたり、走りに来てくれたりするかもしれないじゃないですか。やっぱりそういう風にグローバルに考えて欲しいなっていうのが、スーパーフォーミュラを1年やって感じました。僕らもモチベーション上がると思うんですよ、そうなれば。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO

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SF:2015シリーズチャンピオンのコメント

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ドライバーズチャンピオン #38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-2015-ishiura とりあえずホッとしています。プレッシャーがあるにはあって、眠れないほどじゃないけど緊張もしていたんですが、チームの雰囲気が明るくて、予選前もふざけてたりとか、笑ったまま行かせてくれたんで、そういうのに助けられて自分の実力を出し切れました。そこはよかったです。
無事に終われてホッとしています。
今回はきっちりできた、という安心したという気持ちが大きくて、そんなに感情的にならなかったんですけど、ウィニングランから戻ってきて、体重測って、メカさんたちの顔を見たときにこみ上げてきました。チーフメカさんが開幕前に緊急入院したり、僕のためにチームを移籍してくれたメカさんがいたりしたので、彼らの顔を見ていて思わず涙が出てしまいました。
19歳でレースを始めてからずっと一貴や可夢偉とレースしてきてて、なかなか自分が目立つ番が来なかった。今年可夢偉選手が参戦してきて、また一緒にレースできたことが嬉しかったし、今まで助けてくれた人がいっぱいいて、人に恵まれてここまできたので、ここでいい結果を残せばその人たちに恩返しできるかなと思っていました。
今シーズンはあっという間でした。岡山で勝った時はずっと赤いランプをつけていられると思っていなかったんですが、2勝目を挙げたところでチームの雰囲気が変わりました。
でも、僕らはGTも同じスタッフでやっているので、毎週同じリズム、同じ流れでやってこられて、すごくやりやすかったです。
チームチャンピオン 舘信秀(PETRONAS TEAM TOM’S)
sf-rd7-2015-tachi 隣が中嶋一貴だったらもっとよかった、というのが正直な気持ちです。3年連続でチームタイトルを取れてよかったと思っています。今週末は中嶋が出だしから調子が悪くて心配していたんですが、最後2位に入ってよかったなと。
一貴は1回休んでの2位ですからね、よく頑張ってくれたなあと思います。
新チャンピオンが出るというのは大事なことだと思うので、おめでとうございます。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第7戦鈴鹿決勝レース2 上位3人のコメント

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優勝 #16山本尚貴(TEAM無限 SF14)
sf-rd7-r2-pc-yamamoto 優勝することができて素直に嬉しいです。レース1ではクルマの調子があんまり良くなくて、レース2に不安を持っていましたが、エンジニアが素晴らしいクルマを作ってくれたおかげで本当に気持ちよく走ることができました。スタートも不安があって、練習でも何ひとつ成功がなくて本番でも何が正解かわからない中でスタートを切ったんですが、みんなも同じだったようで、何とか無難に決められて。そんな中で中嶋選手がいいスタートを切っていて結構強引な部分もあったんですが、ここを押さえないと勝てないと思って引くに引けなかったですし、フェアに戦ってくれた中嶋選手には感謝しています。
走っている最中はとにかく攻めること。攻めることでしか集中できないと思って走っていました。
それが勝因だと思います。ようやくというか、シーズンの最後に優勝することができてホンダに1勝をもたらすことができましたし、ブリヂストンタイヤで最後に優勝できたことを光栄に思います。
2位 #1中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)
sf-rd7-r2-pc-kazuki 今朝のレースがセーフティーカースタートに決まった時点で「終わったかな?」と思いました。ただ第2レースのスタートは狙っていて、いいスタートが切れたかなと思ったんですけども思いのほか山本選手も伸びてきて。思いのほか狭くて、完全にチキンレースだったんですけど、このままいったらぶつかるなと。どうやって切り抜けたか覚えていないくらいギリギリでしたが、山本選手の気持ちが伝わってきましたね「こりゃやばいな」と。引くしかなかった。
そのあとはそれなりにいいペースで走ることができました。今週はずっとダメで、いい流れではなかったんですけど、最後は表彰台で終われたので来年につながったかなと思います。
3位 #19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)
sf-rd7-r2-pc-oliveira 朝のレースはいいペースだったんですけど、残念なことにセーフティーカースタートになってしまいました。あの程度の雨ならスタンディングスタートでできたと思います。
そのあとはオーバーテイクがすごく難しくて、途中でナオキと接触して終わってしまいました。
午後のレースはスタートが決め手でした。大外から2、3台抜いていったんですけど、コーナーに入ったところでイン側にクルマがいっぱい飛び込んできて、行く場所がなくて4位に落ち、野尻選手を追い越して中嶋選手を追いかけるレースになりました。
優勝チーム監督 手塚長孝(TEAM無限)
sf-rd7-r2-pc-tezuka 最後の最後に優勝することができて、本当に嬉しいです。第1戦から最終戦まで、勝利を目指して常に戦っていたんですが、中盤戦は悩む部分もあって非常に苦しい思いもした中で、チームワーク、ピット作業とかドライバー、スタッフ、すべてが向上心を持って仕事に取り組んでくれたことで、優勝という形で終わることができたと思います。
最後のレースで強いクルマ、強いドライバーが見れたなと。気持ちよくぶっちぎって勝てたことが嬉しいし、ホンダエンジン搭載車として1勝できて、来年につながるデータ取りができました。本当にありがとうございました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第7戦鈴鹿決勝レース2 ポールの#16山本が2年ぶりの勝利!ドライバーズタイトルは#38石浦のものに

