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2015年5月

FS125東地域

FSE:第2戦新東京 角田裕毅が開幕から2連勝

 全日本カート選手権FS-125部門(※1)東地域の第2戦が5月10日、新東京サーキット(千葉県市原市)で24周の周回数にて行われ、開幕戦に続き角田裕毅(BirelART)が優勝した。

 第2戦の舞台ととなる新東京サーキットは多くのテレビ番組のロケが行われたり、F1ドライバーや国内トップドライバーが度々訪れる人気のサーキットで、全長936mのコースは2本のストレートを中低速コーナーで繋ぐレイアウトとなっている。

 今回のレースには21台がエントリーし、快晴の中タイムトライアル、予選ヒート、決勝の順でレースは行われた。

 隊列が整わず1周のスタートディレイとなった後、スタートが切られた。オープニングラップに接触はなく、上位陣に順位の変動は見られない。しかし最後尾列からスタートした角田裕毅(BirelART)と佐藤蓮(FLAX-MS)は、6番手と8番手に大きくジャンプアップした。

 スタートから2番手とのギャップを保っていた名取鉄平(BirelART)だったが、レース折り返し地点の11周目を過ぎたところで、高野祐太(MAD-CROC K)がピタリとその背後につける。トップ争いを続ける2台に3番手の皆木駿輔(K.SPEEDWIN)が追いついたことでトップ争いが激化。すると最後尾列からスタートしていた佐藤と角田がトップ集団に追いつき、残り10周で5台でのトップ争いに突入した。

 18周目の3コーナー、2番手高野がトップ名取に仕掛けたことでレースが大きく動いた。前2台のバトルで行き場をなくした3番手佐藤がコースアウト。6番手へと順位を落とす。その隙を縫って4番手角田が一気にトップに踊り出る。角田、高野、名取という隊列になるが、3番手に順位を落とした名取に後続車両が一気に襲い掛かる。

fse-rd2-result1  22周目、激しい3番手争いを繰り広げながら、長縄弘道(LIFEPROOF)、名取、皆木、一條拳吾(スクーデリア LCT)の順で6コーナーに突入。名取が長縄をパスするも、立ち上がりで皆木と一條が接触。皆木は大きく順位を落とし一條はリタイアとなった。その混乱を縫って、順位を落としていた佐藤が3番手に争いに加わり長縄をパスして4番手に順位をあげたところでチェッカー。最後尾列から怒涛の追い上げを見せた角田開幕戦に続き2勝目を飾った。2位には高野が、3位には名取が入った。

 全日本カート選手権FS125部門は、5月17日に西地区第2戦が開催される。

優勝 角田裕毅(BirelART)
 「勝てるとは思っていなかったので、ポイントだけでも取ろうと思って決勝に挑みましたが、スタートが思っていた以上にうまく決まりました。前がやりあってくれたおかげで勝てました。2連勝できるとは思っていなかったのですが、次も勝って3連勝を目指したいと思います」
※1 全日本カート選手権は、KF部門とFS-125部門の2つのクラス(部門)に分かれており、日本独自のカテゴリーで全日本カート選手権のファーストステップとなる。東地域と西地域の2つに分かれてそれぞれ5戦が開催され、地域毎の上位者にて東西統一競技を戦い、年間チャンピオンを決定する。ローコスト化とイコールコンディションを目的とし、エンジンは2ストローク125cc水冷のワンメイクで2015年はイアメ・パリラX30となっている。タイヤもブリヂストンのワンメイクとなっており、市販ハイグリップタイヤ(ドライ:YMM ウエット:YLP)が使用される。
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Text & Photo: Y'sPHOTO (Hideshi KIKUYAMA)

F4西日本シリーズ

F4W:第1戦鈴鹿決勝 牧野任祐がぶっちぎりのポールトゥウイン

 JAF地方選手権F4西日本シリーズは10日、鈴鹿サーキット東コース(1周・2.243km)で第1戦の決勝を行い、牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)が23周を18分58秒154で今シーズン開幕戦の優勝を飾った。

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 鈴鹿サーキットは朝から好天が続く中、午後15時15分よりフォーメーションラップを開始。

 スタートを制したのは太田達也(佐藤製作所ミストKK-ZS東名制動屋)で、2位には牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)、3位には今井龍太(B-MAX・PARABOLE-RK01)が続いた。

 2位にポジションを落とした牧野任祐だが、3周目のホームストレートで太田達也を抜いて順位を戻すことに成功した。そこからの牧野はただ一人48秒台で周回を重ね、誰も寄せ付けない圧倒的な速さでトップチェッカーを受けた。

優勝した牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)のコメント
 「スタートは失敗しましたが、そこまで順位を落とす事がなくてまだ良かったと思います。決勝のペース自体は速さもあったし、安定していて良かったです。次のレースは東日本シリーズになりますが2戦ともに勝ってチャンピオンを決めたいです」
Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE

F4西日本シリーズ

F4W:第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2015/05/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 F4西日本シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
111A1牧野 任祐DOODIE・制動屋・ルーニー・MYST JSS
MYST KK-ZS
DL2318'58.154
212A2太田 達也佐藤製作所ミストKK-ZS東名制動屋
MYST KK-ZS
DL2318.170
33C1今井 龍太B-MAX・PARABOLE-RK01
B-MAX RK01
DL2334.625
477A3久保 宣夫オートセレクトジャパン☆MYST・制動屋
MYST KK-ZS
DL2342.497
544A4塚田 光彦東海電装WEST sprint関口056
WEST 056
DL2343.258
635A5髙橋 忠克高宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
DL221Lap
75A6山本 寛ALPHATECHNOイーグルF4
WEST 956
DL203Laps
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.11 牧野任祐(DOODIE・制動屋・ルーニー・MYST JSS) 0'48.861 (6/23) 165.26km/h

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第3戦鈴鹿決勝 平木玲次が初優勝

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 スーパーFJ鈴鹿シリーズは10日、鈴鹿サーキット東コース(1周・2.243km)で第3戦の決勝を行い、平木玲次(RS Fine 10V)が22周を19分51秒548で嬉しい初優勝を飾った。

 鈴鹿サーキットは朝から好天が続く中午後13時50分よりフォーメーションラップを開始。

 スタートを制したのは平優弥(TeamNaoki☆LEPRIX 10V)で、2位には八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)3位には平木玲次(RS Fine 10V)が続いた。

 スタートで順位を1つポジション落とした3位の平木玲次は、前を走っているポイントリーダーの八巻渉にじわりじわりと接近して、4周目の1コーナーで八巻をパスすることに成功した。

 中盤までトップを快走の平は、14周目に周回遅れの車を抜くのに手間取り2コーナーで、平木に1位の座を受け渡してしまう。平はその後もトップの平木を最後まで追うが2位でゴールとなった。

 3位には八巻渉が表彰台を獲得し、4位は住山晃一郎(TeamNaoki☆PACS☆レプリED)が入り、5位には道野高志が入った。

Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第3戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2015/05/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 3 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
124平木 玲次RS Fine 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2219'51.548
270平 優弥TeamNaoki☆LEPRIX 10V
TOKYO R&D RD10V
YH221.460
322八巻 渉モレキュールアキランドイーグル
MYST KK-S
YH229.419
471住山 晃一朗TeamNaoki☆PACS☆レプリED
TOKYO R&D RD10V
YH2218.485
517道野 高志丸和書店&中部水産10V☆スキルスピード
TOKYO R&D RD10V
YH2220.387
655板倉 慎哉AMORE表参道☆R&D10V☆F
TOKYO R&D RD10V
YH2221.999
71吉田 雄作VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号
TOKYO R&D RD10V
YH2222.304
84大石 裕基大石工務店スキル制動屋
TOKYO R&D RD10V
YH2224.002
921太田 浩ミスト・関口・制動屋KOTA・RACING
MYST KK-S2
YH2225.072
1061上野山 晶太ミストKK-SⅡ
MYST KK-S2
YH2238.638
1139中根 邦憲カーペット・ラグ通販/なかね家具
MYST KK-S2
YH2242.510
1219永井 秀貴NINNER RACING・KKSⅡMYST
MYST KK-S2
YH2252.582
135村瀬 和也ミスト関口・制動屋・勝男武士号
MYST KK-S2
YH211Lap
---- 以上規定周回数(90% - 19Laps)完走 ----
-7白石 隆S★M★N★RCプロジェクト・KKS-Ⅱ
MYST KK-S2
YH121Laps
  • Fastest Lap: CarNo.24 平木玲次(RS FINE 10V) 0'53.737 (17/22) 150.27km/h

F4西日本シリーズ

F4W:第1戦鈴鹿公式予選 牧野任祐がポールポジション

 JAF地方選手権F4西日本シリーズ第1戦は10日、鈴鹿サーキット東コース(1周 2.243km)で公式予選を行い、牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー・MYSTJSS)が48秒410でポールポジションを獲得した。このタイムは従来のレコード48秒752を0.342秒も更新した。

 第1戦公式予選は午前9時57分より7名のドライバーが参加して15分間の公式予選が行われた。

 2位には太田達也(佐藤製作所ミストKK-ZS東名制動屋)が49秒593続き、3位には今井龍太(B-MAX・PARABOLE-RK01)が50秒013のタイムを記録した。

 第1戦決勝は本日10日、午後15時15分より23周で争われる。

ポールポジション牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー・MYSTJSS)
 「予選はコースレコードのタイムを破る事を目標にしていたので、このタイムは嬉しいです。決勝も同じ予選タイムを似たラップを出せる様に頑張って走りたいと思います」
Text: Nobumitsu OHTAKE

F4西日本シリーズ

F4W:第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2015/05/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 F4西日本シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
111A1牧野 任祐DOODIE・制動屋・ルーニー・MYST JSS
MYST KK-ZS
DLR0'48.410--166.80010/11
212A2太田 達也佐藤製作所ミストKK-ZS東名制動屋
MYST KK-ZS
DL0'49.593 1.183 1.183162.82113/15
33C1今井 龍太B-MAX・PARABOLE-RK01
B-MAX RK01
DL0'50.013 1.603 0.420161.45415/17
477A3久保 宣夫オートセレクトジャパン☆MYST・制動屋
MYST KK-ZS
DL0'50.186 1.776 0.173160.8977/7
544A4塚田 光彦東海電装WEST sprint関口056
WEST 056
DL0'50.312 1.902 0.126160.49516/16
635A5髙橋 忠克高宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
DL0'51.102 2.692 0.790158.01312/13
75A6山本 寛ALPHATECHNOイーグルF4
WEST 956
DL0'55.266 6.856 4.164146.1084/14
---- 以上基準タイム(130% - 1'05.000)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(0'48.752)を更新しました。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第3戦鈴鹿公式予選 平優弥がポールポジション

 スーパーFJ鈴鹿シリーズは10日、鈴鹿サーキット東コースで公式予選を行い、平優弥(TeamNaoki☆LEPRIX 10V)が53秒364で前戦に続きポールポジションを獲得した。

 第3戦公式予選は午前9時15分より14名のドライバーが参加して15分間で行われた。

 2位には予選途中でアタックを止めタイヤを温存した、平木玲次(RS Fine 10V)が53秒588と僅差で続き、3位には八巻 渉(モレキュールアキランドイーグル)が53秒718のタイムを記録した。

 第3戦決勝は本日10日、午後13時50分より22周で争われる。

ポールポジション 平優弥(TeamNaoki☆LEPRIX 10V)
sfjs-rd3-q-taira  「昨日はレインコンディションで雨がぱらつく状態で、セットアップが詰め切れなかった部分がありましたが、今日の予選に向けてセッティングを変更したのが功を奏した感じです。午後は暑いレースになると思いますが、スタートでポジションをキープしてぶっちぎり勝ちたいです」

Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第3戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2015/05/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 3 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
170平 優弥TeamNaoki☆LEPRIX 10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'53.364--151.3156/15
224平木 玲次RS Fine 10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'53.588 0.224 0.224150.68311/13
322八巻 渉モレキュールアキランドイーグル
MYST KK-S
YH0'53.718 0.354 0.130150.3188/15
417道野 高志丸和書店&中部水産10V☆スキルスピード
TOKYO R&D RD10V
YH0'53.986 0.622 0.268149.57215/16
571住山 晃一朗TeamNaoki☆PACS☆レプリED
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.054 0.690 0.068149.38413/17
61吉田 雄作VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.121 0.757 0.067149.1999/17
755板倉 慎哉AMORE表参道☆R&D10V☆F
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.155 0.791 0.034149.1059/14
821太田 浩ミスト・関口・制動屋KOTA・RACING
MYST KK-S2
YH0'54.749 1.385 0.594147.48811/16
961上野山 晶太ミストKK-SⅡ
MYST KK-S2
YH0'54.945 1.581 0.196146.9625/15
1039中根 邦憲カーペット・ラグ通販/なかね家具
MYST KK-S2
YH0'55.038 1.674 0.093146.7136/16
115村瀬 和也ミスト関口・制動屋・勝男武士号
MYST KK-S2
YH0'55.514 2.150 0.476145.45514/16
12*19永井 秀貴NINNER RACING・KKSⅡMYST
MYST KK-S2
YH0'55.559 2.195 0.045145.3378/13
137白石 隆S★M★N★RCプロジェクト・KKS-Ⅱ
MYST KK-S2
YH0'58.346 4.982 2.787138.3956/15
--- 以上基準タイム(130% - 1'10.000)予選通過 ----
-*4大石 裕基大石工務店スキル制動屋
TOKYO R&D RD10V
YHno time---
  • CarNo.19は、2015鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第55条~1)(黄旗中のスピン)違反により3グリッド降格とする。
  • CarNo.4は、審査委員会による嘆願書の審議の結果、決勝レースへの出走を認めた。

Super Car Race Series

SCR:第4戦もてぎ NAORYU/佐々木孝太組が逆転で第2戦以来の今季2勝目をマーク!

PRESS RELEASE

■SCRシリーズ2015年第4戦レースリポート

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50分間の決勝レースがスタートした

2015スーパーカーレースシリーズ第4戦はNAORYU/佐々木孝太組が逆転で第2戦以来の今季2勝目をマーク!

 2015スーパーカーレースシリーズは5月9日に行われた第3戦に続き、10日第4戦の決勝が行われた。第4戦はプラチナ中心のBドライバー予選の順にグリッドに並び、そのBドライバーがスタートを担当。カテゴリーⅠはPP(ポール・ポジション)を獲得したディレクションレーシングの横溝直輝(フェラーリ458Italia GT3)がスタートからトップを守って14周終了でピットイン。ジェントルマンドライーバーのシュ・ウェイに交替。同じ周に2位アゲアゲレーシングの佐々木孝太(フェラーリ458Italia GT3)もピットインしてNAORYUにバトンタッチ。ピットイン直前の1位、2位の差は約8秒。だが第3戦優勝で横溝組にはピットストップ、プラス15秒のハンディがあり、2台が再スタートした時は逆にNAORYUが前でコースイン。これを追うシュだったがその差はじわじわと広がり、最後は13秒あまりのギャップを築いてNAORYUがフィニッシュ。第2戦以来の今季2勝目を手にした。

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カテゴリーⅠで優勝した
NAORYU/佐々木孝太組フェラーリ
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カテゴリーⅠで2位に入った
シュ・ウェイ/横溝直輝フェラーリ
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カテゴリーⅠ優勝の
NAORYU(左)と佐々木孝太(右)

カテゴリーⅡも逆転でポルシェ911 GT3 CupのJ.TAD/吉田広樹組が初優勝!!

