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SGT:第6戦SUGO GTA坂東代表定例会見

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決勝日朝、恒例のGTアソシエイション主催による坂東正明代表の記者会見が行われた。

■はじめに

 つい10日ほど前に鬼怒川の氾濫などの災害が起きているが、そのような中、無事にレースが開催できることは喜ばしいことと思っている。昨年に引き続き、東日本大震災で被害に遭われた石巻市、岩沼市の皆さんも招待することができ、県警によるパレードも実現することができた。今日も朝から多くのお客さんが詰めかけている。非常に有難く感じている。

■今シーズン、ここまでを振り返って

 GT500クラスの性能調整(BOP)は昨シーズンと変わっていない。ここまで日産(GT-R)3勝、トヨタ(RC F)2勝、ホンダ(NSX CONCEPT GT)0勝という結果になっているが、これは各メーカー、チームの取り組みによる結果と思う。

 ポイントを重ねたときに、ウェイトハンデと燃料流量リストリクターのバランスをどう取るか、これを踏まえて、今回と次のオートポリス戦をどう戦うかがシリーズを戦ううえでのポイントになるだろう。ようやくこのルールが理解されてきたと感じている。来年もこのまま変えずに行く予定なので、各チームにはこれを上手に使ってほしい。とにかく難しくしないで、観客にもわかりやすいルールにしたい。

 GT300クラスは、ここまでGAINER TANAX GT-Rが抜き出る形になっているが、これはクルマのバランスが非常に良く、ドライバーもうまく乗りこなしているということだろう。JAF-GT車両については、なるべく個別対応はしないようにして、特認は無くす方向で行きたいと考えている。

■GT300のマザーシャーシ、FIA-GTについて

 マザーシャーシを使用するクルマが増えるという話も出ているが、シャーシに関して課題もあるのでそれがクリアされれば販売する方向で考えている。希望としては、マザーシャーシを使う車種が増えてほしい。メーカーはFIA-GT3という選択があるので難しいと思うが、オートサロンに出展しているショップなどもボディを作ってくれるようになるといいと思っている。

 メーカーがFIA-GT3に出てくるという話があるようだが歓迎したい。もっと早く出てくると予想をしていた。逆に遅いぐらいと感じている。ただ、GT3は車両を改造することが制限されているので、クルマを改造したいと考えるチームにとっては物足りないはずだ。こういうチームはJAF-GTを選択するだろうし、メカニック育成のためにもJAF-GTで出場するチームが増えてほしい。

まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI


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