山本尚貴待望の今季初優勝!そして石浦宏明涙の初タイトル!!
2015全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の決勝レース2が11月8日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#16山本尚貴(TEAM無限 SF14)が終始独走、2013年の最終戦以来2年ぶりの国内トップフォーミュラ優勝を達成。#1中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)は2位に終わった。
また、これによりシリーズチャンピオンは#38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)が2015年のドライバーズチャンピオンを獲得。石浦にとっては国内トップフォーミュラでの初タイトルとなった。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選日13,500人/決勝日16,000人/大会総入場者数29,500人)

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決勝レース2は午後3時にフォーメーションラップを開始。雨は依然として降り続いていたものの、予定通りスタンディングスタートで始まった。
ところがスターティンググリッド上で#8小林可夢偉(チームルマン)のフロントブレーキ周りから炎が上がったためにスタートはディレイとなってしまう。
出火したのはディスクローターを覆っているCFRP製の「インナーディフレクター」と呼ばれるパーツ。これがカーボンディスクの熱に耐えられずに溶けてしまったのだ。
8号車の消火作業の後、レースは当初予定から1周減算され27周で行われることになり、この原因を作った小林は最後尾にグリッドを下げられる措置がとられた。

仕切り直しとなったスタートでは予選4番手の#1中嶋がイン側から凄まじい勢いで加速してきて1コーナーでポールの#16山本に並びかけてきた。
さらには予選6番手の#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラも大外からぐんぐん二人に迫ってくる。
しかし山本はギリギリの間合いで中嶋を押さえ込み、オリベイラはイン側に殺到する車群に行く手を阻まれてランオフエリアに逃れざるをえず、#40野尻智紀(ダンデライアン)にかわされて4位に後退してしまった。

トップに立った山本はそこから一気に逃げにかかり、2周目には2秒、6周目には4.4秒、20周を消化する頃には7.4秒の差を2位中嶋との間に築き上げていった。

その後方ではオリベイラが6周めのバックストレートで野尻を捉えて3位浮上、後退した野尻はその後エンジントラブルにより10周で戦列を去ることに。
続いてレース1優勝の#2アンドレ・ロッテラーも12周めのスプーン手前で突如スローダウン、そのままグリーンゾーンにクルマを止めてしまった。

これにより、7番手スタートだった石浦は労せずして4位に浮上する事になる。
石浦の後方には#34小暮卓史(ドラゴコルセ)、#3ジェームス・ロシター(コンドーレーシング)が続いていたが、2台は13周目のシケインで接触。
小暮はスピンアウトを喫して#18中山雄一(KCMG)、#7平川亮(チームルマン)らの先行を許し、ロシターはフロントウィングにダメージを負ってそのままピットに戻ってレースを終えた。

トップの山本はその後も中嶋に付け入る隙を与えず、最後は中嶋に5.7秒の差をつけてチェッカーを受け、2013年11月の最終戦鈴鹿の第1レース以来2年ぶりの勝利をものにした。
ホンダエンジンにとってもこの勝利は今季初。昨年9月の第6戦SUGOで野尻智紀以来1年2か月ぶりの勝利となった。
このレースでの優勝が逆転の条件だった中嶋は惜しくも2位に終わり、石浦がこのレースを4位でフィニッシュしたために、シリーズポイントは石浦51.5pt、中嶋45.5ptとなり、2008年にフォーミュラニッポンにデビューし、途中2年のブランクを経て昨年カムバックしてきた石浦宏明が悲願の初タイトルを6シーズン目にしてついに手にすることになった。

なお、思わぬトラブルから最後尾スタートとなった小林はトップの山本をも上回るハイペースで激しい追い上げを展開、コースの至る所でオーバーテイクを披露して場内を大いに湧かせたが、わずかにポイント圏内には届かず9位で2015シーズンを終えることになった。