 カテゴリーⅡはTeam RIGHT WAYの吉田広樹(ポルシェ911 GT3 Cup)がPPからスタートしたが、クラス3位スタート、第3戦で優勝を飾った影山正美(ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4))が追い上げて4周目に吉田を抜いてトップに浮上。だが吉田もくらいついて、影山にとっては思うように差が広がらない状況。その影山が12周目にピットインし上野嘉三に交替。吉田は14周目にピットイン。J.TADに後半を託す。影山がピットインした時2位吉田とは6秒近い差があったが、影山組は第3戦の優勝でピットストップ時間に15秒加算。一方の吉田は第3戦3位でプラス5秒。この10秒差が効いた。TADは上野の前でコースイン。逃げるTAD、追う上野。しかしその差は縮まることなく、TADが19秒あまりの差をつけてフィニッシュ。うれしい初優勝となった。

 レース開始前のグリッドにはオフィシャルレースクィーンが華を添え、沢山の関係者が各チームの出場車を称えた。3戦に続きオフィシャルレーサーである夏野愛子さんが先導車を務めた。

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カテゴリーⅡで優勝した
J.TAD/吉田広樹組ポルシェ
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カテゴリーⅡで2位に入った
上野嘉三/影山正美ランボ
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オフィシャルレーサーの
夏野愛子さんが先導した
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カテゴリーⅠの表彰式
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カテゴリーⅡの表彰式

■ドライバーコメント

カテゴリーⅠ優勝:佐々木孝太「昨日からマシンのセッティングを変えて良くなった。思ったよりトップと離れなかった。スタート前は1周1秒くらい離されると予想。14周でピットインする予定だったのでギャップは14秒。これならギリギリNAORYUさんが逆転できると思っていが、それが8秒差。もっと離されても良かったかな(笑)」
優勝:NAORYU「本当は追いかけて抜くつもりでいましたが、ヒーローになり損ねました(笑)。でも後半安定して走れたし次のSUGOも勝ちます」
2位:横溝直輝「もっと差を広げたかったが佐々木選手が速かった。予定では15秒以上離したかったが、途中で厳しいのが分かった。タイムハンディがなかったらかなり面白いレースになっていたと思う」
2位:シュ・ウェイ「本当にうれしい。今回のレースでクルマにも慣れて自分もレベルアップできたと思う。すごく自信になった。未定だけど次のレースにもぜひ出場したいと思っているよ」

カテゴリーⅡ優勝:吉田広樹「影山さんが速いのは分かっていた。抜かれても我慢してついて行ってTADさんに渡せばと思っていた。セッティングを変更してクルマは良くなりました」
優勝:J.TAD「後半は自分との戦いでした。なるべくタイムを安定させて無理しないで走りました。吉田君の頑張りのおかげで勝てました」

 スーパーカーレースシリーズ第5戦、第6戦は7月11日(土)、12日(日)の両日、遥かに蔵王連峰を望む、緑豊かな宮城県スポーツランドSUGOで開催される。

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レース終了後SCRラウンジで表彰式が行われた

シンガーソングライター大黒摩季さんが表彰式のプレゼンターを務める。「Kids Traffic Safety School Projects」も引き続き開催

 ツインリンクもてぎのパドックでは前日に引き続いて「Kids Traffic Safety School Projects」が開催され、多くの家族連れが楽しんだ。現在復帰に向けて準備中のシンガーソングライター大黒摩季さんがスーパーカーレースを観戦後、レース終了後にSCRホスピタリティラウンジで行われた表彰式にプレゼンターとして登場。入賞の各選手にトロフィーを手渡した。

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多くの子供たちがイベントを楽しんだ
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信号機の説明を受ける子供たち
Text: Hideyasu USUI
Photo: Eiji TAKEUCHI

Japanese F3

JF3:第3,4,5戦もてぎ 第3戦でニック・キャシディが今季2勝目、第4,5戦は山下健太が連勝! (TOYOTA)

  • コース:ツインリンクもてぎ(4.80138km)
  • 予選:5月9日(土)曇り:ドライ
  • 第3戦決勝:5月9日(土)曇り:ドライ
  • 第4戦決勝:5月10日(日)晴れ:ドライ
  • 第5戦決勝:5月10日(日)晴れ:ドライ

 全日本F3第2大会は、ツインリンクもてぎで1大会3レース制として開催。第3戦はスタートで先行したニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)が逃げ切り今季2勝目。ポールポジションの山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S)は2位。第4戦、第5戦は山下がスタートを決めるとそのまま逃げ切り、2連勝を飾った。

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第4,5戦は山下健太(左)が優勝、
ニック・キャシディ(右)が連続3位表彰台となった

 全日本F3選手権の第2大会(第3戦、第4戦、第5戦)が5月9日(土)と10日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 全日本F3はフォーミュラレースの上位カテゴリーであるスーパーフォーミュラとの併催が多いが、今大会はF3がメインの単独開催。1大会3レース制で行われた。

 9日(土)のもてぎは曇り。やや肌寒いコンディションで午前10時35分より10分ずつ、第3戦、第4戦の予選が行われた。

 第3戦予選は、開幕の2戦で連続2番手グリッドだった山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S)が、チームメイトのニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)をコンマ5秒近く上回る好タイムで、今季初のポールポジションを獲得。キャシディが2番手。

 第4戦予選は、多くの車両がタイムアップを果たし、上位は接近したタイムでのグリッド争いとなった。4周目にトップタイムをマークした山下に対し、ライバルがハイペースのラストアタックを見せたが逆転には至らず、山下が2戦連続のポールポジションを獲得。キャシディは第4戦3番手となった。

 今大会3レース目となる、第5戦のスターティンググリッドは、第3戦の決勝結果で決定される。

 予選の後、雨の予報もあったが、結局雨は降らないまま、ドライコンディションでのレースとなった。

 今大会は新品のドライタイヤが3セット使用出来、そのうち2セットは予選で使用するため、最後の1セットをどのレースに投入するかも鍵となる。第3戦では、キャシディが新品、山下は中古のタイヤで決勝に挑んだ。

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第3戦、ポールポジションの山下健太(#36:右)を、2番手グリッドの
ニック・キャシディ(#37:左)がパス、今季2勝目を挙げた

 午後4時に第3戦の決勝レース(14周)がスタート。ポールポジションの山下、2番手のキャシディが最前列に並んでスタートを切ったが、キャシディが加速で上回り、1コーナーで首位に立った。2位に落ちた山下は、続くコーナーで何度もしかけたが、追い抜きの難しいもてぎでは、パッシングは叶わず。

 その後もキャシディと山下の間隔は広がることなく、2台のマッチレースが最後まで続いたが、キャシディが逃げ切り、第2戦に続く連勝で今季2勝目を挙げた。山下は2位でトムスチームは今季初の1-2フィニッシュ。

 Nクラスでは、クラスポールの小河諒(TOM'S)がスタートでエンジンストール。その後追い上げたが2位に終わった。

 10日(日)はやや雲もあるものの好天の下、午前10時より第4戦(14周)の決勝レースがスタート。ポールポジションの山下に、2番手スタートの車両が並びかけるが、山下はポジションをキープ、首位で1コーナーへ。

 山下はその後も後続からの追撃を受けたが、最後まで凌ぎきり、トップチェッカー。今季初勝利を挙げた。3番手スタートのキャシディは、ポジションキープで3位フィニッシュ。

 Nクラスでは、ポールポジションの小河がスタートで出遅れたが、先行したライバル2台が3周目に接触。小河はこれをかわしてトップに立つと、そのまま逃げ切り今季2勝目を挙げた。

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第4,5戦は山下健太(#36)がポール・トゥ・ウィンでの連続勝利を飾った

 第5戦決勝は、今大会最長の20周で午後3時半に開始された。第3戦の決勝結果により最前列グリッドとなった山下は、この3レース目まで温存した新品タイヤを装着。

 山下は絶好のスタートダッシュを決め、ポールポジションのキャシディを抑えて首位をキープ。一方で、キャシディは首位争いのバトルの隙を突かれて後続の先行を許し、3位にポジションを落としてしまった。

 1周目終了時点で2位に0.9秒差をつけた山下は、その後もハイペースで後続を引き離し独走。後半戦に入ると毎周毎に0.5秒ずつ差を広げていき、最後は約10秒もの大差をつけトップチェッカー。独走で2連勝を果たした。キャシディは2戦連続の3位表彰台獲得となった。

 Nクラスでは、ポールポジションの小河がスタートを決めると逃げ切り、ポール・トゥ・ウィンで第4戦に続く連勝を飾った。  今大会の結果、ドライバーズポイントランキングでは、開幕戦を接触で落とした山下が、キャシディ他1台に僅か1ポイント差ながら首位に浮上した。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

トヨタモータースポーツニュース

Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ決勝 山下健太がぶっちぎりで、Nクラスも小河諒がともに2連勝

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 全日本F3選手権第3戦は10日、ツインリンクもてぎで決勝を行い20周・●で山下健太(トムス)が優勝した。Nクラスは小河諒(トムス)が優勝した。

 第4戦決勝は午後3時30時にスタート。午前中、もてぎ上空を覆っていた雲もはけ、快晴の中16台が参加して参加してフォーメーションラップが始まった。

 好スタートを切ったのは2番グリッドの山下健太(トムス)。ポールスタートのニック・キャシディ(同)にインから並びかけ1コーナーでトップに立った。4番グリッドの福住仁嶺(HDFP)もロケットスタート。1コーナーでけん制し合う山下とキャシディのアウトから並びかけ、かぶせるようにキャシディの前、2位に出ることに成功する。4位には高星明誠(B-MAX)、5位には高橋翼(HDFP)、6位にルーカス・オルドネス(B-MAX)と続く。

 トップに立った山下は2位以下を突き放しにかかる。2位の福住との差を徐々に広げ、4周目には2秒1、7周目には3秒、13周目には5秒と終盤には独走。最終的には10秒近くの差で今季2勝目をぶっちぎりで飾った。

 3位のキャシディも2位の福住から離されるばかり。逆に4位の高星とテールトゥノーズの争いになるが、中盤からは差を広げ3位のままゴールを迎えた。

 5位には高橋が、6位にはオルドネスが入った。

 Nクラスは2番グリッドの小河諒(トムス)が好スタート。ポールスタートの三浦愛(EXEDY)を押さえて1周目をトップで戻ってきた。その後も三浦との差を広げて2連勝を飾った。2位には三浦。3位には三浦勝(CMS)の追撃を振り切ったドラゴン(B-MAX)が入った。

 第6、第7戦は岡山国際サーキットに舞台を移し、5月23日、24日に決勝レースが行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ決勝結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 5 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineTireLapTotal_Time
Behind
1361山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH2035'40.424
272福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH209.634
3373ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31YH2012.820
4234高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ31YH2018.464
585高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH2020.085
6226ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH2020.756
727石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301YH2028.338
8198ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH2029.764
9289山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH2047.238
1038N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH2059.105
113N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH201'07.785
1230N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH201'39.544
1377N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH201'41.190
145N5アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH191Lap
---- 以上規定周回数(18Laps)完走 ----
-13-吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH020Laps
-18N-ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH020Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 山下健太(PETRONAS TOM'S F312) 1'46.181 (3/20) 162.79km/h

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ決勝記者会見 各クラス上位3人のコメント

優勝 山下健太(トムス)
f3-rd4-r-pc-yamashita  「きのうはポールスタートで行かれてしまったので今日は普通にスタートを決めて勝ちたいと思っていました。久しぶりの優勝なのでうれしいですが、午後もあるので集中したいと思います。ニュータイヤを残しているので午後も逆転のチャンスはあると思います」
決勝2位 高星明誠(B-MAX)
f3-rd4-r-pc-takaboshi  「昨日のニック選手のスタートを見ていたので、抜けるチャンスはあるかと思い、スリップについて5コーナーで抜こうとしましたがいけなくて、S字でもアウトから行こうと思ったんですが、アンダーが出てしまいました。その後もチャンスがあれば抜こうと思っていましたが、クルマのバランスが良くなかったのか、レースが落ち着いてしまいました」
決勝3位 ニック・キャシディ(トムス)
f3-rd4-r-pc-cassidy  「ポイントが獲得できて良かったですが、3周目以降は短いレースでしたがつまらなかったです。タイムも同じ42秒台だったので勝てないですね。寝てしまわないように必死でした。勝ったチームメートの山下選手にはおめでとうと言いたいです」
Nクラス優勝 小河諒(トムス)
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 「ぼくは何かをしたわけではないんですが、三浦選手と吉田選手の接触で前に出ることがでラッキーでした。でもあの周の3コーナーか5コーナーでオーバーテイクする予定だったので、座る場所(優勝者の記者会見着座席)はかわらなかったと思っています。スタートで止まらないことが課題だったのでそれをクリアできたのは良かったんですが、抜かれてしまったので午後のレースはそこを意識していきたいと思います」
Nクラス決勝2位 三浦愛(EXEDY)
f3-rd4-r-pc-miura  「スタートが優勝するための絶対条件だったので前に出られたのは良かったんですが、Cクラスのドライバーと接触して抜かれてしまった後は、実力の差なのかまだまだ自分が足りてないとう感じでした。ただ、きのうに比べると走りは改善できたし、クルマも問題がないので午後のレースに向けてもさらに改善できればいいと思います」
Nクラス決勝3位 ドラゴン(B-MAX)
f3-rd4-r-pc-dragon  「きのうここで体力的にきついという話をしましたが、今日もドライビングに自信がないのと体力面での不安があることからペースが上げられないのは自分のせいかなと思っていました。でもブレーキ関係でトラブルがあったのを見つけて、今日のレースも同じトラブルが発生している状況で、2周目に飛び出したので、そのあとはクルマと相談しながら完走することを目標に切り替えて安全に走りました」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第3戦もてぎ決勝 怒涛の追い上げ、川合孝汰が初優勝

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 スーパーFJもてぎリーリズは10日、ツインリンクもてぎで公式予選を行い、10周・21分0秒173で川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が優勝した。

 決勝は正午ちょうどに6台が参加しフォーメーションラップが始まった。

 スタートでは、ポールポジションの川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)がミス。後続に飲み込まれ、5位まで順位を落とす。予選2位の徳升広平(ZAP SPEED 10V EV)がホールショットを奪うが、4コーナーで予選3位の武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が前に出てトップに立つ。

 しかしここから川合が猛然と追い上げを開始。1周目で4位まで順位を上げると、ストレート終わりで3位、5コーナーで徳升をパスして2位に浮上。さらに前を走るチームメートの武村をもパスして、2周目にはトップでコントロールラインに帰ってきた。

 2位に落ちた武村もトップ川合に食らいつき、5周目にはこのレースのファステストラップを出して前をうかがうも終盤には差を広げられ、終わってみれば川合が初優勝を飾ることとなった。2位には武村が、3位には徳升が入った。

 もてぎシリーズ第4戦は6月4日に決勝レースが開催される。

優勝 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)
 「グリッド付く前のピットロード出口のスタート練習ではうまく決まって『いける』と思ったんですが、ミスをしてしまい6位の選手にも抜かれそうになるくらいで5位に落ちてしまいました。1周目のS字で1台抜いて、2周目のホームストレートでも抜いて、5コーナーでも抜いて、ヘアピンで抜いてトップに立ちました。予選のタイムが接近してたので早めに仕掛けようと思っていました」

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Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第3戦もてぎ決勝結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJもてぎシリーズ Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
162川合 孝汰ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH1021'00.173
263武村 和希ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH101.184
319徳升 広平ZAP SPEED 10VED
TOKYO R&D RD10V
YH105.106
410山浦 聖人ZAPオートスペースED
TOKYO R&D RD10V
YH105.106
566飛田 陽宏Deep-R・10V関口ED
TOKYO R&D RD10V
YH109.036
68飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH109.961
---- 以上規定周回数(9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.63 武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC) 2'04.766 (5/10) 138.54km/h

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ決勝 山下健太が今季初優勝、Nクラスは小河諒が2勝目

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 全日本F3選手権第3戦は10日、ツインリンクもてぎで決勝を行い14周・25分1秒994で山下健太(トムス)が優勝した。Nクラスは小河諒(トムス)が優勝した。

 第4戦決勝は午前10時にスタート。雲は多く気温も上がり気味の中、18台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 このレースではポールポジションの山下健太(トムス)がスタートを決めた。予選2位の高星明誠も好スタートを切り、1コーナーでインから、3~5コーナーでも山下をパスしようと試みるが、山下もこれを退けトップを死守。3位には予選3位のニック・キャシディ(トムス)が付け、スタートを失敗したルーカス・オルドネス(B-MAX)に代り、予選5位の福住仁嶺、予選6位の高橋翼とHFDPコンビが4,5位に続く。オドルネスは6位に落ちた。

 トップに立った山下と高星は接近戦を演じながら周回を消化。3位のキャシディは付いて行けずに徐々に遅れ始める。高星はこのレースの4周目にファステストラップとなる1分46秒415を記録し、山下を追い詰めるも、抜き所のないもてぎでは決め手に欠き、結局14周にわたり高星を押さえきった山下が今シーズン初優勝を飾ることとなった。

 2位には高星、3位にはキャシディが入り、4位が福住、5位にはオルドネスの追撃を振り切った高橋が入った。

 Nクラスは予選2位の三浦愛(EXEDY)が好スタート。ポールポジションの小河諒(トムス)をかわしスタートでトップに立つ。2位に小河、3位にドラゴン(B-MAX)と続く。

 三浦は3周目の1コーナーで前を走る吉田基良(RSS)にインから並びかるが、両者は接触。この混乱に乗じて小河が難なくトップに立った。

 小河はその後も、2位に落ちた三浦との差を広げ、今シーズン2勝目を飾った。2位には三浦、3位には大きく遅れてドラゴンが入った。

 第5戦決勝は本日10日、午後3時半より20周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ決勝結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineTireLapTotal_Time
Behind
1361山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1425'01.994
2232高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ31YH140.933
3373ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31YH146.455
474福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH148.875
5*85高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1412.899
6226ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1413.576
7197ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1415.897
828石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301YH1419.105
9289山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1427.235
1038N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1444.773
113N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1447.127
1230N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH141'03.610
1377N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH141'07.581
145N5アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH141'39.149
1518N6ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH141'52.888
---- 以上規定周回数(12Laps)完走 ----
-13-吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH212Laps
  • Fastest Lap: CarNo.23 高星明誠(B-MAX NDDP F3) 1'46.415 (4/14) 162.43km/h
  • CarNo.8は、2015全日本フォーミュラ3選手権統一規則第19条4.違反により、訓戒の罰則を科す。

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第3戦もてぎ 川合孝汰が開幕から3戦連続ポールポジション

 スーパーFJもてぎリーリズは10日、ツインリンクもてぎで公式予選を行い、川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が2分3秒910でポールポジションを獲得した。

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 第3戦公式予選は午前8時30分より20分間。雲は多いものの朝から汗ばむ陽気となる中、6台が参加してタイムが争われた。

 ポールポジションを獲得したのは最後のラップとなった10周目に2分3秒910をたたき出した川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)で開幕から3戦連続でのPPをものにした。

 2位には徳升広平(ZAP SPEED 10V ED)が0秒022と僅差で続き、3位には川合の僚友武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)がさらに0秒024差とトップ3台が0秒046差という激戦となった。

 第3戦決勝は本日10日、正午ちょうどより10周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMUEA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第3戦もてぎ公式予選結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJもてぎシリーズ Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
162川合 孝汰ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.910--139.4967/10
219徳升 広平ZAP SPEED 10VED
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.932 0.022 0.022139.47110/10
363武村 和希ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.956 0.046 0.024139.44410/10
48飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'04.316 0.406 0.360139.04110/10
510山浦 聖人ZAPオートスペースED
TOKYO R&D RD10V
YH2'04.524 0.614 0.208138.8089/10
666飛田 陽宏Deep-R・10V関口ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'05.462 1.552 0.938137.7713/3
---- 以上基準タイム(130% - 2'41.112)予選通過 ----

Super Car Race Series

SCR:第3戦もてぎ カテゴリーⅠはシュ・ウェイ/横溝直輝が、カテゴリーⅡは上野嘉三/影山正美組が優勝

■SCRシリーズ2015年第3戦レースリポート

2015スーパーカーレースシリーズ第3戦、第4戦がツインリンクもてぎを舞台に開幕!

