TOITEC Racing Team リリース
- チーム監督 :船木 宏
- 1st DRIVER:船木 宏
- 2nd DRIVER:黒須 聡一
- 3rd DRIVER:沖ノ井 宣隆
開幕戦を4位で終えた#33 “東伸★RAYS★μ★WAKO’S★Vitz”。第2戦となるスポーツランドSUGOに向けてエンジンと、そのマネージメントシステムを見直して、このレースに臨んだ。
5月23日(土) 予選
23日 13時33分にST5クラスの予選が開始され、船木宏選手が1stアタック。前日換装したエンジンのチェックと、レースディスタンスを想定したエンジン回転数のペースで走り、1分43秒018のタイムで、Aセッションでクラス6番手。
2ndアタックの黒須聡一選手は序盤から攻めた走りをするが、アンダーステアに苦しめられつつ1分41秒334と、トップの#2に対して2秒弱まで詰めてBセッションでクラス4位に浮上させる。
スーパー耐久の規定により、A/Bドライバーの合算タイムで予選順位が確定するが、#33 “東伸★RAYS★μ★WAKO’S★Vitz”の合算タイムは3分24秒352となり、クラス5位で明日の決勝を迎えることとなった。
- チーム監督兼1stドライバー船木宏のコメント:
- 前日に本番用エンジンにトラブルが出てしまい、急遽スペアに換装したので本来のパフォーマンスは出せませんでしたが、Vitz勢としてはトップを取ることができました。またFIT勢のタイムも見えてきたので、決勝が楽しみです。予選中に出たアンダーは、決勝に向けてセッティングを見直しました。エンジニアともしっかりミーティングを重ねたので、改善される方向に行くと信じてます。
5月24日(日) 決勝
決勝当日の朝。ウォームアップ走行でセッティングの見直しを行い、フィーリングを確認した船木宏選手の顔は明るい。未だ、フィット勢を凌駕するほどの絶対的な速さは手に入れてないものの、コンスタントな走りをすれば結果が付いて来る事は想像に難くない。
ただ一点残念なことは、沖ノ井宣隆選手が家庭の事情で決勝でのドライブを断念しなければならず、チームでは船木宏選手と黒須聡一選手の2名で決勝を戦うこととなった。
13時28分。いよいよ3時間後のゴールを目指して45台のマシンによる決勝レースがスタートした。オープニングドライバーを担う黒須聡一選手は、スタート序盤からアンダーステアが強いと訴えるものの、1分43秒台でコンスタントにラップを重ねる。レースは序盤から荒れた展開で、早くも7周目にストレートで落下物があり、セーフティーカーランとなる。数周のセーフティーカーランで落下物が回収されリスタート。
12周目に。#33 は他車と接触してタイヤにバイブレーションが発生するが、ピットではドライバーの判断に任せて行けるところまで走行をするよう指示。ドライブする黒須聡一選手からも特に問題無いとの報告があり、ピットでは緊迫感が和らいだ。
40周目。ガソリン給油とドライバー交代のためピットイン。20リッターの給油とドライバーを船木宏選手に交代し、ピットアウト。しかし、ピットアウトした41周目に、またもやセーフティーカーラン。チームでは判断に迷ったものの、再度ピットインさせての給油を決断する。満タンになるまで給油をし、予定よりロングランして周回を稼ぐ作戦だ。
残り38分。73周目でピットイン。給油とフロントタイヤ2本を交換し、再び黒須聡一選手に交代してコースに送り出す。しかし、またもやコースインした翌周にセーフティーカーラン。残り時間から勘案してもピットとしては為す術がなく、ひたすらセーフティーカーランが早く終わることを願う。結局、残り24分で再スタートが切られた。
残り17分。ピットインの際、マシンがコースラインをカットをしたと裁定され、痛恨のドライブスルーペナルティを受け万事休す。終盤、#213 “WAKO'S APP 菅野自動車 Vitz”と5位争いをしていたが、これが決定打となり順位を1つ落とす。
16時29分、トップを走るSTXクラスの#16 “REAF REAL ESTATE KiiVA BMW”を先頭にチェッカーが振られ、#33 "東伸★RAYS★μ★WAKO’S★Vitz"は、ST5クラス6位でフィニッシュを迎えた。
- チーム監督兼1stドライバー船木宏のコメント:
- 給油した直後にセーフティーカーの入る場面が2度もあり、ピットインのタイミングがことごとく裏目に出てしまいました。また、接触も何回かあって、チームとしても荒れたレースになってしまいました。次回は8時間の長丁場だし、エンジンも本来のものが使える筈なので、マシンのセッティングも含めてもっと煮詰めていきたいと思います。
次戦は、7月4日(土)~5日(日)に富士スピードウェイで開催される、スーパー耐久第3戦です。
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