なお、このレースを持って1973年以来続いてきたブリヂストンの国内トップフォーミュラへのタイヤ供給はひとまず終了。来季からは横浜ゴムが新たにワンメイク供給を開始する。

2016シーズンの開幕は現時点で4月16-17日に鈴鹿サーキットで予定されているが、この日は世界耐久選手権(WEC)第1戦シルバーストンと日程が重なっているため、FIAのカレンダー調整の結果に応じて変更になる可能性が大きい。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第7戦鈴鹿レース2決勝結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/08) Final Race 2 Weather:Rainy Course:Wet
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
EngineTireLapTotal_Time
Behind
116山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414EBS2752'32.553
21中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS275.712
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS2711.324
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS2730.889
57平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS2735.407
618中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4ABS2745.852
734小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414EBS2746.989
839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS2751.118
98小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS2751.659
1064中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS2756.658
1110塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414EBS2757.212
1220アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS2757.677
134ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS271'08.228
1441ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS271'08.591
1511伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414EBS271'14.369
---- 以上規定周回数(90% - 24Laps)完走 ----
-65ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS216Laps
-3ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS1314Laps
-2アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS1017Laps
-40野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS1017Laps
  • Fastest Lap: CarNo.41 ナレイン・カーティケヤン(DOCOMO DANDELION M41Y SF14) 1'55.809 (4/27) 180.51km/h

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SF:第7戦鈴鹿決勝レース1 上位3人のコメント

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優勝 #2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)
sf-rd7-r1-pc-lotterer 複雑な心境です。優勝はできましたが、チャンピオンシップの可能性がなくなってしまいましたから。まあレース2でも勝つために頑張ろうとは思っていますけども。
セーフティカースタートになったのはちょっとつまらないなと思いました。リードをキープしてそのままフィニッシュしましたが、もうちょっとエキサイティングな要素があっても良かったと思うし、セーフティカースタートにしなくても良かったんじゃないかと思っています。
まあ勝てたことは嬉しいと思ってるし、レース2も僕らのチームがチャンピオンシップを獲得できるように頑張ろうと思います。
2位 #38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-r1-pc-ishiura セーフティカースタートになった時は「いいのかな?悪いのかな?」って迷ったんですが、コースを見るとイン側がすごく水が多かったので、それを見た瞬間にこれはラッキーだなと思いました。おかげでポジションを落とすことはなかったんですが、アンドレには追いつけそうもなかったので、後ろの速い2台はなんとしても抑えなきゃなと思っていました。途中までコントロールはできてたし、問題ないかなと思って自分なりにプッシュしてたんですが、残り5、6周で突然水が多くなってハイドロプレーニングがひどくなり、ダンロップを走ってる時にハーフスピンしてしまい「これは終わったな」と思って後ろを見たら誰もいませんでした。多分その周にジェームスが飛んでったんだと思います。
タイヤが新品じゃなかったのでハイドロがひどくて、スプーン行くまでにも何回も横向いてたし、残り5周ぐらいからすごくリスキーな感じになってたので、そこだけ集中して走りました。
ジェームスが残ってたら決まってたみたいなんですけど、それを無線で聞いた時はガッカリしました(笑)
まあでも気を抜いてたら何があるかわからないので、レース2も気を引き締めて、可能な限りポイントを取りたいと思います。
3位 #8小林可夢偉(Team KYGNUS SUNOCO SF14)
sf-rd7-r1-pc-kamui 個人的にはセーフティカースタートが一番残念でした。8分間の走行でクルマが速い気がして、充分いけると思ってたし、そこでスタート練習もうまく決まってたので、セーフティカーと聞いた時に「帰ろうかな」ぐらいに思いました(笑)
まあでもなんとかチームの人達が「とりあえず行こうか」って言ってくれてスタートしたんですけども。非常に厳しいレースになりました。5m先がやっと見えるぐらいの視界の中で表彰台に上がれたのは良かったので、もう1レースもポジティブに、セーフティカースタートじゃないことを願って、レースできたらなと思います。
優勝チーム監督 舘信秀(Team TOM’S)
sf-rd7-r1-pc-tachi 一貴のチャンピオンが相当難しくなりましたよね。次のレースで石浦くんが1点も取れないってことは考えにくいんで。そうあって欲しいんですけど(笑)
レース中は本当に石浦くんには申し訳ないけど、ジェームス・ロシターと可夢偉を応援してました。でも石浦はよくやりましたよね、この2位は大きいと思います。
最後のレースも諦めないで、中嶋を優勝に導いていきたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第7戦鈴鹿決勝第1レース #2ロッテラー独走で今季3勝目。しかし#38石浦2位入賞でタイトル争いは#1中嶋一貴との一騎打ちに