 4月に富士スピードウェイで開幕した2015スーパーカーレースシリーズは、新緑かおる栃木県のツインリンクもてぎに舞台を移し第2ラウンドが行われ5月9日、公式予選に続いて第3戦の決勝が行われた。

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ツインリンクもてぎで第3戦がスタート

カテゴリーⅠに横溝直輝、カテゴリーⅡに影山正美、新たに2人のプラチナドライバーが参戦

 今回カテゴリーⅠのディレクションチームから横溝直輝がフェラーリ458Italia GT3で参戦。横溝はスーパーGT のGT300クラスで活躍する国内トップドライバー。その横溝の教え子でもある中国のジェントルマン、シュ・ウェイが今回の相棒だ。公式予選では横溝が本領発揮! Bドライバー予選で佐々木孝太(フェラーリ458Italia GT3)に0秒872の差をつける1分51秒509を記録してPP(ポール・ポジション)を獲得。これは今年3月ツインリンクもてぎで行われたスーパー耐久開幕戦、同じGT3車両で争われるST-Xクラスのレコードを破る速さだった。ジェントルマンによるAドライバー予選は、佐々木とともに第2戦で優勝を飾ったアゲアゲレーシングのNAORYUが貫禄のPPゲットとなった。

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Bドライバー予選でPPを獲得した横溝直輝
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Aドライバー予選でPPを獲得したNAORYU

第3戦決勝はディレクションレーシング458GT3がシュ・ウェイ、横溝直輝とつないで逆転の初優勝!!カテゴリーⅡは上野嘉三/影山正美組が優勝!

 第3戦決勝はAドライバーのジェントルマンがスタートを務め、カテゴリーⅠはPPのNAORYU(フェラーリ458Italia GT3)がトップをキープ。これをシュ(フェラーリ458Italia GT3)が追う展開。両者の差は少しずつ開き始め、9秒以上のマージンを築いた11周終了でNAORYUがピットイン。佐々木孝太に交代。続いてシュもピットインして横溝直輝にバトンタッチ。ここから横溝の猛追が始まった。逃げる佐々木との差を1周1秒以上も縮める快走。50分レースも残り14分を切った18周目。90度コーナーでインをついてついに横溝がトップ浮上。そのまま残り周回を走り切って横溝、シュともに初優勝を飾った。

 カテゴリーⅡはPPの上野嘉三(ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4)がスタート直後の第3コーナーで舩井俊仁(フェラーリ458チャレンジ)に抜かれたものの、舩井がスタート前に作業違反があったとしてドライブスルーペナルティ。これで上野が再びトップ。あとは影山正美が落ち着いて走るだけでよかった。影山は初、上野は開幕戦以来の2勝目を飾った。

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カテゴリーⅡでPPから優勝を飾った
上野嘉三/影山正美組ランボルギーニ
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表彰式でトロフィーを掲げる
上野嘉三(左)と影山正美
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SCRレースクィーンに囲まれカップを
掲げるカテゴリーⅠの表彰式。
左から佐々木孝太、NAORYU、
シュ・ウェイ、横溝直輝の各選手
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レース終了後SCRラウンジで表彰式が行われた
(カテゴリーⅠ)
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レース終了後SCRラウンジで表彰式が行われた
(カテゴリーⅡ)

■ドライバーコメント

カテゴリーⅠ優勝:横溝直輝「クルマはすごく良かったし、シュ選手も速かった。NAORYU選手も速かったけど、それにくらいついてくれたので自分もレースを作ることができました。20秒くらい離されると思っていたので、それが勝因ですね」
優勝:シュ・ウェイ「すごく楽しかったし、本当にいいレースができた。いっぱい勉強できましたよ(笑)。これで自分もレベルアップできたと思うし、明日も頑張ります」
2位:佐々木孝太「厳しいのは分かっていた。明日はこのギャップをなんとか埋めて勝てるよう頑張ります」
2位:NAORYU「無線でもう少し(2位との)ギャップがほしいと言われてプッシュしたけど、シュ選手が思った以上に速くてきつかった。明日は勝てるよう頑張ります」

カテゴリーⅡ優勝 影山正美「上野君が12秒まで2位を離してくれて、あとはタイヤを温存しながら走りました。上野君がトップで帰ってきてくれたのが今日の勝因です」
優勝:上野嘉三「スタートで抜かれてしまったけど、無理はしなかった。今日は勝てる感触があった。トップで影山さんにバトンを渡せたので、あとは安心して見ていました」

 第4戦は10日午後2時スタート(50分レース)。カテゴリーⅠは横溝直輝/シュ・ウェイ組(フェラーリ458Italia GT3)が、カテゴリーⅡはJ.TAD/吉田広樹組(ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4)がPPからスタートする。

「Kids Traffic Safety School Projects」開催。パドックに多くの家族連れが訪れ初夏の一日を満喫

 ツインリンクもてぎのパドックで「Kids Traffic Safety School Projects」が行われ、多くの家族連れが楽しんだ。今シーズンSCR全戦で開催される全く新しいイベントで、信号機や横断歩道、道路標識などミチュア交差点を設置し、子供たちが自ら電気自動車を運転して、楽しみながら交通ルールを学ぶことができるもの。子供たちはすぐに交通ルールを覚え、ドライブを楽しんでいた。

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走行が終わって笑顔で免許証を手にする子供たち
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多くの子供たちがイベントを楽しんだ
Text: Hideyasu USUI
Photo: Eiji TAKEUCHI

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ決勝 総合はニック・キャシディ、Nクラスは三浦愛、ともに今季2勝目を飾る

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 全日本F3選手権第3戦は9日、ツインリンクもてぎで決勝を行い14周・24分48秒019でニック・キャシディ(トムス)が優勝した。Nクラスは三浦愛(EXEDY)が優勝した。

 第3戦決勝は午後4時にフォーメーションラップが始まった。正午あたりに一時ぱらぱらと降った雨も上がり、曇天の中16台がグリッドにつき14周の決勝レースがスタートした。

 ポールポジションの山下健太(トムス)、2番グリッドのニック・キャシディ(同)とも好スタートを切るが、1コーナーまで伸びの良かったキャシディが山下にインから並びかけ1コーナーで前に出ることに成功する。3位には高星明誠(B-MAX)、4位には福住仁嶺(HFDP)、5位に高橋翼(同)、6位にルーカス・オルドネス(B-MAX)と続く。

 トップ、キャシディと2位山下は0.5~0.8秒の差を保ったままレースは進行。その背後から3秒弱の差で高星が続くが、高星は7周目にファステストラップを出すと8周目にはそのタイムを更新しトップ2台を追い始める。

 しかし高星も2秒強まで迫ったところでペースダウン。トップ、キャシディも2位山下につけいる隙を与えず、14周を走りきって今季2勝目を飾った。2位は山下、3位には高星が入った。以下4位福住、4位高橋、6位オルドネスとスタート直後の順位のままゴールを迎えた。

 Nクラスはポールポジションの小河諒(トムス)がスタートでストール。三浦愛(EXEDY)が労せずトップに立つと2位にドラゴンが続き、小河は3位でレースを始めることとなった。

 ペースに勝る3位小河は3周目の1コーナーでドラゴンをパス。トップ三浦を追い始めると4周目にはテールトゥノーズに持ち込む。しかし、6周目の5コーナーで三浦に仕掛けた小河はスピン、コースには復帰できたものの、再び3位に落ちることとなった。

 小河は再びドラゴンを抜き返し、ハイペースでトップの三浦を追うが、スピン時点で7秒強あった差を埋めることはできず、1秒6まで迫ったところでゴールを迎えることとなった。

 優勝は三浦で今季2勝目。2位小河、3位ドラゴンと続いた。

 第4戦決勝は明日10日、午前10時より14周で、第5戦決勝はこのレースの順位でグリッドが決められ、午後3時30分より20周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ決勝結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/09) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineTireLapTotal_Time
Behind
1371ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1424'48.019
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH140.775
3233高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ31YH144.828
474福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH147.626
585高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1414.016
6226ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1414.752
7197ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1417.045
828石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301YH1417.651
9289山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1426.483
103N1三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1453.970
1138N2小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1455.663
1230N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH141'16.035
1377N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH141'16.355
141310吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH141'38.036
1518N5ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH131Lap
---- 以上規定周回数(12Laps)完走 ----
-5N-アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH77Laps
  • Fastest Lap: CarNo.23 高星明誠(B-MAX NDDP F3) 1'45.539 (8/14) 163.78km/h

Super Car Race Series

SCR:第3戦もてぎ決勝結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/09) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER CAR RACE Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
177CⅠ1シュー・ウェイ
横溝 直輝
Direction Racing 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
2651'44.813
270CⅠ2ナオリュウ
佐々木 孝太
OLIVE SPA 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
267.957
352CⅡ1上野 嘉三
影山 正美
Eventdec Gallardo
Lamborghini Gallardo LP 570-4
261'33.782
4*73CⅡ2船井 俊仁
植田 正幸
TEAM NAORYU 458
Ferrari 458 Challenge
251Lap
547CⅡ3J.TAD
吉田 広樹
相建RIGHT★WAY with mutaracing 911
PORSCHE 911 GT3 Cup(TYPE991)
251Lap
614CⅡ4高森 博士
伊瀬屋 貴史
石松・DIJON・ポルシェ996RSR
PORSCHE 996RSR
233Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-51CⅡ-任頼 速人
竹内 浩典
PICOLE Ferrari 458
Ferrari 458 Challenge EVO
026Laps
  • Fastest Lap: CarNo.77 Direction Racing 458GT3 1'53.078 (16/26) 152.86km/h
  • 2015 Super Car Race Series Regulations第24条5.(グリッド上での作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ公式予選 総合・山下健太、Nクラス・小河諒とも2戦連続ポールポジション

 全日本F3選手権第4戦は9日、ツインリンクもてぎで公式予選を行い総合で山下健太(トムス)が、Nクラスで小河諒(同)がポールポジションを獲得した。

f3-rd4-q-36 f3-rd4-q-23 f3-rd4-q-37 f3-rd4-q-38 f3-rd4-q-3 f3-rd4-q-30

 第4戦公式予選は第3戦終了後10分のインターバルで午後10時55分から10分間で行われた。

 ここでも序盤は福住仁嶺(HFDP)が1分44秒789、高橋翼(同)が45秒219と3周目に出したタイムで序盤をリードするが、やはり4周目に44秒438と第3戦のポールタイムを縮めた山下健太(トムス)がトップに立った。

 2位には1分44秒502でニック・キャシディ(トムス)が付けていたが、6周目に44秒492をたたき出した高星明誠(B-MAX)がトムス勢の間に割って2位に飛び込んできた。

 ポールポジションは山下で2戦連続、2位には高星、3位にキャシディ、4位にルーカス・オルドネス(B-MAX)、5位に福住、6位に高橋と続いた。

 Nクラスは4周目のタイム1分47秒880で小河諒(トムス)がトップに立っていたが、5周目に三浦愛(EXEDY)がアタックを開始。最終セクター手前まで小河を上回っていたが、全車にアタックを阻まれダウンフォースが抜けて万事休す。47秒797でトップに立つも小河も直後に47秒796とタイムを更新。千分の1秒差で2位に甘んじることとなった。ポールポジションは小河、2位に三浦、3位にドラゴン(B-MAX)という結果となった。

 第4戦決勝は明日10日、午前10時より14周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ公式予選 山下健太が自身2度目の、Nクラスは小河諒がポールポジション

 全日本F3選手権第3戦は9日、ツインリンクもてぎで公式予選を行い総合で山下健太(トムス)が、Nクラスで小河諒(同)がポールポジションを獲得した。

f3-rd3-q-36 f3-rd3-q-37 f3-rd3-q-23 f3-rd3-q-38 f3-rd3-q-3 f3-rd3-q-30

 第3戦公式予選は午前10時35分から10分間。雨模様の中、16台(うちNクラス6台)が参加して行われたが雨は落ちず、終始ドライコンディションで予選は推移した。

 各車2周のウォームアップを行った後、3周目あたりからアタックに入る。高橋翼(HFDP)が1分45秒519、福住仁嶺(同)が45秒772とHFDP1-2体勢で序盤をリード。4周目には福住が1分45秒193、高橋が45秒391までタイムを伸ばし、ピットインして予選を切り上げると、山下健太(トムス)がただ一人45秒を切る、44秒540をたたき出しトップに立つ。

 さらに、山下の僚友、ニック・キャシディ(トムス)も1分45秒ちょうどで続き、HDFPコンビは3-4位に後退。

 そして最後までアタックを続けていた高星明誠(NDDP)が6周目に1分45秒078をたたき出し、3位に浮上して予選は終了した。

 ポールポジションは山下で自身2度目。2位にはキャシディ、3位高星、4位福住、5位高橋と続いた。

 Nクラスは三浦愛(EXEDY)が4周目に1分48秒074でトップに立っていたいが、小河諒(トムス)が47秒756で逆転し、ポールポジションを決めた。2位には三浦が、3位にはドラゴン(B-MAX)が入った。

 第3戦決勝は本日9日、午後4時より14周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ公式予選結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/09) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TireTimeBehindGapkm/h
1361山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'44.438--165.505
2232高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'44.492 0.054 0.054165.419
3373ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'44.508 0.070 0.016165.394
4224ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'44.675 0.237 0.167165.130
575福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1'44.735 0.297 0.060165.035
686高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1'44.798 0.360 0.063164.936
7197ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'45.333 0.895 0.535164.098
828石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301YH1'45.863 1.425 0.530163.277
9289山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'46.360 1.922 0.497162.514
1038N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'47.796 3.358 1.436160.349
113N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'47.797 3.359 0.001160.347
121310吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'47.853 3.415 0.056160.264
1330N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'48.796 4.358 0.943158.875
1477N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'49.070 4.632 0.274158.476
1518N5ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'51.299 6.861 2.229155.302
165N6アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'51.719 7.281 0.420154.718
---- 以上基準タイム(110% - 1'54.927)予選通過 ----

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ公式予選結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/09) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TireTimeBehindGapkm/h
1361山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'44.540--165.343
2372ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'45.000 0.460 0.460164.619
3233高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'45.078 0.538 0.078164.497
474福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1'45.193 0.653 0.115164.317
585高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1'45.391 0.851 0.198164.008
6226ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'45.407 0.867 0.016163.983
7197ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'45.458 0.918 0.051163.904
828石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301YH1'45.979 1.439 0.521163.098
9289山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'46.755 2.215 0.776161.912
1038N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'47.756 3.216 1.001160.408
113N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'48.074 3.534 0.318159.936
121310吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'48.412 3.872 0.338159.438
1330N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'48.996 4.456 0.584158.583
1477N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'49.550 5.010 0.554157.782
155N5アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'50.978 6.438 1.428155.751
1618N6ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'52.229 7.689 1.251154.015
---- 以上基準タイム(110% - 1'55.359)予選通過 ----

Super Car Race Series

SCR:第4戦もてぎBドライバー公式予選結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/09) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER CAR RACE Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
177CⅠ1横溝 直輝Direction Racing 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
R1'51.509--155.010
270CⅠ2佐々木 孝太OLIVE SPA 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
1'52.381 0.872 0.872153.807
347CⅡ1吉田 広樹相建RIGHT★WAY with mutaracing 911
PORSCHE 911 GT3 Cup(TYPE991)
R1'55.915 4.406 3.534149.118
451CⅡ2竹内 浩典PICOLE Ferrari 458
Ferrari 458 Challenge EVO
1'56.034 4.525 0.119148.965
552CⅡ3影山 正美Eventdec Gallardo
Lamborghini Gallardo LP 570-4
1'56.945 5.436 0.911147.804
673CⅡ4植田 正幸TEAM NAORYU 458
Ferrari 458 Challenge
1'57.465 5.956 0.520147.150
714CⅡ5伊瀬屋 貴史石松・DIJON・ポルシェ996RSR
PORSCHE 996RSR
2'15.91024.40118.445127.179
---- 以上基準タイム(110% - C1:2'03.199 C2:2'07.927)予選通過 ----
-36CⅡ-林 祐介LB・108Racing DR
Lamborghini Gallardo LP 570-4
absence---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(C1:1'51.860 C2:1'55.949)を更新しました。

Super Car Race Series

SCR:第3戦もてぎAドライバー公式予選結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/09) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER CAR RACE Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
170CⅠ1ナオリュウOLIVE SPA 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
1'55.682--149.418
277CⅠ2シュー・ウェイDirection Racing 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
1'57.167 1.485 1.485147.524
352CⅡ1上野 嘉三Eventdec Gallardo
Lamborghini Gallardo LP 570-4
1'58.413 2.731 1.246145.972
473CⅡ2船井 俊仁TEAM NAORYU 458
Ferrari 458 Challenge
1'59.108 3.426 0.695145.120
547CⅡ3J.TAD相建RIGHT★WAY with mutaracing 911
PORSCHE 911 GT3 Cup(TYPE991)
1'59.539 3.857 0.431144.597
614CⅡ4高森 博士石松・DIJON・ポルシェ996RSR
PORSCHE 996RSR
1'59.974 4.292 0.435144.073
751CⅡ5任頼 速人PICOLE Ferrari 458
Ferrari 458 Challenge EVO
2'05.093 9.411 5.119138.177
---- 以上基準タイム(110% - C1: 2'07.828 C2: 2'10.922)予選通過 ----
-36CⅡ-林 学LB・108Racing DR
Lamborghini Gallardo LP 570-4
absence---

SUPER GT

SGT:第2戦富士フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

スーパー耐久

S耐:第1戦もてぎ 大野尊久/井入宏之/梅本淳一組(BRP★J‘S RACINGフィット)がST-5クラス優勝 (J'S RACING

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2015年もBRP様とのジョイント体制でのスーパー耐久参戦。昨年同様GK5・フィットRSで、3年連続のタイトルを狙う!

 今年はJ’S RACING伝統のゼッケン”♯69”が復活となります! さらに、GT選手権でのチャンピオン経験もあるプロドライバー「井入宏之選手」の加入も決定。♯19号車がGK5・FIT3の新車を投入。という昨年より大幅に強化した体制で2015年スーパー耐久シリーズを戦います。GK5・FIT3では2年連続。チームとして3年連続のチャンピオンを目指します! 以下、Aドライバー大野選手のレポートとなります。

 今シーズンもJ'S RACING様より参戦のシートを頂き、Aドライバーとしてフル参戦させていただく事となりました。 今回のドライバーは昨年に引き続き梅本選手、助っ人として2006年にはGT300チャンピオン経験のある井入選手に加入して頂き、隙の無いドライバーラインナップで挑みました。

 開幕前、岡山国際サーキットで合計4日間のテストをこなし、ディフェンディングチャンピオンとして万全な体制で開幕戦を迎えました。 レースウィークは木曜日の練習走行からスタート。まず井入選手にこの車両は初めてなので最初に走行して頂きました。

 スタートして4周目には「この車わかったわ~」と早速ベストラップを更新。流石です!井入選手のアドバイスを頂き、金曜日の公式練習にて細かい足のセットを煮詰め明日の予選に向け自信を持ってアタック出来る様になりました。

 土曜日の予選日。Aドライバー予選は私の担当です。昨年のタイム更新を狙ってコースイン。V字コーナー立ち上がりで縁石にフロントタイヤを乗せてしまい、キャリパーの掴みが悪くなってしまった為、次からのコーナー侵入でブレーキが奥に入ってしまうミスをしてしまい0.3秒くらい遅れた感がありましたが、何とか2分17秒7を記録でき、昨年のレコードタイムを1.2秒更新できました。 B予選、井入選手の出番です。快心のアタックを決め2分17秒4とレコードタイムを奪取致しました。

 Cドライバー予選の梅本選手もクラストップ&レコードタイムを更新し、慢心の笑みで予選を終了。この合計タイムにより、ポールポジションが確定致しました!

st-rd1-js-2.jpg  いよいよ日曜日の決勝。5時間の長丁場です。スタートドライバーは井入選手が担当致しました。およそ80分のロングです。#2、#19のフィット3勢の三つ巴でレースをリードしていきます。#2の山田英二選手の追い上げも凄かったですが、井入選手も負けてはいません。2分20秒台での安定したLAPを刻み、約40周を消化して梅本選手にスイッチ。梅本選手も安定したLapを重ね、ミス無く予定周回をこなして私にバトンを渡して頂けました。

 タイヤを新品に交換し、20Lapの予定です。アウトラップからプッシュすることが出来ました。車のバランスも良く、リズムも掴め、ライバル2台より速いLapを刻むことが出来、クラスTOPを快走。大きなミスも無く規定周回を走行した後、梅本選手にステアリングを託すことが出来ました。

 この時点で2位から40秒のリードを手にし、非常に安定したLAPで周回を重ねます。ただし、5時間の長丁場のレースです。何があるかわからないので安心は出来ません。約20LAP後にバトンを梅本選手から井入選手へ。

st-rd1-js-4.jpg  ピットインのタイミングで一時は2位になりますが、ライバルもピットに入るとさらに50秒のリードに。井入選手も無理せずリードを少しずつ広げて入ってくれています。約45分後に最終のドライバーチェンジ。私がチェッカードライバーを担当致しました。とにかく無理をせず、必ず何があってもゴールまで導くのがチェッカードライバーの仕事です。 ST-Xクラスの車両に追い越しされる時に「ヒヤッ」とする事もありましたが、なんとかゴールまで車両を導くことが出来、5時間のレース、終わってみると2位以下を1LAP差に抑え、優勝する事が出来ました!

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 開幕戦で優勝! 2015シーズンは幸先の良いスタートが切れ、チーム全員の力で次に繋がるとても良いレースが出来たと思います。開幕前のテストから車のセットアップもとても早く進み、チーム全体で掴んだ勝利でした。最後に梅本会長、奥村代表をはじめ、ご協力いただきたスポンサー様、チームの皆さん、関係者の方々にとても温かくして頂き、大変感謝しております。素晴らしい体制で、皆様のおかげで皆様と一緒に表彰台に上ることが出来ました。ありがとうございました。

 次の第2戦はスポーツランドSUGOにて5/23・24に開催されます。引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

J’S RACING

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3,4戦富士 坪井翔が第3戦で優勝、三笠雄一が第4戦で2位 (DRP)

☆参戦ドライバー

ゼッケンドライバーマシンエントラント
36坪井翔FTRSスカラシップF4TOM’S SPIRIT
38山田遼美人&DRP AKIBA FTRSガレージ茶畑
51三笠雄一B-MAX RACING F110B-max

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☆5月2日(土)8:10~ 公式予選 晴れ

 先月岡山で開幕した新生FIA-F4は、舞台を富士スピードウェイに移し、エントリーが10台も増え38台が予選に挑む。前大会で連続2位表彰台の坪井選手は、2日間の公式練習で4セッション中3セッションでトップタイムを記録しポールポジション最有力候補と目されている。三笠選手は、公式練習でトラブルが発生しセットアップを詰め切れていない感じだが、全体6番手のタイムを記録しているのでさらに上のポジションを目指す。フォーミュラーカーレースデビュー戦となった開幕戦でいきなりポイントを獲得した山田遼選手は、予選での速さを磨くための公式練習だったが、いまいちセットアップとドライビングが噛み合っていないようだった。

 予選開始序盤は、タイヤのウォームアップと38台でのポジション争いで周回を重ねていく。15分過ぎにまずは三笠選手が、公式練習では4選手しか記録していない45秒台に突入しタイミングモニターのトップに躍り出た。その後すかさず坪井選手もトップタイムを塗り替える。しかし残り5分で牧野選手が、公式練習のタイムを上回る45秒3を記録。さらに残り1分で再度45秒3を記録しセカンドタイムもトップにたった。三笠選手も最後に坪井選手を上回り2番手タイムを記録。坪井選手は、他の選手が皆公式練習のタイムを大幅に上回る中、シフトにトラブルが発生し自己ベストを更新することができなかったが、それでも3番手を確保することになった。山田遼選手は中盤までは、10番手付近のタイムを記録していたが、他の選手が後半にタイムアップする中、なかなかタイムが上がらず苦しい予選となった。

 この予選結果で、第3戦は三笠選手2番手、坪井選手3番手、山田遼選手20番手スタート。第4戦は坪井選手2番手、三笠選手3番手、山田遼選手23番手スタートとなる。

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☆5月2日(土)13:10~ 第3戦決勝レース 晴れ

 気温がどんどん上昇し暑いくらいの陽気の下、33,500人の観衆に注目されスタートを切る。ポールポジションの牧野選手が若干遅れるのとは逆に、絶妙なスタートダッシュを決めた三笠選手が悠々とホールショットを奪う。坪井選手は若干出遅れ5番手にポジションダウン。山田遼選手のスタートはルーキーとは思えないスタートダッシュを決めたが、1コーナーでのポジション取りが悪く、1ポジションアップの19番手でAコーナーに進入していった。大きな混乱もなく1周目のコントロールラインに戻ってくると、トップ三笠選手のスリップに入っていた牧野選手が簡単にオーバーテイク。三笠選手のトップスピードが伸びていないのと、1コーナーでのブレーキングでも1台に交わされて3位に後退。なんとエンジンカバーが脱落しかけており、その直後の100Rでも4位にドロップした。トップ5台が等間隔で3周目に差し掛かった1コーナーで坪井選手が、ストレートスピードが伸びずブレーキングも安定しない三笠選手をパスするとペースを上げていく。ファステストラップを記録しながら、5周目に3位、8周目に2位、9周目にはトップ牧野選手の背後に迫り、プリウスコーナーでトップ浮上と共に唯一の45秒台をマークした。トラブルを抱えている三笠選手はなんとか3位争いに食らいつくが、9周目のBコーナーで不安定なブレーキングでスピンを喫しトラブルに気付いて、ピットに戻りリタイアとなってしまった。残り6周は坪井選手と牧野選手の一騎打ちに観客関係者共に、手に汗握る激しい攻防となった。毎週1コーナーのハードブレーキングでブロックする坪井選手に牧野選手はラストラップのダンロップコーナーで仕掛ける。ここでも、片輪をダートに落としながらも勝利への意地をみせて防ぎきった坪井選手が、わずか0.09秒差で表彰台の頂点を勝ち取った。一方、中団争いの激しいバトルを展開した山田選手も、順位を少しづつ上げて行き16位フィニッシュとなり、ペナルティー降格選手がいた為、正式結果は15位となった。

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☆5月3日(日)9:55~ 第4戦決勝レース 晴れ

 SUPER GT決勝日は、昨日同様の晴天の下58,000人が来場。大観衆の見守る中、スタートが切られた。ポールポジションの牧野選手と3番手スタートの三笠選手が、スタートダッシュを決める。坪井選手も悪くはなかったが、3番手にドロップし1コーナーへ進入する。3番手を死守する為に牽制しながらAコーナーをサイドバイサイドで抜けていく。そして、100Rからヘアピンの進入で、ターンインしている坪井選手に後続選手が追突。接触したマシンのフロントノーズパーツがボルトごともげる勢いだったので、こらえきれずスピンストップしてしまい最後尾まで落ちて再スタートする。この直後の300Rでも混乱があり、トップ牧野選手と三笠選手が後続を大きく突き放す。山田遼選手も23番手スタートから各所の混乱をくぐり抜け15位まで順位を上げ1周目を終える。しかし3周目のホームストレートでスリップから1台を抜いて1コーナーに進入する際に止まりきれず、ターンインしている車両に追突してしまいリタイアとなる。ポイント圏内まですぐのところまで来ていたので悔やまれる。トップ2台は、ハイペースで周回し後続をさらに突き放すが、それ以上のスピードで追い上げを見せ実況を沸かせたのが坪井選手だった。予選と1レースを終えたタイヤにもかかわらず、またもや唯一の45秒台を記録。さらには、1レース目のファステトラップよりも速いタイムを記録する。トップ2台は一時コンマ2秒まで接近するが、中盤以降は1秒前後の間隔を保ち三笠選手にとっては今季初表彰台となる2位でフィニッシュ。怒涛の追い上げを見せていた坪井選手は、10位フィニッシュとなるが、ペナルティーを受けた選手がいた為、正式結果は9位入賞となった。

 2日間で延べ91,500人の大観衆を集めたSUPER GTだが、レース本来の見所は勝るとも劣らないFIA-F4の魅力を大いにアピールでき、次戦はさらに注目されることと思います。プロを目指す若者の熱い走りを応援よろしくお願いいたします。

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坪井選手コメント
 岡山で悔しい思いをして宣言した通りに、ホームコースの富士でリベンジできてほっとしています。そして、応援してくれているみんなの期待に応えられて嬉しいです。1レース目はスタートを失敗してしまいましたが、1周でマシンのバランスを確認できていける手応えがあったので焦りはありませんでした。1台づつ安全マージンを持ってパスしていったのですが、牧野選手にも意外と速く追いついたので、いける所で躊躇なくパスしました。その後は簡単には逃げられないとは思っていましたが、毎週激しいバトルになりました。岡山では簡単にやられたしまったので、今回は意地を見せました。2レース目もあのアクシデントがなければ勝てるはずだったので悔しさが残ります。でもそのポジションに落としてしまった自分に責任があるので、気持ちを切り替えて次戦の富士は2連勝したいと思います。
三笠選手コメント
 公式練習からの事を考えると、予選の結果で自信が持てました。1レース目も得意のスタートで先頭に立てたので、タイヤが温まる前に突き放そうとしましたが、ストレートであっさり抜かれアレという感じでした。その直後からブレーキングは安定しないし、100Rでもスピード差があるし焦りました。それでもなんとか食らいついてバトルをしていたのですが、ダンロップコーナーのブレーキングで挙動を乱してスピンしてしまったので、やはり何かがトラブルを起こしていると思い、ピットインしましたらエンジンカバーを止めている金具が折れていました。勝てる感触があったので悔しさが残りました。2レース目は、気持ちを切り替えてスタートを決めましたが、トップまでは届きませんでした。序盤はペースが良く、牧野選手に追いついていたのですが、中盤以降は汚れた路面に何回か足元をすくわれ、離されては食らいついての展開で勝負まで持ち込めませんでした。それでもペース自体は良かったので、勝てるイメージが持てました。自分にとってはやっと開幕したって感じなので、次戦の富士では頂点を奪い取りたいと思います。
山田選手コメント
 初レースの岡山では、スピードが足りない事を実感したので、今回は予選をうまく決めたいと考えていましたが、公式練習からなかなか思うようなタイムが出ませんでした。予選は大幅にタイムアップできましたが、それ以上に周りがタイムアップしたので、順位は上げることができませんでした。それでもトップとはコンマ8秒差まで迫りましたし、コンマ2秒あげればトップ10圏内なので、決勝レースはとにかくうまくまとめようと考えていました。1レース目は、スタートが良かったのですが、レースの駆け引きを無駄にしてしまった感じで、思うように順位を上げられませんでした。2レース目は1レース目の敗因から、序盤から積極的に仕掛けていこうとしたのが仇になってしまいました。スリップから抜け出しいつも通りのブレーキングポイントで減速したものの止まりきれずに、他車を巻き添えにしてしまいました。スピードが出ていたのとタイヤが完全に温まりきっていなかったことに対する自分のミスです。この経験を無駄にせず次戦の富士に備えてチャレンジしたいと思います。

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DREAM RACING PROJECT

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3,4戦富士 里見乃亜、初レースの富士で、予想外の苦戦を強いられるも、第4戦ではバトルを重ねて、結果以上の収穫を得る (ル・ボーセ)

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 ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつで、今年からスタートしたFIA-F4選手権の第2大会が5月2日(土)、3日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催され、里見乃亜が出場した。

 前回の岡山国際サーキットは、昨年まで戦っていたスーパーFJで練習経験はあるものの、実戦経験は皆無。そこでレースウィークの走行枠をすべて練習に充て、マイレージを稼いだ結果、第1戦こそ入賞は果たせなかったが、サバイバル戦の様相を呈した第2戦においては、しっかり走りを見せて8位という成果を収めた。

 今回の富士スピードウェイも実戦経験はなく、岡山国際サーキット以上に豊富な実戦経験を持つライバルは多い。そんな厳しい状況を、どう克服するか注目された。

予選 5月2日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ

 今回の専有走行は木曜日、金曜日に2セッションずつ行われ、木曜日にはトップと1秒強の差があったものの、金曜日には差が1秒を切るまでに。着実な進化はうかがえたものの、トップとの間には10人前後ひしめいているのは紛れもない事実。この壁をどう突き崩せるか。

 土曜日に行われた予選は、計測30分間。今回もファーストベストタイムが土曜日の第1レース、セカンドベストタイムが日曜日の第2レースのグリッドを決めることとなっている。

 エントリーは前回からさらに増えて38台に。これだけの台数が一斉に走れば、前半から後半にかけてコンディションが向上するのは明らか。かと言って、終了間際にはタイヤのピークが過ぎている可能性もある。

 予選のタイムアタックの予定としては、序盤を流し気味に、中盤を過ぎたころから全力でアタックし、終盤に再度アタックをしていくという作戦で挑んだ。序盤はフロントタイヤに熱を入れることに集中し、しっかりと熱を入れていったが、中盤の全力アタックに精度を欠いてしまう。終盤の再アタックはすでにタイヤのピークを過ぎておりタイムが思うように上がらず、ファーストベストタイムによる第3戦は1分46秒422で25番手、セカンドベストタイムによる第4戦は、46秒655で28番手と、不本意な結果に終わってしまう。