2015全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の決勝第1レースが11月8日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションの#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)がそのままリードを広げて逃げ切り、今季3勝目を挙げた。
2位にはポイントリーダーの#38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)がつけたが、ランキング2位の#2中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)が4位に入ったため、選手権の行方は第2レースの結果に持ち越された。

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決勝日の天候はあいにくの雨。
このため午前10時から予定されていた20周の決勝第1レースは、セーフティーカーの先導でスタート、3周目より追い越しが解禁となった。

ポールシッターの#2ロッテラーは後続に全く付け入る隙を与えず、序盤から独走状態に持ち込み、6周を消化する頃には2位の#38石浦に6秒弱のリードを築き上げる。
3位は#3ジェームス・ロシター(コンドーレーシング)、4位には#8小林可夢偉(チームルマン)がつけ、#1中嶋は5位につけた。
もしこのままの順位でレースが終了すれば、石浦の得点は49pt、中嶋は41ptとなり、第2レースの結果を待たずして石浦のチャンピオンが決定する。

ところが石浦の後方からは#3ロシターが激しく追い上げてきた。
ロシターは5周目のバックストレートでオーバーテイクボタンを使って石浦との間隔を詰め、続くシケインでインを伺う。
接触を伴いながらもかろうじて抑え込んだ石浦だったが、16周めにロシターがコースを飛び出してレースを終えてしまったため、後方の中嶋が4位に繰り上がってしまった。
この状況では中嶋の獲得ポイントが41.5ptと成ってしまうため、第2レースで中嶋が優勝し、石浦がノーポイントに終わると逆転で中嶋がチャンピオンということになってしまう。

更にはロシターの脱落で3位に浮上した#8小林も石浦の背後に迫り、18周目のシケインでインに飛び込んできた。しかし小林は勢い余ってオーバーラン、その後は石浦も小林に付け入る隙を与えなかったため、レースはロッテラー、石浦、小林、中嶋の順で終了。
これにより獲得ポイントは石浦49pt、中嶋41.5pt、ロッテラー40ptとなり、また#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)は9周目のヘアピンで飛び出してリタイヤに終わったため、この時点でロッテラーとオリベイラがチャンピオン争いから脱落、かろうじて中嶋の可能性が首の皮一枚残るという状況になった。

決勝第2レースはこのあと午後3時より28周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第7戦鈴鹿レース1決勝結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/08) Final Race 1 Weather:Rainy Course:Wet
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
EngineTireLapTotal_Time
Behind
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS2042'03.785
238石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS205.895
38小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS206.632
41中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS2036.779
540野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS2047.378
634小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414EBS2051.243
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS2053.744
811伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414EBS2054.903
910塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414EBS2055.939
107平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS2059.661
1165ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS201'00.699
1241ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS201'01.638
134ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS201'05.712
1416山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414EBS191Lap
---- 以上規定周回数(90% - 18Laps)完走 ----
-18中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4ABS173Laps
-3ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS155Laps
-20アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS1010Laps
-64中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS1010Laps
-19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS812Laps
  • Fastest Lap: CarNo.2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14) 1'55.401 (14/20) 181.51km/h
  • セーフティーカー(SC)スタートとした。

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SF:第7戦鈴鹿 チームルマン公式予選後のコメント「チャンピオンシップ勝ちたかったら、スタート前に僕のところに来てください」(小林可夢偉)