決勝第3戦 5月2日(土) 天候/晴れ コース状況/ドライ

 予選同様、第3戦決勝レースは上空に青空が広がり、絶好のコンディションの中で行われた。ゴールデンウィークの真っただ中とあって土曜日でも観客数は3万を超え、グリッドから見渡す光景は、今まで経験したことのない迫力であった。当然、緊張も高まる中、好スタートは切ったものの、まわりは大渋滞。オープニングの1周で抜きつ抜かれつを繰り返し、結果的にはひとつポジションをダウン。それでも3周目にはポジションを戻し、5周目には24番手に上がるなど、着実にレースを進めていく。7周目、里見はダンロップコーナーでオーバーテイクを試みるも、そこには十分なスペースが残されていなかった。接触してマシンにダメージを負い、ピットでリタイアとなったばかりか、その行為が危険と判定され、ペナルティを科せられることに。大いに反省の残るレースとなった。

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決勝第4戦 5月3日(日) 天候/晴れ コース状況/ドライ

 日曜日の第4戦決勝レースは少々雲こそ増えたが、もはや上着など必要ないほどの気候になり、観客席を埋め尽くした5万8千もの視線は、程よい冷却材にもなったことだろう。実際、流れる風が心地よい。ただし、それはドライバーに限っては別問題、緊張は第3戦同様、高まっていく。

 そんな状況の中、里見はまたもスタートを決めてポジションを上げるが、GTのフリー走行が終わった直後の路面は、それまでと大きくコンディションを変えており、著しく滑りやすくなっていた。コースのいたるところでコースアウトやスピンが相次ぐも、巧みにかわし続けて最終コーナーをむかえる。だが、そこでコントロールを失った車両に絡まれ、一気にポジションをダウン。ほぼ最後尾の36番手にまで後退してしまう。

 とはいえ、レースが落ち着きを取り戻すと着実に順位を上げ続け、5周目には25番手に。その後も激しいバトルを繰り返して9周目には22番手に浮上、さらに最終ラップにもひとつ順位を上げて21番手でフィニッシュ。そして先着したドライバーにペナルティによる降格があり、最終的には20位という結果となった。

 次回のレースは、同じ富士スピードウェイが舞台となるが、メインレースであるスーパーGTのスケジュールの関係上、実に3か月ものインターバルが空くこととなる。この間に、どれだけライバルとのギャップを縮められるか。一回りも二回りも進化した様子を見せて欲しい。

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コメント

チーム監督 坪松唯夫
 クルマのバランスも良いところが見つかり戦える状況であったが、ドライバーがセッション毎に変化する路面に翻弄されてしまった。やはりGT車両が走った直後は路面にへばり付いたゴムが操縦性を変えてしまい、走りに集中出来なかったようだ。次戦も真夏の富士がレースなので、この状況を打開するためにやらなければならないことがある。
Driver 里見乃亜
 第3戦はスタートが良くて何台か抜くことができ、少しずつ追い上げていけたのですが、まわりのドライバーに比べてタイムが遅かったのに、ダンロップコーナーで無理に仕掛けてしまい接触、リタイアとなってしまいました。第4戦もスタートは良かったのですが、最終コーナーでスピンした車両がイン側から飛んできて、接触してハーフスピンし、その時にタイヤかすまで拾ってしまって……。しばらく振動に苦しみましたが、その後はタイムも安定してきて、監督にアドバイスしてもらったことを試してみたら、予選より明らかに乗り方も良くなってきました。課題もやっと見つかったので、次に繋がることがかなりあったと思います。今回のような位置にいることが決勝で苦戦した理由なので、次は予選をしっかりまとめたいと思います。
Le Beausset Motorsports

SUPER GT

SGT:第2戦富士 伊藤大輔/J.ロシター組 LEXUS RC Fが3位表彰台獲得、GT300クラスでは最後までバトルを繰り広げたプリウスが惜しくも4位 (TOYOTA)

 好天に恵まれた富士スピードウェイでSUPER GT第2戦が行われ、伊藤大輔/ジェームス・ロシター組 PETRONAS TOM'S RC F 36号車が3位表彰台を獲得。GT300クラスではTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が最後までバトルを繰り広げ観客を沸かせたが、惜しくも4位に終わった。

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3位表彰台を獲得した伊藤大輔(左)とジェームス・ロシター(右)

 5月2日(土)~3日(日)の両日、静岡県駿東郡小山町に位置する富士スピードウェイでSUPER GTの第2戦「FUJI GT 500km RACE」が開催された。

 富士スピードウェイでのSUPER GTは春と夏の2回開催されるが、春の今大会は500kmの長丁場で争われるため、ピットが通常の1回に対し、最低2回義務づけられる。戦略及びチーム力もいつも以上に要求されるタフなレースとなる。

 約1ヶ月前に行われた開幕戦岡山では、めまぐるしく変わる天候に翻弄される、荒れたレースの中、アンドレア・カルダレッリ/平川亮組KeePer TOM'S RC F 37号車が勝利。立川祐路/石浦宏明組ZENT CERUMO RC F 38号車が3位表彰台という好成績を挙げた。

 2年目を迎えたLEXUS RC Fは、昨年全8戦中最多の4勝を挙げるも、LEXUS GAZOO Racingにとってのホームコースである富士では未勝利。3月末に富士で行われたメーカー合同テストでは、LEXUS RC F勢がトップ3を占めるなど速さを見せており、念願の「ホーム」初勝利を目指し、LEXUS GAZOO Racingは一丸となって挑んだ。

◆予選◆

 好天に見舞われた2日(土)、予選日にもかかわらず富士スピードウェイには3万人を超えるモータースポーツファンが集まり、SUPER GTの迫力ある予選アタックに酔いしれた。

 気温24度、路面温度38度と、初夏を思わせるコンディションの下、午後2時15分より、15分ずつのQ1が実施された。GT500クラスのQ1は、先に行われたGT300クラスでの赤旗中断の影響で、やや遅れた午後2時41分に開始。

 セッションが6分ほどを過ぎたところで関口雄飛のWedsSport ADVAN RC F 19号車がコースイン。その後、他の車両も続々とアタックのためコースに向かった。

 各車充分にタイヤを温め、残り4分を切ったあたりからアタック開始。36号車の伊藤が、従来のコースレコードを上回るタイムをマークし、タイムシートのトップに躍り出た。その後、ライバルにかわされたものの36号車は3番手。午前中の公式練習走行で苦戦した38号車は、その後の見直しで改善され、石浦が5番手タイム。平手晃平のDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が7番手でQ2への進出を決めた。

 このセッション、3番手から最後尾15番手まで1秒以内という僅差の戦いとなり、国本雄資がアタックしたENEOS SUSTINA RC F 6号車は、8番手に0.13秒及ばず10番手。開幕戦で勝利を挙げた37号車は、カルダレッリがアタックしたが、40kgというウェイトハンデが響き、14番手。関口の19号車は、決勝を見据えてのタイヤ選択が裏目に出てタイムが伸ばせず、15番手で決勝グリッドが決定した。

 上位8台が進出したQ2は、セッションスタートから5分ほどが経過したところで各車コースイン。2周にわたり念入りにタイヤを温め、アタックが開始された。

 38号車の立川、36号車のロシターは共にコースレコードを上回る好タイムをマーク。立川に0.023秒届かなかったロシターは、続く周回で更なるタイムアップを狙ったが、スローダウンしていた車両に阻まれ叶わず。その後、ライバルにかわされたものの、38号車と36号車は3番手、4番手となり、LEXUS RC Fは「ホーム」富士での決勝レースを、2列目に並んでスタートを切ることとなった。

 注目の元F1ドライバー、ヘイッキ・コバライネンの39号車は7番手タイム。この予選Q2では、上位6台が従来のコースレコードを更新した。

 GT300クラスでは、TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が朝の公式練習走行でトラブルに見舞われ、あまり走行出来なかったこともあり、Q1アタックを担当した中山雄一が、セッション序盤から積極的に周回を重ねていった。中山雄一は、残り6分ほどになったところで、長いストレートで上手く他車のスリップストリームも利用し、これまでのコースレコードタイムを上回るトップタイムをマーク。その後、コース内停止車両による赤旗中断などもあったが、最後までこのタイムを上回るものは出ず、31号車は2番手に1秒以上の大差をつけてトップでのQ2進出を決めた。

 一方、今季より参戦、デビュー2戦目となるSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は、トラブルに苦しみ25番手となった。  Q2では、今大会31号車の3人目のドライバーとして出場する、ベテランの佐々木孝太が担当。佐々木は残り3分で一旦トップに。その後、ライバル2台に上回られるものの、最後に一人1分36秒台に入れ、トップを奪い返し、ポールポジションを獲得。佐々木にとっては、自身の持つGT300クラス最多ポールポジション記録を13へと伸ばすことに。今季よりGT300クラスにフル参戦する中山雄一とっては初のポールポジション獲得となった。

◆決勝◆

 3日(日)も晴天。まだ雪の残る富士に見守られ、気温25度、路面温度39度というコンディションの下、午後2時19分に、静岡県警の白バイ隊、パトカー隊先導の下でのパレードラップ、フォーメーションラップに続き、500kmの長いレースのスタートが切られた。

 3位の38号車、4位の36号車を含む上位4台はポジションをキープ。その後方で、7番手スタートの39号車が5位へジャンプアップ。

 2周目に入ったストレートではロシターの36号車が立川の38号車をパスし、3位へ。これで4位へ後退した38号車は、GT300車両との接触で操舵系統にダメージを負い、8周目に緊急ピットイン。長い修復を余儀なくされてしまった。

 10周目、1コーナーでタイヤバーストした車両からオイルが出たため、これを清掃するためにセーフティカーが導入。隊列を整え直し、ここまでに築かれたギャップはリセット。15周目に再スタートが切られることとなった。

 この再スタートでは、8位につけていた大嶋の6号車が、他車と接触しスピン。コース上に止まったところで後続のGT300車両にもかわされることとなり、ほぼ最後尾へと後退。また、6号車はこの接触でドライブスルーペナルティも科されることとなってしまった。

 この混乱を上手く切り抜け順位を上げたのが、開幕戦勝利もウェイトハンデに苦しみ14番手スタートとなったカルダレッリの37号車。一気に8位へとポジションアップを果たした。

 再スタート時には36号車に続く4位につけていた平手の39号車だったが、セーフティカーランの最中にタイヤが冷えたことでハンドリングの不調に見舞われ、徐々にポジションダウン。6位走行中の35周目に、LEXUS RC F勢では最初のルーティンピット1回目へと向かい、給油、タイヤ交換と共に、コバライネンへとドライバーチェンジを行った。

 続いて、他の車両も続々とピットイン。全車がピットを終えた42周目には再び36号車が3位、39号車が6位、37号車が7位、最後尾スタートから追い上げてきた19号車が8位へと順位を上げての中盤戦となった。

 52周目に、5位走行中のGT-R 46号車がタイヤバーストによりコースオフ。これで6位の39号車以下がひとつずつポジションアップ。63周目には8位走行中のNSX 64号車もタイヤバースト。暑さと長丁場の戦いに、GT300クラスも含め、タイヤバーストが多発するレースとなった。

 ほぼレースが3分の2を消化した75周過ぎあたりから各車2度目のピット作業。全車がピットを終えた時点で順位は再びピットイン前と同様に戻り、終盤戦を迎えた。

 最後のスティントでLEXUS RC F勢はソフトタイヤを装着、追い上げを狙ったが、レコードライン外に発生したタイヤカスのピックアップなどにも苦しめられ、逆転は果たせず。

 後半戦は大きな順位変動は無いまま、着実に走り抜き、最後はファステストラップもマークした36号車が3位表彰台を獲得。39号車が5位、37号車が6位、19号車が7位、序盤最後尾近くまで後退しながら追い上げた6号車が9位に入り、LEXUS RC Fは「ホーム」富士での初勝利は叶わなかったものの、完走した5台全車がトップ10フィニッシュでポイント獲得を果たした。

 GT300クラスでは、ポールポジションのプリウス31号車がポジションをキープ。しかし、ストレートスピードで勝るFIA GT3車両との首位争いの中で惜しくも先行を許し2位後退。

 2位走行中の35周目にピットへ向かい、佐々木から中山雄一へと交代した。この1回目のピット作業で、31号車はピットを遅らせたライバル勢の先行を許し、全車が1回目のピットを終えた時点で4位へポジションを落としてしまった。

 中山雄一の31号車は、SLS 11号車と抜きつ抜かれつの3位争いを展開。首位を走行していたGT-R 10号車が早めのピット、変わって首位に立ったGT-R 3号車がタイヤバーストで後退したため、31号車は首位で、70周目にピットイン。嵯峨に最後のスティントを托すこととなった。

 嵯峨の31号車は、全車が2度目のピットを終えた時点で2位となっていたが、僅差の後続が猛追。残り10周を切った時点で、3台によるテール・トゥ・ノーズの2位争いが展開された。

 富士の長いストレートでの最高速で勝るライバルに、コーナーで詰め寄る31号車は、サイド・バイ・サイドでのバトルを展開。3時間にわたるレースの終盤、1秒以内での表彰台を賭けたバトルに、観客の目は釘付けに。

 残り2周、後半のテクニカルセクションで並んだ嵯峨の31号車は、ついにこのバトルを制し、2位でファイナルラップへ。しかし、ストレートエンドのブレーキングバトルで、痛恨のスピン。ライバルの先行を許し、4位でフィニッシュとなった。

 25番手スタートとなった60号車は、19周目にタイヤバーストに見舞われ後退。その後16位まで追い上げたが、2度目のピットイン時に駆動系トラブルが発生し、レースを終えた。

 好天に恵まれたゴールデンウィーク開催のSUPER GT富士大会は、2日間を通して計9万人以上のモータースポーツファンが集まり、大盛況のうちに幕を閉じた。

 LEXUS GAZOO Racing、TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

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3位表彰台を獲得したPETRONAS TOM'S RC F 36号車
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最後までバトルを繰り広げたが、
4位となったTOYOTA PRIUS apr GT 31号車
PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ドライバー 伊藤大輔:
 悔しいが、結果的に表彰台に乗ることができて良かった。スタートしてすぐは、ジェームスもライバルにくらいついて行けたのだが、セーフティカー導入後はライバルにじりじり引き離されてしまった。ギャップが広がっている展開を打開するため、自分のスティントを伸ばし、最後のジェームスを短くしてソフトタイヤを投入することにした。ファステストラップを獲れるだけのポテンシャルはあったが、ライバルとの差を詰めるまでは行かなかった。作戦に間違いはなかったが、クルマ的に差があると感じた。このままでは終われないので、逆襲すべく、更にみんなで努力して頑張りたい。
PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ドライバー ジェームス・ロシター:
 今日はバトルを楽しんだ。ライバルには大きく水をあけられ、残念ながら追いつく事が出来なかった。終盤はタイヤが厳しくなり、タイム差も大きくなっていたので、途中からは、無理を避け安全に走り切ることを心掛けた。しかし、最後にソフトタイヤで、ファステストラップは獲得出来た。最後の5周は非常にエキサイティングだった。開幕戦は不運で結果は良くなかったが、常に我々のクルマの仕上がりは良いし、強いトムスと共にタイトルを狙いたい。
トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT

SGT:着実なレース運びでフィニッシュするも ポイント獲得には届かず (ポルシェ)

 MJ15_0133_fineプレスインフォメーション 2015年5月03日
スーパーGT GT300クラス: 第2戦 富士スピードウェイ 決勝

日本. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)は、KTRおよびエクセレンスインターナショナルと共にPorsche Team KTRとして 参戦する2015年のスーパーGT GT300クラス第2戦(富士スピードウェイ)の決勝で予選結果から1つ順位を上げて12位でレースをフィニッシュしました。

予選と同じく好天に恵まれた日曜の午後2時20分に500kmのロングディスタンスレースはスタート。Porsche Team KTRはタイヤを労わりながら、義務付けられた2度のピットストップのみで走り切る作戦でレースに臨んだ。

最初のスティントを担当したアレックス・インペラトーリはハードタイヤでスタートしライバルたちと争いながら11位まで順位を上げていく。その直後1コーナーで起きたクラッシュでコース上にオイルが巻かれたためセーフティーカーが入り、隊列を組んだまま周回を重ねる。レースが再開した16周目以降もロングランを想定したラップタイムでアレックスは走行を続けるが、しばらくするとフロントタイヤにバイブレーションが出始めたため、予定より早く25周目でピットイン。代わった山下健太はソフトタイヤに履き替えてコースに出て行った。アレックス同様、タイヤをセーブしながらの走行を指示された山下は、自身で得意と語るタイヤマネージメント能力を発揮し、チームの期待に応えるペースでラップを続ける。山下は課せられた40ラップをしっかりと走り切り、67周目でアレックスに最後のスティントを託した。再びソフトタイヤを履いた911 GT3Rは15位でコースに戻るとトラブルに見舞われるライバルを尻目に着実なレースを運びを見せる。アレックスはコンスントなタイムで41ラップを走り切り、ポイント獲得まであとわずかに迫る12位でチェッカーを受けた。

アレックス・インペラトーリのコメント:
「ハードタイヤでは予定より早くフロントタイヤが終わってしまったため、早めにピットストップを行いソフトタイヤを履くという作戦に切り替えましたが、それを功を奏しました。私は昨年、タイ戦で911GT3Rを駆りポールポジションを獲得しています。その経験を生かして上位を目指します。」

山下健太のコメント:
「最後から2ラップ目で僕のベストタイムを出たことからも、ソフトタイヤとクルマが合っていたのは間違いありません。チームの状態も上向きなので、次のレースこそポイントを獲得したいですね。」

2015年のスーパーGT 第3戦(タイ、ブリーラム)は、6月20日(土)に予選、21日(日)に決勝が行われる予定です。

スーパーGT GT300クラス 2015年 第2戦 富士スピードウェイ結果

1位 ゼッケン10 GAINER (GAINER TANAX GT-R) 100周
2位 ゼッケン3 NDDP RACING (B-MAX NDDP GT-R) 100周
3位 ゼッケン11 GAINER (GAINER TANAX SLS)100周



12位 ゼッケン33 Porsche Team KTR 8Excellence Porsche) 98周

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

SUPER GT

SGT:第2戦富士優勝会見(GT500&300クラス)

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GT500クラス #1松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)
gt-rd2-r-pc-matsuda  「レース前から12号車、36号車との戦いになるだろうと予想はしていました。最初のロニーのスティントでは後続がなかなか離れませんでしたが、ミスさえしなければトップは守れるだろうと思っていました。自分のときにもう少しマージンを築いてロニー選手に渡したかったのですが、4~5秒は広げることができたので及第点と思います。とにかくドライバーにもチームにもミスがなかったことが勝因です。今シーズン僕は通算最多勝がかかっているので、最多チャンピオンがかかっているロニーと、それぞれが力になれるようにしたいですね」
GT500クラス #1ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)
gt-rd2-r-pc-quintarelli  「スタート後の満タン状態では後続を抑えるのがやっとでしたが、セーフティカー後、リスタートの頃にはマシンも軽くなってバランスが非常に良くなりました。レース終盤はこの軽い状態で走ることになるので、イケルだろうと思っていました。最後のピットイン後のアウトラップは、コールドタイヤでギリギリまで攻めました。その結果、12号車の前に出ることができました。今シーズンは松田選手とお互いの目標のために力を尽くしたいと思います」
GT300クラス #10アンドレ・クート(GAINER TANAX GT-R)
gt-rd2-r-pc-couto  「新チームでの記念すべき初勝利で本当に幸せな1日、パーフェクトな1日でした。3人のチームワーク、応援、サポートしてくださった皆さんのおかげです。チームからの指示もありましたが、タイヤにトラブルを抱えるマシンが多かったので注意して走りました。最後にコース上に落ちていた他車の破片がフロントに刺さるような形になりましたが、かえってダウンフォースが増えて走りやすくなりました(笑)」
GT300クラス #10千代勝正(GAINER TANAX GT-R)
gt-rd2-r-pc-chiyo  「GTRのワンツー、ゲイナーチームも2台とも表彰台という結果でとても良かったです。チームの作戦も完璧でしたし、タイヤとのマッチングも最高でした。3号車が速いのはわかっていましたので、その存在はレース前から脅威でした。次回のタイラウンドはグランパン耐久シリーズと重なっていて欠場になりますが、夏場のレースに向けてさらにクルマを仕上げていきたいと思います」
GT300クラス #10富田竜一郎(GAINER TANAX GT-R)
gt-rd2-r-pc-tomita  「高いレベルのチーム、高いレベルのドライバーと参戦することができて感謝しています。初めてとなるGTRとダンロップタイヤの組み合わせでの結果ですので、その分優勝の価値も高いと感じています。今回はドライブする機会はありませんでしたが、自分が乗る機会があれば、2人が仕上げてくれたクルマをさらに良いものにして、表彰台に上りたいと思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 日産GT-Rが両クラスで1-2フィニッシュの快挙を達成!!GT500は#1モチュール、GT300は#10ゲイナーが今季初勝利

2015オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の決勝が5月3日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500、GT300ともに日産GT-Rが1-2フィニッシュという快挙を成し遂げた。
GT500クラスはポールポジションからスタートした#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が安定した速さで後続を突き放し、見事ポール・トゥ・ウィンを達成。2位には#12カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組)が入った。
一方GT300クラスは早めに最初のピットストップを行う作戦が的中してトップに立った#10GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/千代勝正組)がそのまま逃げ切って優勝。一時はタイヤバーストで大幅に順位を落としながら、星野一樹のアグレッシブな追い上げで順位を盛り返した#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠組)が2位に入った。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日33,500人/決勝日58,000人/大会総入場者数91,500人)

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決勝日の富士は終始強い日差しが降り注ぐ絶好のレース日和。
第2戦決勝は静岡県警の白バイ6台、パトカー6台の先導により、午後2時15分より110周で行われた。

ホールショットを奪ったのは#1モチュールGT-R。2位には#12カルソニックGT-R、3位には#38ZENT RC Fとここまでは予選順位どおり。

しかしその後方で#46S Road GT-Rがダンロップコーナーで#100レイブリックNSXに追突。100号車はコースを飛び出して最後尾まで後退、46号車にはドライブスルーペナルティが課せられて同じく後退を余儀なくされた。46号車のドライバーは本山哲、100号車は山本尚貴だった。
ここから猛然と追い上げ、めまぐるしい勢いで順位を挽回していった#100レイブリックNSXと本#46S Road GT-Rだったが、#100レイブリックNSXははメカニカルトラブルのために29周で戦列を去り、#46 S Road GT-Rも本山が一時は4位にまで順位を挽回したものの、柳田真孝に交代した後の52周目に左リヤタイヤのバーストによりコースアウトを喫してしまった。
懸命にピットに辿り着き、再び戦列に復帰した46号車だったが、結局10位でレースを終えることになった。

一方トップ争いは序盤こそコンマ7秒前後の僅差で周回を重ねていたものの、20周を過ぎたあたりからタイヤの性能低下に苦しみ始めた#12カルソニックGT-Rが徐々に遅れ始めた。
この傾向は第2スティントになっても解消されず、オリベイラも安田も苦しい走りを強いられることに。

それでも最後のスティントにニュータイヤを投入してオリベイラの走りに賭けたチームインパルだったが、やはりここでもミシュランの優位性は揺るがず、#1モチュールGT-Rは最終的に2位#12カルソニックGT-Rに11.559秒差、3位の#ペトロナスRC Fに対しては49.317秒もの大差をつけて110周の長丁場を走り抜き、今季初勝利をものにした。

GT300クラスは、序盤フロントローの2台、#31TOYOTA PRIUS apr GT(佐々木)と#3B-MAX NDDP GT-R(星野)がトップ争いを繰り広げるが、これを出し抜いたのが4位につけていた#10GAINER TANAX GT-R(クート)。20周目に早めのピットインを敢行すると、これが的中。40周過ぎには10秒近い貯金を築いてトップを快走することになった。
全車が1回目のピットインを終えた中盤以降は、#10GT-R(千代)を#3GT-R(高星)が追い、その後方で#11GAINER TANAX SLS(ビルドハイム)と#31プリウス(中山)が争うという展開が続く。しかし、65周目、#10GT-Rをジワジワと追い詰めていた#3GT-Rを不運が襲う。1コーナーで左フロントタイヤがバースト。そのままピットに滑り込むものの、大きく遅れることになってしまう。
これで楽になった#10GT-R(クート)は後方のバトルを尻目に余裕の独り旅。これとは対照的に、#31プリウス、#11SLS、そして鬼神の追い上げを見せる#3GT-R(星野)による争いは周を追うごとにヒートアップ。残り4周からは三つ巴のバトルを繰り広げ、サーキットに詰めかけた観客を大いに沸かせた。最後は勢いに勝る#3GT-R(星野)が前車を相次いでパスして2位の座を手にし、#11SLSが3位、最後に力つきスピンしてしまった#31プリウスは4位に終わった。

次戦の舞台は2回目の開催となるタイのチャーン・インターナショナルサーキット。
6月21日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2015/05/03) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
115001松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI1102:56'20.204
2125002安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS811011.559
3365003伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS11049.317
4175004塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1101'31.149
5395005平手 晃平
ヘイッキ・コバライネン
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS121091Lap
6375006アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS401091Lap
7195007脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH21091Lap
8155008小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS101091Lap
965009大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS41082Laps
104650010本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI61082Laps
112450011佐々木 大樹
ルーカス・オルドネス
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH1082Laps
126450012中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1073Laps
13103001アンドレ・クート
千代 勝正
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL810010Laps
1433002星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH610010Laps
15113003平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL10010Laps
16313004佐々木 孝太
中山 雄一
嵯峨 宏紀
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS4010010Laps
1703005谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH129911Laps
1873006ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH9911Laps
19653007黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH9911Laps
20613008井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL9911Laps
21513009新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH49911Laps
228630010クリスチャン・マメロウ
細川 慎弥
黒田 吉隆
Racing Tech Audi R8
Audi R8 LMS ultra
YH169812Laps
235030011加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
安岡 秀徒
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH9812Laps
243330012アレキサンドレ・インペラトーリ
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH9812Laps
257730013横溝 直輝
峰尾 恭輔
飯田 太陽
KSF Direction Ferrari 458
Ferrari 458 GT3
YH9713Laps
26850013松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS169515Laps
2711130014植田 正幸
鶴田 和弥
池上 真
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH9317Laps
2836030015吉田 広樹
田中 篤
成澤 正人
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH8129Laps
293030016小泉 洋史
岩崎 祐貴
影山 正美
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH8129Laps
305530017高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS307535Laps
314830018高森 博士
田中 勝輝
柴田 優作
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH7238Laps
---- 以上規定周回数(GT500:77Laps / GT300:70Laps)完走 ----
-18300-中山 友貴
マルコ・アスマー
井出 有冶
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH66
-60300-飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH261
-9300-白坂 卓也
東 徹次郎
山脇 大輔
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH4763Laps
-21300-リチャード・ライアン
藤井 誠暢
ステファン・オルテリ
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH224664Laps
-25300-土屋 武士
松井 孝允
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH104466Laps
-100500-山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS302981Laps
-38500-立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS222585Laps
-5300-玉中 哲二
密山 祥吾
山下 潤一郎
マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YH1793Laps
-88300-織戸 学
平峰 一貴
佐藤 公哉
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH8102Laps
-2300-高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA
YH4106Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.36 ジェームス・ロシター(PETRONAS TOM'S RC F) 1'29.776
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.3 星野一樹(B-MAX NDDP GT-R) 1'36.638
  • CarNo.6(大嶋 和也)、 46(本山 哲)は、2015 SUPER GT Sporting Regulations第2章第27条1.a 違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.100(山本 尚貴)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗2本区間での追い越し)違反により、競技結果に対し35秒加算のペナルティを科した。
  • CarNo.24(ルーカス・オルドネス)は、CarNo.6への危険行為に対し、黒白旗を提示した。
  • CarNo.12(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、CarNo.11への危険行為に対し、黒白旗を提示した。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第4戦 Mobil 1 Challenge 決勝レース レポート

MJ15_0120_fine[1]プレスインフォメーション 2015年5月03日

富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015シーズン 第4戦モービル1チャレンジ決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)にて5月3日(日)に開催いたしました。


天候:晴れ 路面:ドライ 気温:21度 路面:31度
第3戦の決勝が行われた前日と同様、素晴らしい天気に恵まれた富士スピードウェイは朝から大観衆で賑わいを見せていた。第4戦のスターティンググリッドは、前日の公式予選で各選手が刻んだセカンドベストタイムにより決定。第3戦を制し、開幕3連勝中の#15元嶋佑弥がポールポジションとなり、前日2位の#78近藤翼が2番グリッドからのスタート。#12久保凛太郎が3番、#19永井宏明が4番グリッドについた。そしてジェントルマンクラスのトップ、#9武井 真司は6番手グリッドから開幕4連勝を狙う。

初夏を思わせる強い日差しが照りつける午前11時5分、全16台のカップカーが解き放たれた矢のように勢い良くスタート。「悪いスタートではなかったが、昨日ほど良くはなかった」という元嶋がホールショットを決めた。「課題はスタート」という近藤は、気合いが入りすぎたのかレッド点灯状態で動きそうになり、タイミングを逸してスタートに失敗。3番グリッドの久保に後方から突かれるような形で1コーナーに入っていった。

早々に独走状態となった元嶋は、序盤からぐいぐいと2位近藤を引き離していく。前日の第3戦終了後「明日のレースではコースレコードを狙いたい」と語っていた元嶋は、フレッシュタイヤを履き、レコードタイムの1分42.716秒を目指しフルアタックを敢行。2位との差が大きく広がったこともあり、ミラーを見ることなくタイムを出す走りに集中して周回を重ねた。

2位近藤はしばらく久保の追撃を受けていたが、差は少しづつ離れていく。そして4周目に久保が1コーナーでスピンしたことにより、2位のポジションは安泰となった。しかし前を走る元嶋を捕えるほどのスピードはなく、差は1秒、1.5秒と逆に広がっていった。その後トップ2はそれぞれ単独走行に近い位置関係で走行を続け、そのままフィニッシュ。元嶋は開幕4連勝を飾り、近藤は4戦連続2位でレースを終えた。

昨日、今日と圧倒的な速さを示した元嶋は「今日はコースレコードの更新を狙っていたのですが、他のレースで路面に乗ったタイヤのラバーと自分たちのタイヤのラバーが合わず、思ったよりもタイムが出ませんでした。そのことだけが少し残念ですが、開幕4連勝を実現することができて嬉しいです」と、笑顔で第4戦の印象を述べた。一方、またしても優勝に届かなかった近藤は「スタートでは気持ちが空回ししてしまった。素晴らしいマシンを用意してくれたチームの期待にこたえることができず悔しいです」と、肩を落とした。

「何とか近藤選手を抜かそうと焦りスピンしてしまった」という久保は、一時順位を5位にまで下げる。しかし、その後気合いの入った追い上げでまずはジェントルマンクラストップの武井をパスして4位に浮上。そして、かなり前を走る3位永井の後ろ姿を追った。徐々に差は詰まっていき、最終ラップに入り久保は永井の背後に迫る。永井も冷静な走りでなかなかオーバーテイクを許さなかったが、プリウスコーナーでついに順位が逆転。久保が開幕から4戦連続となる3位でフィニッシュした。レース後、永井は久保に歩み寄り「参りました」と爽やかな笑顔で右手を差し出し、ふたりはお互いの検討を讚えがっちりと握手を交わした。

ジェントルマンクラスは、ミスなく安定したラップを刻み続けた武井が前日に続き優勝。「開幕4連勝は嬉しいですが、次のレースでは永井さんについていけるように頑張りたいです」と、武井。その武井に次ぐ2位に入った#2田島剛は「今日は冷静に自分のペースで走ることができました。次戦は武井さんに単独走行をさせないことが目標です」と、クラス優勝実現を誓った。

PCCJ次回は6月6日(土)〜7日(日)に行われる第5 - 6戦。コースは同じく富士スピードウェイだが、梅雨の時期だけに雨のレースとなる可能性もある。オーバーオール連勝中の元嶋、ジェントルマンクラス無敵の武井。このふたりが引き続き強さを保つのか、それとも新たなるウイナーが誕生するのか。次回も目の離せないレースが繰り広げられるに違いない。

■ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第4戦 Mobil 1 Challenge 決勝レース結果
Pos. _ Car# _ Class-Pos. _ Driver _ Car Name _ Lap _ Time _ Time/Gap _ Best Time
1 _ 15 _ _ 元嶋 佑弥 _ GARMIN PORSCHE _ 15 _ 25'51.225 _ _ 1'42.751
2 _ 78 _ _ 近藤 翼 _ スカイレーシング _ 15 _ 25'52.544 _ 1.319 _ 1'42.899
3 _ 12 _ _ 久保 凛太郎 _ TEAM KTOUCH PORSCHE _ 15 _ 26'08.545 _ 17.320 _ 1'43.227
4 _ 19 _ _ 永井 宏明 _ ナインレーシング _ 15 _ 26'09.357 _ 18.132 _ 1'43.628
5 _ 9 _ G-1 _ 武井 真司 _ ビンゴレーシング _ 15 _ 26'18.200 _ 26.975 _ 1'44.365
6 _ 2 _ G-2 _ 田島 剛 _ タジマレーシング _ 15 _ 26'25.003 _ 33.778 _ 1'44.344
7 _ 25 _ G-3 _ 内山 清士 _ NK RACING _ 15 _ 26'32.929 _ 41.704 _ 1'44.919
8 _ 77 _ G-4 _ 浜崎 大 _ Voing Ventiler _ 15 _ 26'49.118 _ 57.893 _ 1'45.714
9 _ 98 _ G-5 _ ゴトウ イカリ _ チームトーエイスピリット _ 15 _ 26'49.655 _ 58.430 _ 1'4.649
10 _ 11 _ _ 塚本 奈々美 _ TEAM KTOUCH PORSCHE _ 15 _ 26'57.361 _ 1'06.136 _ 1'46.607
11 _ 10 _ G-6 _ 齋藤 真紀雄 _ ビンゴレーシング _ 15 _ 27'08.038 _ 1'16.813 _ 1'46.654
12 _ 51 _ G-7 _ ポール イップ _ KCMG ANNIKA 911 _ 15 _ 27'16.988 _ 1'25.763 _ 1'44.900
13 _ 7 _ _ 星野 敏 _ D'station HAI 991 _ 15 _ 27'41.832 _ ※2 _ 1'44.827
14 _ 52 _ G-8 _ 春山 次男 _ はるやまbaby GT3cup _ 14 _ 26'12.147 _ 1Lap _ 1'48.277
以上完走(規定周回数 13Lap)
_ 24 _ G _ 剛 覇矢人 _ みきゃん スペンダーGT3 _ 4 _ 7'16.761 _ 11Laps _ 1'44.950
_ 37 _ G _ 久保田 克昭 _ ハナシマレーシング _ 1 _ 2'52.201 _ 14Laps _ -