#7平川亮
(予選結果について)Q1はニュータイヤの時に間合いが取れずに、タイヤを暖めきれないうちに残り時間がなくなって、止むを得ずタイヤが暖まりきらない状況でアタックをしました。Q2はエンジンが不調でストレート区間で伸び悩んで、悔しい予選でした。
(クルマの状態について)方向は見えていたので、特に迷うことなくセットアップを進めていく上でタイムも上がっていったので、予選のクルマのバランスは悪くなくて、感触は良かったです。
(決勝に向けては)ドライなら予選のセットアップで良いと思いますし、雨だとチームがデータを持っているので、それに変えてタイヤを替えて走るだけかなあと思います。
スタート次第ですね。スタートがうまくいけば入賞県内もいけると思いますし、失敗しないように完走します。スタートして一気に前に出たいですね、フライングギリギリで。
(エンジンの不調とは?)まだ分かっていなくて、今調べています。
#8小林可夢偉
(予選について)Q1は一発目走り出したタイヤとニュータイヤで2秒も上がってしまいました。最初はもう戦えないペースだったんで、諦め半分でニュータイヤで出て行ったらびっくりするぐらいのグリップでした。あれぐらいのグリップで練習からQ1を走り出せてたら多分トップとか取れたんだろうなと。あまりにもフィーリングが違いすぎたんで、平凡に行くしかありませんでした。あのグリップで最初からバーンといけてたら、コンマ15ぐらいは稼げたと思うんで。
Q2は通ればいいな、くらいの気持ちで行ったら2番で。「もしかしたらこれはいけるかも?」と思ってQ3行ったんですけど、思ったより攻めきれなかった。攻めたんですけど、足りなかった。あとホンダ勢が突然バーンと前に来ちゃったのが予想外でした。一応タイムは上がっているんで、何か失敗したとかそういうんじゃないんです。
正直僕Q1で落ちると思っていたんで、Q1が余裕のない状態なんですよ。だからそこまで上がり幅がなかった。
(朝のフリー走行について)この寒い路面に対して、一回使ったタイヤって硬くなるんですよね。タイヤの熱入れに入らない温度帯にいたから、ズルズルで。グリップがなくてダメだったんですけど、ニュータイヤを入れてたらちょうど(作動レンジに)入るところに行くから、タイム差がすごいある。今まで2秒も違ったことがなかったので、感覚的にも明らかに違うかったんで、グリップが上がってよかった反面、僕は今までスタンダードにQ3来てるんで、中古タイヤでしか走れない、タイヤに関して貯金のない状態で来てるのでこうなったというところです。
セッティングが詰め切れなかったのもあるんですけど、何より感覚の違いが大きかったです。
(決勝について)どちらのレースも僕はチャンピオンシップに一番影響するスターティングポジションにいるので、もしチャンピオンシップ勝ちたかったら、スタートまでの僕のところに来ていただければ、ちょっと考慮したレース展開にしようかなと、思っているということだけ書いといてください(笑)
朝の段階で一回目、で「やばいな」と思ったらお昼の段階で二回目、受け付けてるんで。
二回とも僕はいいところにいるんで、お陰さんで。
明らかに威嚇してきたら、僕も威嚇するスタートをするしかないなと。もしかしたら、1位走ってても、イラっとしてたらダーンていくかもしれない。それは交渉次第です。
雨なんで、あんまり優勝しても嬉しくない。「雨のお陰で勝てた」みたいに言われてもしょうがないし。ラッキーで勝ててもしょうがないし、ドライで勝てないとチャンピオンシップなんか戦えないのはわかってるんで。そういう意味でもポールは取りたかったです。ポールを取れなくて悔しいし、シーズン的にも悔しいです。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO

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SF:第7戦鈴鹿公式予選 レース2上位3人のコメント

sf-rd7-q-r2-ps-top3

ポールポジション #16山本尚貴(TEAM無限SF14)
sf-rd7-q-r2-pc-yamamoto 自分でもここにいるのが不思議な感じです。今までのポールポジションて「あ、狙えるな」とかそういう手応えがあったんですけど、今回はポールを取れる手応えがなかったし、朝のフリー走行ではトップ3に入る手応えもありませんでした。そこから今回はインターバルがすごく短く感じて、セットの変更も大変だったと思いますけど、阿部さんはじめチームのメカニックのが一生懸命車を仕立ててくれて(ギヤレシオの変更をしたとのこと)、予選に臨んだんですけど、Q1も特別手応えを感じなかった。でもQ2はクルマに変更を加えたのもあるんですけど、コンディションがすごくあってきて、Q3ではダウンフォースを削る賭けが当たりました。グリップもすごく良くて。1日の流れとしてはすごく良かったのかなと思います。
大事なのは明日なので、気を引き締めて明日は頑張りたいなと思います。
予選2位 #2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)
sf-rd7-q-r2-pc-lotterer いい1日だったし、ベストを尽くしたんですが、Q3は山本だけパワーアップしたんじゃないか?ってくらいに速かったです。
でも全て出し尽くしたと思ってるし、クルマはすごくいいので、明日に向けて頑張ります。
予選3位 #40野尻智紀(DOCOMO DANDELION SF14)
sf-rd7-q-r2-pc-nojiri 朝の走り出しはあまりグリップを得られなくて苦労したんですが、徐々に路面コンディションが良くなってきたのか、フリーの最後の方ではなんとなく予選の見通しが立つようなレベルまでグリップしてきました。Q1ではまだトップが見えなかったので、ほんの少しアジャストしてQ2を走ったら、「あ、これ意外と踏めるな」という感触を得ました。Q1、Q2、Q3と路面コンディションが良くなって行ったように感じました。Q3は今週の中で一番一生懸命踏んで行った部分があって、現状のベストを出せたと思います。ただ負けてるのは事実だし、負けてる部分がどこなのかもわかっているんで、もう少し思い切ったことができていればポールが取れていたのかなと思います。明日はレース1から一生懸命走ってポイントを獲得して、レース2は二人の前でゴールするように一生懸命やります。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第7戦鈴鹿公式予選 レース1上位3人のコメント