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第4戦富士決勝 #11牧野が貫禄のポール・トゥ・ウィンを達成

FIA-F4選手権シリーズ第4戦の決勝が5月3日、富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#11牧野任祐(DODIE・インプローブス・RN-S)が終始トップを快走し、今季3勝目をものにした。

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大会二日目の富士も好天に恵まれ、朝から多くの観客が詰めかける中、午前9時55分より15周の決勝レースはスタートした。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの牧野。予選3番手の#51三笠雄一が2位にあがり、3位に#50山田真之亮がつける。
一方セカンドグリッドの#36坪井翔はスタートで出遅れ、そのまま後続に飲み込まれる形で順位を落とした挙句、ヘアピンでスピンを喫し、一気に最後尾近くまで後退してしまった。

レース序盤は三笠のペースが勝っており一時はコンマ2秒差にまで迫ったものの、中盤にさしかかると僅かずつ牧野が引き離し始める。
8周目には1.48秒、12周目には1.7秒とその差は広がった。
三笠もしぶとく食い下がり、13周目に1.3秒、14周目には1.1秒まで詰め寄ってファイナルラップを迎えたものの、牧野は最後まで付け入る隙を与えず、最後は0.9秒差で逃げ切って今季3勝目を挙げた。
岡山での全勝宣言は第3戦で坪井に阻まれたが、「残りは全部勝ちます」との新たな宣言に向けて幸先のいい結果となった。

一方、1周目のスピンで大きく順位を落とした坪井は、その後は9周目にこのレースのファステストラップを記録するなど、トップグループをも凌駕するハイペースで追い上げを開始。
掴んでは投げ、千切っては投げの大立ち回りでみるみる順位を上げ、最後は10位に食い込んで貴重な1ポイントを掴み取った。

FIA-F4シリーズは次戦の舞台も再び富士スピードウェイ。
8月8-9日に第5戦と第6戦を行う

TEXT:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士GTA会見/F4スカラシップ誕生か?

決勝日朝、恒例のGTアソシエイション主催の定例会見が行われ、坂東正明代表が質疑応答を行った。

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■開幕戦(岡山)の評価は?

 サーキットには、駐車場などの施設整備を進めて頂いた。また、プログラムにはドライバーの普段着の姿を載せるという新しい試みを行った。これは新たな魅力を伝えることができて非常に良かったと思う。
 観客数は、天候が悪かったにもかかわらずほぼ昨年並みを確保(昨年27,000人/今年26,700人)できたことは、評価できると思う。
 (昨シーズン途中から導入した)白バイ、パトカーの先導も形になってきた。これは小さな子どもたちが最初に興味を持つクルマはパトカーや消防車であり、長い目でモータースポーツ振興を考えての試みである。富士も今回から導入する。

■タイラウンドが10月から6月になった理由は?

 同じブリーラムのサーキットで11月にWTCCの開催が決定したことが要因。10月、11月と続くことは興行上好ましくないので、やむを得ず6月にずらしたというのが実情だ。
 ルマン24時間レースやヨーロッパレース、また国内シリーズ戦などとの調整を経て日程を決めた。
 気候は10月よりは安定しているはずだが、気温は高く暑いだろう。

■FIA-F4ドライバーのスカラシップを考えるとのことだったが?

 ドライバーをF3、GT、SFへ上げるシステムは作る必要性を感じているので、各運営組織と協力して進めたいと思っている。ただ、問題はカテゴリーのピラミッド構造をどのようにするかだ。継続できるスカラシップにするための仕組みも考えたい。
 また、F4に上がるためのシステムも作らなければいけないと思っている。
 スカラシップの内容が、賞金なのか、賞金を持ち込んで乗れるチームの確保なのか、新規チームの創設なのか、その方法は今後考えていきたい。今年中には概要をアナウンスできるようにしたい。

■マザーシャーシの評価は?

 思った以上に走るというのが率直な感想だ。GT3に対抗するJAF GTの基礎を作りあげる方法として、安全性の確保を考えると良い方法と思う。
 ものづくりという観点から考えても、同じもの(マザーシャーシ)を与えてどのように料理していくか、各チーム、コンストラクターの特色が出るし、それがタイム差として出ることは非常に面白いと思う。
 マザーシャーシを使うチームには、どのような試みをしているのか、そのノウハウをオープンにして、これから参入を考えているチームの参考になるようにしてほしい。それが、JAF GTを発展させることに繋がる。ヨーロッパのチームも興味を示しているので、今後が楽しみだ。

まとめ:Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士フリー走行 GT500は#1モチュールGT-R、GT300は#31プリウスといずれもポールシッターがトップタイム

スーパーGT第2戦富士の決勝前フリー走行はGT500が#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)、GT300クラスが#31TOYOTA PRIUS apr GT(佐々木孝太/中山雄一/嵯峨宏紀組)といずれもポールシッターがトップタイムを記録、決勝に向けて仕上がりの良さを改めてアピールした。

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決勝日を迎えた富士スピードウェイは昨日に引き続き好天に恵まれ、朝早くから多数の観客が詰めかける中、午前9時より30分間のフリー走行が開始された。

予選でフロントローを独占した#1モチュール、#12カルソニックのGT-R勢はここでも好調で、開始10分で12号車が1’30.021を記録してトップに躍り出ると、1号車もセッション終盤に1’29.377を叩き出す。
しかし#36ペトロナスRC Fも終盤1’29.972までタイムを縮め、2台に割って入ってきた。
また4番手には#8ARTA NSXが入るなど、フリー走行に関しては3メーカー拮抗している状況だ。
しかし前回優勝の#37KeePer RC Fは15位とここでも振るわず。連続しての上位入賞は難しいかもしれない。

GT300クラスは開始10分で佐々木孝太の駆る#31プリウスが1’38.571でトップに立つと、その後も順調にペースを上げて1’38.065までタイムを縮めてここでも速さを見せつけた。
しかしコンマ2秒差で#3B-MAX NDDP GT-R、コンマ6秒差で#10ゲイナーTANAX GT-RとFIA-GT3勢が迫っており、こちらは接戦になりそうだ。
しかし予選11番手の#88マネパランボルギーニGT3は2コーナー立ち上がりで何度もストップ、再スタートを繰り返しており、決勝への影響が懸念される。
また#9PACIFICマクラーレンwith μ'sがセッション中に右リヤまわりから出火し、マーシャルにピットレーンで消し止められる一幕もあった。

第2戦決勝はこのあと午後2時15分より110周で行われる。
今回も恒例の警察車両によるパレードラインが予定されており、パトカー6台、白バイ6台が西部警察よろしく隊列を組んでGTマシンを先導する予定だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第4戦富士決勝結果

FUJI GT500km RACE -RIJ- (2015/05/03) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTireLapTotal_Time
Behind
111牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-SDL1526'45.068
251三笠 雄一B-MAX RACING F110DL150.918
350山田 真之亮B-MAX RACING F110DL156.910
419篠原 拓朗VSR Lamborghini SCDL159.860
59石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1510.512
681中西 武蔵NRSDL1512.810
714根本 悠生GUNZE F110 KCMGDL1513.209
866橋本 陸Skill SpeedDL1514.475
936坪井 翔FTRSスカラシップF4DL1517.763
1088川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110DL1520.752
117大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1521.828
1252番場 琢埼玉トヨペットGreenBraveDL1525.814
1337小高 一斗FTRSスカラシップF4DL1526.510
1463ニコラス・コスタVSR Lamborghini SCDL1527.149
158上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1528.799
1612白石 勇樹TEAM A-ONEDL1529.841
1775手塚 祐弥F&CアキラレーシングwithフィールドDL1530.180
1825高橋 知己点天&イーストアップwithフィールドDL1532.410
1970天野 翼Leprix Sport F110DL1532.826
2062里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミーDL1533.895
214河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110DL1535.058
2280小杉 諭司ふたごNRSDL1545.809
2320牛井渕 琴夏miNami aoYama with SARDDL1547.511
2439加藤 潤平miNami aoYama with SARDDL1551.442
2544山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110DL1551.468
2635モーター マウスSFIDA RACING F110DL1552.097
2734フライング ラットSFIDA RACING F110DL151'06.406
28*10⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシングDL1511.031
2923田部 雄剛S2R RacingDL151'19.406
303池島 実紅DUNLOP SUTEKINA F110DL151'24.848
31*2久保田 克昭Hanashima Racing F110DL1555.940
3216銘苅 翼MediaDo Kageyama F110DL132Laps
---- 以上規定周回数(13Laps)完走 ----
-5平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110DL78Laps
-28片山 義章miNami aoYama with SARDDL312Laps
-18ジェームス・ムンローKCMG F110DL213Laps
-*38山田 遼美人&DRP AKIBA FTRSDL213Laps
-27ファン ドユンTEAM ZAP X DREAM F110DL114Laps
-55畑 亨志F&CアキラレーシングwithフィールドDL015Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 坪井翔(FTRSスカラシップF4) 1'45.821 (9/15) 155.232km/h
  • CarNo.10は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗2本区間での追い越し)違反により、競技結果に対し55秒(ペナルティストップ10秒含む)加算のペナルティを科した。
  • CarNo.2は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗2本中のスピン)違反により、競技結果に対し55秒(ペナルティストップ10秒含む)加算のペナルティを科した。
  • CarNo.38は、FIA-F4 Sporting Regulations第15条1.1)2)(他車への衝突行為)違反により、競技結果に対し45秒(Dスルー相当)のペナルティを科した。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第3戦 決勝レース レポート

MJ15_0117_fine[1]プレスインフォメーション 2015年5月03日
富士. 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:24度 路面:40度

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2015年シーズン第3戦決勝が5月2日(土)富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。

午前中の公式予選に続き、好天のまま午後4時開始の第3戦決勝はドライコンデイションで行われることに。同日の予選で決まったスターティンググリッドは、#78近藤翼がポールポジション。開幕戦から2連勝中の#15元嶋佑弥が2番、#12久保凛太郎が3番、#19永井宏明が4番。ジェントルマンクラス最速だった#9武井 真司は6番手からのスタートとなる。

元嶋の開幕からの3連勝を何としてでも阻止したい近藤はスタート前「勝負のポイントはスタートです。」と語り、グリーンシグナル点灯に全神経を集中。「自分ではなかなか良いスタートを切れたと思った。」という近藤だが、元嶋のスタートダッシュはさらに素晴らしく、すぐに近藤に並ぶと1コーナーの手前までに抜き去り、インを守ったままトップで次のコーナーに飛び込んだ。

出遅れた近藤は元嶋に離されまいとその後ろ姿を追ったが、近藤の背後にはやはり好スタートを決めた久保がピタリとはり付き、激しく近藤を攻め立てる。「仕掛けるならば序盤だと思っていた。」という久保に対し、近藤は防戦するのが精一杯で元嶋を追う余裕はない。そして元嶋は「最初の1〜2周はプッシュしそれ以降はタイヤを労る。」という、スタート前に立てた作戦を完璧に実行。2位近藤とのリードを1秒、1.5秒、2秒と着実に開いていった。

スタートからひたすら近藤のすぐ後を走っていた久保だが、10周目に入ったころペースが一気に落ちる。「序盤にプッシュしすぎてタイヤがタレてしまった。これ以上近藤選手を追うのは無理だと思い、タレたタイヤでどれくらいのタイムが出るのかを見ながら走ることにした。」という久保は、以降安定したラップタイムで周回を重ね、開幕以来3度目となる3位でレースを締めくくった。

久保からのプレッシャーから解放された近藤ではあったが、元嶋を追う余力は残っていなかった。余裕の元嶋は近藤のペースを見ながらタイヤになるべく負担をかけないような走りを実践。それでも1分42秒台の予選に迫るタイムが出たことから、元嶋は大事をとってさらにペースを落とし、最後は近藤に2.297秒差をつけて開幕3連勝を飾った。元嶋は「決勝はマシンのバランスが良く余裕を持って走ることができました。素晴らしいセッティングに仕上げてくれたチームに感謝しています。シリーズをリードしていると余計なことを考えなくてすみ、余裕をもってレースに臨むことができます。このまま勝ちぐせをつけ、以降のレースを取りこぼさないように戦いたいと思います。」と、勝者のコメント。明日の3日は第4戦の決勝が行われるが、元嶋は「ポールポジションからのスタートなので、今日と同じように勝ちたい。そして、できればコースレコードを出したい。」と力強く第4戦への抱負を語った。

一方、スタート前の不安が的中してしまった近藤は、これで3戦連続2位。「スタートは失敗したわけではないが結果的に遅れてしまいました。もうトラウマになりそうです」と力なく笑った。

総合4位は、ジェントルマンクラス優勝の武井。スタートで5位に上がり、さらにレース中4位に浮上した。「予選では自分の走りをできず自信がなかったのですが、マシンが完調になったことで思いきり走れるようになった。クラス優勝は嬉しいというよりも、ほっとしたというのが本心です」と、武井は表情を緩めた。

ジェントルマンクラス2位、総合6位の#25内山清士は「途中からタイヤがタレてしまいましたが、富士スピードウェイでのレースは初めてだったので無我夢中で走りました。」と、望外のリザルトに納得した様子。

PCCJモービル1チャレンジの第4戦モービル1チャレンジ 決勝は明日、5月3日(日)の11:05スタート予定。スターティンググリッドは本日行われた予選のセカンドベストタイムによって決まり、上位は元嶋、近藤、久保、永井という順でグリッドに並ぶ。


■ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第3戦 決勝レース結果
Pos. / Car# / Class-Pos. / Driver / Car Name / Lap / Time / Time/Gap / Best Time
1 / 15 / / 元嶋 佑弥 / GARMIN PORSCHE / 15 / 25'53.267 / - / 1'42.911
2 / 78 / / 近藤 翼 / スカイレーシング / 15 / 25'55.564 / 2.297 / 1'43.035
3 / 12 / / 久保 凛太郎 / TEAM KTOUCH PORSCHE / 15 / 26'00.271 / 7.004 / 1'43.030
4 / 9 / G / 武井 真司 / ビンゴレーシング / 15 / 26'09.631 / 16.364 / 1'43.493
5 / 7 / / 星野 敏 / D'station HAI 991 / 15 / 26'17.292 / 24.025 / 1'44.280
6 / 25 / G / 内山 清士 / NK RACING / 15 / 26'27.233 / 33.966 / 1'44.877
7 / 2 / G / 田島 剛 / タジマレーシング / 15 / 26'27.956 / 34.689 / 1'44.934
8 / 24 / G / 剛 覇矢人 / みきゃん スペンダーGT3 / 15 / 26'29.495 / 36.228 / 1'44.986
9 / 37 / G / 久保田 克昭 / ハナシマレーシング / 15 / 26'31.813 / 38.546 / 1'45.087
10 / 19 / / 永井 宏明 / ナインレーシング / 15 / 26'37.722 / 44.455 / 1'42.928
11 / 98 / G / ゴトウ イカリ / チームトーエイスピリット / 15 / 26'46.477 / 53.210 / 1'45.599
12 / 77 / G / 浜崎 大 / Voing Ventiler / 15 / 26'50.872 / 57.605 / 1'45.433
13 / 51 / G / ポール イップ / KCMG ANNIKA 911 / 15 / 26'57.631 / 1'04.364 / 1'44.533
14 / 11 / / 塚本 奈々美 / TEAM KTOUCH PORSCHE / 15 / 26'58.989 / 1'05.722 / 1'46.312
15 / 10 / G / 齋藤 真紀雄 / ビンゴレーシング / 15 / 27'08.752 / 1'15.485 / 1'46.118
16 / 52 / G / 春山 次男 / はるやまbaby GT3cup / 15 / 27'35.640 / 1'42.373 / 1'46.680

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第3-4戦 公式予選レポート

MJ15_0108_fine[1]プレスインフォメーション 2015年5月02日
富士. 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:24度 路面:41度

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2015年シーズン第3戦、第4戦公式予選が5月2日(土)富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。

ゴールデンウイークまっただ中の富士スピードウェイは上空に青空が広がり、初夏を思わせる爽やかな天気に恵まれた。レース初日の2日は午前中に30分間の公式予選が行われ、11時10分の開始時間になると先月の開幕戦で激しい優勝争いを繰り広げた#78近藤翼と、#15元嶋佑弥が先を争うようにピットレーン出口に向かった。PCCJ参戦2シーズン目、開幕2連勝を飾った元嶋は「決勝は自信がありますが課題は予選です。今回は何としてでもポールポジションからスタートしたい」と、気合い十分。近藤は前日に行われた専有走行でトップタイムを記録したが、開幕2戦連続して元嶋の後塵を拝しているだけに、今回は有利な位置からレースを始めたいところだ。