sf-rd7-q-r1-ps-top32


ポールポジション #2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)
sf-rd7-q-r1-pc-lotterer ほぼパーフェクトな1日でした。あと少しで両方ともポールが取れたはずだったんですが、Q3は残念な結果に終わりました。でも第1レースでポールポジションを取れたことは重要だと思うし、クルマの調子はいいので、気分はハッピーです。ただ、みんなすごくタイムが接近していて、Q3でポイントを獲得できなかったのは残念です。明日の決勝には期待しています。
予選2位 #38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-q-r1-pc-ishiura 朝のフリー走行の感じでアンドレにちょっとずつ負けてる感じがしていましたが、いつも通りというか、予選で初めてニュータイヤを履くとそんなに悪い感じじゃないのかな、という感触はありました。予選に挑んでみて、Q1のフィニッシュラインに戻ってきたフィーリングとしては「もしかしたら(ポールを)取れたかは?」という手応絵がありましたし、グリップも感じられました。でも帰ってきたら100分の4秒くらいかな?負けてしまってて。そこで1点欲しくてポールを狙ってたんですけど。そこまでは順調に来ていたんですが、Q2、Q3といつもだったら他より上がり幅が大きいんですけど、今回はそんなに変わらなかった。今回Q1で上位につけようと意識していたので、ちょっとどこかで間違えたのかな、という感じです。そんなに大きなミスはしていないはずなんですがタイムが伸びなかったので、ちょっとそこはこれから考え直さないといけないなと思います。
予選3位 #3ジェームス・ロシター(FUJIxD’station KONDO SF14)
sf-rd7-q-r1-pc-rositer 朝のフリー走行の結果から考えても、今週末はいいセッティングが見つけられたと感じました。なので、クルマに少しだけ変更を加えて予選を走りました。フィーリングは良かったんですがみんなすごくタイムが接近していて正直アンドレのタイムは見えませんでした。
そのまま何もセッティングを変えず、タイヤの内圧もそのままでQ2を走ったんですが、なぜかグリップ感がありませんでした。今の所理由は全くわかりません。チーム全員で首を傾げている状態です。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第7戦鈴鹿公式予選 第1レースは#2ロッテラー、第2レースは#16山本がそれぞれ今季2度目のポール獲得!!

全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の公式予選が11月7日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
シーズン唯一の2レース制で行われる今大会では予選Q1の結果で第1レース、Q2、Q3の結果で第2レースのスターティンググリッドが決定するという独特の予選方式が採用されたが、その結果第1レースは#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)が、第2レースは#16山本尚貴(TEAM無限SF14)がそれぞれポールポジションを獲得して明日の決勝に臨むこととなった。

公式予選は午後1時30分よりノックアウト方式で行われた。
この日の鈴鹿サーキットは朝から分厚い雲が上空を覆い尽くしていたが、幸い終始ドライコンディションでの走行となった。

sf-rd7-q-lotterer

sf-rd7-q-rositer

sf-rd7-q-ishiura

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sf-rd7-q-16

sf-rd7-q-2

sf-rd7-q-40

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予選Q1

20分間の走行で第1レースの全グリッドと第2レースの15位以下が決まるこのセッション。いずれのドライバーも朝のフリー走行で使用したタイヤを装着して走り出し、残り時間6分前後でニュータイヤに履き替えて本格的なアタックに取り掛かった。
ここでポイントリーダーの#38石浦宏明(セルモインギング)が1’38.392を叩き出してトップに躍り出ると、その直後に#3ジェームス・ロシター(コンドーレーシング)も1’38.392と全くのどうタイムを出してきた。
しかしチェッカーフラッグが提示された直後に朝のフリー走行でトップタイムを記録していた#2ロッテラーが1’38.354と二人のタイムをわずかに上回ってトップに。
結局このタイムがQ1のベストとなり、ロッテラーは第6戦SUGOに続いて今季2度目のポールポジションを獲得した。
また、ここではトップから1秒以内に16人ものドライバーが名を連ねる結果となり、#65ベルトラン・バゲット(ナカジマレーシング)はロッテラーからわずか0.796秒差だったにも関わらず15位に終わり、Q1で姿を消すこととなった。この他#10塚越広大(リアルレーシング)、#20アンドレア・カルダレッリ(インパル)、#64中嶋大祐(ナカジマレーシング)、#4ウィリアム・ブラー(コンドーレーシング)がここで予選を終えた。

予選Q2

7分間の走行でレース2の9位~14位のグリッドを決めるQ2では開始直後から2周をウォームアップに使って各車1周ずつのタイムアタックを行った。
ここでもロッテラーが他を圧倒する速さをみせ、1’38.158とさらにタイムを縮めてトップに。
以下#8小林可夢偉(チームルマン)、#16山本、#40野尻智紀(ダンデライアン)、#38石浦と続き、#34小暮卓史(ドラゴコルセ)、#18中山雄一(KCMG)、#7平川亮(チームルマン)、#11伊沢拓也(リアルレーシング)、そしてなんと#3ロシターと#41ナレイン・カーティケヤン(ダンデライアン)がノックアウトされる結果となった。
第1レース3位につけたロシターはQ2に向けてセットアップやタイヤの内圧は一切行わなかったとのことだが、Q2が始まると原因不明のグリップ不足に直面してタイムを伸ばすことができなかった。

予選Q3

第2レースの上位8グリッドを決める予選Q3。ここでもまた2周のウォームアップののちにたった1周のタイムアタックという流れで進行して行った。朝のフリー走行から好調ぶりをみせつけている#2ロッテラーはここでも1’38.023とさらなるタイムアップを果たしたが、これを上回ったのが開幕戦ポールの#16山本だった。
Q3に向けてダウンフォースを削る賭けに出た山本が出したタイムは1’37.963。この日の全セッションを通じて唯一の37秒台のタイムだ。これにより山本は今季2度目のポールポジションを同じ鈴鹿で獲得、2位に#2ロッテラー、3位に#40野尻とトップ3のうちの2台をホンダエンジン勢が占めるという結果になった。
一方、ポイントリーダーの#38石浦はQ1でこそ2番手タイムを記録したものの、Q2、Q3と進むにつれていつものようなフィーリングの向上が感じられなかったといい、なんと7番手からのスタートになってしまった。一方シリーズポイント2位につける#2中嶋一貴(トムス)はQ3で4位につけており、石浦は何としても第1レースで中嶋を突き放さなければならなくなった。

スーパーフォーミュラ最終戦決勝は明日午前10時より第1レースが20周で、第2レースは午後3時より28周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:最終戦鈴鹿 ヨコハマタイヤ供給発表会「国内トップフォーミュラは開発のネタの宝庫」

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全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズを運営する日本レースプロモーション(JRP)は11月7日、最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の開催されている鈴鹿サーキットで、2016年からタイヤ供給を再開するヨコハマタイヤについての発表会を行った。

sf-rd7-yokohama-tire ブリヂストンからのワンメイク供給が2015シーズンを持って終了し、来年からヨコハマがその後を引き継ぐことは先月の東京モーターショー会場で既に明らかになっているが、今回はその意義やこれまでの経緯などが改めてJRP、横浜ゴム双方のトップから発表された形。

会場にはJRPの中嶋悟取締役会長、白井裕代表取締役社長と、横浜ゴムからは野地彦旬代表取締役社長、ヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナルの阿部義朗代表取締役副社長兼企画本部長、秋山一郎開発本部長らが出席。
これまでの経緯と今後の取り組みについてそれぞれにコメントを発表した。
なお白井社長によれば今回の供給は複数年契約とのことだが、具体的な年数については明らかになっていない。

JRP代表取締役社長 白井裕氏のコメント
sf-rd7-yokohama-shirai 横浜ゴムさんとは数年前から話をしていて、今年の初めから交渉が具体化しました。そこから開発を始めて5月にはもうテスト走行に漕ぎつけましたが、充分な性能と開発能力をお持ちであることがわかっています。今後どのようなスペックを揃えていくか、双方で話し合っているところです。
契約年数については具体的には申し上げられませんが、単年度契約ではなく、それなりの年数だとだけ申し上げておきます。
横浜ゴム代表取締役社長 野地彦旬氏のコメント
sf-rd7-yokohama-noji このたび帰ってくることになりました。
国内トップフォーミュラは20年ぶりですが、この間に半分以上の人間が入れ替わっており、私や秋山が最後の開発に携わった世代です。トップフォーミュラは開発のネタの宝庫。入力の大きさ、空力にも敏感でハコと大きく違う。しかも市販車の開発だと5年でやることを1年でやらなければならないスピード感があり、エンジニアの成長に大きく役立ちます。
これから大きな発見をし、大きな壁にぶち当たりながら、技術の引き出しを増やしていってほしいと思います。
個人的には「今さらもういいだろ」という思いもありましたが、うちの野呂(政樹氏。横浜タイヤ執行役員兼ヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナル代表取締役社長)や秋山が「やりたい」と言ってきましたし、技術の継承という意味でもやるべきだと判断しました。お伊勢さんの式年遷宮みたいなものですよ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選総合結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/07) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Q1Q2Q3
116山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
1'38.6451'38.3751'37.963
22アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
1'38.3541'38.1581'38.023
340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'38.8741'38.4471'38.192
41中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
1'38.5921'38.6751'38.262
58小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
1'38.4821'38.3551'38.305
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
1'38.7481'38.5211'38.459
738石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
1'38.3921'38.5031'38.462
839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
1'38.8781'38.6571'38.566
934小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
1'38.8001'38.681
1018中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
1'39.1261'38.783
117平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
1'39.0321'38.820
1211伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
1'38.9321'38.827
133ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
1'38.3921'38.863
1441ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'38.8341'39.120
1565ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'39.150
1610塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
1'39.229
1720アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
1'39.450
1864中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'39.569
194ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
1'39.971
---- 以上基準タイム(107% - 1'45.238)予選通過 ----