お互いを強く意識するふたりは予選開始早々に1分43秒台のタイムを刻み、まずは近藤が先行。そして元嶋、#12久保凛太郎が僅差で迫る。しばらくすると元嶋が0.004秒差で近藤を抜きトップに立った。ポールポジションを争うふたりはその後ピットに入ってニュータイヤを装着。他車のタイヤのラバーが乗り路面のグリップが上がる、セッション終盤でのタイムアタックに備えた。

予選終了まで残り約5分というタイミングでまず元嶋がアタックを開始し、ついに1分42秒台に突入。「路面温度はかなり高かったが周回を重ねてもタイヤのグリップは落ちなかった」という元嶋は、1周ごとに着実にタイムを縮めていき、1分42.765秒という孤高のベストタイムを記録した。一方、近藤は終了ぎりぎりまでアクションを起こさず、そのまま元嶋のポールポジションが決まるかと思われた。しかし予選終了間際に最後のアタックを行った近藤は、渾身の走りで1分42.750秒のベストタイムをマーク。最後の最後で元嶋を逆転し、0.015秒差で第3戦のポールポジションを勝ちとった。

予選終了後マシンを降りた近藤は、満面の笑みで元嶋に向けてガッツポーズ。元嶋は「最後にやられた」と、少しだけ悔しさをにじませながらもやはり笑顔で近藤のポール獲得を祝福した。「後の方が有利になると思いタイミングを見計らっていたのですが、なかなかクリアラップがとれず最後の1回しかチャンスがなくなってしまった。何とか間に合って良かったです。」と、近藤。残念ながら自身が去年記録したコースレコードにはわずかに届かなかった。

僅差でポールポジションを逃した元嶋は「前のセッションで走っていたスーパーGTのタイヤのラバーが路面にのりグリップは非常に高かった。昨日の専有走行とはまったく違うコンデイションでした。自分は、おそらくニュータイヤを履くタイミングが1周はやかったと思います。あと1周待てば最高の状態でアタックできたはずなので、それだけが残念です。」と、緊張感に満ちた予選をふり返った。

3番手タイムの久保は「最初のほうはあまり差がなく良かったのですが、最終的には差が広がってしまった。とても悔しいですが、どこが遅いのかをちゃんと理解する必要があります。」と冷静にコメント。予選4位の#19永井宏明は「タイムには満足していません。フレッシュタイヤを履いた時にいくつか小さなミスをしてしまった。タイヤのコンデイションが良い時に全体をうまくまとめることができないのが自分の弱点ですね」と謙虚に予選結果を分析した。

ジェントルマンクラスでは#9武井 真司がトップ。そして、#51 ポール イップ、#25内山 清士が続く。武井は「昨日から足まわりの調子が悪く全力でアタックできませんでした。決勝までに原因を究明し問題を解決したいと思います。」と静かに語った。

PCCJ第3戦は、予選終了から4時間20分後の午後4時スタート予定。速さは随一ながらスタンディングスタートをやや苦手とする近藤と、レースでの勝負強さを誇る元嶋の先頭争いに、セカンドローの久保と永井がどのようにからんでくるか。富士スピードウェイでの今季最初のPCCJは、スタートが最初の重要な勝負どころとなる。

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 第3戦・第4戦(富士)公式予選結果
Pos. / Car# / Class-Pos. / Driver / Car Name / Best Time / 2nd Time
1 / 78 / / 近藤 翼 / スカイレーシング / 1'42.750 / 1'43.303
2 / 15 / / 元嶋 佑弥 / GARMIN PORSCHE / 1'42.765 / 1'42.838
3 / 12 / / 久保 凛太郎 / TEAM KTOUCH PORSCHE / 1'43.535 / 1'43.621
4 / 19 / / 永井 宏明 / ナインレーシング / 1'43.862 / 1'43.912
5 / 7 / / 星野 敏 / D'station HAI 991 / 1'44.327 / 1'44.389
6 / 9 / G / 武井 真司 / ビンゴレーシング / 1'44.886 / 1'44.896
7 / 51 / G / ポール イップ / KCMG ANNIKA 911 / 1'44.893 / 1'45.283
8 / 25 / G / 内山 清士 / NK RACING / 1'44.956 / 1'45.323
9 / 24 / G / 剛 覇矢人 / みきゃん スペンダーGT3 / 1'45.032 / 1'45.092
10 / 37 / G / 久保田 克昭 / ハナシマレーシング / 1'45.207 / 1'45.271
11 / 2 / G / 田島 剛 / タジマレーシング / 1'45.279 / 1'45.570
12 / 98 / G / ゴトウ イカリ / チームトーエイスピリット / 1'45.902 / 1'46.075
13 / 77 / G / 浜崎 大 / Voing Ventiler / 1'45.904 / 1'46.114
14 / 10 / G / 齋藤 真紀雄 / ビンゴレーシング / 1'46.836 / 1'46.950
15 / 52 / G / 春山 次男 / はるやまbaby GT3cup / 1'47.227 / 1'48.863
16 / 11 / / 塚本 奈々美 / TEAM KTOUCH PORSCHE / 1'47.310 / 1'47.457

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

SUPER GT

SGT:Porsche Team KTRはわずか0.03秒差でQ2進出を逃す

MJ15_0098_fineプレスインフォメーション 2015年5月02日
スーパーGT GT300クラス: 第2戦 富士スピードウェイ 予選

日本. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)は、KTRおよびエクセレンスインターナショナルと共にPorsche Team KTRとして 参戦する2015年のスーパーGT GT300クラス第2戦(富士スピードウェイ)の予選において、Q2進出までわずか0.03秒の14位となりました。

開幕戦の岡山国際サーキットとはうって変わって初夏のような日差しが降り注ぐ中、8時50分にスタートしたフリー走行ではアレックス・インペラトーリが最初にステアリングを握り、クルマとコースの状態を確認していく。911GT3Rで初めて富士を走る山下健太もコース、タイヤの相性を確認しながらラップを重ねる。途中、ドライバーチェンジのシミュレーションを挟みつつ両ドライバーはスタビライザー、ダンパーなど細かなセッティングを試していくが、最適解は見つからないまま予選を迎えた。

14時15分にスタートしたGT300クラス予選Q1を担当するアレックスは、ひとしきりライバルたちがコースインしたのち、満を持してピットアウト。朝の状況からは苦戦が予想されたがフリー走行終了後に施したセットアップチェンジが功を奏し、2回目のアタックで1’38”379を記録した。終了5分前のタイミングでコース脇に車両が停止し予選赤旗中断となるが、この時点でQ2進出可能な13番手だったPorsche Team KTRはこれ以上アタックは行わないことを決める。ピットから他チームの動向を見守るが予選再開後に1台がアレックスのタイムをわずか0.03秒上回ったため、残念ながらQ2進出は果たせなかった。

アレックス・インペラトーリのコメント:
「予選では朝と比較してバランスが大きく向上し、ほぼオーバーステアをなくすことができました。0.03秒差でQ2進出を逃しましたが、スーパーGTはそれだけコンペティティブなレースだということです。2回のみアタックで予選を終えてタイヤをセーブできたので、決勝は期待できると思います。」

山下健太のコメント:
「アレックスの予選タイムを見る限り、セッティングが正しい方向に進んでいるのは間違いありません。流れは良くなってきているので、この調子で明日は頑張ります。」

2015年のスーパーGT GT300クラス第2戦(富士スピードウェイ)の決勝は、5月3 日(日)の14時20分にスタートします。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

SUPER GT

SGT:第2戦富士フリー走行結果

■GT500クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2015/05/03) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
11松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI1'29.377--183.792
236伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'29.972 0.595 0.595182.577
312安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS81'30.021 0.644 0.049182.477
48松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS161'30.472 1.095 0.451181.568
56大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS41'30.521 1.144 0.049181.469
6100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS301'30.634 1.257 0.113181.243
746本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI61'30.697 1.320 0.063181.117
864中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'30.718 1.341 0.021181.075
939平手 晃平
ヘイッキ・コバライネン
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS121'30.723 1.346 0.005181.065
1038立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS221'30.773 1.396 0.050180.966
1119脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH21'30.853 1.476 0.080180.806
1215小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS101'30.874 1.497 0.021180.765
1324佐々木 大樹
ルーカス・オルドネス
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH1'30.906 1.529 0.032180.701
1417塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'31.015 1.638 0.109180.485
1537アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS401'31.424 2.047 0.409179.677

■GT300クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2015/05/03) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
131佐々木 孝太
中山 雄一
嵯峨 宏紀
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS401'38.065--167.509
23星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH61'38.246 0.181 0.181167.201
310アンドレ・クート
千代 勝正
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL81'38.696 0.631 0.450166.438
411平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1'38.815 0.750 0.119166.238
521リチャード・ライアン
藤井 誠暢
ステファン・オルテリ
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH221'38.852 0.787 0.037166.176
677横溝 直輝
峰尾 恭輔
飯田 太陽
KSF Direction Ferrari 458
Ferrari 458 GT3
YH1'39.007 0.942 0.155165.916
70谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH121'39.014 0.949 0.007165.904
865黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'39.299 1.234 0.285165.428
97ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'39.456 1.391 0.157165.167
1030小泉 洋史
岩崎 祐貴
影山 正美
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'39.621 1.556 0.165164.893
1125土屋 武士
松井 孝允
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH101'39.693 1.628 0.072164.774
1218中山 友貴
マルコ・アスマー
井出 有冶
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH1'39.945 1.880 0.252164.358
1388織戸 学
平峰 一貴
佐藤 公哉
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'39.991 1.926 0.046164.283
1461井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'40.070 2.005 0.079164.153
1533アレキサンドレ・インペラトーリ
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH1'40.367 2.302 0.297163.667
1651新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH41'40.390 2.325 0.023163.630
1750加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
安岡 秀徒
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'40.596 2.531 0.206163.295
1887青木 孝行
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'40.801 2.736 0.205162.963
1986クリスチャン・マメロウ
細川 慎弥
黒田 吉隆
Racing Tech Audi R8
Audi R8 LMS ultra
YH161'40.824 2.759 0.023162.925
2048高森 博士
田中 勝輝
柴田 優作
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.910 2.845 0.086162.787
219白坂 卓也
東 徹次郎
山脇 大輔
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH1'41.145 3.080 0.235162.408
225玉中 哲二
密山 祥吾
山下 潤一郎
マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YH1'41.184 3.119 0.039162.346
23111植田 正幸
鶴田 和弥
池上 真
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'41.704 3.639 0.520161.516
2460飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH21'41.840 3.775 0.136161.300
25360吉田 広樹
田中 篤
成澤 正人
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'41.905 3.840 0.065161.197
2655高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS301'41.962 3.897 0.057161.107

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3戦富士決勝 15周の大接戦を制したのは#36坪井!#11牧野は2位に終わる

FIA-F4選手権シリーズ第3戦の決勝は、スタートからゴールまで激しいドッグファイトが繰り返される白熱した戦いとなった。
この激戦を制したのは予選3番手からスタートした#36坪井翔(FTRSスカラシップF4)、#11牧野任祐(DODIE・インプローブスRN-S)の連勝に待ったをかけ、今季初勝利を飾った。

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近年のミドルフォーミュラでは久しくなかった28台ものエントリーを集めて開幕したFIA-F4。
それをはるかに上回る38台で行われた第3戦決勝は、スタートから15周後のゴールまで、コースのいたるところで接戦の繰り広げられる実に見ごたえのあるレースとなった。

スタートでトップに立ったのは予選2番手の#51三笠雄一。
ポールの牧野は動き出しがわずかに遅く、ポジションを一つ落としてオープニングラップを終えるが、すかさず2周目の1コーナーで三笠のインに飛び込んでトップを奪い返した。
この牧野のアタックに乗じて3番手を走行していた#50山田真之亮、4番手の#7大津弘樹らも相次いで三笠を攻略、更にはスタートで5番手まで後退していた坪井も3周目に三笠を捉えて4位に浮上した。

坪井はその後も立て続けにファステストラップを更新しながら追い上げ、5周目に大津、8周目の1コーナーでは山田のインをついて2位に浮上すると、その周のプリウスコーナーではついに牧野をも捉えてトップに躍り出た。

しかし牧野も諦めない。
ホームストレートで坪井のスリップに潜り込み、坪井の隙を伺いながら周回を重ねていく。
そして14周目。
ダンロップコーナーの進入で目を疑うようなハードブレーキングで坪井のインに飛び込む牧野。
縁石に乗り上げながら懸命に抑え込む坪井。
両者もつれるように第3セクターを駆け上がり、いよいよファイナルラップへ。
1コーナーで、コカコーラコーナーで、100Rで、坪井の隙を窺う牧野だったが、富士を知り尽くした坪井は巧みなブロックで牧野を押さえ込み、そのままチェッカーを受けた。
2位牧野との差は僅か0.09秒。
3位の山田でさえも0.3秒という近年稀に見る接戦だった。

FIA-F4選手権シリーズはこのあと明日午前9時55分より第4戦決勝を同じく15周で行う。

優勝 坪井翔
fiaf4-rd3-r-tsuboi スタートは3番手を死守という感じでしたが、イン側に山田くんがいたのでそれ以上寄せられませんでした。山田くんに入られた隙に大津くんにも前に行かれてしまい、5番手になってしまいました。そこからはペースも良かったし、スリップも使えるので、なるべく1コーナーで抜くように心がけてリスク少なく前に行こうと思いました。牧野くんに追いついてからはストレートでは抜かず、プリウスコーナーに入るところで前に出ました。
あまり差す場所ではないのですが、あえてプリウスで仕掛けました。
(14周目のダンロップで牧野選手に飛び込まれた時は)びっくりしましたね。でもあそこで引いたら前に出るのが大変なので、思い切るしかないと思ってはみ出ながら、岡山のレースを再現しました。
明日は今日みたいに1周目で順位を落とさないよう、スタートで前に出て逃げ切るみたいな形で勝ちたいです。
2位 牧野任祐
fiaf4-rd3-r-makino ミラーで坪井選手を見ていて、明らかにペースが違うな、という感じはありましたが、今日は負けました。明日はやり返します。
全勝はできなくなりましたが、残りは全部勝つつもりです。
プリウスで入られた時は、どうせあそこで行かれてもストレートで抜き返すつもりだったので「どうぞ」という気持ちだったんですが。コカコーラコーナーではインからいっても抜けないんで、クロスラインをとって100Rでインを取れれば、という気持ちはありましたが、そう甘くはありませんでした。ダンロップで飛び込む方法も今日見せてしまったので、明日は違うことを考えないといけませんね。
3位 山田真之亮
fiaf4-rd3-r-yamada 悔しいですけど、自分のペースから考えるとこれがベストの結果なのかなと思います。昨日の練習からペースが良くなくて、予選もうまくいきませんでしたが、今日はトップを狙える位置でレースをしながらタイヤも温存できたので、明日はいい結果を出したいと思います。
気温が高くなったのでタイヤにも辛いレースでした。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2015/05/02) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
11松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI1'28.0221'27.552
212安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS81'28.1481'27.877
338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS221'28.8451'28.312
436伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS1'28.6801'28.335
524佐々木 大樹
ルーカス・オルドネス
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH1'28.8491'28.642
617塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS1'28.7691'28.672
739平手 晃平
ヘイッキ・コバライネン
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS121'28.8821'28.802
815小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS101'28.9211'29.186
946本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI61'28.973
106大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS41'29.050
11100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS301'29.164
1264中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'29.301
138松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS161'29.543
1437アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS401'29.584
1519脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH21'29.616
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2015/05/02) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
131佐々木 孝太
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS401'36.5191'36.952
23星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH61'37.7201'37.028
310アンドレ・クート
千代 勝正
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL81'37.9231'37.242
411平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1'37.7961'37.318
565黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'37.5581'37.518
655高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS301'38.1831'37.711
725土屋 武士
松井 孝允
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH101'37.7531'37.736
80谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH121'37.8701'37.752
97ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'38.2021'37.813
1061井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'38.1731'37.958
1188織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'38.1951'38.050
1221リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH221'38.3491'38.277
13360吉田 広樹
田中 篤
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'38.2781'39.746
1433アレキサンドレ・インペラトーリ
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH1'38.379
1518中山 友貴
マルコ・アスマー
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH1'38.467
1677横溝 直輝
峰尾 恭輔
KSF Direction Ferrari 458
Ferrari 458 GT3
YH1'38.768
1730小泉 洋史
岩崎 祐貴
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'38.770
1851新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH41'38.791
199白坂 卓也
東 徹次郎
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH1'39.295
205玉中 哲二
密山 祥吾
マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YH1'39.305
2148高森 博士
田中 勝輝
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'39.362
2250加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'39.436
2387青木 孝行
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'39.458
24111植田 正幸
鶴田 和弥
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'39.667
2560飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH21'40.135
2686クリスチャン・マメロウ
細川 慎弥
Racing Tech Audi R8
Audi R8 LMS ultra
YH161'40.883
272高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA
YHdeleted

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