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q3結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/07) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
116山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E1'37.963--213.399
22アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.023 0.060 0.060213.268
340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'38.192 0.229 0.169212.901
41中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.262 0.299 0.070212.750
58小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'38.305 0.342 0.043212.657
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'38.459 0.496 0.154212.324
738石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.462 0.499 0.003212.317
839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.566 0.603 0.104212.093

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/07) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.158--212.975
28小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'38.355 0.197 0.197212.548
316山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E1'38.375 0.217 0.020212.505
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'38.447 0.289 0.072212.350
538石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.503 0.345 0.056212.229
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'38.521 0.363 0.018212.190
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.657 0.499 0.136211.898
81中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.675 0.517 0.018211.859
---- 以上Q2進出 ----
934小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E1'38.681 0.523 0.006211.846
1018中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'38.783 0.625 0.102211.628
117平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'38.820 0.662 0.037211.548
1211伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E1'38.827 0.669 0.007211.533
133ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'38.863 0.705 0.036211.456
1441ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'39.120 0.962 0.257210.908

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/07) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.354--212.551
238石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.392 0.038 0.038212.468
33ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'38.392 0.038 0.000212.468
48小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'38.482 0.128 0.090212.274
51中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.592 0.238 0.110212.037
616山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E1'38.645 0.291 0.053211.924
719ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'38.748 0.394 0.103211.703
834小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E1'38.800 0.446 0.052211.591
941ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'38.834 0.480 0.034211.518
1040野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'38.874 0.520 0.040211.433
1139国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.878 0.524 0.004211.424
1211伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E1'38.932 0.578 0.054211.309
137平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'39.032 0.678 0.100211.095
1418中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'39.126 0.772 0.094210.895
---- 以上Q2進出 ----
1565ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'39.150 0.796 0.024210.844
1610塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E1'39.229 0.875 0.079210.676
1720アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'39.450 1.096 0.221210.208
1864中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'39.569 1.215 0.119209.957
194ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'39.971 1.617 0.402209.113
---- 以上基準タイム(107% - 1'45.238)予選通過 ----

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿フリー走行 1秒以内に12台がひしめく接戦の中、#2ロッテラーがトップタイム

全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」のフリー走行が11月7日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
ここでトップタイムを記録したのは#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)で1’38.951だった。

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2015年のスーパーフォーミュラもいよいよ最終戦。
ここまでシリーズポイントでトップに立っているのは#38石浦宏明(セルモインギング)で45ポイント。これを#1中嶋一貴が39ポイント、#2ロッテラーと#19J.P.デ・オリベイラ(インパル)がともに31ポイントで追っており、計算上はこの4人にチャンピオンの可能性が残っている状況だ。

公式予選日の天候は曇り、今にも雨が降ってきそうな状況の中、フリー走行は午前9時15分より60分間で行われた。
今回も4月の2&4と同様にリストリクターの流量は95kg/hに設定されており、昨年ロッテラーが1’36.996を記録した時よりは若干のパワーダウンとなっているが、この2年間でSF14のセッティングが進んだこともあり、走行開始から15分で各ドライバーともに1分40秒台にペースアップ、残り時間が9分を切ったところで#39国本雄資が1`39.586を記録。
続いて前戦SUGOでも好調だった#34小暮卓史(ドラゴコルセ)が1’39.450、#38石浦が1’39.392、#19オリベイラが1’39.289、#3ジェームス・ロシター(コンドー)が1’39.145と立て続けにタイムを更新、チェッカーが提示された直後には#2ロッテラーがこのセッションで唯一の1分38秒台となる1’38.951を記録した。

結局、終わってみれば上位12人がトップから1秒以内といういつもながらの接戦となり、午後の予選でも激しい順位争いが繰り広げられそうな雰囲気になってきた。

しかし一方でランキング2位の#1中嶋一貴は1’40.348で14番手とタイムが伸びなかったほか、#20アンドレア・カルダレッリはデグナー二つ目でコースを飛び出し、フロントからスポンジバリアに突っ込んで予選シミュレーションの機会を失うなど、予選に向けて不安の残る結果となっている。

スーパーフォーミュラ最終戦の公式予選はこのあと午後1時30分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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